32 / 509
第二章
第三十二話 アクロシア王女との会食
しおりを挟む
キュウがラナリアの誘いに乗り、主人を食事に誘ったのは、お姫様が食べる料理を食べてみたいという理由は確かにあったものの、実のところそれは大した理由ではない。キュウは家族に奴隷として売られた時点で、自分の命すらも希望を叶えることはできないと諦めていたので、今更お姫様に憧れるというだけの理由で主人に意見をしたいなんて思わない。
ラナリアに色々聞かれて思ったのは、キュウは主人を何も知らないということだった。話して欲しいなんて我儘は言わないけれど、知りたいと思ってしまうのは止められない。
その中で強さ以外で主人から頼まれている仕事、料理についてふと思い出したのだ。
主人はどこかの王族で、いつも宮廷料理を食べていたかも知れない。ラナリアからそんなことを言われて、自分は宮廷料理なんて見たことさえないと気付いた。それではいくら何でも作ることが出来ないので、一度でいいから食べてみたいと思った。
それからあれよあれよとラナリアに乗せられて、すぐに食事をすることになり、主人に頼んで城まで一緒に来て貰った。
予想に反して、主人は食前に自ら口にしたように宮廷料理に慣れているように見えなかった。
主人のナイフやフォークの使い方が上手であるのは普段の食事を見ているので知っていたが、ラナリアの洗練された所作に比べるまでもなく、あくまで冒険者たちと比べれば上手いというレベルだった。
別世界に住んでいるかのように凄い主人が、身近になったようで嬉しくなる。
厨房から「お口にあっていたか?」「感想は何も」「ラナリア様が王族以上の最高の賓客とまで言ったんだ。絶対に無礼は見せるな」「分かっています」という会話が聞こえて来て、なんだか申し訳なくなる。
「この後、お時間はありますか? よろしければ、これからのことをお話をしたいのですけれど」
ラナリアの質問はキュウに投げ掛けているように見えて、本当に用事があるのは主人に対してだ。だからキュウは主人を見つめた。
昨日の事件が無ければ、今日はどこかのダンジョンへ行くという話をしていた。主人の常識ではアクロシア王国周辺の冒険なんて半日で行って帰ってくる程度なので、午後から行くと言われても驚かない。
「いいだろう」
主人の答えに周囲の騎士たちの鎧がカチャリと鳴った音を、キュウの耳は聞き逃さない。キュウ一人だったら尻尾が逆立つくらいに驚いただろうけど、隣に主人が居るので怖くなかった。
ラナリアの個人的な部屋だという場所へ案内されて、室内に居るのは主人、ラナリア、ラナリア付きの護衛の女性騎士らしいシャルロット、そしてキュウだ。
主人は近場の椅子へ無造作に腰掛ける。城の給仕たちの様子を見て、主人が椅子に座る際はそれを引こうと思っていたが、上手くいかなかった。ちょっとだけ情けない気持ちになって、慌てて主人の横の椅子に座った。ラナリアはその向かいに座り、シャルロットはその背後に直立する。
「そいつは?」
主人がシャルロットを視線で指さして、ラナリアへ問いかける。主人以外がやった行為だったなら、キュウは震え上がっただろうけれど、主人がやると主人の知らない人を同席させるつもりなのかな、という感覚が浮かんでくる。むしろラナリアやシャルロットが、主人の質問にどう答えるつもりか興味が湧くくらいの余裕がある。
「シャルロットは私の腹心です。すべての事情を把握していますし、同席させたいのですが、よろしいですか?」
「護衛のつもりなら無駄だぞ」
「シャルロットのレベルは五五〇。フォルティシモ様から見れば有象無象と同様でしょう。それに私がフォルティシモ様に対して叛意を持っていると思われているのは、心外です」
ラナリアの言う通りで、レベル五五〇というのはキュウのレベルとそれほど変わらない。むしろ次のダンジョンへ向かうという主人が言っていた冒険が終わる頃には、超えているかも知れないレベルでしかない。
そもそも主人の規格外であるレベル九九九九と比べたら、五〇〇だろうが一だろうが同じだろう。レベル四〇〇〇の男からの攻撃を受けたにも関わらず、まるで問題にしなかった様子を考えれば、四〇〇〇だろうが一だろうが同じ、と表現するべきかも知れない。
「ずっと気になってたんだが、この国の奴らのレベルは低すぎないか?」
信じられない発言でも、主人から見ればそうなので納得してしまった。
「お恥ずかしい限りです。ですが、私共の常識ですと、あのヴォーダンという男が非常に高かったのです。フォルティシモ様ほどではありませんでしたが」
「高い? あいつベースだけで一覚もしてないただの雑魚だぞ」
「………それはどのようなものなのですか? レベル四〇〇〇すらも問題にならないのでしょうか?」
それらはキュウも聞いたことがない。レベル四〇〇〇という数値ですらも大したことがないと思えるものならば、キュウとしても聞いておきたいので思わず主人を凝視してしまう。
「………今気にしても無駄だ。キュウのレベルが上がったら確認する」
「私もフォルティシモ様の忠実な奴隷となったことですし、将来を考えて内容だけでも教えて頂けないのでしょうか?」
「お前にキュウと同じ役割を期待した覚えはないが」
「キュウさんは特別ということですか。それは種族や才能の問題でしょうか?」
才能にも血筋にも恵まれているだろうラナリアが言うと嫌味に聞こえてしまうかも知れない言葉だったが、純粋に疑問に感じている風で嫌味が感じられない。若干前のめりになっている気がするが、気のせいだろう。
「キュウには俺がパワーレベリングをしているから、誰よりも先にレベルが上がるはずだ」
「なるほど、キュウさんはフォルティシモ様にとって特別なのですね」
「そうだな」
キュウはがたん、とテーブルに足をぶつけ、思わず椅子から転げ落ちそうになった。
「キュウ、どうした?」
「い、いえっ」
主人の特別だなんて言われて、しかも主人に肯定されて驚かないなんて無理だ。思わずまじまじと主人の顔を確認してしまう。主人は至極真面目で冗談を言っている雰囲気ではない。
「ふふっ、キュウさん、尻尾が動いてますよ」
ラナリアが口元に手を当てて、楽しそうに指摘してくる。キュウは自分の尻尾を握って押さえつけた。
「それでは、私もフォルティシモ様とキュウさんとご一緒すれば、同じレベルへ到達できますか?」
「たぶんな」
主人はたぶん欲望の腕輪という超々稀少な魔法道具のことを言っているのだろう。あれを装備しているとレベルアップの速度が異常なほど早くなる。
「是非、私もお願いします!」
「レベルを上げたいのか?」
「はい。もちろんフォルティシモ様の夜伽もさせて頂きますよ」
主人はキュウを見つめた。尻尾を掴んでいる自分の姿を見られて、恥ずかしくなってしまう。
「お前は王女だぞ」
「まだ未発表ですが、私は王位継承権は放棄いたします」
キュウにアクロシア王政の知識は市井の噂くらいしかないが、ラナリアは凄いことを言っているのではないだろうか。
「………ならいいか」
主人の常識ではそれで良いらしいが、この国ではどう考えてもマズイ。こういう状況をフォローするのをキュウは期待されている。
「あの、そんなことをして、大丈夫なのでしょうか………?」
「表向き今回の件の責任を取る形になるでしょう。また、自国の者でない方から【隷従】を受けている私を政治の中枢に関わらせるわけにはいきません」
今回の件、キュウの被害は時計を無くしただけだし、知り合いのカイルの仲間たちも無事だった。フィーナたちも解放されたことを確認している。主人はもちろん怪我一つ追わずに目の前に居る。
そのためまるで八方無事で収まったかのような気分だったが、国全体で考えれば受けた被害はキュウの想像を超えるものだろう。それが分かったところで、キュウに出来ることなど何も無いが。
「表向きってのいうのは、裏の事情があるのか?」
主人の質問にラナリアは目を細めた。
「ここからは他の方へ漏らさないで欲しいのですが」
「ああ。キュウもいいな?」
「はい」
主人はここでもキュウに命令をしなかった。ラナリアが笑った。まるで何かが成就したような顔だった。
「そうですね。私はフォルティシモ様やキュウさんと出会い、世界が開けました」
「世界が開けたって、大袈裟だな」
「大袈裟ではありません。私は私の願いとアクロシアの繁栄を同時に達成する手段を得られたのです。本当にキュウさんには感謝してもし足りません」
突然感謝の言葉を向けられて、戸惑う。
「私はもう好きでもない男に抱かれたり、国のために一生媚びへつらう必要もありません。私はフォルティシモ様とキュウさんのお陰で、自由を得ることができました」
「自由って、俺に【隷従】を掛けられてるだろうが。俺はお前に容赦なく命令するぞ」
「フォルティシモ様であればどうぞ。ただ、キュウさんが見ている前で言えることにしてくださいね?」
「………」
主人からは何の制約も受けていないとは言え、キュウが主人から【隷従】を受けていることは純然たる事実なので、すぐに肯定するだろうと思ったのに主人は何も言わなかった。
