上 下
89 / 169
ブライダルハネムーン

ブライダルハネムーン 3―4 ※

しおりを挟む



・・・あれ・・・?俺、さっきまでソファーで膝立ちで・・・後ろからイルファンに抱かれていたのに・・・何でベッドで立ったまま・・・せっくすしてるの・・・?

「あっ・・ぁんっ!・・いるふぁん、べっど・・ごろんって・・したいっ・・ぎゅって・・抱っこ・・・んん~!!」

天蓋の支柱にすがり付いて、後ろからイルファンに激しく揺さぶられて・・・揺れる足元も不安定で、イルファンの熱を・・・ナカでしか感じられなくて、寂しくて、熱いイルファンの肌が恋しくて。

不意に気が付いて、ちゃんと言葉で伝えれば・・・ふわりと躰が浮き上がって、くるっと躰が回ってちゃんとぎゅって抱き締められた。

「・・ふ・・・っ・・ん?最中さなかに、とは珍しい・・初めて、か?そうか、肌を合わせていたいのか・・・悦楽に沈み淫れていても、可愛らしい事を」

ベッドのシーツに背中を預けて、ぎゅぅって抱き締めてくれる、イルファンの熱さを感じて嬉しい、ほっとするのは何でかな・・・?

ちょっとだけ、じっとしていてくれたイルファンが、またぐんって動き出す。

蕾とナカここは・・・確りと華ひらいたな。毎日毎夜の褥で、間を置かずに愛で続けると・・・こんなにも健気に、淫らに愛らしく綻ぶのだな」

こんなに、ずっと、いっぱいえっちしてたら・・・やらしく、なっちゃうよっ・・・えっちな躰にしたの、いるふぁん、だよ・・・?

「・・・くっ・・こんなにも綻んで柔らかいのに、こんなにも狭く・・絡み締め付けて。・・・くくっ・・こら、伊織。そんなに可愛らしく甘えてくれるな・・・愛おしすぎて、また箍が外れてしまうぞ?」

だって、すごいのっ・・・きもちいい・・・あっ、おくっ・・・もっと、ぐりぐりっ・・やぁっ・・イっちゃ、っう・・んんっ~~!!


・・・やだやだっ・・・ぎゅって、してっ!・・・んっ・・ちゅう、もっと・・・

「うっ・・・く、すごい、な。ナカがしゃぶりつき・・・奥が、子種をねだって吸い付いて・・・っ」

んんっ・・・ナカ、奥がっ・・・あんっ!いるふぁんの、おちんちん・・・もっと、んんっ・・あっついの、ちょうだいっ・・・!!

「・・・伊織っ・・・愛しているっ・・・!」






ーーーそれから、


ぷっつりと、記憶がない。

因みに最後の記憶は、顎から汗を滴らせる超絶色っぽいイルファンと。“イルファンだんなさまだいすき”って、伝えたって事だ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

未亡人となった側妃は、故郷に戻ることにした

星ふくろう
恋愛
 カトリーナは帝国と王国の同盟により、先代国王の側室として王国にやって来た。  帝国皇女は正式な結婚式を挙げる前に夫を失ってしまう。  その後、義理の息子になる第二王子の正妃として命じられたが、王子は彼女を嫌い浮気相手を溺愛する。  数度の恥知らずな婚約破棄を言い渡された時、カトリーナは帝国に戻ろうと決めたのだった。    他の投稿サイトでも掲載しています。

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

悪意か、善意か、破滅か

野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。 婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、 悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。 その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。

今日もお嬢様はままならない

minmi
恋愛
今日こそは!今日こそ伝えるんだ!この想いを! でも待って緊張して言葉が出てこない! 異世界転生した三十路女が少女に生まれ変わり、今日も頑張って執事に告白………出来ない!恥ずかしい! 理想と結婚するため今日も頑張る少女の物語。 作者の精神安定のためにも温かい言葉をいただければ嬉しいです。 でないと続けられる自信がないため。 他にもBLですが「二度目の人生ゆったりと??」を連載中のため読んでいただければ嬉しいです。

訳あり侯爵様に嫁いで白い結婚をした虐げられ姫が逃亡を目指した、その結果

柴野
恋愛
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。 彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。 しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。 「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」 逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。 あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。 しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。 気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……? 虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。 ※小説家になろうに重複投稿しています。

どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。

kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。 前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。 やばい!やばい!やばい! 確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。 だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。 前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね! うんうん! 要らない!要らない! さっさと婚約解消して2人を応援するよ! だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。 ※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。

迷子の僕の異世界生活

クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。 通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。 その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。 冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。 神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。 2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。

処理中です...