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第四章
第百四十七話 プレイヤーたちの怒り
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そのドワーフは自らのアバターとしてドワーフを選んだ。何故かと言うと、彼のリアルワールドでの仕事は刀匠資格を持つ刀工で、自分のアバターならばドワーフだろうと考えたためである。
彼がゲームを始めたのは、刀で物を斬る感覚はどんなものだろうと気になったからで、ゲームの中でまで槌を振るうつもりはなく、【鍛冶】スキルのレベルは一つたりとて上げていなかった。ファーアースオンラインを選んだのは、物理エミュレータが優れていると言う噂を耳にしたからだ。
予想以上の世界に、そのドワーフも魅せられてしまう。もっともっと、この世界を見て回りたいと思った。
しかしながら、そのドワーフにはリアルワールドでの仕事がある。四六時中ゲームをやっている訳にもいかないし、刀匠資格を持つから彼には弟子だっている。
だからレベルや装備だけでなくログイン頻度を気にせず、その日集まったプレイヤー同士で楽しむようなチームに所属した。そのドワーフはベースやスキルのレベル上げもしなければ、課金することもなく、ログインボーナスもまともに受け取らないようなプレイヤーだったが、そのチームでは嫌な顔一つされない。
居心地の良い仲間たちと一緒に、たまの旅をするのがすっかり彼の趣味になった。
それが突然異世界へ飛ばされて、どうしたら良いか分からなくなった。他のチームメンバーたちもバラバラになってしまい、ドワーフは一人アクロシア王都に取り残された。
そんな彼に声を掛けて拾ってくれたのが、今の彼の仕事場である工房長だ。工房長は刀工としてのドワーフの知識を気に入ってくれて、一緒に働かないかと誘ってくれた。
殺し殺されるなんて恐ろしい異世界へやって来て、チームメンバーたちは解散寸前、たった一人で途方に暮れていたそのドワーフは、工房長の言葉に涙して感謝した。
それから何年も工房で鍛冶師として働いている。異世界であっても刀工の知識を生かすことはできて、ドワーフはメキメキと腕を上げて周囲から認められるようになった。認められるようになると、同じ鍛冶師の仲間も増えて、いつしかお見合いで嫁を貰うまでになる。すっかり異世界での生活に順応した。
その日、アクロシア王都がエルディンに攻め込まれた。たしかにドワーフは、リアルワールドの頃から人殺しの道具である刀を打ち、異世界に来ても戦いの道具を生み出し続けている。それでも本当の戦闘に巻き込まれるなんて、考えてもいなかった。すぐに自宅へ戻って嫁と一緒に震えている内に、すべては終わっていた。
終わらせたのが恐怖の顕現だと知るのは、しばらく経ってからだ。天空のプレイヤー、その力をドワーフは嫌でも見せつけられる。空を大地が覆い尽くした日、彼はアクロシア王都に居たのだから。
「おい、天空の鍛冶師に会いにいける。お前も来い」
工房長にそう言われた。それだけ工房長に認められていたのは嬉しいが、そのドワーフは知っている。天空の国にいるのはトッププレイヤーの一人で、出会ってしまえば殺されかねない。
天空のプレイヤーは逃亡しようとしたプレイヤーを追い立てて、逃げる先の街へ大地を墜とすぞと脅した。違法取引を行い、百人以上の人間の尊厳を踏みにじった。
結果として、殺されることはなかった。いや生命は殺されなかったと言い換えるべきで、鍛冶師としての命は徹底的にまで砕かれてしまった。リアルワールドでの刀工としてのプライドと、異世界での鍛冶師としてのプライドが同時に完膚無きまでに粉々にされた。
特にリアルワールドでのプライドが重態だ。彼女は従者、つまりAIで、彼女に負けを認めるということは、伝統ある刀匠に唾を吐きかける行為に等しいとさえ思えた。
それは工房長も同じだった。彼らは先祖代々脈々と受け継いできた誇りを砕かれて、無気力な酒浸りになってしまったのだ。
自分をここまで追い詰め、チームメンバーを脅し、恩人にそんな姿をさせた天空のプレイヤーへ、言い知れない怒りが湧いてきた。その感情が大きくなった時、彼は情報ウィンドウからメッセージを送っていた。
◇
アクロシア王都の裏路地に、人目を避けながら早足で歩く男がいた。フードを目深に被りいかにも怪しい風貌の男は、ごくたまにすれ違う住人に怪訝な顔をされながらも、目的の場所へ向かって歩みを進める。
やって来たのは小さな教会で、建物は経年劣化が目立つし、壁はボロボロ、窓にはヒビが入っている。辛うじて雑草は刈り取られているが、そうでなければ廃墟と言って差し支えない。表通りの一等地に堂々と建っている巨大な神殿と比べたら、天と地の差があった。
男はそこでも周囲を見回し誰にも見られていないのを確認してから、小さな教会の中へ入る。教会の中はきちんと片付いていて、我慢すれば祈りを捧げることや祭事に使うこともできるだろう。
教会へ入ってすぐ、窓から離れた椅子に座っていた若いシスターが立ち上がって声を掛けてきた。
「すいません、ここは」
「僕だよ」
男がフードを取ると、そこには顔に笑みを浮かべた金髪の青年が現れる。青年の顔を見ると、シスターは喜色満面の様子で彼に飛びついた。
誰が見ても親しい間柄の二人は、ひとしきり愛を囁き合って口づけを交わす。
二人の出会いはありふれたもので、青年が大怪我を負って教会に運ばれた時、その治療を担当したのがシスターだったというものだ。
シスターはレベルそのものは高くなかったけれど、治癒の魔術の才能があると言われ、他の神官よりも強い治療を施せた。そのお陰で青年の命は助かり、それから青年とシスターは急接近していった。
少し問題があったのは、彼はアクロシア王国の貴族で、他国からやって来たシスターとは身分が違う。二人にはいくつも障害があって、まだすべての障害を乗り越えたとは言い難い。けれども二人は、必ずやその障害を乗り越えて結婚しようと約束していた。
シスターは青年の顔がいつもより暗いことに気が付くと、何でも話して欲しいと言った。彼女は、今はアクロシア王都に昔の仲間が来ていて、もしかしたら問題を解決してくれるかもと伝える。
「僕の家門は、ベッヘム公爵派だったんだ………。だから、もう」
近くの椅子に腰掛けて、頭を抑える青年。
シスターにアクロシアの貴族情勢の話など、ほとんど分からない。しかしベッヘム公爵の話は、あの天空の大陸と関わりがあり、王都中の者が目撃したそれと絡めて市井の噂にならないはずがなかった。
何とか彼を助けたいと願う。すべては天空のプレイヤーが悪いのだ。あんな物を持ち出して、婚約者の青年の人生を、それと寄り添うはずだった自分の人生を滅茶苦茶にした。
天空のプレイヤーさえいなければ。
◇
みんなで集まった隠れ家的酒場の隅で、数名のチームメンバーが身体を震わせていた。アクロシア王都から逃げてトーラスブルスへ行こうとした時、天空の大陸に追い掛けられてトンボ返りして来たメンバーたちだった。
彼らは酒で恐怖を紛らわせながら、天空のプレイヤーがいかに悪辣非道なのかを語る。トーラスブルス行きを諦めて、アクロシア王国の領内に入るまで天空の大地は追ってきた。自分たちはまな板の鯉で、天空のプレイヤーに弄ばれているだけなのだと。
「ところであの人に連絡は取れたの?」
最初の神戯参加者に関する話題になった。連絡先を交換してあったので、随分前にメッセージを送ってある。けれども最初の神戯参加者から返信はなかった。
チームメンバーに落胆が広がる。
色んなプレイヤーを撃退してきた経験が、最初の神戯参加者にはあるのだ。
神戯が始まった時からずっと、何年か何十年か、彼は勝ち続けている。そんな彼なら、きっと天空のプレイヤーだって倒せるだろう。
これまでのプレイヤーと同じように、倒せるはず。そう“これまでのプレイヤー”と同じように。
「あっ!」