「私はキュウさんと出会い、フォルティシモ様と出会えたことを本当に幸福だと思っています」
ラナリアに色々聞かれて思ったのは、キュウは主人を何も知らないということだった。話して欲しいなんて我儘は言わないけれど、知りたいと思ってしまうのは止められない。
その中で強さ以外で主人から頼まれている仕事、料理についてふと思い出したのだ。
主人はどこかの王族で、いつも宮廷料理を食べていたかも知れない。ラナリアからそんなことを言われて、自分は宮廷料理なんて見たことさえないと気付いた。それではいくら何でも作ることが出来ないので、一度でいいから食べてみたいと思った。
それからあれよあれよとラナリアに乗せられて、すぐに食事をすることになり、主人に頼んで城まで一緒に来て貰った。
予想に反して、主人は食前に自ら口にしたように宮廷料理に慣れているように見えなかった。
主人のナイフやフォークの使い方が上手であるのは普段の食事を見ているので知っていたが、ラナリアの洗練された所作に比べるまでもなく、あくまで冒険者たちと比べれば上手いというレベルだった。
別世界に住んでいるかのように凄い主人が、身近になったようで嬉しくなる。
厨房から「お口にあっていたか?」「感想は何も」「ラナリア様が王族以上の最高の賓客とまで言ったんだ。絶対に無礼は見せるな」「分かっています」という会話が聞こえて来て、なんだか申し訳なくなる。
「この後、お時間はありますか? よろしければ、これからのことをお話をしたいのですけれど」
ラナリアの質問はキュウに投げ掛けているように見えて、本当に用事があるのは主人に対してだ。だからキュウは主人を見つめた。
昨日の事件が無ければ、今日はどこかのダンジョンへ行くという話をしていた。主人の常識ではアクロシア王国周辺の冒険なんて半日で行って帰ってくる程度なので、午後から行くと言われても驚かない。
「いいだろう」
主人の答えに周囲の騎士たちの鎧がカチャリと鳴った音を、キュウの耳は聞き逃さない。キュウ一人だったら尻尾が逆立つくらいに驚いただろうけど、隣に主人が居るので怖くなかった。
ラナリアの個人的な部屋だという場所へ案内されて、室内に居るのは主人、ラナリア、ラナリア付きの護衛の女性騎士らしいシャルロット、そしてキュウだ。
主人は近場の椅子へ無造作に腰掛ける。城の給仕たちの様子を見て、主人が椅子に座る際はそれを引こうと思っていたが、上手くいかなかった。ちょっとだけ情けない気持ちになって、慌てて主人の横の椅子に座った。ラナリアはその向かいに座り、シャルロットはその背後に直立する。
「そいつは?」
主人がシャルロットを視線で指さして、ラナリアへ問いかける。主人以外がやった行為だったなら、キュウは震え上がっただろうけれど、主人がやると主人の知らない人を同席させるつもりなのかな、という感覚が浮かんでくる。むしろラナリアやシャルロットが、主人の質問にどう答えるつもりか興味が湧くくらいの余裕がある。
「シャルロットは私の腹心です。すべての事情を把握していますし、同席させたいのですが、よろしいですか?」
「護衛のつもりなら無駄だぞ」
「シャルロットのレベルは五五〇。フォルティシモ様から見れば有象無象と同様でしょう。それに私がフォルティシモ様に対して叛意を持っていると思われているのは、心外です」
ラナリアの言う通りで、レベル五五〇というのはキュウのレベルとそれほど変わらない。むしろ次のダンジョンへ向かうという主人が言っていた冒険が終わる頃には、超えているかも知れないレベルでしかない。
そもそも主人の規格外であるレベル九九九九と比べたら、五〇〇だろうが一だろうが同じだろう。レベル四〇〇〇の男からの攻撃を受けたにも関わらず、まるで問題にしなかった様子を考えれば、四〇〇〇だろうが一だろうが同じ、と表現するべきかも知れない。
「ずっと気になってたんだが、この国の奴らのレベルは低すぎないか?」
信じられない発言でも、主人から見ればそうなので納得してしまった。
「お恥ずかしい限りです。ですが、私共の常識ですと、あのヴォーダンという男が非常に高かったのです。フォルティシモ様ほどではありませんでしたが」
「高い? あいつベースだけで一覚もしてないただの雑魚だぞ」
「………それはどのようなものなのですか? レベル四〇〇〇すらも問題にならないのでしょうか?」
それらはキュウも聞いたことがない。レベル四〇〇〇という数値ですらも大したことがないと思えるものならば、キュウとしても聞いておきたいので思わず主人を凝視してしまう。
「………今気にしても無駄だ。キュウのレベルが上がったら確認する」
「私もフォルティシモ様の忠実な奴隷となったことですし、将来を考えて内容だけでも教えて頂けないのでしょうか?」
「お前にキュウと同じ役割を期待した覚えはないが」
「キュウさんは特別ということですか。それは種族や才能の問題でしょうか?」
才能にも血筋にも恵まれているだろうラナリアが言うと嫌味に聞こえてしまうかも知れない言葉だったが、純粋に疑問に感じている風で嫌味が感じられない。若干前のめりになっている気がするが、気のせいだろう。
「キュウには俺がパワーレベリングをしているから、誰よりも先にレベルが上がるはずだ」
「なるほど、キュウさんはフォルティシモ様にとって特別なのですね」
「そうだな」
キュウはがたん、とテーブルに足をぶつけ、思わず椅子から転げ落ちそうになった。
「キュウ、どうした?」
「い、いえっ」
主人の特別だなんて言われて、しかも主人に肯定されて驚かないなんて無理だ。思わずまじまじと主人の顔を確認してしまう。主人は至極真面目で冗談を言っている雰囲気ではない。
「ふふっ、キュウさん、尻尾が動いてますよ」
ラナリアが口元に手を当てて、楽しそうに指摘してくる。キュウは自分の尻尾を握って押さえつけた。
「それでは、私もフォルティシモ様とキュウさんとご一緒すれば、同じレベルへ到達できますか?」
「たぶんな」
主人はたぶん欲望の腕輪という超々稀少な魔法道具のことを言っているのだろう。あれを装備しているとレベルアップの速度が異常なほど早くなる。
「是非、私もお願いします!」
「レベルを上げたいのか?」
「はい。もちろんフォルティシモ様の夜伽もさせて頂きますよ」
主人はキュウを見つめた。尻尾を掴んでいる自分の姿を見られて、恥ずかしくなってしまう。
「お前は王女だぞ」
「まだ未発表ですが、私は王位継承権は放棄いたします」
キュウにアクロシア王政の知識は市井の噂くらいしかないが、ラナリアは凄いことを言っているのではないだろうか。
「………ならいいか」
主人の常識ではそれで良いらしいが、この国ではどう考えてもマズイ。こういう状況をフォローするのをキュウは期待されている。
「あの、そんなことをして、大丈夫なのでしょうか………?」
「表向き今回の件の責任を取る形になるでしょう。また、自国の者でない方から【隷従】を受けている私を政治の中枢に関わらせるわけにはいきません」
今回の件、キュウの被害は時計を無くしただけだし、知り合いのカイルの仲間たちも無事だった。フィーナたちも解放されたことを確認している。主人はもちろん怪我一つ追わずに目の前に居る。
そのためまるで八方無事で収まったかのような気分だったが、国全体で考えれば受けた被害はキュウの想像を超えるものだろう。それが分かったところで、キュウに出来ることなど何も無いが。
「表向きってのいうのは、裏の事情があるのか?」
主人の質問にラナリアは目を細めた。
「ここからは他の方へ漏らさないで欲しいのですが」
「ああ。キュウもいいな?」
「はい」
主人はここでもキュウに命令をしなかった。ラナリアが笑った。まるで何かが成就したような顔だった。
「そうですね。私はフォルティシモ様やキュウさんと出会い、世界が開けました」
「世界が開けたって、大袈裟だな」
「大袈裟ではありません。私は私の願いとアクロシアの繁栄を同時に達成する手段を得られたのです。本当にキュウさんには感謝してもし足りません」
突然感謝の言葉を向けられて、戸惑う。
「私はもう好きでもない男に抱かれたり、国のために一生媚びへつらう必要もありません。私はフォルティシモ様とキュウさんのお陰で、自由を得ることができました」
「自由って、俺に【隷従】を掛けられてるだろうが。俺はお前に容赦なく命令するぞ」
「フォルティシモ様であればどうぞ。ただ、キュウさんが見ている前で言えることにしてくださいね?」
「………」
主人からは何の制約も受けていないとは言え、キュウが主人から【隷従】を受けていることは純然たる事実なので、すぐに肯定するだろうと思ったのに主人は何も言わなかった。
「私はキュウさんと出会い、フォルティシモ様と出会えたことを本当に幸福だと思っています」
10
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる