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1章

37 3年前の異世界転移の真実

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食事を終えた真保達に向かって翔は言った

「みんなにちょっと話したい事があるからあとでリビングに集まってほしいんだ」

「何の話?」

「ん~~、3年前俺たちがこの世界ヴィジョンに来たかについてかな」

真保達は?マークをあげながらうなずいた



少し時間がたった後一同はリビングに集まった

目の前のテーブルには紅茶とジュース、お茶が置いてあった

「各自好きな飲み物淹れて座って」

各自翔の提案にしたがい好きな飲み物を取り椅子に座った



「まずどうやって・・」

「その話私たちも混ぜてくれないかしら?」

と翔が話し始めると突然声が聞こえてきた

するとリビングに扉が現れ、その扉が開いた。扉からはティーナ、ネロを含む昼間に会った女神5人が現れた。



「ティーナさん、ネロ、アレなの?最高神って暇なの?」

「失礼だな、翔君。と言っても世界の管理は下級神、中級神、上級神たちに任してるから僕らは結構暇なんだよね。でも今回はそれだけじゃないよ。異世界転移や転生に関しては僕らが創ったものだから話に混ざったほうがいいでしょ?」

とネロ達は椅子に座りテーブルに着いた



「まあ、それなら。じゃあ改めて俺たちが召喚された異世界転移の一つ勇者召喚について説明しようか。せっかく女神様がいるから話してもらおうかな?」

と女神たちに視線を向けるとミスラが話し始めた



「ではまずワシから話そう。まず異世界転移には大きく分けて2種類ある。一つは次元のはざまに吸い込まれヴィジョンに転移することじゃ。この場合次元の壁を超えることにより身体が強化され、特殊な能力=ユニークスキルが授けられるのじゃ。2つ目は死亡した時ある条件で神界の特殊な空間に送られる。その神界でワシ、アース、シーナの誰かが転移者に説明をするのじゃ。そこでワシらからユニークスキルを授ける。

 2つ目の召還方法にも2種類あり、1つ目はそのままヴィジョンのどこかに送られる。

ヴィジョンに何か強大な力が働き、世界崩壊の危機を迎えたら、ヴィジョンから勇者が選ばれ、異世界の魂からヴィジョンに勇者として召喚される。この方法が2つ目の召喚方法、勇者召喚じゃ。この方法では神界から神器と共に使命が送られるんじゃ

いずれの召喚方法でも称号に転移者が追加される。この称号にはヴィジョンの共通言語の通訳と文字の理解が含まれいるんじゃ」



「ただし今回は特殊なケースだったんだ」

とネロが話を引き継いだ

「僕とティーナは終末神ワイズに封印される瞬間、翔達の世界から勇者になれる条件に合った魂が死んだらすぐにヴィジョンに来れるように、さらに神器を6つヴィジョン内に隠し、各国にお告げが出るように細工したんだ」

「条件に付いて今から話すことがわかり易いように少し魂の話をしましょうか。どのような生物、無機物でも魂はあります。そして一生を終えると次の生へと生まれ変わります。lこれを『魂の輪廻』と言います

そして勇者になる魂の条件はこの魂の輪廻の間に神々の誰かに直接会うことです。そして真帆さん、聖さん、そして優斗さんは以前の魂ではヴィジョンの世界の住人でそれぞれミスラ、アース、シーナと会ったことがあります。ちなみにヴィジョンでの勇者の条件は前世がヴィジョンの勇者であることとなります」

とティーナはアリシア、ミゼル、リーシャに視線を向ける



「でもここで一つ疑問が残るね。それは翔君の存在だ。これには2つの要因が含まれる。

その説明をする前に翔君のステータスを見ようか?」

とネロが翔に視線を向けると翔はうなずいた

すると皆の前に翔のステータスが現れる



現在(隠蔽有)

【名前】天魔 翔

【職業】フル・サポーター  世界の発展者

【スキル】

      鑑定【異世界辞典対応】

      異世界辞典【未知】

      見切り【神級】

      体術【神級】

      武器使い【未知】

      料理【神級】

      錬金術【神級】

      道具作成【神級】

      採取【神級】

      解体【神級】



      時空間魔法【未知】

      属性魔法【未知】

      付与魔法【未知】

      武装換装【未知】


【称号】異世界人

    エルフの盟友

    魔族の戦友

    天族の心友

    マリス商会ご意見番

    異世界を救いし者

    幼神の教育係

    創造神のお茶友達

    時空神の相談者

    ユーナのお兄ちゃん

    世界を発展させる者



「なんか見慣れないスキルがあるわ」

「称号もすごいことになってる」

「ああ、それは・・・」



翔、みんなに説明中



「みんなが翔君のステータスについて理解したところでこのステータスでもまだ隠蔽してあるんだ」

「「えっ?」」

「じゃあ、これが翔君の本当のステータス」



現在

【名前】天魔 翔

【職業】フル・サポーター  世界の発展者  【覇王】【元魔王】【元勇者】

【スキル】

      鑑定【異世界辞典対応】

      異世界辞典?

      目利き?

      見切り?

      料理【上級】

      錬金術?

      道具作成?

      書物?

      採取?

      解体?

      体術?

      武器使い?

      【極めし者】



      【魔法を極めし者】



【称号】異世界人

    エルフの盟友

    魔族の戦友

    天族の心友

    マリス商会ご意見番

    異世界を救いし者

    幼神の教育係

    創造神のお茶友達

    時空神の相談者

    ユーナのお兄ちゃん

    世界を発展させる者

    【元・星を消滅した者】

    【元・神を超越した者】

    【元・星を救いし者】

    【複合せし魂】



「翔のステータスの詳しい説明する前に先ほど言った2つの要因について説明しようか

 1つ目はユーナの影響かな。ユーナはワイズに取り込まれながら救ってくれる存在を探していた。その思いとユーナの神の力が混ざって翔を呼ぶ要因となった。

 2つ目は翔自身の魂だね。翔の魂は前世が神の戯れにより家族を殺され魔王となり星ごと消滅させ神々を殺した神を殺した魔王と邪神により家族を殺された人間が神の力を借り邪心を倒し世界を救った勇者の魂が混成して一つの魂になってるんだ。その魂によって次元の壁を越えてヴィジョンに来たんだ。だけどその転移がイレギュラーだったため、別の場所に転移してしまい職業に勇者が無かったんだ」

「そして翔さんは前世の事は知らずに真保さん達と共に戦いました。でも終末神ワイズ戦で体と精神に負荷がかかり私たちが治療する時翔さんの魂について分かったのです。それによりステータスも変化しました。

とこれが終末神ワイズにかかわる翔さん達の異世界転移の真実です」



その話を聞いた一同に沈黙が訪れる

「各自いろいろ思うことがあると思うけど今日はこれで休もう」

と翔が声をかけると真保達は寝室に、神々は神界へと戻っていった
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