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出合い
憧憬(ハルヲンスイーバ・カラログース)
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「ここだ」
キルロさんが両手を広げて見せました。
ここって⋯⋯言われても⋯⋯。三階建ての割と大きな建物の⋯⋯ここは裏口でしょうか?
ここからだと奥行きとか分からないので、全体像は分かりません。一体どこなのでしょう? 私が困惑する間もなくキルロさんが、扉を乱暴に叩いていました。
「ハルヲー! ハルヲさーん! ハルヲ様―!!」
ハルオさん? 男性?
キルロさんの呼びかけに、扉が少し開くと青い瞳のエルフさんが顔を半分だけ出して、キルロさんを睨みつけていました。険しい顔をしていますが、サラサラとなびく肩までの金髪にエルフの象徴でもある少し尖った耳。とっても綺麗なエルフさん。ただ、身長は私と同じくらいしかありません。
子供? でも、体つきはとっても女性らしく、大人のエルフさんがそのまま縮んだみたい、ちょっと不思議だけど、とても綺麗な方。
「うっーさいんだよ! いつも、いつも裏からバカみたく叫んで! あと! ハルヲって呼ぶな! 何回も同じ事言わすな!!」
「まぁ、まぁ、まぁ」
女性らしい低めの声を響かせ、綺麗な顔で凄く怒っています。
私はその勢いに思わず固まっていました。
キルロさんは、どこ吹く風。まったく気にする素振りも見せずニコニコと笑っています。
「じゃーん!」
「おっ?」
キルロさんがジャラジャラと鳴る小袋を渡しました。お金を返したみたいです。
「随分と早かったじゃない」
「やる時はやる男だからな」
「だったらいつも、やる気出しなさいよ」
「ぅっ⋯⋯」
エルフさんが冷たく笑うと、キルロさんは何も言えずに怯んでしまいました。何だかとても仲良しなのですね。
⋯⋯お友達同士なのでしょうか。
「数えなくていいのか?」
「あんたに誤魔化す度胸なんてないでしょう」
「ぅぅぅっ⋯⋯」
「あれ? 後ろの猫の子⋯⋯まさか⋯⋯あんたの?!」
「んなわけあるかっ! 年が合わないだろうが!」
「ま、そんな甲斐性もないしね。そらぁそうか」
小さなエルフさんはひとり納得しています。私の事ですよね。
私は後ろで少し小さくなって、目立たないようにとしていましたが、キルロさんが私の背中を押して、小さなエルフさんの目の前に押し出します。
透き通るように青いその瞳が私を射抜きます。その視線に私の心臓が飛び出しそうなほどドキドキしていきます。ただ、その瞳に怖さはありませんでした。
「ほら」
キルロさんが優しく急かします。私はドキドキしたまま、頭を下げました。
「エ、エレナ・イルヴァンと⋯⋯言います」
「ハルよ、宜しくエレナ」
ハルさんが、横目でキルロさんを睨むとキルロさんは口端を上げて見せていました。
「エレナ、キノと一緒にあそこのサーベルタイガーと遊んできな」
「おっきいー!」
少し離れた所で寛いでいる白虎を指差します。私は緊張し過ぎていたのか、まったく気付いていませんでした。
私の倍くらいありそうな、大きな牙を持つ純白の虎。
首に黄色と茶色、二色に染め上がったスカーフを巻いて寛いでいます。良く見るとキノの鼻のピアスも同じ色ですね。何か意味がありそうです。
キノと同じで、虎なのに怖い感じが一切ありません。キノが近づくと、ポテっと横に寝そべり、キノがそのフカフカのお腹に体を預けました。私もそっとそのお腹に手を置きます。モフモフであったかい。
『ゴゴォロロロロ⋯⋯』
顎を突き出して、太い声で喉を鳴らします。撫でろって事かな? 恐る恐る顎に手を置きます。モフモフの毛に私の手が沈んで行き、柔らかくて気持ちいい。
私はそのまま撫でていきました。
『ゴロロロロロォ⋯⋯』
気持ち良さそうに目を細めました。私は嬉しくなってずっと撫でます。
もしかして、あなたも私を受け入れてくれるの?
悪意のない瞳は優しい気分になれるね。キノも何だか嬉しそうにその様子を見ています。
私がそう感じただけかも知れないけど。
(だから頼むよ⋯⋯)
(あんたねぇ⋯⋯)
キルロさんとハルさんはずっと話していました。キルロさんは身振り手振りで何かを必死に訴えています。ハルさんは腕を組んで厳しい顔を向けていました。
何の話をしているのでしょう?
「エレナ! ちょっと来て」
私は唐突にハルさんに呼ばれ、首を傾げながら、ふたりの元に向かいます。
「エレナ。ここには、いろんな仔達がいるわ。冒険に連れて行く仔、ペットとして可愛がられている仔。病気になっちゃった仔や、怪我をして動けなくなっている仔、もう助かる見込みのない仔達⋯⋯。他にもいろいろな境遇の仔がいるの。可愛いだけじゃない、辛いや、悲しい事も否が応でもつきまとう所。それにあなたは耐えられる?」
突然の質問に、私は動揺してしまいます。ただ、ハルさんの声色はとても穏やかで優しく私の心に響きました。私はハルさんの言葉をしっかりと受け止めます。
「はい」
自分でもびっくりするほど、力強く答えられました。ハルさんは、少し微笑み頷いてくれます。
「じゃあ、エレナ。それで、あなたはここで何をしたいの?」
したい事?
ここで?
いろいろな仔?
私がここで出来る事?
毛布とパン屋の往復しかしてこなかった私に出来る事なんて何ひとつない。
私の世界がモノクロに戻ってしまう。
気が付くと私はまた俯いていました。
キルロさんが両手を広げて見せました。
ここって⋯⋯言われても⋯⋯。三階建ての割と大きな建物の⋯⋯ここは裏口でしょうか?
ここからだと奥行きとか分からないので、全体像は分かりません。一体どこなのでしょう? 私が困惑する間もなくキルロさんが、扉を乱暴に叩いていました。
「ハルヲー! ハルヲさーん! ハルヲ様―!!」
ハルオさん? 男性?
キルロさんの呼びかけに、扉が少し開くと青い瞳のエルフさんが顔を半分だけ出して、キルロさんを睨みつけていました。険しい顔をしていますが、サラサラとなびく肩までの金髪にエルフの象徴でもある少し尖った耳。とっても綺麗なエルフさん。ただ、身長は私と同じくらいしかありません。
子供? でも、体つきはとっても女性らしく、大人のエルフさんがそのまま縮んだみたい、ちょっと不思議だけど、とても綺麗な方。
「うっーさいんだよ! いつも、いつも裏からバカみたく叫んで! あと! ハルヲって呼ぶな! 何回も同じ事言わすな!!」
「まぁ、まぁ、まぁ」
女性らしい低めの声を響かせ、綺麗な顔で凄く怒っています。
私はその勢いに思わず固まっていました。
キルロさんは、どこ吹く風。まったく気にする素振りも見せずニコニコと笑っています。
「じゃーん!」
「おっ?」
キルロさんがジャラジャラと鳴る小袋を渡しました。お金を返したみたいです。
「随分と早かったじゃない」
「やる時はやる男だからな」
「だったらいつも、やる気出しなさいよ」
「ぅっ⋯⋯」
エルフさんが冷たく笑うと、キルロさんは何も言えずに怯んでしまいました。何だかとても仲良しなのですね。
⋯⋯お友達同士なのでしょうか。
「数えなくていいのか?」
「あんたに誤魔化す度胸なんてないでしょう」
「ぅぅぅっ⋯⋯」
「あれ? 後ろの猫の子⋯⋯まさか⋯⋯あんたの?!」
「んなわけあるかっ! 年が合わないだろうが!」
「ま、そんな甲斐性もないしね。そらぁそうか」
小さなエルフさんはひとり納得しています。私の事ですよね。
私は後ろで少し小さくなって、目立たないようにとしていましたが、キルロさんが私の背中を押して、小さなエルフさんの目の前に押し出します。
透き通るように青いその瞳が私を射抜きます。その視線に私の心臓が飛び出しそうなほどドキドキしていきます。ただ、その瞳に怖さはありませんでした。
「ほら」
キルロさんが優しく急かします。私はドキドキしたまま、頭を下げました。
「エ、エレナ・イルヴァンと⋯⋯言います」
「ハルよ、宜しくエレナ」
ハルさんが、横目でキルロさんを睨むとキルロさんは口端を上げて見せていました。
「エレナ、キノと一緒にあそこのサーベルタイガーと遊んできな」
「おっきいー!」
少し離れた所で寛いでいる白虎を指差します。私は緊張し過ぎていたのか、まったく気付いていませんでした。
私の倍くらいありそうな、大きな牙を持つ純白の虎。
首に黄色と茶色、二色に染め上がったスカーフを巻いて寛いでいます。良く見るとキノの鼻のピアスも同じ色ですね。何か意味がありそうです。
キノと同じで、虎なのに怖い感じが一切ありません。キノが近づくと、ポテっと横に寝そべり、キノがそのフカフカのお腹に体を預けました。私もそっとそのお腹に手を置きます。モフモフであったかい。
『ゴゴォロロロロ⋯⋯』
顎を突き出して、太い声で喉を鳴らします。撫でろって事かな? 恐る恐る顎に手を置きます。モフモフの毛に私の手が沈んで行き、柔らかくて気持ちいい。
私はそのまま撫でていきました。
『ゴロロロロロォ⋯⋯』
気持ち良さそうに目を細めました。私は嬉しくなってずっと撫でます。
もしかして、あなたも私を受け入れてくれるの?
悪意のない瞳は優しい気分になれるね。キノも何だか嬉しそうにその様子を見ています。
私がそう感じただけかも知れないけど。
(だから頼むよ⋯⋯)
(あんたねぇ⋯⋯)
キルロさんとハルさんはずっと話していました。キルロさんは身振り手振りで何かを必死に訴えています。ハルさんは腕を組んで厳しい顔を向けていました。
何の話をしているのでしょう?
「エレナ! ちょっと来て」
私は唐突にハルさんに呼ばれ、首を傾げながら、ふたりの元に向かいます。
「エレナ。ここには、いろんな仔達がいるわ。冒険に連れて行く仔、ペットとして可愛がられている仔。病気になっちゃった仔や、怪我をして動けなくなっている仔、もう助かる見込みのない仔達⋯⋯。他にもいろいろな境遇の仔がいるの。可愛いだけじゃない、辛いや、悲しい事も否が応でもつきまとう所。それにあなたは耐えられる?」
突然の質問に、私は動揺してしまいます。ただ、ハルさんの声色はとても穏やかで優しく私の心に響きました。私はハルさんの言葉をしっかりと受け止めます。
「はい」
自分でもびっくりするほど、力強く答えられました。ハルさんは、少し微笑み頷いてくれます。
「じゃあ、エレナ。それで、あなたはここで何をしたいの?」
したい事?
ここで?
いろいろな仔?
私がここで出来る事?
毛布とパン屋の往復しかしてこなかった私に出来る事なんて何ひとつない。
私の世界がモノクロに戻ってしまう。
気が付くと私はまた俯いていました。
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