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第八章
第三百六十五話 キュウの役割
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キュウは主人の屋敷の茶室で、里長タマが己の質問に答えてくれると考えて、彼女へ質問を投げ掛けた。
その質問の回答は予想外のもので、キュウが戸惑っている間に主人が茶室の横開きの扉を勢いよく開き、室内に居る者たちを威嚇するように入って来る。そして珍しく主人の絶叫が響き渡った。
「おい、ふざけるなタマ! 取引でお前が知る限りのことをすべて教えるとか言っておいて、重要なことを隠すのか!?」
「わてが知る限りのことは、すべて答えているかえ」
キュウが神戯参加者たちを脱落させるための神の試練“到達者”であるらしい。里長タマから衝撃の事実を聞かされてキュウ自身が戸惑っていると、早々にリースロッテがその情報を主人へ伝えてしまったのだ。
「聞かれなかったから答えなかったとでも言うつもりか? なんでお前は俺以上のコミュ障なんだ!?」
「だからお前とのコミュニケーションは成立している。答えているだろう?」
主人を恐れている狐人族の少女たちは、主人が現れてすぐに部屋の隅で固まっている。つうはいつものように見守っていて、リースロッテは主人の背後で攻撃態勢のようなファイティングポーズを取っていた。茶室の外の廊下には、状況を見極めようと周囲から情報を収集しているエンシェントとラナリアが立っている。
「キュウが“到達者”だって、どういうことだ」
「それはわての知識ではない。だから、答えられない」
「どこにコミュニケーションが成立している要素があるのか聞きたくなってきた。誰に聞いたかなんて関係ないだろ」
里長タマは溜息を一つしてから、扇子を開いて自らを扇いだ。
「思った以上に察しが悪い奴かえ」
「いいから答えろ。キュウに関して嘘を吐いたら、俺は本気になるぞ」
「そうだな。生物は脳と魂にしか記憶を蓄積できないが、わてら神は他の場所へ記憶することができる。そしてその記憶領域を他の神と共有し、完全なコミュニケーションを図る。だからこの神戯のことは共有記憶領域に置かれていて、わての知識ではない」
「学習データのバックアップと共有………神は人間よりAIに近いのか」
「そう表現するのであれば、AIは人間より神に近い性能を持っているとも言えるかえ」
主人の心音は、里長タマへ何かの覚悟を決めていた。このままだと主人と里長タマは決定的な亀裂を生む。
キュウはそう思って主人を止めた。
「あの、ご主人様!」
「キュウ?」
キュウが主人へ近寄りその腕を掴み、さらに尻尾を回して主人へ擦り付けると、主人は一気に冷静さを取り戻す。
「悪かった。キュウの行動を、無駄に、したか?」
「いいえ、ご主人様にご心配頂き嬉しかったです」
おそらく『里長タマの共有記憶はプレイヤーへ話せない』が『キュウへは話せる』。しかし今のリースロッテと主人の行動によって、『キュウへ話すことはプレイヤーへ話すこと』と同義となった。
この辺りのルールはどこまで許されるのか分からなかったため、事前に主人やリースロッテと打ち合わせ出来なかったことが悔やまれる。打ち合わせした時点で、『プレイヤーへ伝わる』とされる可能性もあったためだ。
キュウは主人を押し止めて、代わりに里長タマの前へ立つ。
「ご主人様とタマさんが話している時から、ずっと考えていたんです。この世界が消えてしまうのを止める方法を」
キュウの言葉は里長タマへ話し掛けているようで、主人にも伝えている。
「神戯が終わればこの世界が消える。それがルール。ですが、マリアステラ様は、自分が神戯の主催者だって言ってました。マリアステラ様なら、何か方法があるのではないでしょうか?」
キュウの耳は、里長タマの僅かな変化も見逃さない。
「あるんですね? だったら私は、今、マリアステラ様と勝負をしています。私が勝った時、この神戯のルールを変えて、神戯でご主人様が勝利した後も、この世界、そしてこの世界に生きる人たちを消えないようにして貰います」
主人も里長タマも、キュウの宣言を聞いて黙ってしまった。
力強く言い放ったものの、キュウの内心はドキドキで、良すぎる耳へ届く自分の心音がうるさくて仕方がない。もし主人に少しでも反対されたら、今すぐ主人の前で服従のポーズを取っただろう。
「正直、俺が協力を拒否したから、認めたくはないが。マリアステラは、神戯にどれだけの影響力がある? 神戯を主催しているってことは、このファーアースの住人の生殺与奪を決められる権威があるのか?」
主人の問いに対する里長タマの返答は、喜ばしいものだった。
「わての私見だが、もし太陽を破った一派と、偉大なる母なる星の女神からの提案ならば、無視できる神は少ないだろう」
キュウは何とかなると思って、思わず顔を明るくして主人を見る。
しかしキュウの敬愛する最強の主人は、世界消失を救える可能性が見つかったというのに喜んでいなかった。
「ご主人様、何かご懸念があるのでしょうか?」
「ああ、まあ、なんだ。俺は、ここまで三度、マリアステラに助けを求めれば楽になりそうな事態に遭遇してる。まるで誰かの思惑通りみたいに、出来過ぎてるって思っただけだ」
「ご主人様が望まれないのであれば」
「いいや、今のところマリアステラとの交渉が唯一の手段だ。少なくとも話を聞く価値はある」
主人の心情には迷いがある。
キュウは主人の迷いを感じて、一つの決意を胸に秘めた。
「問題は連絡する手段がないことだな」
「音声チャットとかで連絡はできないのでしょうか?」
「ログイン中ならできるが、今はできない」
主人は情報ウィンドウで何かを確認してから答えてくれているので、おそらく女神マリアステラはログアウトなる状態なのだろう。
キュウは主人と一緒に里長タマを見る。
「わても協力したいが、わてから偉大なる母なる星の女神へ連絡することはできないかえ」
「あ、そ、そうです! フィーナさんから聞いたことがあります。聖マリア教は緊急の場合、教皇という最高位の神官が女神マリアステラ様へ言葉を掛けられるそうです」
「教皇とやらは植物のままだろうが、テレーズがいたな。たしか結構地位が高いんだろ。詳しく聞いてみるか。よし、俺とキュウと、あとフィーナで、テレーズから話を聞くぞ」
テレーズとは、フィーナの母親であるテレーズ大司教のことである。以前にアクロシア王国冒険者として護衛依頼を請けたことがあった。
キュウは主人の言葉に対して、先ほど胸に秘めた想いを掴む。
「ご主人様、ご主人様は、これから太陽の女神と戦うための準備をしなければなりません。それは時間がいくらあっても足りないくらいで、ご主人様はそれに集中するのが良いと考えます」
今まで主人の従者たちの中で、キュウだけが何の役割も与えられずにいた。
レベルが低いなんて言い訳にはできない。現にラナリアはその能力でいくつもの役割をこなしているし、実力で主人の信頼を勝ち取っている。
キュウは違う。キュウが役に立つのは小さなことばかりで、他の従者のように任されたりしていない。
キュウは主人が大好きだから、主人の傍に置いて貰えることは嬉しい。けれどもそれは初心を忘れている。キュウはずっと、主人の役に立ちたいと思っていたはずだ。
主人と出会った頃の気持ちとは、その根源は大きく異なるけれど、キュウの願いは変わっていない。
「だからご主人様、私がマリアステラ様から情報を聞き出して来ます」
キュウの役割はこれしかない。
主人に望まれてから、ずっとこれだ。
世界の常識を主人へ伝えること。
主人が驚いて固まっている。他の人たちもそれぞれの反応をしているけれど、今のキュウにとって大切なのは主人の反応なので、主人にだけ意識を集中していた。
「い、いや、だけどな。あ、危ないだろ?」
キュウは胸を張って、できるだけ自信があるように見せる。
「皆さんはそれぞれの仕事を果たしています。私にも任せてください!」
主人が頭を抱えてしまった。
「………そんな危険そうなことをキュウに任せるか? いや、マリアステラがキュウを傷付けないのは、癪だが事実だ。話をするだけなら俺が居ないほうが都合が良い、のか。待て、キュウが別の危険に晒される可能性もある、あるが、今の俺ならファーアースのどこにキュウが居ても、大丈夫か?」
主人は頭を抱えてぶつぶつと考えを整理している。
「主」
エンシェントが主人を呼び、首肯を一つした。それを見た主人は少しだけ不満そうに、けれども決意したようにキュウを見た。
「分かった。マリアステラからの情報収集は、キュウに任せる」
「ありがとうございます!」
そして任せる、と言って貰えた。
「当然、キュウにも護衛を付けるぞ。ピアノ、つうとエン、セフェとダアとマグとアルとキャロとリースとラナリアはキュウチームだ」
「主、自分以外全員を指名するな。それはキュウの気持ちを無視している」
エンシェントから呆れ声が聞こえてきて、主人は咳払いをした。
「間違えただけだ。そうだな。セフェ、リース、キュウへ付け」
その質問の回答は予想外のもので、キュウが戸惑っている間に主人が茶室の横開きの扉を勢いよく開き、室内に居る者たちを威嚇するように入って来る。そして珍しく主人の絶叫が響き渡った。
「おい、ふざけるなタマ! 取引でお前が知る限りのことをすべて教えるとか言っておいて、重要なことを隠すのか!?」
「わてが知る限りのことは、すべて答えているかえ」
キュウが神戯参加者たちを脱落させるための神の試練“到達者”であるらしい。里長タマから衝撃の事実を聞かされてキュウ自身が戸惑っていると、早々にリースロッテがその情報を主人へ伝えてしまったのだ。
「聞かれなかったから答えなかったとでも言うつもりか? なんでお前は俺以上のコミュ障なんだ!?」
「だからお前とのコミュニケーションは成立している。答えているだろう?」
主人を恐れている狐人族の少女たちは、主人が現れてすぐに部屋の隅で固まっている。つうはいつものように見守っていて、リースロッテは主人の背後で攻撃態勢のようなファイティングポーズを取っていた。茶室の外の廊下には、状況を見極めようと周囲から情報を収集しているエンシェントとラナリアが立っている。
「キュウが“到達者”だって、どういうことだ」
「それはわての知識ではない。だから、答えられない」
「どこにコミュニケーションが成立している要素があるのか聞きたくなってきた。誰に聞いたかなんて関係ないだろ」
里長タマは溜息を一つしてから、扇子を開いて自らを扇いだ。
「思った以上に察しが悪い奴かえ」
「いいから答えろ。キュウに関して嘘を吐いたら、俺は本気になるぞ」
「そうだな。生物は脳と魂にしか記憶を蓄積できないが、わてら神は他の場所へ記憶することができる。そしてその記憶領域を他の神と共有し、完全なコミュニケーションを図る。だからこの神戯のことは共有記憶領域に置かれていて、わての知識ではない」
「学習データのバックアップと共有………神は人間よりAIに近いのか」
「そう表現するのであれば、AIは人間より神に近い性能を持っているとも言えるかえ」
主人の心音は、里長タマへ何かの覚悟を決めていた。このままだと主人と里長タマは決定的な亀裂を生む。
キュウはそう思って主人を止めた。
「あの、ご主人様!」
「キュウ?」
キュウが主人へ近寄りその腕を掴み、さらに尻尾を回して主人へ擦り付けると、主人は一気に冷静さを取り戻す。
「悪かった。キュウの行動を、無駄に、したか?」
「いいえ、ご主人様にご心配頂き嬉しかったです」
おそらく『里長タマの共有記憶はプレイヤーへ話せない』が『キュウへは話せる』。しかし今のリースロッテと主人の行動によって、『キュウへ話すことはプレイヤーへ話すこと』と同義となった。
この辺りのルールはどこまで許されるのか分からなかったため、事前に主人やリースロッテと打ち合わせ出来なかったことが悔やまれる。打ち合わせした時点で、『プレイヤーへ伝わる』とされる可能性もあったためだ。
キュウは主人を押し止めて、代わりに里長タマの前へ立つ。
「ご主人様とタマさんが話している時から、ずっと考えていたんです。この世界が消えてしまうのを止める方法を」
キュウの言葉は里長タマへ話し掛けているようで、主人にも伝えている。
「神戯が終わればこの世界が消える。それがルール。ですが、マリアステラ様は、自分が神戯の主催者だって言ってました。マリアステラ様なら、何か方法があるのではないでしょうか?」
キュウの耳は、里長タマの僅かな変化も見逃さない。
「あるんですね? だったら私は、今、マリアステラ様と勝負をしています。私が勝った時、この神戯のルールを変えて、神戯でご主人様が勝利した後も、この世界、そしてこの世界に生きる人たちを消えないようにして貰います」
主人も里長タマも、キュウの宣言を聞いて黙ってしまった。
力強く言い放ったものの、キュウの内心はドキドキで、良すぎる耳へ届く自分の心音がうるさくて仕方がない。もし主人に少しでも反対されたら、今すぐ主人の前で服従のポーズを取っただろう。
「正直、俺が協力を拒否したから、認めたくはないが。マリアステラは、神戯にどれだけの影響力がある? 神戯を主催しているってことは、このファーアースの住人の生殺与奪を決められる権威があるのか?」
主人の問いに対する里長タマの返答は、喜ばしいものだった。
「わての私見だが、もし太陽を破った一派と、偉大なる母なる星の女神からの提案ならば、無視できる神は少ないだろう」
キュウは何とかなると思って、思わず顔を明るくして主人を見る。
しかしキュウの敬愛する最強の主人は、世界消失を救える可能性が見つかったというのに喜んでいなかった。
「ご主人様、何かご懸念があるのでしょうか?」
「ああ、まあ、なんだ。俺は、ここまで三度、マリアステラに助けを求めれば楽になりそうな事態に遭遇してる。まるで誰かの思惑通りみたいに、出来過ぎてるって思っただけだ」
「ご主人様が望まれないのであれば」
「いいや、今のところマリアステラとの交渉が唯一の手段だ。少なくとも話を聞く価値はある」
主人の心情には迷いがある。
キュウは主人の迷いを感じて、一つの決意を胸に秘めた。
「問題は連絡する手段がないことだな」
「音声チャットとかで連絡はできないのでしょうか?」
「ログイン中ならできるが、今はできない」
主人は情報ウィンドウで何かを確認してから答えてくれているので、おそらく女神マリアステラはログアウトなる状態なのだろう。
キュウは主人と一緒に里長タマを見る。
「わても協力したいが、わてから偉大なる母なる星の女神へ連絡することはできないかえ」
「あ、そ、そうです! フィーナさんから聞いたことがあります。聖マリア教は緊急の場合、教皇という最高位の神官が女神マリアステラ様へ言葉を掛けられるそうです」
「教皇とやらは植物のままだろうが、テレーズがいたな。たしか結構地位が高いんだろ。詳しく聞いてみるか。よし、俺とキュウと、あとフィーナで、テレーズから話を聞くぞ」
テレーズとは、フィーナの母親であるテレーズ大司教のことである。以前にアクロシア王国冒険者として護衛依頼を請けたことがあった。
キュウは主人の言葉に対して、先ほど胸に秘めた想いを掴む。
「ご主人様、ご主人様は、これから太陽の女神と戦うための準備をしなければなりません。それは時間がいくらあっても足りないくらいで、ご主人様はそれに集中するのが良いと考えます」
今まで主人の従者たちの中で、キュウだけが何の役割も与えられずにいた。
レベルが低いなんて言い訳にはできない。現にラナリアはその能力でいくつもの役割をこなしているし、実力で主人の信頼を勝ち取っている。
キュウは違う。キュウが役に立つのは小さなことばかりで、他の従者のように任されたりしていない。
キュウは主人が大好きだから、主人の傍に置いて貰えることは嬉しい。けれどもそれは初心を忘れている。キュウはずっと、主人の役に立ちたいと思っていたはずだ。
主人と出会った頃の気持ちとは、その根源は大きく異なるけれど、キュウの願いは変わっていない。
「だからご主人様、私がマリアステラ様から情報を聞き出して来ます」
キュウの役割はこれしかない。
主人に望まれてから、ずっとこれだ。
世界の常識を主人へ伝えること。
主人が驚いて固まっている。他の人たちもそれぞれの反応をしているけれど、今のキュウにとって大切なのは主人の反応なので、主人にだけ意識を集中していた。
「い、いや、だけどな。あ、危ないだろ?」
キュウは胸を張って、できるだけ自信があるように見せる。
「皆さんはそれぞれの仕事を果たしています。私にも任せてください!」
主人が頭を抱えてしまった。
「………そんな危険そうなことをキュウに任せるか? いや、マリアステラがキュウを傷付けないのは、癪だが事実だ。話をするだけなら俺が居ないほうが都合が良い、のか。待て、キュウが別の危険に晒される可能性もある、あるが、今の俺ならファーアースのどこにキュウが居ても、大丈夫か?」
主人は頭を抱えてぶつぶつと考えを整理している。
「主」
エンシェントが主人を呼び、首肯を一つした。それを見た主人は少しだけ不満そうに、けれども決意したようにキュウを見た。
「分かった。マリアステラからの情報収集は、キュウに任せる」
「ありがとうございます!」
そして任せる、と言って貰えた。
「当然、キュウにも護衛を付けるぞ。ピアノ、つうとエン、セフェとダアとマグとアルとキャロとリースとラナリアはキュウチームだ」
「主、自分以外全員を指名するな。それはキュウの気持ちを無視している」
エンシェントから呆れ声が聞こえてきて、主人は咳払いをした。
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