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2章
77 ヒカル、ミミ、ローラの合同訓練⑤訓練終了
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翌日、3人は馬車に乗りメルトホルンに戻り、翔の家に来た。そしてインターホンを押すと
「おかえりなさい、みんな。さあ入って」
聖が出迎えてくれた。聖の案内でリビングに着くと翔含む全員が集まっていた。そして翔は3人に成果について聞いた。
「で、どうだった?」
すると3人はカバンからクローントレントの素材である魔石、木の皮、木材、ツタを取り出した。
「この通り倒しました」
「予想より1日早かったな。でどうやって倒したんだ?」
そう翔が聞くと3人は今回の冒険について語り始めた。すべて聞き終わったと
「うん。きちんと危なかったら退避、魔物への情報収集と対策はできたみたい。それと同じ種類の魔物との戦闘はいい判断。標的が同種又は変異種なら似通ったとこがある」
そう伝えると翔は立ちあがった。
「じゃあ期限内に倒したから褒美をわたさなくちゃ。まず三人にはマジックバックをそれぞれ戦闘用に腰に付けるタイプ、戦闘以外の目的の背負うタイプの2種類作ってあげる」
「えっ、翔さん作れるんですか?マジックバック」
ヒカルが驚くのもしょうがない。本来マジックバックはダンジョンなどから出てくる物しかなく、より高難易度の階層に行かなければ容量の大きいマジックバックは出てこない。そのためマジックバックは高値で取引されており、作り方についても研究されていたがまだ解明されていない。しかしそれはしょうがない。なぜならマジックバックはバックやカバンに時空間魔法を付与して作成されるため、現在唯一、時空間魔法が使える翔しか作ることはできない。
「まあね、でも作れることは秘密にしてね。周りがうるさいから。でマジックバックは元となるバックがいるから、それを作るか買うかして持ってきてほしいんだ。創る場合は真保達に聞けば教えてくれるから。でマジックバックを持ったときの注意点。あまり持ってますとは申告しないこと。変に狙われるから」
「わかったなの」
「で次なんだけど防具か武器のどっちにしようか迷ったけど今回は防具を作ってあげる。武器については後から武器屋に行って自分に合った武器を見繕ってきて。選び方はヒカルならアリシア、レオナとか、ミミ、ローラなら真保、聖に聞けば詳しく教えてくれるから」
「で防具はこのクローントレントの素材を使うから貰っていくよ。作るのに4日ほどかかるから、その間は皆に冒険に必要なスキルとか教えてもらったらいいよ。今回の戦闘で今自分たちに何が必要かわかったこともあるでしょ?」
翔の質問に3人はうなずいた。
「じゃあ、俺はこれから工房にこもるから食事や何かあったら読んで」
そして翔はリビングを出て行った。
「さて、3人はこれから用事がある?」
アリシアは3人に聞くと特にないようなので早速武器屋に武器を見に行った。メンバーはヒカル、ミミ、ローラの3人にアリシア、真保である。それ以外のメンバーは防具作成で翔と話し合うため残った。
武器屋に着いた一同は3人に話を聞きながら武器を選ぶ。
「まずヒカルからね。たしかロングソードを使ってたわね。何か理由はあるの?」
「いえ、もともと木の剣で練習してたのでその流れでロングソードにしました」
「そうね。ならいろいろ見てみましょうか?」
とアリシアは武器屋のおじさんに声を掛けると全員奥に入っていった。そこにはたくさんの木の人形と様々な武器が置いてあった。
「ここは実際にいろんな武器を触って自分に合った大きさを確認する場所よ。じゃあヒカルここら辺の武器で人形を攻撃していい感じの武器を探してみて?」
とヒカルを剣が置かれた場所に案内し試すように言った。
5分後
「うん。この大きさが盾とバランスが取れてるわね」
ヒカルが選んだのはロングソードより少し短い剣だった。盾は始め使ってた丸盾ラウンドシールドではなく逆三角形の少し大きめに変えた。
「次は何の素材を選ぶかね。どんな武器も使っている金属、比率、素材の種類によって使いやすさは変わるわ。新人ならまずメインは鉄、そしてなるべく軽い方がいいわ」
「なんでですか?」
「新人の時はどうしても勝てない魔物が多いから、それに遭遇して逃げ切れるようによ。でも軽すぎてもダメ!すぐに折れちゃうから。そこらへんの見極めが中級者への道よ」
「わかりました」
これでヒカルの武器と盾は決まった。
「次はミミとローラね。二人は杖だったわね?」
「はい」
「普通の新人なら使用できる魔法の属性が1つか2つだからどちらかの属性がより強化される1属性特化型の杖を進めるんだけど、ミミとローラは複数の属性の魔法が使えるから1つの属性より魔力が全体的に強化される魔力特価型の方がいいわね。属性特化型より劣るけど複数の属性魔法を使える2人には合ってるわ」
「「わかりました」」
3人は武器を選んだあとそれぞれ真保達に鍛えてもらい4日経った。
「はい、お待たせ3人共」
と3人は翔が用意した防具をつけてみた。
ヒカルの防具は表面は鉄と銅の合金で内側にクローントレントの木の皮が編み込まれている鎧で防御力もあり動きやすいように調整されている。
ミミは下は長ズボン、上は膝まで丈があるローブを着ている。それらにはクローントレントの皮と繊維が編み込まれており、全体的に紫と青に染められている。
ローラは下は短パン、上は長袖のシャツ、そしてきつね耳が隠れる三角帽子をかぶっている。こちらにもクローントレントの皮と繊維が編み込まれており、全体的に赤と緑に染められている。
「さて、これから3人には冒険者としてCランクをめざしてほしい。実力はあるはずだから後は経験。Cランクまで上がったらまた訓練してあげる。あ、でも質問とか相談は受けるから気軽に質問してくるんだよ」
「「「はい、長い間ありがとうございました」」」
「おかえりなさい、みんな。さあ入って」
聖が出迎えてくれた。聖の案内でリビングに着くと翔含む全員が集まっていた。そして翔は3人に成果について聞いた。
「で、どうだった?」
すると3人はカバンからクローントレントの素材である魔石、木の皮、木材、ツタを取り出した。
「この通り倒しました」
「予想より1日早かったな。でどうやって倒したんだ?」
そう翔が聞くと3人は今回の冒険について語り始めた。すべて聞き終わったと
「うん。きちんと危なかったら退避、魔物への情報収集と対策はできたみたい。それと同じ種類の魔物との戦闘はいい判断。標的が同種又は変異種なら似通ったとこがある」
そう伝えると翔は立ちあがった。
「じゃあ期限内に倒したから褒美をわたさなくちゃ。まず三人にはマジックバックをそれぞれ戦闘用に腰に付けるタイプ、戦闘以外の目的の背負うタイプの2種類作ってあげる」
「えっ、翔さん作れるんですか?マジックバック」
ヒカルが驚くのもしょうがない。本来マジックバックはダンジョンなどから出てくる物しかなく、より高難易度の階層に行かなければ容量の大きいマジックバックは出てこない。そのためマジックバックは高値で取引されており、作り方についても研究されていたがまだ解明されていない。しかしそれはしょうがない。なぜならマジックバックはバックやカバンに時空間魔法を付与して作成されるため、現在唯一、時空間魔法が使える翔しか作ることはできない。
「まあね、でも作れることは秘密にしてね。周りがうるさいから。でマジックバックは元となるバックがいるから、それを作るか買うかして持ってきてほしいんだ。創る場合は真保達に聞けば教えてくれるから。でマジックバックを持ったときの注意点。あまり持ってますとは申告しないこと。変に狙われるから」
「わかったなの」
「で次なんだけど防具か武器のどっちにしようか迷ったけど今回は防具を作ってあげる。武器については後から武器屋に行って自分に合った武器を見繕ってきて。選び方はヒカルならアリシア、レオナとか、ミミ、ローラなら真保、聖に聞けば詳しく教えてくれるから」
「で防具はこのクローントレントの素材を使うから貰っていくよ。作るのに4日ほどかかるから、その間は皆に冒険に必要なスキルとか教えてもらったらいいよ。今回の戦闘で今自分たちに何が必要かわかったこともあるでしょ?」
翔の質問に3人はうなずいた。
「じゃあ、俺はこれから工房にこもるから食事や何かあったら読んで」
そして翔はリビングを出て行った。
「さて、3人はこれから用事がある?」
アリシアは3人に聞くと特にないようなので早速武器屋に武器を見に行った。メンバーはヒカル、ミミ、ローラの3人にアリシア、真保である。それ以外のメンバーは防具作成で翔と話し合うため残った。
武器屋に着いた一同は3人に話を聞きながら武器を選ぶ。
「まずヒカルからね。たしかロングソードを使ってたわね。何か理由はあるの?」
「いえ、もともと木の剣で練習してたのでその流れでロングソードにしました」
「そうね。ならいろいろ見てみましょうか?」
とアリシアは武器屋のおじさんに声を掛けると全員奥に入っていった。そこにはたくさんの木の人形と様々な武器が置いてあった。
「ここは実際にいろんな武器を触って自分に合った大きさを確認する場所よ。じゃあヒカルここら辺の武器で人形を攻撃していい感じの武器を探してみて?」
とヒカルを剣が置かれた場所に案内し試すように言った。
5分後
「うん。この大きさが盾とバランスが取れてるわね」
ヒカルが選んだのはロングソードより少し短い剣だった。盾は始め使ってた丸盾ラウンドシールドではなく逆三角形の少し大きめに変えた。
「次は何の素材を選ぶかね。どんな武器も使っている金属、比率、素材の種類によって使いやすさは変わるわ。新人ならまずメインは鉄、そしてなるべく軽い方がいいわ」
「なんでですか?」
「新人の時はどうしても勝てない魔物が多いから、それに遭遇して逃げ切れるようによ。でも軽すぎてもダメ!すぐに折れちゃうから。そこらへんの見極めが中級者への道よ」
「わかりました」
これでヒカルの武器と盾は決まった。
「次はミミとローラね。二人は杖だったわね?」
「はい」
「普通の新人なら使用できる魔法の属性が1つか2つだからどちらかの属性がより強化される1属性特化型の杖を進めるんだけど、ミミとローラは複数の属性の魔法が使えるから1つの属性より魔力が全体的に強化される魔力特価型の方がいいわね。属性特化型より劣るけど複数の属性魔法を使える2人には合ってるわ」
「「わかりました」」
3人は武器を選んだあとそれぞれ真保達に鍛えてもらい4日経った。
「はい、お待たせ3人共」
と3人は翔が用意した防具をつけてみた。
ヒカルの防具は表面は鉄と銅の合金で内側にクローントレントの木の皮が編み込まれている鎧で防御力もあり動きやすいように調整されている。
ミミは下は長ズボン、上は膝まで丈があるローブを着ている。それらにはクローントレントの皮と繊維が編み込まれており、全体的に紫と青に染められている。
ローラは下は短パン、上は長袖のシャツ、そしてきつね耳が隠れる三角帽子をかぶっている。こちらにもクローントレントの皮と繊維が編み込まれており、全体的に赤と緑に染められている。
「さて、これから3人には冒険者としてCランクをめざしてほしい。実力はあるはずだから後は経験。Cランクまで上がったらまた訓練してあげる。あ、でも質問とか相談は受けるから気軽に質問してくるんだよ」
「「「はい、長い間ありがとうございました」」」
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