215 / 263
北へ
猫と勇者
しおりを挟む
エレナが街道を猛スピードで駆け抜けていた。
アックスピーク、フッカのスピードに、追い抜く馬車からの視線を痛いほど浴びていく。
特に急ぐように言われた訳ではない。だけどアックスピークで行けと言われたという事は、そういう事だ。
これでも【スミテマアルバレギオ】の団員、ここで意地を見せないと。
エレナは手綱を握る手に力を込める。
気が付けば、目の前に中央が見えていた。
大きな城門を抜け、目の前にそびえ立つ城を目指す。
「大きい」
駆け抜けながら、言葉が自然と漏れていく。
ミドラスより、平和で落ち着いた佇まいを感じる。
幸せに溢れる光景が後ろへと流れて行った。
「止まれ」
城の入口を守る衛兵に止められる。
エレナは怯む事なく、封蠟を見せた。
真っ赤なその封蠟に描かれる蛇とサーベルタイガーの印。
「【スミテマアルバレギオ】の使いです! 急いで勇者様の関係者にお目通しをお願いします」
少しばかり怪訝な表情を見せながらも衛兵は直ぐに下がり、確認を取りに行った。
エレナはフッカから降りて、大きな城門の前でじっと待つ。
しばらくもせずに奥から体の大きな壮年のヒューマンが現れた。
エレナの事を少し不思議そうに見つめたが、すぐに笑みを向ける。
「お嬢ちゃん、【スミテマアルバレギオ】の知り合いかい?」
いかにも男性らしい声色で、静かに問われた。
エレナは真っ直ぐな目で見つめ返す。
「いえ、私は【スミテマアルバレギオ】の団員です」
男は少し驚いた顔をみせたが、すぐに笑顔を見せる。
「そうか。お嬢ちゃんは団員か。【スミテマアルバレギオ】のみんなは元気か? この間世話になったばかりなのだ。お! 名乗ってなかったな、失礼。私はクラカン。お嬢ちゃん名前は?」
「エレナ、エレナ・イルヴァンと申します。みんな元気ですよ」
エレナが頭を下げると、嬉しそうに笑顔向ける。
「エレナか。随分としっかりしているな。では、行こう。こっちだ」
豪奢な廊下。
天井は高く、白い装飾の施された壁に、真っ赤なふかふかの絨毯が敷かれている。
エレナは柔らかな絨毯を踏みしめながら、クラカンの後ろをついて行った。
キルロさんの実家も凄いけど、これはちょっと次元が違うかも。
厳かで荘厳。
部屋の扉として見た事もない大きな扉を、両脇に控える衛兵が開けてくれた。
エレナは立ち止まる事なく、大きな部屋の中へ足を踏み入れる。
いくつもの装飾を施す太い柱が両脇に並び、見上げると柔らかな色合いで塗られた天井画が一面に描かれていた。
部屋の奥に進むと長いテーブルと椅子が置かれている。
余りの豪華さに、場違い感から落ち着かない。
一番奥の少し高くなった場所。
そこに置かれている豪奢な椅子の側に、佇むふたりの男性が目に映る。
ふたりとも栗色の巻き毛が特徴的。
柔和な笑顔で佇む男性の瞳が、左右で色が違う事にエレナは少し驚いた。
向かいに佇む男性はがっちりとした体躯で、凛とした強さを感じる。
ピカピカの鎧を身に着け、エレナとクラカンを見つけると、ふたりとも嫌味のない笑顔を向けてくれた。
笑顔を向けるその姿は、まるで一枚の絵画を切り取ったのではと思えるほど、絵になっている。
エレナの緊張を察したのか、オッドアイの男性が歩み寄った。
「初めまして。アルフェン・ミシュロクロインです。【スミテマアルバレギオ】にはいつもお世話になっていますね。こんな可愛い団員がいたのは知らなかったけどね」
柔らかな笑みと共に差し出された手を、エレナは両手で丁寧に包み込む。
緊張の度合いが跳ね上がった。
「エ、エ、エ、エレナ・イルヴァンです。は、初めまして」