チームメンバーの一人が声をあげる。何だ何だとみんなから問われて、彼は情報ウィンドウを見せて叫んだ。
「返信が来た! 天空のプレイヤーを倒すために力を貸して欲しいって!」
そのメッセージを読んだ時、チームメンバーたちは小躍りを始めた。これで希望が見えて来たのだと。
彼がゲームを始めたのは、刀で物を斬る感覚はどんなものだろうと気になったからで、ゲームの中でまで槌を振るうつもりはなく、【鍛冶】スキルのレベルは一つたりとて上げていなかった。ファーアースオンラインを選んだのは、物理エミュレータが優れていると言う噂を耳にしたからだ。
予想以上の世界に、そのドワーフも魅せられてしまう。もっともっと、この世界を見て回りたいと思った。
しかしながら、そのドワーフにはリアルワールドでの仕事がある。四六時中ゲームをやっている訳にもいかないし、刀匠資格を持つから彼には弟子だっている。
だからレベルや装備だけでなくログイン頻度を気にせず、その日集まったプレイヤー同士で楽しむようなチームに所属した。そのドワーフはベースやスキルのレベル上げもしなければ、課金することもなく、ログインボーナスもまともに受け取らないようなプレイヤーだったが、そのチームでは嫌な顔一つされない。
居心地の良い仲間たちと一緒に、たまの旅をするのがすっかり彼の趣味になった。
それが突然異世界へ飛ばされて、どうしたら良いか分からなくなった。他のチームメンバーたちもバラバラになってしまい、ドワーフは一人アクロシア王都に取り残された。
そんな彼に声を掛けて拾ってくれたのが、今の彼の仕事場である工房長だ。工房長は刀工としてのドワーフの知識を気に入ってくれて、一緒に働かないかと誘ってくれた。
殺し殺されるなんて恐ろしい異世界へやって来て、チームメンバーたちは解散寸前、たった一人で途方に暮れていたそのドワーフは、工房長の言葉に涙して感謝した。
それから何年も工房で鍛冶師として働いている。異世界であっても刀工の知識を生かすことはできて、ドワーフはメキメキと腕を上げて周囲から認められるようになった。認められるようになると、同じ鍛冶師の仲間も増えて、いつしかお見合いで嫁を貰うまでになる。すっかり異世界での生活に順応した。
その日、アクロシア王都がエルディンに攻め込まれた。たしかにドワーフは、リアルワールドの頃から人殺しの道具である刀を打ち、異世界に来ても戦いの道具を生み出し続けている。それでも本当の戦闘に巻き込まれるなんて、考えてもいなかった。すぐに自宅へ戻って嫁と一緒に震えている内に、すべては終わっていた。
終わらせたのが恐怖の顕現だと知るのは、しばらく経ってからだ。天空のプレイヤー、その力をドワーフは嫌でも見せつけられる。空を大地が覆い尽くした日、彼はアクロシア王都に居たのだから。
「おい、天空の鍛冶師に会いにいける。お前も来い」
工房長にそう言われた。それだけ工房長に認められていたのは嬉しいが、そのドワーフは知っている。天空の国にいるのはトッププレイヤーの一人で、出会ってしまえば殺されかねない。
天空のプレイヤーは逃亡しようとしたプレイヤーを追い立てて、逃げる先の街へ大地を墜とすぞと脅した。違法取引を行い、百人以上の人間の尊厳を踏みにじった。
結果として、殺されることはなかった。いや生命は殺されなかったと言い換えるべきで、鍛冶師としての命は徹底的にまで砕かれてしまった。リアルワールドでの刀工としてのプライドと、異世界での鍛冶師としてのプライドが同時に完膚無きまでに粉々にされた。
特にリアルワールドでのプライドが重態だ。彼女は従者、つまりAIで、彼女に負けを認めるということは、伝統ある刀匠に唾を吐きかける行為に等しいとさえ思えた。
それは工房長も同じだった。彼らは先祖代々脈々と受け継いできた誇りを砕かれて、無気力な酒浸りになってしまったのだ。
自分をここまで追い詰め、チームメンバーを脅し、恩人にそんな姿をさせた天空のプレイヤーへ、言い知れない怒りが湧いてきた。その感情が大きくなった時、彼は情報ウィンドウからメッセージを送っていた。
◇
アクロシア王都の裏路地に、人目を避けながら早足で歩く男がいた。フードを目深に被りいかにも怪しい風貌の男は、ごくたまにすれ違う住人に怪訝な顔をされながらも、目的の場所へ向かって歩みを進める。
やって来たのは小さな教会で、建物は経年劣化が目立つし、壁はボロボロ、窓にはヒビが入っている。辛うじて雑草は刈り取られているが、そうでなければ廃墟と言って差し支えない。表通りの一等地に堂々と建っている巨大な神殿と比べたら、天と地の差があった。
男はそこでも周囲を見回し誰にも見られていないのを確認してから、小さな教会の中へ入る。教会の中はきちんと片付いていて、我慢すれば祈りを捧げることや祭事に使うこともできるだろう。
教会へ入ってすぐ、窓から離れた椅子に座っていた若いシスターが立ち上がって声を掛けてきた。
「すいません、ここは」
「僕だよ」
男がフードを取ると、そこには顔に笑みを浮かべた金髪の青年が現れる。青年の顔を見ると、シスターは喜色満面の様子で彼に飛びついた。
誰が見ても親しい間柄の二人は、ひとしきり愛を囁き合って口づけを交わす。
二人の出会いはありふれたもので、青年が大怪我を負って教会に運ばれた時、その治療を担当したのがシスターだったというものだ。
シスターはレベルそのものは高くなかったけれど、治癒の魔術の才能があると言われ、他の神官よりも強い治療を施せた。そのお陰で青年の命は助かり、それから青年とシスターは急接近していった。
少し問題があったのは、彼はアクロシア王国の貴族で、他国からやって来たシスターとは身分が違う。二人にはいくつも障害があって、まだすべての障害を乗り越えたとは言い難い。けれども二人は、必ずやその障害を乗り越えて結婚しようと約束していた。
シスターは青年の顔がいつもより暗いことに気が付くと、何でも話して欲しいと言った。彼女は、今はアクロシア王都に昔の仲間が来ていて、もしかしたら問題を解決してくれるかもと伝える。
「僕の家門は、ベッヘム公爵派だったんだ………。だから、もう」
近くの椅子に腰掛けて、頭を抑える青年。
シスターにアクロシアの貴族情勢の話など、ほとんど分からない。しかしベッヘム公爵の話は、あの天空の大陸と関わりがあり、王都中の者が目撃したそれと絡めて市井の噂にならないはずがなかった。
何とか彼を助けたいと願う。すべては天空のプレイヤーが悪いのだ。あんな物を持ち出して、婚約者の青年の人生を、それと寄り添うはずだった自分の人生を滅茶苦茶にした。
天空のプレイヤーさえいなければ。
◇
みんなで集まった隠れ家的酒場の隅で、数名のチームメンバーが身体を震わせていた。アクロシア王都から逃げてトーラスブルスへ行こうとした時、天空の大陸に追い掛けられてトンボ返りして来たメンバーたちだった。
彼らは酒で恐怖を紛らわせながら、天空のプレイヤーがいかに悪辣非道なのかを語る。トーラスブルス行きを諦めて、アクロシア王国の領内に入るまで天空の大地は追ってきた。自分たちはまな板の鯉で、天空のプレイヤーに弄ばれているだけなのだと。
「ところであの人に連絡は取れたの?」
最初の神戯参加者に関する話題になった。連絡先を交換してあったので、随分前にメッセージを送ってある。けれども最初の神戯参加者から返信はなかった。
チームメンバーに落胆が広がる。
色んなプレイヤーを撃退してきた経験が、最初の神戯参加者にはあるのだ。
神戯が始まった時からずっと、何年か何十年か、彼は勝ち続けている。そんな彼なら、きっと天空のプレイヤーだって倒せるだろう。
これまでのプレイヤーと同じように、倒せるはず。そう“これまでのプレイヤー”と同じように。
「あっ!」
チームメンバーの一人が声をあげる。何だ何だとみんなから問われて、彼は情報ウィンドウを見せて叫んだ。
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