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番外 ※時間軸はランダムです
イルファンの脳内記録 4 ※微
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・“イオリ、がんばる 3 ” にリンクしております。
ある晩の事だ。私のイオリが私を“寝かし付けよう”という、可愛らしい世話を焼こうとしてくれたのだ。
私の睡眠時間が取れていないのではないか、という優しい心配からの行動であったが、そもそも私は日に3時間程度の休息が取れれば十分なのだ。
夜は愛おしいイオリとの癒しの時間とその後に少々休み、朝の鍛練をした後は執務をし、昼の休息時間には睡眠時間が足りない(閨事で気怠そうなイオリも艶やかで良いのだが、他の者に見せる訳にはいかぬからな)イオリと共に、執務室のプライベートスペースのベッドで2時間程度も休めば万全だ。
それに、私の現在の体調は頗る良いのだ。
睡眠・休息時間もそうだが、何より癒される時間がとても多く心身ともに充実しているのだ。
それ故、癒しの時間が“回復の時間”を増やしている程なのだ。
武術の指南役からは、体力と気力の向上と精神面の強化がされていると驚かれた程だ。
私の“癒し”とは、云うまでもなくイオリとの時間だ。
共に過ごす時間ーーー食事をしたり茶を飲んでイオリとの会話を楽しむのも、ただ一緒に居るだけであっても勿論そうであると云える。
しかし、何よりも癒されるのはイオリとの褥での睦み合いであろう。
・・・イオリとのあの時間が癒しでなくて、何が癒しだと云うのだ?
愛するイオリをこの腕に抱き、愛らしく淫らに乱れる躰を、可愛らしく蕩ける心と声を愛い貌を、私のモノに出来る・・・躰も心も素晴らしく癒される時間・・・また、イオリからも求められる、心地よく幸せな時間でもあるのだ。
その時間を睡眠が取れない理由と思い込むイオリは可愛らしいが、まったくの思い込みなので即刻その誤解を解くことにしたのだが。
それその様な私の事は、どうでも良いのだ。もっと心配すべきなのは、イオリ自身であるのに。
イオリはその細身の躰に、多岐にわたる才能を詰め込み、それを私の為に日々精一杯使い仕事を完璧にサポートしてくれるばかりか、完璧なシステムを作成しその管理や制御までしてくれている。
以前など、私が組んだイオリへの気遣いに欠けた過密なスケジュールによって、彼が倒れた事があった。
自室の床の上に崩れ落ちるように倒れたイオリを見た時、私は自分の心臓が凍りつき躰まで氷りついて時間が止まってしまったかの様に感じた。
それ以来、イオリの仕事のスケジュール管理は私が自ら行い、決して無理はさせないと誓った。
また、閨事でもイオリのか弱さを日々思い知らされる。
ゆっくりとその躰を愛でて昂め、優しく甘く施す愛撫でなければ、その柔い肌もイオリの愛らしい“おっぱい”も“おちんちん”も、健気な後ろの蕾も・・・イオリ自身が参ってしまうのだ。
強く愛し過ぎれば“善すぎてツラい”と啼き出してしまう。その躰は敏感で、感じすぎてしまう様なのだ・・・なんという可愛らしさなのだろうか。
そのイオリは、ゆっくりと愛でて昂らせれば、艶を増し淫らに乱れて私を煽り、それに私が堪えられずに貪ってしまうーーーそして、意識を飛ばしてしまうのだ。
半ば意識を飛ばしたイオリとの湯浴みでは、それはそれは愛らしい彼を堪能出来るのが、本当に悩ましいところだ。その為に、彼を愛しすぎてしまう事すら有る程なのだ。
・・・本当にか弱く儚げなイオリは、執務室でも王宮内でもイオリが存在する場所の全て・・・褥でも細心の考慮と注意をはらい、大切にしてやらねばならない。
ーーーそれは誰に譲る筈もない、イオリの伴侶たる私の役目だ。