「そんなに緊張しなくていいよ。あっちは兄のアステルス」
「やあ!」
アステルスは軽く手を上げる。
エレナはアステルスに何度も頭を下げ、書状の存在を思い出し、慌てて懐から書状を手渡した。
アルフェンはペーパーナイフで綺麗に封を開け、直ぐに読み始める。
先ほどまでの柔和な笑顔は消え、真剣な表情で書状を睨んだ。
アルフェンは上目でチラッとエレナを見つめた。
「エレナは詳細を聞いているのかい?」
「いえ、私は聞いておりません」
「そうですか。アステルス⋯⋯」
読み終わるとすぐにアステルスに渡した。
アステルスの笑顔もすぐに消え、アルフェンより分かりやすく険しい表情を見せていく。
エレナもふたりの態度から重大な事が書いてあると予想がついた。
沈黙の時間がしばらく続く、広い部屋に緊張感が漂い始める。
エレナは所在なく、ソワソワしているとクラカンが椅子を引いてくれた。
座り心地のいい豪華な椅子にチョコンと座り、ふたりの所作から目を離せない。
アルフェンが口元に笑みを湛え、エレナに向いた。
「エレナ・イルヴァン。【スミテマアルバレギオ】の今後の事を何か聞いているかい?」
穏やかだか、凄みを感じる言葉に気圧される。
深呼吸して真っ直ぐに向いた。
「シルさん達と北に行くと仰っていました。今、急ピッチで準備をしています」
アルフェンはエレナの言葉に何度も頷いた。
「ご苦労様でしたね。ゆっくり休んでいくといい」
「ありがとうございます。でも、【スミテマアルバレギオ】の仕事がまだ残っていますので失礼致します」
「そうですか。やはり忙しいのですね、ちなみにどちらに?」
「アルバです」
エレナの力強い返事にアルフェンも大きく頷いた。
「エレナ・イルヴァン。いろいろありがとう道中気を付けて」
「ありがとうございます」
エレナは頭を下げた。
部屋をあとにしようかと歩きだしたが、ふと足を止め、振り返った。
「あのう、勇者様ですよね。ハルさんやキルロさん、みんなを宜しくお願いします」
エレナが深々と頭を下げた。
今のエレナに出来る事はこれだけ。
アルフェンもアステルスも少し面食らったがすぐに笑顔を向けた。
「まかされました。全力で彼らを助力しますよ、約束しましょう」
アルフェンの言葉にアステルスも頷いた。
柔らかに語る言葉に力強さを感じる。
エレナはその言葉に破顔すると部屋をあとにして、一路アルバを目指した。
大型馬車が連なり、街道をひたすら北へと進路を取った。
眠る者、膝を抱える者、外を覗く者。
概ね、口数は少なく、今は静かに滾らせていた。
約一名、【ルプスコナレギオ(王の王冠)】の犬人シモーネ・ビガンを除いて。
「ねえねえ、これ何?」
シモーネは布を被った小山を指差した。
ハルヲは首を傾げ、キルロを顎で指す。
「【スミテマ】団長、これなに? なに?」
手綱を握っているキルロの肩越しにシモーネが突然顔を出してきた。
「うわっ! 近い、近い! びっくりさせるな。どれ? ああ、それか。それは弩砲だ」
「開けて見てもいい?」
「ああ、構わない」
「おい、シモーネ止めんか」
「いいって言ってんだから、いいじゃん。じゃーん! おほー! すごい!」
ロクの制止も聞かず、シモーネが布をめくると真新しい真っ黒な弩砲が現れた。
荷台からはちょっとしたどよめきが起こる。
初めて見る黒の弩砲を一同がしげしげと眺めていく。
背中越しに感じたどよめきに、キルロは少し照れていた。
「ウチ専用だな。ハルヲしかきっと扱えない」
ロクが首を傾げた、通常の弩砲なら弓師だったら扱える。
【スミテマアルバレギオ】専用とな?
ロクは訝しげにその黒い弩砲を眺めた。
シモーネは後ろ手に回すと頬を膨らます。
「えー、そうなの? 撃ってみたかったな」
「パワーがないと固くて弦が引けないんだ。ドワーフ並みのパワーがいるぞ」
「ドワーフじゃ、矢が当たらないじゃん」
「そう、だからウチ専用なんだよ」
「うん? あ! それで【スミテマ】副団長専用か! いいなぁ。私もなんか専用欲しいなぁー」
マイペースなシモーネにロクは嘆息する。
どうやらこの自由人のお目付役を仰せつかっているらしい。
ハルヲも初めて聞いた話に、改めて弩砲を眺め直した。
二頭の騎馬、道無き森を駆け抜けていた。
絶えず後ろを振り返り、また前を向く。
傷だらけの体に、泥まみれの姿。
吐く息の荒さから、体力の消耗見るからに明らかだった。
「追ってきている気配はないな」
「今のところはですけどね。セロ、起きなさい」
気を失い、地面にうつ伏せていたセロを拾い、混乱に乗じて逃げた。
薄っすらと目開けていく、顎の砕けたセロはうまく話せない。
ただ、その瞳には復讐を誓う悔しさを浮かべていた。
「追手はオットの所か。面倒くせえな」
「そうだと思います。どこか当てはあるのですか?」
「とりあえず一度立て直して、仕方ないがヤツらと合流するしかあるまい」
アッシモが嘆息しながら言葉を吐いた、良策とはいえないが今取れるべき策がそれしか見つからなかった。
「セルバのところですか。私もあの方は得意ではありません」
「なかなかイカレ具合だからな。ただ、こうなると仕方あるまい」
アシッモ達はまた道無き森へと消えて行った。
アックスピーク、フッカのスピードに、追い抜く馬車からの視線を痛いほど浴びていく。
特に急ぐように言われた訳ではない。だけどアックスピークで行けと言われたという事は、そういう事だ。
これでも【スミテマアルバレギオ】の団員、ここで意地を見せないと。
エレナは手綱を握る手に力を込める。
気が付けば、目の前に中央が見えていた。
大きな城門を抜け、目の前にそびえ立つ城を目指す。
「大きい」
駆け抜けながら、言葉が自然と漏れていく。
ミドラスより、平和で落ち着いた佇まいを感じる。
幸せに溢れる光景が後ろへと流れて行った。
「止まれ」
城の入口を守る衛兵に止められる。
エレナは怯む事なく、封蠟を見せた。
真っ赤なその封蠟に描かれる蛇とサーベルタイガーの印。
「【スミテマアルバレギオ】の使いです! 急いで勇者様の関係者にお目通しをお願いします」
少しばかり怪訝な表情を見せながらも衛兵は直ぐに下がり、確認を取りに行った。
エレナはフッカから降りて、大きな城門の前でじっと待つ。
しばらくもせずに奥から体の大きな壮年のヒューマンが現れた。
エレナの事を少し不思議そうに見つめたが、すぐに笑みを向ける。
「お嬢ちゃん、【スミテマアルバレギオ】の知り合いかい?」
いかにも男性らしい声色で、静かに問われた。
エレナは真っ直ぐな目で見つめ返す。
「いえ、私は【スミテマアルバレギオ】の団員です」
男は少し驚いた顔をみせたが、すぐに笑顔を見せる。
「そうか。お嬢ちゃんは団員か。【スミテマアルバレギオ】のみんなは元気か? この間世話になったばかりなのだ。お! 名乗ってなかったな、失礼。私はクラカン。お嬢ちゃん名前は?」
「エレナ、エレナ・イルヴァンと申します。みんな元気ですよ」
エレナが頭を下げると、嬉しそうに笑顔向ける。
「エレナか。随分としっかりしているな。では、行こう。こっちだ」
豪奢な廊下。
天井は高く、白い装飾の施された壁に、真っ赤なふかふかの絨毯が敷かれている。
エレナは柔らかな絨毯を踏みしめながら、クラカンの後ろをついて行った。
キルロさんの実家も凄いけど、これはちょっと次元が違うかも。
厳かで荘厳。
部屋の扉として見た事もない大きな扉を、両脇に控える衛兵が開けてくれた。
エレナは立ち止まる事なく、大きな部屋の中へ足を踏み入れる。
いくつもの装飾を施す太い柱が両脇に並び、見上げると柔らかな色合いで塗られた天井画が一面に描かれていた。
部屋の奥に進むと長いテーブルと椅子が置かれている。
余りの豪華さに、場違い感から落ち着かない。
一番奥の少し高くなった場所。
そこに置かれている豪奢な椅子の側に、佇むふたりの男性が目に映る。
ふたりとも栗色の巻き毛が特徴的。
柔和な笑顔で佇む男性の瞳が、左右で色が違う事にエレナは少し驚いた。
向かいに佇む男性はがっちりとした体躯で、凛とした強さを感じる。
ピカピカの鎧を身に着け、エレナとクラカンを見つけると、ふたりとも嫌味のない笑顔を向けてくれた。
笑顔を向けるその姿は、まるで一枚の絵画を切り取ったのではと思えるほど、絵になっている。
エレナの緊張を察したのか、オッドアイの男性が歩み寄った。
「初めまして。アルフェン・ミシュロクロインです。【スミテマアルバレギオ】にはいつもお世話になっていますね。こんな可愛い団員がいたのは知らなかったけどね」
柔らかな笑みと共に差し出された手を、エレナは両手で丁寧に包み込む。
緊張の度合いが跳ね上がった。
「エ、エ、エ、エレナ・イルヴァンです。は、初めまして」
「そんなに緊張しなくていいよ。あっちは兄のアステルス」
「やあ!」
アステルスは軽く手を上げる。
エレナはアステルスに何度も頭を下げ、書状の存在を思い出し、慌てて懐から書状を手渡した。
アルフェンはペーパーナイフで綺麗に封を開け、直ぐに読み始める。
先ほどまでの柔和な笑顔は消え、真剣な表情で書状を睨んだ。
アルフェンは上目でチラッとエレナを見つめた。
「エレナは詳細を聞いているのかい?」
「いえ、私は聞いておりません」
「そうですか。アステルス⋯⋯」
読み終わるとすぐにアステルスに渡した。
アステルスの笑顔もすぐに消え、アルフェンより分かりやすく険しい表情を見せていく。
エレナもふたりの態度から重大な事が書いてあると予想がついた。
沈黙の時間がしばらく続く、広い部屋に緊張感が漂い始める。
エレナは所在なく、ソワソワしているとクラカンが椅子を引いてくれた。
座り心地のいい豪華な椅子にチョコンと座り、ふたりの所作から目を離せない。
アルフェンが口元に笑みを湛え、エレナに向いた。
「エレナ・イルヴァン。【スミテマアルバレギオ】の今後の事を何か聞いているかい?」
穏やかだか、凄みを感じる言葉に気圧される。
深呼吸して真っ直ぐに向いた。
「シルさん達と北に行くと仰っていました。今、急ピッチで準備をしています」
アルフェンはエレナの言葉に何度も頷いた。
「ご苦労様でしたね。ゆっくり休んでいくといい」
「ありがとうございます。でも、【スミテマアルバレギオ】の仕事がまだ残っていますので失礼致します」
「そうですか。やはり忙しいのですね、ちなみにどちらに?」
「アルバです」
エレナの力強い返事にアルフェンも大きく頷いた。
「エレナ・イルヴァン。いろいろありがとう道中気を付けて」
「ありがとうございます」
エレナは頭を下げた。
部屋をあとにしようかと歩きだしたが、ふと足を止め、振り返った。
「あのう、勇者様ですよね。ハルさんやキルロさん、みんなを宜しくお願いします」
エレナが深々と頭を下げた。
今のエレナに出来る事はこれだけ。
アルフェンもアステルスも少し面食らったがすぐに笑顔を向けた。
「まかされました。全力で彼らを助力しますよ、約束しましょう」
アルフェンの言葉にアステルスも頷いた。
柔らかに語る言葉に力強さを感じる。
エレナはその言葉に破顔すると部屋をあとにして、一路アルバを目指した。
大型馬車が連なり、街道をひたすら北へと進路を取った。
眠る者、膝を抱える者、外を覗く者。
概ね、口数は少なく、今は静かに滾らせていた。
約一名、【ルプスコナレギオ(王の王冠)】の犬人シモーネ・ビガンを除いて。
「ねえねえ、これ何?」
シモーネは布を被った小山を指差した。
ハルヲは首を傾げ、キルロを顎で指す。
「【スミテマ】団長、これなに? なに?」
手綱を握っているキルロの肩越しにシモーネが突然顔を出してきた。
「うわっ! 近い、近い! びっくりさせるな。どれ? ああ、それか。それは弩砲だ」
「開けて見てもいい?」
「ああ、構わない」
「おい、シモーネ止めんか」
「いいって言ってんだから、いいじゃん。じゃーん! おほー! すごい!」
ロクの制止も聞かず、シモーネが布をめくると真新しい真っ黒な弩砲が現れた。
荷台からはちょっとしたどよめきが起こる。
初めて見る黒の弩砲を一同がしげしげと眺めていく。
背中越しに感じたどよめきに、キルロは少し照れていた。
「ウチ専用だな。ハルヲしかきっと扱えない」
ロクが首を傾げた、通常の弩砲なら弓師だったら扱える。
【スミテマアルバレギオ】専用とな?
ロクは訝しげにその黒い弩砲を眺めた。
シモーネは後ろ手に回すと頬を膨らます。
「えー、そうなの? 撃ってみたかったな」
「パワーがないと固くて弦が引けないんだ。ドワーフ並みのパワーがいるぞ」
「ドワーフじゃ、矢が当たらないじゃん」
「そう、だからウチ専用なんだよ」
「うん? あ! それで【スミテマ】副団長専用か! いいなぁ。私もなんか専用欲しいなぁー」
マイペースなシモーネにロクは嘆息する。
どうやらこの自由人のお目付役を仰せつかっているらしい。
ハルヲも初めて聞いた話に、改めて弩砲を眺め直した。
二頭の騎馬、道無き森を駆け抜けていた。
絶えず後ろを振り返り、また前を向く。
傷だらけの体に、泥まみれの姿。
吐く息の荒さから、体力の消耗見るからに明らかだった。
「追ってきている気配はないな」
「今のところはですけどね。セロ、起きなさい」
気を失い、地面にうつ伏せていたセロを拾い、混乱に乗じて逃げた。
薄っすらと目開けていく、顎の砕けたセロはうまく話せない。
ただ、その瞳には復讐を誓う悔しさを浮かべていた。
「追手はオットの所か。面倒くせえな」
「そうだと思います。どこか当てはあるのですか?」
「とりあえず一度立て直して、仕方ないがヤツらと合流するしかあるまい」
アッシモが嘆息しながら言葉を吐いた、良策とはいえないが今取れるべき策がそれしか見つからなかった。
「セルバのところですか。私もあの方は得意ではありません」
「なかなかイカレ具合だからな。ただ、こうなると仕方あるまい」
アシッモ達はまた道無き森へと消えて行った。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる