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14 デスペナルティの解除の間の工作
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今の時間はちょうど昼の12時、死亡ペナルティの解除には12時間かかるから今日寝たら解除できるな。
僕は太陽の日がサンサンと輝き、時折涼しい風が吹きかかる外で作業をすることにする。
まずは木の棒とミルキーフライの上質な糸の塊を取り出した。上質な位置の塊を近くにあった水の張った木のボウルに入れ、糸の汚れを落とすと共にほどいていった。そして糸を一本一本使いやすい用に木の棒に巻き付けていく。ミルキーフライの糸は結構な長さがあるため大きなまき糸ができた。
---------------------
まき糸
ランク1
カテゴリー:【糸】
耐久度:150
解説:ミルキーフライの糸を使いやすい用に加工したまき糸
----------------------
次に食事を作ろうかな。使う食材は今日浜辺で採ってきたシジミ、アサリ、ハマグリ、サザエの貝類。ハマグリとサザエは火で焼きたかったが金網が無いのでできない。金属が欲しい。
僕はかまどに火をくべ水の入ったツボを温める。その中に先ほどの貝類をいれる。少し時間がたつと辺りにいい匂いが広がる。その匂いに引き付けられたのかワイルドベリーの茂みから4匹のミルキーフライの幼虫が出てきました。
「食べたいの?」
僕が尋ねるとミルキーフライの幼虫たちはうなずいていた。なので煮込んでいる内にミルキーフライの幼虫用に木のボウルを作った。そしてその黄のボウルに作った料理を入れる。ちなみに料理名は
---------------------
貝のスープ
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:様々な貝のうまみが解け出たスープ。だが一味足りない
----------------------
となった。スープを飲んでみると貝のうまみはあるがそれだけだった。おそらく塩を入れるだけでも激変するだろう。贅沢を言えば味噌を入れたい。具材である貝も木で作った箸で中身を食べてみるとプリップリッとした食感で美味しかった。
ミルキーフライの幼虫たちは熱いのが苦手らしく最初少し冷ましたのち、貝は貝殻ごとムシャムシャ食べスープもごくごくと飲んでいる。あの子達噛む力強!そして食べ終わるとまだ食べたいらしくつぶらな瞳を向けてくる。僕は自分の分も含めて全員の分をよそい一緒に食べた。
『貝のスープ』を作ることにより
『アイテムを50種類見つけました。SPが1増えました』
そういえばさっき『図鑑』が解放されたっていってたなあ。メニュー画面を見てみると『図鑑』タブが追加されており選んでみると総アイテム数の数(50)と各種類(植物、食材、素材、魔物、武器、道具)の図鑑のタブが出てきた。各図鑑を開いてみるとアイテム名、イメージ図、採取数、解説が書かれていた。
これは便利かも。
次はナイフの強化だ。刃の素材は『サンドクラブのハサミ』。『サンドクラブのハサミ』を『牙のナイフ』で少しずつ削りナイフの形に形成し、持ち手の部分は『木材』とはめ込めるように細工し、最後に刃である『サンドクラブのハサミ』、持ち手である木材、留め具用のミルキーフライの幼虫の『まき糸』を合わせて
---------------------
サンドクラブのナイフ
ランク2
カテゴリー:【料理】
耐久度:100
解説:刃の部分をサンドクラブのハサミにしたナイフ。丁寧に加工されていることから頑丈で切れ味も鋭い
----------------------
よし、『牙のナイフ』より強いナイフができた。試しに『木材』を加工してみたが切れ味が鋭く加工がしやすかった。これならタコも切りさけるかもしれない。
次に海の中で採った『シーガラスの花』を加工してみよう。浅めのツボに『シーガラスの花』を入れて温めてみたが・・・うーん、溶けない。やっぱり火が弱いか。調べてみるとガラスが解ける温度は700℃ぐらい。薪の火の温度は100~300℃ぐらいだから全然足りない。まだ鉄の鍋とかなら熱がこもりやすいから温度は上がりそうだけど。とりあえずガラスの花はほっとこう。
さて丈夫な糸もできたことから遠距離武器の一つである弓を作っていこう。まずは幹の太い細長い枝を加工して一本の棒を作る。この時枝を使ったのはしなりがあるからだ。そして棒をしならせながら糸を結び弦を張る。すると
ポン
---------------------
木の弓
ランク2
カテゴリー:【武器】
耐久度:30
解説:木で作られた弓。専用の矢を打ち出すことができる
----------------------
耐久力は低いけどしょうがないか。次は矢だ。『サンドクラブの殻』を加工して矢じりを作る。次に枝を細く削り先端にサンドクラブの殻でできた矢じりをミルキーフライの幼虫の糸で結んで着けて、最後に矢じりの反対側に矢を引くときに持つ持ち手を作ると
---------------------
木の矢
ランク2
カテゴリー:【矢】
耐久度:10
解説:矢じりにサンドクラブの殻を用いた矢。ただし持ち手の部分が木のため長距離の射撃はできない
----------------------
矢ができた。でも矢羽がついていないから長距離射撃はできないようだ。魔法で代用できそうだが魔法には詠唱による為があるから弓矢も必要だろう。試しに木に向かって使ってみるが・・・当たらん。弓矢って難しい。でも運よく気に当たった矢は突き刺さっていた。威力は十分みたいだ。
その日僕は木で矢筒を作った後気に向かってひたすら弓の練習をした。すると
『【投擲Lv2】は【投擲Lv3】に強化された』
『【投擲Lv3】は【投擲Lv4】に強化された』
どうやら弓は【投擲】スキルに入るみたいだ。スキル画面を見ても【弓術】や【射撃】のスキルは無かった。
【ステータス】
HP:50/230
MP:20/170
水分:70/100%
満腹度:70/100%
アタック:23
ガード :20
マジック:25
スピード:17
テクニック:25
レジスト:10
【スキル】
マジックバックLv2
鑑定Lv4
工作Lv3
伐採Lv1
採取Lv2
投擲Lv4
火の魔法Lv1
・ファイアボール
風の魔法Lv1
・ウインド
気配察知Lv1
体術Lv1
・移動速度上昇(微)
【称号】
漂流せし者
鑑定をするもの
魔物との共存
スキルを強化する者
アイテムを集める者
食材を見つける者
魔物を探す者
工作家
僕は太陽の日がサンサンと輝き、時折涼しい風が吹きかかる外で作業をすることにする。
まずは木の棒とミルキーフライの上質な糸の塊を取り出した。上質な位置の塊を近くにあった水の張った木のボウルに入れ、糸の汚れを落とすと共にほどいていった。そして糸を一本一本使いやすい用に木の棒に巻き付けていく。ミルキーフライの糸は結構な長さがあるため大きなまき糸ができた。
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まき糸
ランク1
カテゴリー:【糸】
耐久度:150
解説:ミルキーフライの糸を使いやすい用に加工したまき糸
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次に食事を作ろうかな。使う食材は今日浜辺で採ってきたシジミ、アサリ、ハマグリ、サザエの貝類。ハマグリとサザエは火で焼きたかったが金網が無いのでできない。金属が欲しい。
僕はかまどに火をくべ水の入ったツボを温める。その中に先ほどの貝類をいれる。少し時間がたつと辺りにいい匂いが広がる。その匂いに引き付けられたのかワイルドベリーの茂みから4匹のミルキーフライの幼虫が出てきました。
「食べたいの?」
僕が尋ねるとミルキーフライの幼虫たちはうなずいていた。なので煮込んでいる内にミルキーフライの幼虫用に木のボウルを作った。そしてその黄のボウルに作った料理を入れる。ちなみに料理名は
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貝のスープ
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:様々な貝のうまみが解け出たスープ。だが一味足りない
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となった。スープを飲んでみると貝のうまみはあるがそれだけだった。おそらく塩を入れるだけでも激変するだろう。贅沢を言えば味噌を入れたい。具材である貝も木で作った箸で中身を食べてみるとプリップリッとした食感で美味しかった。
ミルキーフライの幼虫たちは熱いのが苦手らしく最初少し冷ましたのち、貝は貝殻ごとムシャムシャ食べスープもごくごくと飲んでいる。あの子達噛む力強!そして食べ終わるとまだ食べたいらしくつぶらな瞳を向けてくる。僕は自分の分も含めて全員の分をよそい一緒に食べた。
『貝のスープ』を作ることにより
『アイテムを50種類見つけました。SPが1増えました』
そういえばさっき『図鑑』が解放されたっていってたなあ。メニュー画面を見てみると『図鑑』タブが追加されており選んでみると総アイテム数の数(50)と各種類(植物、食材、素材、魔物、武器、道具)の図鑑のタブが出てきた。各図鑑を開いてみるとアイテム名、イメージ図、採取数、解説が書かれていた。
これは便利かも。
次はナイフの強化だ。刃の素材は『サンドクラブのハサミ』。『サンドクラブのハサミ』を『牙のナイフ』で少しずつ削りナイフの形に形成し、持ち手の部分は『木材』とはめ込めるように細工し、最後に刃である『サンドクラブのハサミ』、持ち手である木材、留め具用のミルキーフライの幼虫の『まき糸』を合わせて
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サンドクラブのナイフ
ランク2
カテゴリー:【料理】
耐久度:100
解説:刃の部分をサンドクラブのハサミにしたナイフ。丁寧に加工されていることから頑丈で切れ味も鋭い
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よし、『牙のナイフ』より強いナイフができた。試しに『木材』を加工してみたが切れ味が鋭く加工がしやすかった。これならタコも切りさけるかもしれない。
次に海の中で採った『シーガラスの花』を加工してみよう。浅めのツボに『シーガラスの花』を入れて温めてみたが・・・うーん、溶けない。やっぱり火が弱いか。調べてみるとガラスが解ける温度は700℃ぐらい。薪の火の温度は100~300℃ぐらいだから全然足りない。まだ鉄の鍋とかなら熱がこもりやすいから温度は上がりそうだけど。とりあえずガラスの花はほっとこう。
さて丈夫な糸もできたことから遠距離武器の一つである弓を作っていこう。まずは幹の太い細長い枝を加工して一本の棒を作る。この時枝を使ったのはしなりがあるからだ。そして棒をしならせながら糸を結び弦を張る。すると
ポン
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木の弓
ランク2
カテゴリー:【武器】
耐久度:30
解説:木で作られた弓。専用の矢を打ち出すことができる
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耐久力は低いけどしょうがないか。次は矢だ。『サンドクラブの殻』を加工して矢じりを作る。次に枝を細く削り先端にサンドクラブの殻でできた矢じりをミルキーフライの幼虫の糸で結んで着けて、最後に矢じりの反対側に矢を引くときに持つ持ち手を作ると
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木の矢
ランク2
カテゴリー:【矢】
耐久度:10
解説:矢じりにサンドクラブの殻を用いた矢。ただし持ち手の部分が木のため長距離の射撃はできない
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矢ができた。でも矢羽がついていないから長距離射撃はできないようだ。魔法で代用できそうだが魔法には詠唱による為があるから弓矢も必要だろう。試しに木に向かって使ってみるが・・・当たらん。弓矢って難しい。でも運よく気に当たった矢は突き刺さっていた。威力は十分みたいだ。
その日僕は木で矢筒を作った後気に向かってひたすら弓の練習をした。すると
『【投擲Lv2】は【投擲Lv3】に強化された』
『【投擲Lv3】は【投擲Lv4】に強化された』
どうやら弓は【投擲】スキルに入るみたいだ。スキル画面を見ても【弓術】や【射撃】のスキルは無かった。
【ステータス】
HP:50/230
MP:20/170
水分:70/100%
満腹度:70/100%
アタック:23
ガード :20
マジック:25
スピード:17
テクニック:25
レジスト:10
【スキル】
マジックバックLv2
鑑定Lv4
工作Lv3
伐採Lv1
採取Lv2
投擲Lv4
火の魔法Lv1
・ファイアボール
風の魔法Lv1
・ウインド
気配察知Lv1
体術Lv1
・移動速度上昇(微)
【称号】
漂流せし者
鑑定をするもの
魔物との共存
スキルを強化する者
アイテムを集める者
食材を見つける者
魔物を探す者
工作家
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