324 / 509
第七章
第三百二十三話 奴隷面高 解放
しおりを挟む
「カイル!!」
カイルはエイダの悲鳴をどこか遠くで聞いていた。一瞬の隙を突いたサリスの剣がカイルの心臓を貫いていて、それは疑う余地もなく致命傷だった。
痛みを感じるはずの頭は麻痺して、自分の失態を反省する。戦いの最中に他のことに気を取られた自分が悪かった。敵が偶然待ってくれるなんて有り得ない。一呼吸さえも隙になる世界で、誰かに語りかけるなんて愚かな行為だ。
カイルは全身に力が入らず、膝を突いたことも後になって気が付いた。
「がふっ………!」
口から言葉が出ない。カイルが最後に見た光景は、笑みを浮かべるサリスと、泣き顔のエイダ。
これがカイルの終わり。
そんなはずがない。
「蘇生!」
倉庫のドアの方向から声がした。
ギルドマスターガルバロスの背後に、もう一人。その人影は修道女のような衣服に身を包み、見覚えのある杖を掲げた少女。<青翼の弓とオモダカ>最後の一人フィーナだった。
ギルドマスターガルバロスが、カイル、エイダ、デニスよりも遅れてきたのは他でもない。フィーナを呼びに行っていたからだ。
そのフィーナが【蘇生】スキルを使い、カイルの命を文字通り救った。
「はっ!? フィーナ!? え!?」
「フィーナ?」
サリスとノーラが戸惑いの声を上げた。【隷従】の知覚的限界と知識的限界、人間を生き返らせる【蘇生】スキルを、フォルティシモという常識外れの一派ではなく、幼い頃から知るフィーナが使ったことに動きを止めてしまう。
「サリス、ノーラ、私も覚悟した。自分の目的のためなら、魂も売らなきゃいけないって」
人間対人間の戦いの場合、【プリースト】系統クラスの人物を狙うのが当然の作戦となる。回復役を最初に抑えるのは常道中の常道。
だからサリスとノーラは、フィーナを認識した後は彼女へ攻撃を仕掛けた。
「ハイソードエッジ!」
「エナジーボルト!」
剣と魔術でフィーナへ襲い掛かるサリスとノーラ。カイルたちはフィーナを守らない。
フィーナはサリスの剣を右手の杖で受け止め、ノーラの魔術を発声さえもない【障壁】で防いだ。
「え!? えええ!? ちょ、ちょっとフィーナ!? なんで【ハイプリースト】の、後衛のフィーナが私の剣を受け止められるの!?」
「【障壁】もそう。【蘇生】を使えたことと言い、この力、まるで」
「セフェールさんみたい?」
フォルティシモの腹心の中で、あらゆる傷や病を癒やし、死からも救う聖女セフェール。いや実際に本人と会話すると聖女とは程遠い人物なのだが、アクロシア大陸ではそう呼ばれている。
フィーナはセフェールがフォルティシモの従者と知る前から、彼女のことを尊敬していた。だからこそ出た言葉だろうけれど、それは威圧となってサリスとノーラを警戒させる。
『回復役がやられたらぁ、パーティが終わりなのでぇ、色々と対抗策があるんですよぉ』
そう言ったのはキュウに対してか、彼女の口癖か。
カイルは笑みを浮かべた。本当に魔王に魂を売るというのは、彼女のことを言うのだろう。
サリスとノーラの動きが見るからに鈍った。彼女たち二人にどんな命令が下されているかは不明だけれど、フィーナの確保が二人にとって優先されていると思われた。
しかし今のフィーナはレベル、装備、スキル、魔技、魔術、魔法道具、その他の様々なバックアップを受けており、【レベル変更】と装備を提供されたサリスとノーラが二人掛かりでも傷一つ付けられない。
「聖マリア教以外での洗礼!? フィーナ! 分かってるの!? そんなことをしたら、聖マリア教は、もうフィーナをっ!」
「サリス、私が女神様を信仰していたのは、女神様が与える治癒と医療の力が、この大陸には必要だから。そう思っていたから、私は冒険者になっても中途半端に聖マリア教の教義に従ってた」
フィーナはサリスの剣を弾く。
「でも今は違う。フォルティシモさんやキュウさんたちと一緒に、この世界を、勝ち取る!」
【隷従】スキルには、決して逆らえない。世界中で奴隷たちが【隷従】に抵抗しようとして絶望している。どれだけ強力な想いがあっても【隷従】には逆らえない。どれだけ想っても林檎が木から落ちるのを止められないように。
だが。
その法則を打ち破る“最強”は在る。
カイルは致命傷どころか死したことを感じさせない動きで、床を蹴った。
「遅延起動!」
カイルはフォルティシモに事前に掛けられていた魔術の、起動呪文を口にした。
元々魔術を使うクラスではないカイルには、魔王と呼ばれる魔術の支配者フォルティシモの力は半分も理解できない。しかし言われた通りに発動することは可能だ。
遅延起動は先にスキルを掛けておき、効果を任意のタイミングまで遅らせる魔術らしい。カイルが“それ”の効果発動を狙うタイミングは、サリスとノーラのどちらかを効果範囲に入れた瞬間。
正直に言うと、世界中や人々にこの魔術を掛けておいたら、フォルティシモは自由自在に他人へ対して魔術を発動できる気がしたけれど、もうフォルティシモの力に突っ込む段階は過ぎている。
カイルはサリスを抱き締めた。
「え!? ちょ、カイルさん!?」
遅延起動はあくまでも起動を遅らせるものなので、対象はカイルとなっている。つまりこれから発動させるスキルをサリスに与えるには、カイルとサリスが接触している必要がある。
遅延されていたフォルティシモとキュウの力が、今になってカイルへ襲いかかる。
「発動【理斬り】!」
解き放たれるのはフォルティシモと、あの日、エルディン戦役の日、唯一カイルが助けることへ協力できた少女―――キュウの神を殺す技。
カイルは運命の出会いをした。
あの日、あの時、あの場所で、キュウという少女に出会わなければ、カイルの運命は今とはまるで違ったものだっただろう。
カイルはキュウを救う一助を担ったことで、フォルティシモに目を掛けて貰えるようになった。
あの瞬間、カイルの運命に新しい道筋が現れた。
巨大で輝かしい道だが、魔王の背中が見える道に。
◇
『浮遊大陸』の実験区画と呼ばれる場所。エルフやドワーフたちが頻繁に出入りし、ゴーレム技師や天空の国フォルテピアノの技術を学ぼうとする者たちが住む区画だ。この実験区画の建物はフォルティシモの建造物アイテムばかりが立ち並んでいるため、アクロシア大陸の者たちであれば人の住む場所とは思えない魔法建造物の都市となっていた。
この都市の人口は天空の国フォルテピアノの同盟国や協力者が増えれば増えるほどに増大していて、かつてエルミアが休暇中に訪れた時と比べて、また建造物アイテムが増えている。
その中の一つ、フォルティシモたち以外に立ち入りが禁止されている魔法建築物の中に、フォルティシモとキュウの姿があった。
フォルティシモは異世界ファーアースの技術では決して作れないシステムチェアに腰を掛けて、何枚も起動させた情報ウィンドウを睨み付けていた。
それに対してキュウは、タブレット端末を手にして懸命に操作をしている。
「ご主人様」
「ちょっと詰まってるから、キュウの尻尾をくれ」
「はい」
まるでコーヒーを頼むようなフォルティシモ。キュウはタブレット端末を置いて、フォルティシモへ近付いてくる。それから尻尾を自由にしてくれと差し出した。フォルティシモはキュウの尻尾をさわさわして、一息吐いた。
「何かあったか?」
「はい、フィーナさんとカイルさんが、サリスさんとノーラさんを救えたって」
「そうか」
最悪の場合、フォルティシモは今の作業を中断してアクロシア王都の冒険者ギルドへ赴く覚悟をしていた。フォルティシモとキュウが直接出向けば、確実に二人を救い出せるから。
しかしカイルとフィーナは、フォルティシモの作戦を上手く実行してくれたらしい。
フォルティシモは気分が良くなって思わず笑う。
「奴隷戦術なんて、最強のフォルティシモには二度と通用しない」
フォルティシモとキュウの合体スキル、理斬り。マリアステラからは欠陥スキルと言われてしまったけれど、【隷従】には効果があることが証明されている。
それを遅延起動を使って仕込んだ相手なら、誰でもいつでも発動できる。
フォルティシモの子孫従者の大勢にそれを仕込んだ今、クレシェンドが【隷従】による奴隷を使って来ても、片っ端から解放する作戦も可能だ。
「あのご主人様、フィーナさんたちは」
「ああ、サリスとノーラを連れて『浮遊大陸』のエルディンに退避するように伝えてくれ。『浮遊大陸』は、俺の領域だ。取り戻した、と思った瞬間を狙ってくる可能性もあるから最後まで油断なくな」
カイルはエイダの悲鳴をどこか遠くで聞いていた。一瞬の隙を突いたサリスの剣がカイルの心臓を貫いていて、それは疑う余地もなく致命傷だった。
痛みを感じるはずの頭は麻痺して、自分の失態を反省する。戦いの最中に他のことに気を取られた自分が悪かった。敵が偶然待ってくれるなんて有り得ない。一呼吸さえも隙になる世界で、誰かに語りかけるなんて愚かな行為だ。
カイルは全身に力が入らず、膝を突いたことも後になって気が付いた。
「がふっ………!」
口から言葉が出ない。カイルが最後に見た光景は、笑みを浮かべるサリスと、泣き顔のエイダ。
これがカイルの終わり。
そんなはずがない。
「蘇生!」
倉庫のドアの方向から声がした。
ギルドマスターガルバロスの背後に、もう一人。その人影は修道女のような衣服に身を包み、見覚えのある杖を掲げた少女。<青翼の弓とオモダカ>最後の一人フィーナだった。
ギルドマスターガルバロスが、カイル、エイダ、デニスよりも遅れてきたのは他でもない。フィーナを呼びに行っていたからだ。
そのフィーナが【蘇生】スキルを使い、カイルの命を文字通り救った。
「はっ!? フィーナ!? え!?」
「フィーナ?」
サリスとノーラが戸惑いの声を上げた。【隷従】の知覚的限界と知識的限界、人間を生き返らせる【蘇生】スキルを、フォルティシモという常識外れの一派ではなく、幼い頃から知るフィーナが使ったことに動きを止めてしまう。
「サリス、ノーラ、私も覚悟した。自分の目的のためなら、魂も売らなきゃいけないって」
人間対人間の戦いの場合、【プリースト】系統クラスの人物を狙うのが当然の作戦となる。回復役を最初に抑えるのは常道中の常道。
だからサリスとノーラは、フィーナを認識した後は彼女へ攻撃を仕掛けた。
「ハイソードエッジ!」
「エナジーボルト!」
剣と魔術でフィーナへ襲い掛かるサリスとノーラ。カイルたちはフィーナを守らない。
フィーナはサリスの剣を右手の杖で受け止め、ノーラの魔術を発声さえもない【障壁】で防いだ。
「え!? えええ!? ちょ、ちょっとフィーナ!? なんで【ハイプリースト】の、後衛のフィーナが私の剣を受け止められるの!?」
「【障壁】もそう。【蘇生】を使えたことと言い、この力、まるで」
「セフェールさんみたい?」
フォルティシモの腹心の中で、あらゆる傷や病を癒やし、死からも救う聖女セフェール。いや実際に本人と会話すると聖女とは程遠い人物なのだが、アクロシア大陸ではそう呼ばれている。
フィーナはセフェールがフォルティシモの従者と知る前から、彼女のことを尊敬していた。だからこそ出た言葉だろうけれど、それは威圧となってサリスとノーラを警戒させる。
『回復役がやられたらぁ、パーティが終わりなのでぇ、色々と対抗策があるんですよぉ』
そう言ったのはキュウに対してか、彼女の口癖か。
カイルは笑みを浮かべた。本当に魔王に魂を売るというのは、彼女のことを言うのだろう。
サリスとノーラの動きが見るからに鈍った。彼女たち二人にどんな命令が下されているかは不明だけれど、フィーナの確保が二人にとって優先されていると思われた。
しかし今のフィーナはレベル、装備、スキル、魔技、魔術、魔法道具、その他の様々なバックアップを受けており、【レベル変更】と装備を提供されたサリスとノーラが二人掛かりでも傷一つ付けられない。
「聖マリア教以外での洗礼!? フィーナ! 分かってるの!? そんなことをしたら、聖マリア教は、もうフィーナをっ!」
「サリス、私が女神様を信仰していたのは、女神様が与える治癒と医療の力が、この大陸には必要だから。そう思っていたから、私は冒険者になっても中途半端に聖マリア教の教義に従ってた」
フィーナはサリスの剣を弾く。
「でも今は違う。フォルティシモさんやキュウさんたちと一緒に、この世界を、勝ち取る!」
【隷従】スキルには、決して逆らえない。世界中で奴隷たちが【隷従】に抵抗しようとして絶望している。どれだけ強力な想いがあっても【隷従】には逆らえない。どれだけ想っても林檎が木から落ちるのを止められないように。
だが。
その法則を打ち破る“最強”は在る。
カイルは致命傷どころか死したことを感じさせない動きで、床を蹴った。
「遅延起動!」
カイルはフォルティシモに事前に掛けられていた魔術の、起動呪文を口にした。
元々魔術を使うクラスではないカイルには、魔王と呼ばれる魔術の支配者フォルティシモの力は半分も理解できない。しかし言われた通りに発動することは可能だ。
遅延起動は先にスキルを掛けておき、効果を任意のタイミングまで遅らせる魔術らしい。カイルが“それ”の効果発動を狙うタイミングは、サリスとノーラのどちらかを効果範囲に入れた瞬間。
正直に言うと、世界中や人々にこの魔術を掛けておいたら、フォルティシモは自由自在に他人へ対して魔術を発動できる気がしたけれど、もうフォルティシモの力に突っ込む段階は過ぎている。
カイルはサリスを抱き締めた。
「え!? ちょ、カイルさん!?」
遅延起動はあくまでも起動を遅らせるものなので、対象はカイルとなっている。つまりこれから発動させるスキルをサリスに与えるには、カイルとサリスが接触している必要がある。
遅延されていたフォルティシモとキュウの力が、今になってカイルへ襲いかかる。
「発動【理斬り】!」
解き放たれるのはフォルティシモと、あの日、エルディン戦役の日、唯一カイルが助けることへ協力できた少女―――キュウの神を殺す技。
カイルは運命の出会いをした。
あの日、あの時、あの場所で、キュウという少女に出会わなければ、カイルの運命は今とはまるで違ったものだっただろう。
カイルはキュウを救う一助を担ったことで、フォルティシモに目を掛けて貰えるようになった。
あの瞬間、カイルの運命に新しい道筋が現れた。
巨大で輝かしい道だが、魔王の背中が見える道に。
◇
『浮遊大陸』の実験区画と呼ばれる場所。エルフやドワーフたちが頻繁に出入りし、ゴーレム技師や天空の国フォルテピアノの技術を学ぼうとする者たちが住む区画だ。この実験区画の建物はフォルティシモの建造物アイテムばかりが立ち並んでいるため、アクロシア大陸の者たちであれば人の住む場所とは思えない魔法建造物の都市となっていた。
この都市の人口は天空の国フォルテピアノの同盟国や協力者が増えれば増えるほどに増大していて、かつてエルミアが休暇中に訪れた時と比べて、また建造物アイテムが増えている。
その中の一つ、フォルティシモたち以外に立ち入りが禁止されている魔法建築物の中に、フォルティシモとキュウの姿があった。
フォルティシモは異世界ファーアースの技術では決して作れないシステムチェアに腰を掛けて、何枚も起動させた情報ウィンドウを睨み付けていた。
それに対してキュウは、タブレット端末を手にして懸命に操作をしている。
「ご主人様」
「ちょっと詰まってるから、キュウの尻尾をくれ」
「はい」
まるでコーヒーを頼むようなフォルティシモ。キュウはタブレット端末を置いて、フォルティシモへ近付いてくる。それから尻尾を自由にしてくれと差し出した。フォルティシモはキュウの尻尾をさわさわして、一息吐いた。
「何かあったか?」
「はい、フィーナさんとカイルさんが、サリスさんとノーラさんを救えたって」
「そうか」
最悪の場合、フォルティシモは今の作業を中断してアクロシア王都の冒険者ギルドへ赴く覚悟をしていた。フォルティシモとキュウが直接出向けば、確実に二人を救い出せるから。
しかしカイルとフィーナは、フォルティシモの作戦を上手く実行してくれたらしい。
フォルティシモは気分が良くなって思わず笑う。
「奴隷戦術なんて、最強のフォルティシモには二度と通用しない」
フォルティシモとキュウの合体スキル、理斬り。マリアステラからは欠陥スキルと言われてしまったけれど、【隷従】には効果があることが証明されている。
それを遅延起動を使って仕込んだ相手なら、誰でもいつでも発動できる。
フォルティシモの子孫従者の大勢にそれを仕込んだ今、クレシェンドが【隷従】による奴隷を使って来ても、片っ端から解放する作戦も可能だ。
「あのご主人様、フィーナさんたちは」
「ああ、サリスとノーラを連れて『浮遊大陸』のエルディンに退避するように伝えてくれ。『浮遊大陸』は、俺の領域だ。取り戻した、と思った瞬間を狙ってくる可能性もあるから最後まで油断なくな」
0
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる