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第2の人生の始まり
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4「第2の人生の始まり」
ちゅんちゅんちゅん
何やら外から鳥の鳴き声が聞こえる
そして窓からは風が吹いていて、その優しい風が俺の頬を撫でいく
何だか長い夢から覚めたようでいて、新しい朝を迎えたかのような…
「んぁ?もう着いたのか?次の世界」
目を覚ました俺は辺りを見渡し、辺りが先程いたはずの真っ暗な空間でなくなっていることから…女神さまの力によって本当に次の世界、異世界に到着したということを理解した
しかし何故だろう?
「なんで俺はベッドに寝てて、知らない場所にいるんだ?」
次の世界に来たのはいいんだが…なぜ俺は知らないベッドに寝てるんだろう?
真っ暗な空間も説明のつかない場所だったし、こんな事もあるのかな?
俺は多少疑問にも思ったが、これも女神さまのもてなしの一環なのかな?と、勝手に納得して辺りをキョロキョロと見渡す
何やら高価そうなツボや花瓶、それに綺麗に磨かれた鏡などがこの部屋には多く飾られている
なんだろう?もしかしてここは、金持ちの家なのかな?
俺が辺りを見渡して、そんな事を考えていると…
コンコン!
「失礼します…お客さま、もうお目覚めになりましたか?お目覚めであれば、王があなたをお呼びです
準備ができ次第…出来るだけ早く広間までお越しくださいませ」
と、扉の外から中年ぐらいの女性がそう俺に声を掛けてくる
ふーん、なるほどな…
その話を聞いて、どうやら俺は一般市民としてこの世界に来たわけじゃないということを理解した
もしかすると、それ込みでの女神さまの力なのかな?
などと、想像の域を超えない妄想をアレコレ考えてはいたが…今は目の前のことに集中しよう
「わかった!もう目覚めたしすぐに行く!
それと、広間の場所がわからないからちょっと扉の外で待っといてくれ!」
「かしこまりましている」
とりあえず俺は鏡で自分の髪を整え、色々身だしなみについてチェックしておく
そして、一通り整え終えると、必要なものだけ軽く手にとって、扉をゆっくり開ける
ガチャ!
ドアを開けるとすぐ側に、給仕姿の女性が一人、綺麗な姿勢で待機していた
そして俺はとりあえず、その目の前にいる40代ぐらいの女性に声を掛ける
「遅れてすまない…それではその王?の所とやらに早速行くとするか
あと申し訳ないが、その道すがらこの世界について色々教えてくれたら助かる」
おそらくこの女性は、俺が異世界人であるということは分かってるはずだ
それは俺のこの問いに対し、不思議そうな顔をしていないという事が何よりの証拠だ
よってここで色々とこの世界について尋ねていれば、多くの情報をただで教えて貰えるはずなのだ
そうすれば、この世界についての常識などを調べる手間が省けて、時間短縮につながる
まあ、そんなもん知らなくても、テキトウにやっていれば何とかなるような気もするのだが…
「はい。畏まりました!
それではこの世界について、その常識からお伝えしていきたいと思います」
女性はそう言って、俺にこの国についてというところから始まる、様々な内容についての話を…一つ一つ分かりやすく丁寧に教えてくれるのだった…
「…ですから、この世界の平和を取り戻すためにお客さまを召喚によりお呼びしたといった訳でございます
……ソロソロ王の御前でございます
くれぐれも粗相無いようにお願い致します」
「ほいっと、ありがとね給仕のお姉さん
じゃあ俺はサッサと行って来るわ」
とりあえずそう女性に礼を言って、ノックを軽くしてから『王の間』と呼ばれるこの城一番の大きな部屋に、俺一人で入っていく
まず目の前に広がるのは、王の椅子まで続くバージンロードのような赤い絨毯
そしてその先の椅子にどっしり座る、王様と見られる恰幅の良い一人の男性
その男性は大体歳は60~70代ぐらいで、頭に王冠が載っているだけの普通のおじさんのようにも見える
あんまり人を敬う事をしない俺ではあるが…まあ形だけでも敬う姿勢を見せた方がいいか
俺は入ってすぐに王に向かって深々頭を下げつつ、先程聞いた女性の話について思い出す
どうやら俺はユリヤス王国という国に召喚された勇者候補の1人みたいだ
それと俺の他にも2人勇者がいるようで、そちらはもう先に王に会っていたらしい
(シンプルにハブラれてて笑う)
そして召喚した際に、俺は眠っているような状態だったらしく、現在まで安静にしてもらっていたみたいだ
(これについては普通にありがたい)
とまあ、話を戻すが…俺以外にもちゃんと勇者がいるというなら話は早い
そんな風に俺は内心ほくそ笑みながらも顔にはもちろん出さず、とりあえず目の前の王様に向かって挨拶をしてみる
「お忙しい所失礼いたします…
勇者召喚により参上しましたタカナシ・・・カルマと申します
この度はどのようなご用件でお呼びになったのでしょうか?」
と、慣れない敬語で変な感じになっているが、まあ王に対して敬意を表してるようには見えなくはないだろう
まあ、初っ端から偽名を名乗っているのは何となくその方が面白そうと思ったからだ
するとそれを聞いた王様は「うむ」と頷き
「侍女のものから聞いているかもしれないが、現在この国には魔王からの脅威が迫ってきている
今は小さな争いかもしれんが…そのうち大きな戦火に発展するであろう
よって異世界から来た、勇者タカナシよ
これから魔王を倒す冒険に、ソナタも出発してくれるな?」
王は威厳のこもった声でそう俺に命令をしてくる
魔王討伐は正直メンドくさそうだが、勇者召喚された人間は何か特別な力と高いステータスを買われ、ある意味貴族のような生活がこの世界ではできるようだ
それにこの世界で生きていくための色んな事を、俺はまだ知らないし
まずここは、この話に乗っておいて王城内の情報収集すること
それが俺がこの世界に来て一番最初にするべきことなのだろう
という訳でだ…長々と考えてしまったが、俺の今後の方針はもう決まったも同然だろう
そうだな…俺の返答はもちろん!
「だが断る!」
するとそれを聞いた王様を含めた家臣一同、全ての人と空間がピシッと凍りついたような気がした
そして話は冒頭に戻る…
ちゅんちゅんちゅん
何やら外から鳥の鳴き声が聞こえる
そして窓からは風が吹いていて、その優しい風が俺の頬を撫でいく
何だか長い夢から覚めたようでいて、新しい朝を迎えたかのような…
「んぁ?もう着いたのか?次の世界」
目を覚ました俺は辺りを見渡し、辺りが先程いたはずの真っ暗な空間でなくなっていることから…女神さまの力によって本当に次の世界、異世界に到着したということを理解した
しかし何故だろう?
「なんで俺はベッドに寝てて、知らない場所にいるんだ?」
次の世界に来たのはいいんだが…なぜ俺は知らないベッドに寝てるんだろう?
真っ暗な空間も説明のつかない場所だったし、こんな事もあるのかな?
俺は多少疑問にも思ったが、これも女神さまのもてなしの一環なのかな?と、勝手に納得して辺りをキョロキョロと見渡す
何やら高価そうなツボや花瓶、それに綺麗に磨かれた鏡などがこの部屋には多く飾られている
なんだろう?もしかしてここは、金持ちの家なのかな?
俺が辺りを見渡して、そんな事を考えていると…
コンコン!
「失礼します…お客さま、もうお目覚めになりましたか?お目覚めであれば、王があなたをお呼びです
準備ができ次第…出来るだけ早く広間までお越しくださいませ」
と、扉の外から中年ぐらいの女性がそう俺に声を掛けてくる
ふーん、なるほどな…
その話を聞いて、どうやら俺は一般市民としてこの世界に来たわけじゃないということを理解した
もしかすると、それ込みでの女神さまの力なのかな?
などと、想像の域を超えない妄想をアレコレ考えてはいたが…今は目の前のことに集中しよう
「わかった!もう目覚めたしすぐに行く!
それと、広間の場所がわからないからちょっと扉の外で待っといてくれ!」
「かしこまりましている」
とりあえず俺は鏡で自分の髪を整え、色々身だしなみについてチェックしておく
そして、一通り整え終えると、必要なものだけ軽く手にとって、扉をゆっくり開ける
ガチャ!
ドアを開けるとすぐ側に、給仕姿の女性が一人、綺麗な姿勢で待機していた
そして俺はとりあえず、その目の前にいる40代ぐらいの女性に声を掛ける
「遅れてすまない…それではその王?の所とやらに早速行くとするか
あと申し訳ないが、その道すがらこの世界について色々教えてくれたら助かる」
おそらくこの女性は、俺が異世界人であるということは分かってるはずだ
それは俺のこの問いに対し、不思議そうな顔をしていないという事が何よりの証拠だ
よってここで色々とこの世界について尋ねていれば、多くの情報をただで教えて貰えるはずなのだ
そうすれば、この世界についての常識などを調べる手間が省けて、時間短縮につながる
まあ、そんなもん知らなくても、テキトウにやっていれば何とかなるような気もするのだが…
「はい。畏まりました!
それではこの世界について、その常識からお伝えしていきたいと思います」
女性はそう言って、俺にこの国についてというところから始まる、様々な内容についての話を…一つ一つ分かりやすく丁寧に教えてくれるのだった…
「…ですから、この世界の平和を取り戻すためにお客さまを召喚によりお呼びしたといった訳でございます
……ソロソロ王の御前でございます
くれぐれも粗相無いようにお願い致します」
「ほいっと、ありがとね給仕のお姉さん
じゃあ俺はサッサと行って来るわ」
とりあえずそう女性に礼を言って、ノックを軽くしてから『王の間』と呼ばれるこの城一番の大きな部屋に、俺一人で入っていく
まず目の前に広がるのは、王の椅子まで続くバージンロードのような赤い絨毯
そしてその先の椅子にどっしり座る、王様と見られる恰幅の良い一人の男性
その男性は大体歳は60~70代ぐらいで、頭に王冠が載っているだけの普通のおじさんのようにも見える
あんまり人を敬う事をしない俺ではあるが…まあ形だけでも敬う姿勢を見せた方がいいか
俺は入ってすぐに王に向かって深々頭を下げつつ、先程聞いた女性の話について思い出す
どうやら俺はユリヤス王国という国に召喚された勇者候補の1人みたいだ
それと俺の他にも2人勇者がいるようで、そちらはもう先に王に会っていたらしい
(シンプルにハブラれてて笑う)
そして召喚した際に、俺は眠っているような状態だったらしく、現在まで安静にしてもらっていたみたいだ
(これについては普通にありがたい)
とまあ、話を戻すが…俺以外にもちゃんと勇者がいるというなら話は早い
そんな風に俺は内心ほくそ笑みながらも顔にはもちろん出さず、とりあえず目の前の王様に向かって挨拶をしてみる
「お忙しい所失礼いたします…
勇者召喚により参上しましたタカナシ・・・カルマと申します
この度はどのようなご用件でお呼びになったのでしょうか?」
と、慣れない敬語で変な感じになっているが、まあ王に対して敬意を表してるようには見えなくはないだろう
まあ、初っ端から偽名を名乗っているのは何となくその方が面白そうと思ったからだ
するとそれを聞いた王様は「うむ」と頷き
「侍女のものから聞いているかもしれないが、現在この国には魔王からの脅威が迫ってきている
今は小さな争いかもしれんが…そのうち大きな戦火に発展するであろう
よって異世界から来た、勇者タカナシよ
これから魔王を倒す冒険に、ソナタも出発してくれるな?」
王は威厳のこもった声でそう俺に命令をしてくる
魔王討伐は正直メンドくさそうだが、勇者召喚された人間は何か特別な力と高いステータスを買われ、ある意味貴族のような生活がこの世界ではできるようだ
それにこの世界で生きていくための色んな事を、俺はまだ知らないし
まずここは、この話に乗っておいて王城内の情報収集すること
それが俺がこの世界に来て一番最初にするべきことなのだろう
という訳でだ…長々と考えてしまったが、俺の今後の方針はもう決まったも同然だろう
そうだな…俺の返答はもちろん!
「だが断る!」
するとそれを聞いた王様を含めた家臣一同、全ての人と空間がピシッと凍りついたような気がした
そして話は冒頭に戻る…
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