今宵は私を心配し、睡眠による回復をと寝かし付けようしてくれたイオリを癒し、心配への返礼をするべく、私の腕の中に囲い込んだイオリの唇に口付けを落とした。
ある晩の事だ。私のイオリが私を“寝かし付けよう”という、可愛らしい世話を焼こうとしてくれたのだ。
私の睡眠時間が取れていないのではないか、という優しい心配からの行動であったが、そもそも私は日に3時間程度の休息が取れれば十分なのだ。
夜は愛おしいイオリとの癒しの時間とその後に少々休み、朝の鍛練をした後は執務をし、昼の休息時間には睡眠時間が足りない(閨事で気怠そうなイオリも艶やかで良いのだが、他の者に見せる訳にはいかぬからな)イオリと共に、執務室のプライベートスペースのベッドで2時間程度も休めば万全だ。
それに、私の現在の体調は頗る良いのだ。
睡眠・休息時間もそうだが、何より癒される時間がとても多く心身ともに充実しているのだ。
それ故、癒しの時間が“回復の時間”を増やしている程なのだ。
武術の指南役からは、体力と気力の向上と精神面の強化がされていると驚かれた程だ。
私の“癒し”とは、云うまでもなくイオリとの時間だ。
共に過ごす時間ーーー食事をしたり茶を飲んでイオリとの会話を楽しむのも、ただ一緒に居るだけであっても勿論そうであると云える。
しかし、何よりも癒されるのはイオリとの褥での睦み合いであろう。
・・・イオリとのあの時間が癒しでなくて、何が癒しだと云うのだ?
愛するイオリをこの腕に抱き、愛らしく淫らに乱れる躰を、可愛らしく蕩ける心と声を愛い貌を、私のモノに出来る・・・躰も心も素晴らしく癒される時間・・・また、イオリからも求められる、心地よく幸せな時間でもあるのだ。
その時間を睡眠が取れない理由と思い込むイオリは可愛らしいが、まったくの思い込みなので即刻その誤解を解くことにしたのだが。
それその様な私の事は、どうでも良いのだ。もっと心配すべきなのは、イオリ自身であるのに。
イオリはその細身の躰に、多岐にわたる才能を詰め込み、それを私の為に日々精一杯使い仕事を完璧にサポートしてくれるばかりか、完璧なシステムを作成しその管理や制御までしてくれている。
以前など、私が組んだイオリへの気遣いに欠けた過密なスケジュールによって、彼が倒れた事があった。
自室の床の上に崩れ落ちるように倒れたイオリを見た時、私は自分の心臓が凍りつき躰まで氷りついて時間が止まってしまったかの様に感じた。
それ以来、イオリの仕事のスケジュール管理は私が自ら行い、決して無理はさせないと誓った。
また、閨事でもイオリのか弱さを日々思い知らされる。
ゆっくりとその躰を愛でて昂め、優しく甘く施す愛撫でなければ、その柔い肌もイオリの愛らしい“おっぱい”も“おちんちん”も、健気な後ろの蕾も・・・イオリ自身が参ってしまうのだ。
強く愛し過ぎれば“善すぎてツラい”と啼き出してしまう。その躰は敏感で、感じすぎてしまう様なのだ・・・なんという可愛らしさなのだろうか。
そのイオリは、ゆっくりと愛でて昂らせれば、艶を増し淫らに乱れて私を煽り、それに私が堪えられずに貪ってしまうーーーそして、意識を飛ばしてしまうのだ。
半ば意識を飛ばしたイオリとの湯浴みでは、それはそれは愛らしい彼を堪能出来るのが、本当に悩ましいところだ。その為に、彼を愛しすぎてしまう事すら有る程なのだ。
・・・本当にか弱く儚げなイオリは、執務室でも王宮内でもイオリが存在する場所の全て・・・褥でも細心の考慮と注意をはらい、大切にしてやらねばならない。
ーーーそれは誰に譲る筈もない、イオリの伴侶たる私の役目だ。
今宵は私を心配し、睡眠による回復をと寝かし付けようしてくれたイオリを癒し、心配への返礼をするべく、私の腕の中に囲い込んだイオリの唇に口付けを落とした。
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