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第五章
第二百三話 ルナーリスの決意
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ルナーリスは初めて天空の国フォルテピアノの王たちと出会った後、信じられないことにそのまま解放された。彼らにとって今のルナーリスは単なる虎人族ディアナなのだから、王后キュウの偽者に関する情報を伝えたら用はない。
ルナーリスは夢だったのではと思いながら従業員寮の自室へ戻り、ベッドへ入ったものの眠れなかった。ベッドで何度も寝返りをうち、どうしてもいてもたってもいられなくて鍵盤商会の従業員寮の廊下を歩いていた。
ルナーリスはその正体がバレることもなく、お礼は後でするとか、会長からは賞与に反映すると言われて、天空の国の重鎮やアーサーの居る客間を去った。このままルナーリスは、すっかり慣れてきた虎人族ディアナの日常へ戻れる。
今頃は偽王后キュウと偽第二皇女ルナーリスの偽者だらけの取引が行われている。時間的にはもう終わった頃かも知れない。
取引相手の内部に【隷従】を掛けた奴隷を紛れ込ませ、取引される相手は互いに偽者。完全に天空の王フォルティシモの手中にある茶番劇が繰り広げられていることだろう。
天空の王フォルティシモの第一印象は恐怖で、先ほどはちょっと変な人だとは思ったけれど、やはり恐ろしい。
ここ、鍵盤商会も天空の国フォルテピアノの息の掛かった場所だった。エルフや亜人族たちは女神よりも彼を信仰し、ドワーフたちは彼のために必死になり、冒険者から貴族まで鍵盤商会の顧客である。
その気になれば、アクロシア王国を始めとした各国に命令して商品を無理矢理買わせることさえできるだろうに、鍵盤商会にはその気配さえない。圧倒的な権力を後ろ盾にしながら、圧倒的な商品力で勝負している。
平等、自由、安全、カリオンドル皇国初代皇帝の目指した何もかもを体現しているような気さえしてくる。
真夜中なので鍵盤商会の従業員寮と言えど静かなものだった。大きくて綺麗な窓から月が廊下とルナーリスを照らしている。
ルナーリスは懐からキャロルに貰った魔法道具を取り出した。
これを使えば、ルナーリスは虎人族ディアナから第二皇女ルナーリスへ戻れる。戻った後は、己の立場を天空の国フォルテピアノへ明かして全力で謝罪する。
ルナーリスの全身は恐怖で硬直した。天空の国フォルテピアノの怒りを買うのが恐ろしい。恐ろしいけれど、ディアナがルナーリスだと伝えなければ始まらない。
でも先にキャロルへ相談しようと思う。キャロルが優しい人なのは、鍵盤商会の従業員たちの評判を聞けば疑う余地がない。彼女は元奴隷や迫害された従業員からとても慕われている。
いつものキャロルの態度を思い出すと、意外とあっさりルナーリスの立場を理解してくれるかも知れない。彼だって想像していた人物とはまったく違っていた。あのキャロルや鍵盤商会の従業員たちが慕う天空の王フォルティシモならば。
ルナーリスを初代皇帝の力が使えないというだけで落ちこぼれと断じ、他国に売り飛ばす者たちとは違う。天空の王フォルティシモなんて、意外と初代皇帝の力に興味ないかも知れない。
「よし。このまま鍵盤商会で働きたいって言おう。キャロルさんの雰囲気だと許して貰えそうだし、会長さんは、とにかくお金って感じだからたぶん了承する。フォルティシモ陛下と、あのセフェールって人をどう説得するか。………あとはラナにも伝わるだろうけど、ラナは陛下から説得して貰えば何とかなるかな」
これからのことを考えていたルナーリスは、近付いて来る人影にようやく気が付いた。
羊の角を持つ悪魔の女性が、ルナーリスを見つめている。そしてルナーリスの手元にある魔法道具を見て、言葉を紡いだ。
「やはり、そういうことか。伝聞を信じるべきではなかった。フォルティシモがここまでの策略家だとはな」
ルナーリスはその女性に見覚えがあった。カリオンドル皇国の大使館が襲撃された日、ルナーリスの護衛を皆殺しにした女性だ。
「おかしいと思っていた。いくら捜しても見つからなければ、天空の国で見たと言う証言もない。この状況で、側近にさえ知らせずに、第二皇女ルナーリスをアクロシア王国内で匿っていたとはな。『浮遊大陸』という己の領域に攻め込ませるための罠だったのだろうが、偶然がこちらに味方したぞ」
ルナーリスは己へ落ち着くように言い聞かせる。目の前の相手に見えているのは、虎人族ディアナであり、天空の国の方々が【解析】を使ってもディアナのはずだ。
「わ、たしは、虎人族のディアナです。ここは、天空の国フォルテピアノの鍵盤商会の敷地内であり、不法侵入は大変なことになります」
「某は既に事情を察している。無駄に誤魔化す必要はない」
「誤魔化すとは、何を仰っているのか」
「その魔法道具、アバター変更を使ってみろ。竜人族の第二皇女ルナーリスへ戻るのだろう?」
ルナーリスが箱型の魔法道具を投げ捨てるのと、悪魔の女性が接近しルナーリスの意識を奪うのはほぼ同時のタイミングだった。
◇
「うっ、痛っ」
ルナーリスが目を覚ますと、そこは走る馬車の中だった。馬車はきちんと屋根のあるもので、中には良質のクッションが敷かれた椅子もある。揺れもほとんどないことから、高級な魔法道具なのだろうと思われた。
馬車の中にはルナーリスともう一人、羊の角を持つ女性、デーモンの女性が座っている。
気を失う前に何があったのかを思い出して、すぐに馬車から逃げ出そうと思った。しかしデーモンの女性は、殺そうと思えばルナーリスを殺せたはず。今すぐに殺されることはないと気持ちを落ち着けて、現状を理解するのに努める。
「目が覚めたか。第二皇女ルナーリス」
馬車の窓に映るルナーリスは、虎人族ディアナではなかった。竜人族の立派な角、色素の抜けた髪、死人のような瞳が映っている。ルナーリスの座っている座席の横には、魔力を失った四角い箱が転がっていた。
「何が目的ですか?」
「目的があるのは貴殿だ」
ルナーリスを拉致した側の言葉ではないため、首を傾げてしまう。彼女は目的があったからルナーリスをこうして連れているのではないのか。
もしルナーリスの目的を叶えてくれるというのなら。
叶えてくれるというのなら―――。
何、だ。
カリオンドル皇国へ帰る。あんな奴らの元へ。鍵盤商会へ戻る。あそこは天空の国だ。誰かに助けを。誰に何を。どこか誰も知らない場所へ逃げる。逃げて生きていけるのか。
ルナーリスは震えそうになった心へ活を入れる。決心したのだ。キャロルに事情を話して味方になって貰おうと。
「古来より悪魔と契約した者は、代償により願いを叶える」
「契約? 願い? 何を言っているんですか?」
「ディアナから代償は受け取った。しかし彼女は、その存在を消してしまった。だから貴殿には、彼女が欲した願いを受け取る資格がある」
「意味、が、分かりません」
デーモンの女性は顎に手を当てて考え込み、少しずつ噛み砕くように説明する。
「カリオンドル皇国の初代皇妃ディアナは、某と取引をした。しかし、支払いだけして対価を受け取っていない。第二皇女ルナーリス、初代皇妃ディアナのすべてを受け継いだ貴殿は、それを受け取るべきだ」
彼女は分かり易く説明したつもりなのだろうが、内容が余計に抽象的になってしまっていて、理解が追いつかない。
ただしルナーリスは、彼女の話の中で注目してしまう内容があった。
「初代皇妃陛下の、すべてを、受け継いだ? 私、が?」
ルナーリスは初代皇帝の力を何も発現できなかった落ちこぼれだ。
だけど、そうではなかったら? 実は、初代皇妃のすべてを持っていたら? 初代皇帝の力の一部を使える他の皇族なんて、問題にならないのではないだろうか。
初代皇帝と初代皇妃の絵画に描かれるアルビノの女性、初代皇妃ディアナ。
ルナーリスの母親は、かつて第二皇女ルナーリスを産んだことを誇りにしていた。
初代皇帝の力ばかりが評価される皇族の中で、何の力を受け継いでいるかも分からない、二番目の皇女を産んだだけで誇りとしていたのは何故か。
それは初代皇妃ディアナと、第二皇女ルナーリスの容姿が似通っていたからである。カリオンドル皇国の歴史の中でも、初めて産まれた初代皇妃ディアナと同じ容姿を持つ竜人族、それが第二皇女ルナーリスだ。
「アバター情報は完全に引き継いでいるようだな。ディアナが使っていたものと、一寸の違いもない」
「そんなに、似ているのですか?」
「アバター情報の引き継ぎだ。似ているのではなく、同一だ」
「他にも、私は、初代皇妃陛下のものを、受け継いでいるのですか?」
「すべてを持っている。使い方を知らないだけだ。プレイヤーの子孫の情報は残っていても、神の子孫の情報は残っていないだろうから仕方がない」
「なら、私は、私の目的はっ!」
ルナーリスやルナーリスの母親を貶めたカリオンドル皇国を―――。
ルナーリスは夢だったのではと思いながら従業員寮の自室へ戻り、ベッドへ入ったものの眠れなかった。ベッドで何度も寝返りをうち、どうしてもいてもたってもいられなくて鍵盤商会の従業員寮の廊下を歩いていた。
ルナーリスはその正体がバレることもなく、お礼は後でするとか、会長からは賞与に反映すると言われて、天空の国の重鎮やアーサーの居る客間を去った。このままルナーリスは、すっかり慣れてきた虎人族ディアナの日常へ戻れる。
今頃は偽王后キュウと偽第二皇女ルナーリスの偽者だらけの取引が行われている。時間的にはもう終わった頃かも知れない。
取引相手の内部に【隷従】を掛けた奴隷を紛れ込ませ、取引される相手は互いに偽者。完全に天空の王フォルティシモの手中にある茶番劇が繰り広げられていることだろう。
天空の王フォルティシモの第一印象は恐怖で、先ほどはちょっと変な人だとは思ったけれど、やはり恐ろしい。
ここ、鍵盤商会も天空の国フォルテピアノの息の掛かった場所だった。エルフや亜人族たちは女神よりも彼を信仰し、ドワーフたちは彼のために必死になり、冒険者から貴族まで鍵盤商会の顧客である。
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平等、自由、安全、カリオンドル皇国初代皇帝の目指した何もかもを体現しているような気さえしてくる。
真夜中なので鍵盤商会の従業員寮と言えど静かなものだった。大きくて綺麗な窓から月が廊下とルナーリスを照らしている。
ルナーリスは懐からキャロルに貰った魔法道具を取り出した。
これを使えば、ルナーリスは虎人族ディアナから第二皇女ルナーリスへ戻れる。戻った後は、己の立場を天空の国フォルテピアノへ明かして全力で謝罪する。
ルナーリスの全身は恐怖で硬直した。天空の国フォルテピアノの怒りを買うのが恐ろしい。恐ろしいけれど、ディアナがルナーリスだと伝えなければ始まらない。
でも先にキャロルへ相談しようと思う。キャロルが優しい人なのは、鍵盤商会の従業員たちの評判を聞けば疑う余地がない。彼女は元奴隷や迫害された従業員からとても慕われている。
いつものキャロルの態度を思い出すと、意外とあっさりルナーリスの立場を理解してくれるかも知れない。彼だって想像していた人物とはまったく違っていた。あのキャロルや鍵盤商会の従業員たちが慕う天空の王フォルティシモならば。
ルナーリスを初代皇帝の力が使えないというだけで落ちこぼれと断じ、他国に売り飛ばす者たちとは違う。天空の王フォルティシモなんて、意外と初代皇帝の力に興味ないかも知れない。
「よし。このまま鍵盤商会で働きたいって言おう。キャロルさんの雰囲気だと許して貰えそうだし、会長さんは、とにかくお金って感じだからたぶん了承する。フォルティシモ陛下と、あのセフェールって人をどう説得するか。………あとはラナにも伝わるだろうけど、ラナは陛下から説得して貰えば何とかなるかな」
これからのことを考えていたルナーリスは、近付いて来る人影にようやく気が付いた。
羊の角を持つ悪魔の女性が、ルナーリスを見つめている。そしてルナーリスの手元にある魔法道具を見て、言葉を紡いだ。
「やはり、そういうことか。伝聞を信じるべきではなかった。フォルティシモがここまでの策略家だとはな」
ルナーリスはその女性に見覚えがあった。カリオンドル皇国の大使館が襲撃された日、ルナーリスの護衛を皆殺しにした女性だ。
「おかしいと思っていた。いくら捜しても見つからなければ、天空の国で見たと言う証言もない。この状況で、側近にさえ知らせずに、第二皇女ルナーリスをアクロシア王国内で匿っていたとはな。『浮遊大陸』という己の領域に攻め込ませるための罠だったのだろうが、偶然がこちらに味方したぞ」
ルナーリスは己へ落ち着くように言い聞かせる。目の前の相手に見えているのは、虎人族ディアナであり、天空の国の方々が【解析】を使ってもディアナのはずだ。
「わ、たしは、虎人族のディアナです。ここは、天空の国フォルテピアノの鍵盤商会の敷地内であり、不法侵入は大変なことになります」
「某は既に事情を察している。無駄に誤魔化す必要はない」
「誤魔化すとは、何を仰っているのか」
「その魔法道具、アバター変更を使ってみろ。竜人族の第二皇女ルナーリスへ戻るのだろう?」
ルナーリスが箱型の魔法道具を投げ捨てるのと、悪魔の女性が接近しルナーリスの意識を奪うのはほぼ同時のタイミングだった。
◇
「うっ、痛っ」
ルナーリスが目を覚ますと、そこは走る馬車の中だった。馬車はきちんと屋根のあるもので、中には良質のクッションが敷かれた椅子もある。揺れもほとんどないことから、高級な魔法道具なのだろうと思われた。
馬車の中にはルナーリスともう一人、羊の角を持つ女性、デーモンの女性が座っている。
気を失う前に何があったのかを思い出して、すぐに馬車から逃げ出そうと思った。しかしデーモンの女性は、殺そうと思えばルナーリスを殺せたはず。今すぐに殺されることはないと気持ちを落ち着けて、現状を理解するのに努める。
「目が覚めたか。第二皇女ルナーリス」
馬車の窓に映るルナーリスは、虎人族ディアナではなかった。竜人族の立派な角、色素の抜けた髪、死人のような瞳が映っている。ルナーリスの座っている座席の横には、魔力を失った四角い箱が転がっていた。
「何が目的ですか?」
「目的があるのは貴殿だ」
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もしルナーリスの目的を叶えてくれるというのなら。
叶えてくれるというのなら―――。
何、だ。
カリオンドル皇国へ帰る。あんな奴らの元へ。鍵盤商会へ戻る。あそこは天空の国だ。誰かに助けを。誰に何を。どこか誰も知らない場所へ逃げる。逃げて生きていけるのか。
ルナーリスは震えそうになった心へ活を入れる。決心したのだ。キャロルに事情を話して味方になって貰おうと。
「古来より悪魔と契約した者は、代償により願いを叶える」
「契約? 願い? 何を言っているんですか?」
「ディアナから代償は受け取った。しかし彼女は、その存在を消してしまった。だから貴殿には、彼女が欲した願いを受け取る資格がある」
「意味、が、分かりません」
デーモンの女性は顎に手を当てて考え込み、少しずつ噛み砕くように説明する。
「カリオンドル皇国の初代皇妃ディアナは、某と取引をした。しかし、支払いだけして対価を受け取っていない。第二皇女ルナーリス、初代皇妃ディアナのすべてを受け継いだ貴殿は、それを受け取るべきだ」
彼女は分かり易く説明したつもりなのだろうが、内容が余計に抽象的になってしまっていて、理解が追いつかない。
ただしルナーリスは、彼女の話の中で注目してしまう内容があった。
「初代皇妃陛下の、すべてを、受け継いだ? 私、が?」
ルナーリスは初代皇帝の力を何も発現できなかった落ちこぼれだ。
だけど、そうではなかったら? 実は、初代皇妃のすべてを持っていたら? 初代皇帝の力の一部を使える他の皇族なんて、問題にならないのではないだろうか。
初代皇帝と初代皇妃の絵画に描かれるアルビノの女性、初代皇妃ディアナ。
ルナーリスの母親は、かつて第二皇女ルナーリスを産んだことを誇りにしていた。
初代皇帝の力ばかりが評価される皇族の中で、何の力を受け継いでいるかも分からない、二番目の皇女を産んだだけで誇りとしていたのは何故か。
それは初代皇妃ディアナと、第二皇女ルナーリスの容姿が似通っていたからである。カリオンドル皇国の歴史の中でも、初めて産まれた初代皇妃ディアナと同じ容姿を持つ竜人族、それが第二皇女ルナーリスだ。
「アバター情報は完全に引き継いでいるようだな。ディアナが使っていたものと、一寸の違いもない」
「そんなに、似ているのですか?」
「アバター情報の引き継ぎだ。似ているのではなく、同一だ」
「他にも、私は、初代皇妃陛下のものを、受け継いでいるのですか?」
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