354 / 509
第七章
第三百五十三話 ファイアウォール 前編
しおりを挟む
ピアノは地下世界『冥府』にある<暗黒の光>の【拠点】で、巨大なクリスタルを背負いながら、次々と襲い来るデーモンたちを追い返し続けていた。
異世界ファーアースの住人ではないデーモンたちは、もしも命を失ってしまえば【蘇生】スキルで蘇ることができない。だから一人も殺さずに、死ぬ可能性のある攻撃もせずに戦うピアノに対して、デーモンたちが神風特攻もかくやという自爆攻撃を仕掛けて来るまで時間は掛からなかった。
ピアノは更なる消耗を強いられながらも戦い続け、やがてデーモンたちからの襲撃が唐突に途絶えた時、フォルティシモから一方的な連絡が入る。
『ピアノ、お前を軸に部屋を転移させる。壁の中に入らないように気を付けろ』
「お前が何を言いたいのか、まったく分からん! 何を気を付ければ良い!?」
ピアノは丸一日以上、地下世界『冥府』で戦い続けていて、集中力の持続は人間の限界を超えている。そんな中で意味不明な言葉を伝えられたら、言い返したくもなるというものだ。
ピアノの要求にフォルティシモが応える前に、周囲に異変が現れる。
ピアノは歴史ある神社の奥殿に位置する場所で戦っていた。その場所が、一瞬にして最新スーパーコンピュータを管理する現代リアルワールドでも最新鋭の施設へ早変わりしたのだ。
「な、なんだ?」
さすがのピアノも集中力が途切れてしまった。巨大なクリスタルを背負っているせいで、周囲の状況を確認するのに苦労したけれど、すぐにその必要がなくなる。その部屋の中にフォルティシモの姿があったからだ。
ピアノが知る限りどんなことがあっても敗北しないだろう最強を体現するフォルティシモは、信じられないことにHPがレッドゾーンまで減っていて、装備の大部分が焼けるか溶けていて、全身をびっしょりと汗で濡らしていた。
「お、おい、フォルティシモ?」
「成功したか。セフェ! 電力はしばらく【領域制御】で補う。稼働を最低限に抑えろ」
フォルティシモは桜色の髪の少女を抱えていた。桜色の髪の少女はぴくりとも動いておらず、呼吸もしていないようだった。
「まさか、セフェが死ん―――」
『了解ですよぉ。ああぁ、そっちの身体がぁ、腐ったら困るかも知れないのでぇ、氷乃・揺籠を掛けておいて貰えますかぁ』
セフェールが死んでしまったのかと心配していたら、どこからかいつもの暢気な口調が聞こえて来た。周囲を見回して見ると異世界には不釣り合いなスピーカーから聞こえてくるようだった。
『それにしてもぉ、キュウが異常発生よりもかなり早く警告してくれたのでぇ、助かりましたねぇ。地震発生速報よりも早かったですねぇ』
「あとでキュウを褒めないとな」
『そうですねぇ、目一杯可愛がってあげてくださいねぇ。スキンシップ多めでぇ』
「ああ、俺がキュウを可愛がる理由ができたな。いつもは我慢していたが、理由があればやっても良いだろう。最強のフォルティシモに任せておけ」
『やっぱりぃ、スキンシップ少なめでぇ』
フォルティシモが桜色の髪の少女セフェールを氷漬けにしている間、ピアノはスピーカーから聞こえるセフェールの声へ問いかける。
「セフェ、でいいのか? 状況がまったく飲み込めない。拠点攻防戦はどうなったんだ? クレシェンドは倒せたのか?」
『はいぃ、セフェールですよぉ。今はぁ、そこにいっぱい並んでいる箱が私になりましたぁ。拠点攻防戦は続いてますけどぉ、クレシェンドは倒せましたぁ。でもぉ、太陽神に攻撃されたんですよぉ』
「太陽神が?」
フォルティシモの両親を殺して、デーモンたちが倒そうとしてる太陽の女神。フォルティシモとピアノも太陽神を倒そうと思っている。しかしそれは、もっと準備を整えて倒せるだけの力が溜まってからの予定だった。
「ピアノ殿! 遅れてすまぬ。な、なんだこれは!?」
ピアノが状況を把握しようと努めていると、老人デーモングラーヴェが幾人かの戦士を引き連れてやってきた。神社がコンピュータルームになっていたら驚くのも無理はない。
拠点攻防戦の開始前からピアノと協力関係を築いていた老人デーモングラーヴェは、ピアノを助勢するために戦士を引き連れて来てくれたのだ。
「て、天空の王!?」
「な、何故ここにいる!?」
「罠だったのか!?」
フォルティシモが殺気にも似た視線で老人デーモングラーヴェたちを一瞥すると、その視線は圧力を持ったようにその場の全員を黙らせた。
今までのフォルティシモとは根本的に違う。感覚的なものなので表現するのが難しいのだけれど、“次元が違う”というのがもっとも適切だろうか。
「フォルティシモ、だよな?」
「親友の顔を忘れたか。俺も状況を把握しきれてない。一つだけ言えるのは、太陽神がクレシェンドを倒すギミックを使って、異世界ファーアースのすべてを滅ぼそうとしてる。セフェが殺されかけた」
「緊急事態ってだけは伝わった。私にできることは?」
「セフェと<暗黒の光>のクリスタルを死守だ」
「お前がどうにかするんだな?」
フォルティシモがいつもの通りに力強く頷いたので、それ以上は任せることにした。
しかし任せられたのはピアノがフォルティシモを信頼しているからであり、その場にいるフォルティシモをよく知らない者たちはそうはいかない。デーモンたちはピアノとフォルティシモを見て戸惑いを隠せないでいる。
『状況は私が説明しますよぉ。と言ってもぉ、一言ですがぁ。地上へ出てぇ、東を見てみてくださいぃ』
ピアノ、フォルティシモ、老人デーモングラーヴェ、そして異変を察知した大勢のデーモンたちが拠点攻防戦中なのも忘れ、地下世界『冥府』から出て地上の様子を見る。
東の一区画が光に包まれていた。地上から空中に至るまですべてが光に包まれる光景は、余りにも現実離れしていた。『ユニティバベル』の周辺地域が、直径数キロメートルの光の柱に飲み込まれているようだった。
ゲームによくあるMAPの概念。MAPを切り替えたら大雪だったり、火山地帯だったり、環境がMAPごとに区切られていて他のMAPへ影響を及ぼさない。そのお陰で『ユニティバベル』のあるMAP以外には太陽の熱も光も届かない。
「あのMAPに太陽神、って言うか太陽が現れたってことか」
「間違い、ない。太陽の、女神だ!」
デーモンたちの表情は青ざめていた。デーモンたちは千年もの時間、太陽神を倒すべく行動を続けていた。太陽の届かない地下世界での暮らしは厳しいものだっただろう。水や食糧も満足とは言えず、屈辱に塗れた時間だったに違いない。それでも自分たちの大地を取り戻すために戦い続けた。
対して太陽神は、デーモンたちの千年を歯牙にも掛けていない。
人類の千年は、太陽に届かないとでも言うように。
誰もがそれに圧倒されていると思う中、ピアノの親友は怒りさえも滲ませた言葉を投げ掛けた。
「あのままMAPを移動されたら、あっという間にファーアースのすべてが蒸発する」
「フォルティシモ、何とか、できるんだよな?」
デーモンたちは千年前に太陽の女神に故郷を奪われ、世界を蹂躙された記憶を想起させられたせいで、ピアノ以上に不安を覚えている。
「まずは太陽神がこれ以上、ファーアースへ干渉できないように、あのMAPへ封じ込める」
「できるのかも聞きたいが、それでどうにかなるのか?」
「時間稼ぎにはなるだろう。その間に、奴を倒す算段を整える。絶対にだ」
ピアノから見てフォルティシモは、らしくない。
フォルティシモは最強を自負しているけれど、VRMMOファーアースオンラインで全勝していた訳ではない。昔はアップデート直後の新実装ボスモンスターに負けるなんて日常茶飯事だったし、大会もルールによっては負けたこともある。
しかしフォルティシモは、どんな時でもこんな風に暗く絞り出すように、勝利を宣言したことはない。
「随分と弱気だな」
「何?」
「お前なら太陽神は抑え込むし、絶対に倒すから、最強のフォルティシモを称える準備をしとけくらい言うかと思ったぞ」
フォルティシモは先ほどまで険しい表情をしていたけれど、ピアノの挑発を聞いて表情を和らげた。
「当然だ。フォルティシモは最強だ。セフェを頼むぞ」
フォルティシモは虚空から従魔である天烏を呼び出す。真っ白なカラスは、東の光を見てカァと鳴き声を上げた。それは空の王者から太陽への挑戦というよりは、恐怖で行きたくないと言っている気がする。
フォルティシモが天烏の背中へ飛び乗り【転移】のポータルを開くと、天烏は観念したかのようにフォルティシモを乗せてポータルの光へ消えていった。
異世界ファーアースの住人ではないデーモンたちは、もしも命を失ってしまえば【蘇生】スキルで蘇ることができない。だから一人も殺さずに、死ぬ可能性のある攻撃もせずに戦うピアノに対して、デーモンたちが神風特攻もかくやという自爆攻撃を仕掛けて来るまで時間は掛からなかった。
ピアノは更なる消耗を強いられながらも戦い続け、やがてデーモンたちからの襲撃が唐突に途絶えた時、フォルティシモから一方的な連絡が入る。
『ピアノ、お前を軸に部屋を転移させる。壁の中に入らないように気を付けろ』
「お前が何を言いたいのか、まったく分からん! 何を気を付ければ良い!?」
ピアノは丸一日以上、地下世界『冥府』で戦い続けていて、集中力の持続は人間の限界を超えている。そんな中で意味不明な言葉を伝えられたら、言い返したくもなるというものだ。
ピアノの要求にフォルティシモが応える前に、周囲に異変が現れる。
ピアノは歴史ある神社の奥殿に位置する場所で戦っていた。その場所が、一瞬にして最新スーパーコンピュータを管理する現代リアルワールドでも最新鋭の施設へ早変わりしたのだ。
「な、なんだ?」
さすがのピアノも集中力が途切れてしまった。巨大なクリスタルを背負っているせいで、周囲の状況を確認するのに苦労したけれど、すぐにその必要がなくなる。その部屋の中にフォルティシモの姿があったからだ。
ピアノが知る限りどんなことがあっても敗北しないだろう最強を体現するフォルティシモは、信じられないことにHPがレッドゾーンまで減っていて、装備の大部分が焼けるか溶けていて、全身をびっしょりと汗で濡らしていた。
「お、おい、フォルティシモ?」
「成功したか。セフェ! 電力はしばらく【領域制御】で補う。稼働を最低限に抑えろ」
フォルティシモは桜色の髪の少女を抱えていた。桜色の髪の少女はぴくりとも動いておらず、呼吸もしていないようだった。
「まさか、セフェが死ん―――」
『了解ですよぉ。ああぁ、そっちの身体がぁ、腐ったら困るかも知れないのでぇ、氷乃・揺籠を掛けておいて貰えますかぁ』
セフェールが死んでしまったのかと心配していたら、どこからかいつもの暢気な口調が聞こえて来た。周囲を見回して見ると異世界には不釣り合いなスピーカーから聞こえてくるようだった。
『それにしてもぉ、キュウが異常発生よりもかなり早く警告してくれたのでぇ、助かりましたねぇ。地震発生速報よりも早かったですねぇ』
「あとでキュウを褒めないとな」
『そうですねぇ、目一杯可愛がってあげてくださいねぇ。スキンシップ多めでぇ』
「ああ、俺がキュウを可愛がる理由ができたな。いつもは我慢していたが、理由があればやっても良いだろう。最強のフォルティシモに任せておけ」
『やっぱりぃ、スキンシップ少なめでぇ』
フォルティシモが桜色の髪の少女セフェールを氷漬けにしている間、ピアノはスピーカーから聞こえるセフェールの声へ問いかける。
「セフェ、でいいのか? 状況がまったく飲み込めない。拠点攻防戦はどうなったんだ? クレシェンドは倒せたのか?」
『はいぃ、セフェールですよぉ。今はぁ、そこにいっぱい並んでいる箱が私になりましたぁ。拠点攻防戦は続いてますけどぉ、クレシェンドは倒せましたぁ。でもぉ、太陽神に攻撃されたんですよぉ』
「太陽神が?」
フォルティシモの両親を殺して、デーモンたちが倒そうとしてる太陽の女神。フォルティシモとピアノも太陽神を倒そうと思っている。しかしそれは、もっと準備を整えて倒せるだけの力が溜まってからの予定だった。
「ピアノ殿! 遅れてすまぬ。な、なんだこれは!?」
ピアノが状況を把握しようと努めていると、老人デーモングラーヴェが幾人かの戦士を引き連れてやってきた。神社がコンピュータルームになっていたら驚くのも無理はない。
拠点攻防戦の開始前からピアノと協力関係を築いていた老人デーモングラーヴェは、ピアノを助勢するために戦士を引き連れて来てくれたのだ。
「て、天空の王!?」
「な、何故ここにいる!?」
「罠だったのか!?」
フォルティシモが殺気にも似た視線で老人デーモングラーヴェたちを一瞥すると、その視線は圧力を持ったようにその場の全員を黙らせた。
今までのフォルティシモとは根本的に違う。感覚的なものなので表現するのが難しいのだけれど、“次元が違う”というのがもっとも適切だろうか。
「フォルティシモ、だよな?」
「親友の顔を忘れたか。俺も状況を把握しきれてない。一つだけ言えるのは、太陽神がクレシェンドを倒すギミックを使って、異世界ファーアースのすべてを滅ぼそうとしてる。セフェが殺されかけた」
「緊急事態ってだけは伝わった。私にできることは?」
「セフェと<暗黒の光>のクリスタルを死守だ」
「お前がどうにかするんだな?」
フォルティシモがいつもの通りに力強く頷いたので、それ以上は任せることにした。
しかし任せられたのはピアノがフォルティシモを信頼しているからであり、その場にいるフォルティシモをよく知らない者たちはそうはいかない。デーモンたちはピアノとフォルティシモを見て戸惑いを隠せないでいる。
『状況は私が説明しますよぉ。と言ってもぉ、一言ですがぁ。地上へ出てぇ、東を見てみてくださいぃ』
ピアノ、フォルティシモ、老人デーモングラーヴェ、そして異変を察知した大勢のデーモンたちが拠点攻防戦中なのも忘れ、地下世界『冥府』から出て地上の様子を見る。
東の一区画が光に包まれていた。地上から空中に至るまですべてが光に包まれる光景は、余りにも現実離れしていた。『ユニティバベル』の周辺地域が、直径数キロメートルの光の柱に飲み込まれているようだった。
ゲームによくあるMAPの概念。MAPを切り替えたら大雪だったり、火山地帯だったり、環境がMAPごとに区切られていて他のMAPへ影響を及ぼさない。そのお陰で『ユニティバベル』のあるMAP以外には太陽の熱も光も届かない。
「あのMAPに太陽神、って言うか太陽が現れたってことか」
「間違い、ない。太陽の、女神だ!」
デーモンたちの表情は青ざめていた。デーモンたちは千年もの時間、太陽神を倒すべく行動を続けていた。太陽の届かない地下世界での暮らしは厳しいものだっただろう。水や食糧も満足とは言えず、屈辱に塗れた時間だったに違いない。それでも自分たちの大地を取り戻すために戦い続けた。
対して太陽神は、デーモンたちの千年を歯牙にも掛けていない。
人類の千年は、太陽に届かないとでも言うように。
誰もがそれに圧倒されていると思う中、ピアノの親友は怒りさえも滲ませた言葉を投げ掛けた。
「あのままMAPを移動されたら、あっという間にファーアースのすべてが蒸発する」
「フォルティシモ、何とか、できるんだよな?」
デーモンたちは千年前に太陽の女神に故郷を奪われ、世界を蹂躙された記憶を想起させられたせいで、ピアノ以上に不安を覚えている。
「まずは太陽神がこれ以上、ファーアースへ干渉できないように、あのMAPへ封じ込める」
「できるのかも聞きたいが、それでどうにかなるのか?」
「時間稼ぎにはなるだろう。その間に、奴を倒す算段を整える。絶対にだ」
ピアノから見てフォルティシモは、らしくない。
フォルティシモは最強を自負しているけれど、VRMMOファーアースオンラインで全勝していた訳ではない。昔はアップデート直後の新実装ボスモンスターに負けるなんて日常茶飯事だったし、大会もルールによっては負けたこともある。
しかしフォルティシモは、どんな時でもこんな風に暗く絞り出すように、勝利を宣言したことはない。
「随分と弱気だな」
「何?」
「お前なら太陽神は抑え込むし、絶対に倒すから、最強のフォルティシモを称える準備をしとけくらい言うかと思ったぞ」
フォルティシモは先ほどまで険しい表情をしていたけれど、ピアノの挑発を聞いて表情を和らげた。
「当然だ。フォルティシモは最強だ。セフェを頼むぞ」
フォルティシモは虚空から従魔である天烏を呼び出す。真っ白なカラスは、東の光を見てカァと鳴き声を上げた。それは空の王者から太陽への挑戦というよりは、恐怖で行きたくないと言っている気がする。
フォルティシモが天烏の背中へ飛び乗り【転移】のポータルを開くと、天烏は観念したかのようにフォルティシモを乗せてポータルの光へ消えていった。
0
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる