89 / 509
第三章
第八十九話 最大の警告音
しおりを挟む
フォルティシモはマウロを見つけたという連絡を受けて、『浮遊大陸』の攻略に失敗した苛立ちを遠慮無く発散しようと、意気揚々とブルスラの森へ向かって行った。
天烏のダメージは課金アイテムを使って回復してある。天烏は泣きそうな表情の気もしたが、鳥の表情を読めるはずもないので気のせいだ。飛んでる途中でかぁかぁとうるさかったので頭を小突いて黙らせる。
『主殿、ミヤマシジミとか言うのは、前衛を見捨てて逃走したのじゃ。………って、誰なのじゃぁー!?』
「どうした? 新手か!?」
アルティマの焦った口調にフォルティシモまでつられて声を上げる。
『わ、妾の【解析】が無効化されたのじゃ! それにあの装備っ! ピアノ殿と同レベルかそれ以上! 妾でも勝てぬやも知れないのじゃ!』
『同レベルも何も、私なんだが』
「ああ、そいつピアノだから」
そういえばアルティマはピアノのアバター、イケメンの金髪男としか会ったことがない。先に説明をしておけば良かったと反省する。
『主殿がご乱心をしてるのじゃ!? こういう時は、エン! エン! 返事をしてくれ!』
「乱心してるのはお前だ。よく見ろ。本物だ」
『ピアノ殿は、女性だったのか?』
『まあ、色々あって、今は女なんだ。って声で何だと思ってたんだよ』
『コラボアイテムの変声機とか言うのを使っているのかと思っていたのじゃ。それにしても種族や年齢以外に、性別まで変えられたのじゃな』
ファーアースオンラインではアバターを課金アイテムで変更できたが、性別の変更機能はなかったので、アルティマはその仕様を言っている。
「とにかく、マウロだけになったんだな?」
『ああ』
フォルティシモの戦意が萎む。ミヤマシジミという奴が逃げ出したのであれば、残ったマウロはピアノとアルティマの二人を相手にすることになり、未覚醒のレベル六〇〇〇程度では相手にもならないだろう。もはやどこを見ても最強のフォルティシモの出番はない。
「ピアノお前、城の中に居たのに到着すんの早すぎだろ」
『城………? いや、城の中に居たぞ、うん。気にするな』
また逃げ出したらしい。
活躍の場を奪われたような気分になりつつ、ブルスラの森の上空までやって来る。
森が一部抉れており、ゲームの頃では地形が変わるほどの攻撃をしても問題なかったことが、異世界では酷いことになるのを再度この目で確認できた。
その中央付近にピアノとアルティマが立っている。傍に人一人が入りそうなほど大きなずた袋が転がっている。おそらく袋の中にマウロが入っていると考えられた。
詳しい話を聞こうと思って近づいて、フォルティシモは立ち止まる。
情報ウィンドウが最大音量の警告音を鳴らしたからだ。今のフォルティシモが最大に設定している警告は、たった一つしかない。
フォルティシモはその警告音を耳にし、マウロのことが頭から吹き飛んだ。
キュウのHPが半分以上減っている。
キュウのHPは一ポイントでも減少したら警告が鳴るようにしてある。つまりこの一瞬で、キュウのHPがここまで減った。
「おい」
「うるさかったから、気絶させて袋に詰めた」
「どうでもいい。キュウは?」
キュウの姿が見えない。
「私が来た時は居なかったぞ」
「………つ、付いて来ていないのじゃ!?」
その間にも情報ウィンドウからキュウの状態を把握し、音声コールをする。フォルティシモの心臓がうるさい。
「さっきまでアクティブだったってのに」
ミヤマシジミとマウロの間にどの程度の仲間意識があるかは分からないが、ピアノの増援で勝てないと悟ったミヤマシジミがキュウを狙う可能性は高い。
人質。
フォルティシモの胸がざわめく。人質となって目の前で殺された、近衛翔の両親の顔が頭の中を過ぎった。
もしもそれをするのであれば、フォルティシモはそいつらを皆殺しにする。
―――それを許した世界ものとも。
「アル、来い」
「う、うむ」
「おい!?」
フォルティシモに続いて、アルティマが天烏へ飛び乗る。
天烏に速度バフのスキルをありったけ掛けてアクロシア王都へと急ぐ。アルティマにキュウと別れた場所まで案内させると、その場には王国騎士たちが集まっており、天烏を見て驚きの声をあげていた。
アルティマと一緒に地上へ降りる。
◇
ある騎士の述懐。
最近は非番なんて無くて忙しい毎日だった。
エルディンの糞エルフ共との戦いに駆り出されたと思ったら、隊長が独断で王都へ逆戻り、王様を取り抑えろなんて命令を出すから、正直トチ狂ったのかと思ったよ。
それでも、俺にとっては憧れの人で、遠くから見るだけの王様よりは隊長の言葉のが大切だ。あとになって、その行動で勲章まで貰って、さすが隊長だって思ったしな。
けど。
あの日、隊長に言われて街中の喧嘩の様子を確認へ行く任務、その時、俺は初めて隊長を恨んだと思う。
珍しい事件じゃない。高ランク冒険者同士が街中で小競り合いをしてるって話で、いつものように鎮圧すれば良いだけだ。一緒に現場へ向かった先輩も気楽なものだった。高ランクって言っても冒険者平均レベル八〇、騎士団は平均三〇〇で、俺たちの隊はその中でも精鋭って言われるほどレベルが高いしな。
でもよ、想像以上に壊された街並みに、何があったのか冷や汗を掻いたよ。屋台を壊したとか、部屋を荒らしたとか、そういうレベルじゃあなかった。まるでその場所だけ暴風が発生したかのような後だった。
その近くで四、五人くらいの冒険者が争ってた。いや不気味な風体の男が冒険者たちに襲い掛かって執拗に嬲っていた。そうしたら高そうな服を着た狐人族と神官の女の子が割り込んで、戦いを始めたんだ。
俺たちはもちろん止めようとはした。だけど、不気味な風体の男以外にも変な連中が集まってきて、俺たちはそいつらを止めようとした。そいつらはとんでもない強さで、武器をほんの一振りしただけで先輩も俺も吹き飛ばされた。死ぬかと思ったよ。いや、実際先輩は死んでた。首が変な方向に曲がってた。俺も自分の身体から内臓が飛び出てるのが分かって、ここで死ぬんだって思った。
けど、俺たちは助けられた。誰にだって? 聖女様にだよ。
とんでもない美人の護衛を連れた聖女様が祈りを捧げると、死んだはずの先輩が動き出して、俺も何事もなかったかのように動けたんだ。街並みだってそうだ。あれだけ壊されてたはずなのに、気付いた時には綺麗なものに戻ってた。
信じられないだろ? 俺だって、夢でも見てるのかと思ったさ。だけど本物だ。後光が差してて顔までは見えなかったけど、本物って居たんだよ。
それから聖女様が悪魔払いを始めるのかと思ったら、美人の護衛が狐人族の女の子を荷物を持つみたいに担いだんだ。二人はすぐにその場から駆けだして、その連中はそいつらを追い掛けて行ったよ。
どっちに行ったか? 知るか。そんなこと。そんなの些細な問題だ。
本当の恐怖は、その後だったんだ。
国を救った神鳥が頭上に現れた。聖女様が乗り込んでたんだって、呑気に考えてた自分が憎い。
降りて来たのは、二人の化け物だ。
二人って、数えて良いのかもわかんねぇ。狐人族は真っ赤な血のようなとんでもねぇ量の魔力を放出してて、近づかれただけで吐きそうだった。一目でこいつが噂になってる魔王だって分かった。
男のほうは、どす黒い、まるで俺たちを皆殺しにするかのような、全身から生命に対する憎悪を漲らせているようだった。そいつが居るだけで、生きた心地がしなかったよ。
なんでか、そいつらは最初に目の合った俺に近づいて来た。きっと王国騎士の鎧を着てたからだろうな。
何があったかって聞かれたから、ここで見たことを洗いざらいしゃべった。
俺からは何かしなかったのかって? できるわけないだろうがっ。あんなもんに関わるんなら、騎士なんか目指さなかった。ちょっと魔技ができるからなんて、意味ないんだよ。
ちくしょうっ、アクロシアは終わりだ! いや、この大陸は、あの魔王に滅ぼされるんだ!
天烏のダメージは課金アイテムを使って回復してある。天烏は泣きそうな表情の気もしたが、鳥の表情を読めるはずもないので気のせいだ。飛んでる途中でかぁかぁとうるさかったので頭を小突いて黙らせる。
『主殿、ミヤマシジミとか言うのは、前衛を見捨てて逃走したのじゃ。………って、誰なのじゃぁー!?』
「どうした? 新手か!?」
アルティマの焦った口調にフォルティシモまでつられて声を上げる。
『わ、妾の【解析】が無効化されたのじゃ! それにあの装備っ! ピアノ殿と同レベルかそれ以上! 妾でも勝てぬやも知れないのじゃ!』
『同レベルも何も、私なんだが』
「ああ、そいつピアノだから」
そういえばアルティマはピアノのアバター、イケメンの金髪男としか会ったことがない。先に説明をしておけば良かったと反省する。
『主殿がご乱心をしてるのじゃ!? こういう時は、エン! エン! 返事をしてくれ!』
「乱心してるのはお前だ。よく見ろ。本物だ」
『ピアノ殿は、女性だったのか?』
『まあ、色々あって、今は女なんだ。って声で何だと思ってたんだよ』
『コラボアイテムの変声機とか言うのを使っているのかと思っていたのじゃ。それにしても種族や年齢以外に、性別まで変えられたのじゃな』
ファーアースオンラインではアバターを課金アイテムで変更できたが、性別の変更機能はなかったので、アルティマはその仕様を言っている。
「とにかく、マウロだけになったんだな?」
『ああ』
フォルティシモの戦意が萎む。ミヤマシジミという奴が逃げ出したのであれば、残ったマウロはピアノとアルティマの二人を相手にすることになり、未覚醒のレベル六〇〇〇程度では相手にもならないだろう。もはやどこを見ても最強のフォルティシモの出番はない。
「ピアノお前、城の中に居たのに到着すんの早すぎだろ」
『城………? いや、城の中に居たぞ、うん。気にするな』
また逃げ出したらしい。
活躍の場を奪われたような気分になりつつ、ブルスラの森の上空までやって来る。
森が一部抉れており、ゲームの頃では地形が変わるほどの攻撃をしても問題なかったことが、異世界では酷いことになるのを再度この目で確認できた。
その中央付近にピアノとアルティマが立っている。傍に人一人が入りそうなほど大きなずた袋が転がっている。おそらく袋の中にマウロが入っていると考えられた。
詳しい話を聞こうと思って近づいて、フォルティシモは立ち止まる。
情報ウィンドウが最大音量の警告音を鳴らしたからだ。今のフォルティシモが最大に設定している警告は、たった一つしかない。
フォルティシモはその警告音を耳にし、マウロのことが頭から吹き飛んだ。
キュウのHPが半分以上減っている。
キュウのHPは一ポイントでも減少したら警告が鳴るようにしてある。つまりこの一瞬で、キュウのHPがここまで減った。
「おい」
「うるさかったから、気絶させて袋に詰めた」
「どうでもいい。キュウは?」
キュウの姿が見えない。
「私が来た時は居なかったぞ」
「………つ、付いて来ていないのじゃ!?」
その間にも情報ウィンドウからキュウの状態を把握し、音声コールをする。フォルティシモの心臓がうるさい。
「さっきまでアクティブだったってのに」
ミヤマシジミとマウロの間にどの程度の仲間意識があるかは分からないが、ピアノの増援で勝てないと悟ったミヤマシジミがキュウを狙う可能性は高い。
人質。
フォルティシモの胸がざわめく。人質となって目の前で殺された、近衛翔の両親の顔が頭の中を過ぎった。
もしもそれをするのであれば、フォルティシモはそいつらを皆殺しにする。
―――それを許した世界ものとも。
「アル、来い」
「う、うむ」
「おい!?」
フォルティシモに続いて、アルティマが天烏へ飛び乗る。
天烏に速度バフのスキルをありったけ掛けてアクロシア王都へと急ぐ。アルティマにキュウと別れた場所まで案内させると、その場には王国騎士たちが集まっており、天烏を見て驚きの声をあげていた。
アルティマと一緒に地上へ降りる。
◇
ある騎士の述懐。
最近は非番なんて無くて忙しい毎日だった。
エルディンの糞エルフ共との戦いに駆り出されたと思ったら、隊長が独断で王都へ逆戻り、王様を取り抑えろなんて命令を出すから、正直トチ狂ったのかと思ったよ。
それでも、俺にとっては憧れの人で、遠くから見るだけの王様よりは隊長の言葉のが大切だ。あとになって、その行動で勲章まで貰って、さすが隊長だって思ったしな。
けど。
あの日、隊長に言われて街中の喧嘩の様子を確認へ行く任務、その時、俺は初めて隊長を恨んだと思う。
珍しい事件じゃない。高ランク冒険者同士が街中で小競り合いをしてるって話で、いつものように鎮圧すれば良いだけだ。一緒に現場へ向かった先輩も気楽なものだった。高ランクって言っても冒険者平均レベル八〇、騎士団は平均三〇〇で、俺たちの隊はその中でも精鋭って言われるほどレベルが高いしな。
でもよ、想像以上に壊された街並みに、何があったのか冷や汗を掻いたよ。屋台を壊したとか、部屋を荒らしたとか、そういうレベルじゃあなかった。まるでその場所だけ暴風が発生したかのような後だった。
その近くで四、五人くらいの冒険者が争ってた。いや不気味な風体の男が冒険者たちに襲い掛かって執拗に嬲っていた。そうしたら高そうな服を着た狐人族と神官の女の子が割り込んで、戦いを始めたんだ。
俺たちはもちろん止めようとはした。だけど、不気味な風体の男以外にも変な連中が集まってきて、俺たちはそいつらを止めようとした。そいつらはとんでもない強さで、武器をほんの一振りしただけで先輩も俺も吹き飛ばされた。死ぬかと思ったよ。いや、実際先輩は死んでた。首が変な方向に曲がってた。俺も自分の身体から内臓が飛び出てるのが分かって、ここで死ぬんだって思った。
けど、俺たちは助けられた。誰にだって? 聖女様にだよ。
とんでもない美人の護衛を連れた聖女様が祈りを捧げると、死んだはずの先輩が動き出して、俺も何事もなかったかのように動けたんだ。街並みだってそうだ。あれだけ壊されてたはずなのに、気付いた時には綺麗なものに戻ってた。
信じられないだろ? 俺だって、夢でも見てるのかと思ったさ。だけど本物だ。後光が差してて顔までは見えなかったけど、本物って居たんだよ。
それから聖女様が悪魔払いを始めるのかと思ったら、美人の護衛が狐人族の女の子を荷物を持つみたいに担いだんだ。二人はすぐにその場から駆けだして、その連中はそいつらを追い掛けて行ったよ。
どっちに行ったか? 知るか。そんなこと。そんなの些細な問題だ。
本当の恐怖は、その後だったんだ。
国を救った神鳥が頭上に現れた。聖女様が乗り込んでたんだって、呑気に考えてた自分が憎い。
降りて来たのは、二人の化け物だ。
二人って、数えて良いのかもわかんねぇ。狐人族は真っ赤な血のようなとんでもねぇ量の魔力を放出してて、近づかれただけで吐きそうだった。一目でこいつが噂になってる魔王だって分かった。
男のほうは、どす黒い、まるで俺たちを皆殺しにするかのような、全身から生命に対する憎悪を漲らせているようだった。そいつが居るだけで、生きた心地がしなかったよ。
なんでか、そいつらは最初に目の合った俺に近づいて来た。きっと王国騎士の鎧を着てたからだろうな。
何があったかって聞かれたから、ここで見たことを洗いざらいしゃべった。
俺からは何かしなかったのかって? できるわけないだろうがっ。あんなもんに関わるんなら、騎士なんか目指さなかった。ちょっと魔技ができるからなんて、意味ないんだよ。
ちくしょうっ、アクロシアは終わりだ! いや、この大陸は、あの魔王に滅ぼされるんだ!
10
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる