白雪姫は森で元気に暮らしています！

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翌朝、白雪姫は頬のぬるぬるとした感触で目を覚ましました。目を開けて見れば、そこにはぺろぺろと顔を舐めるルーがいました。

｢......おはよう｣

眠そうに目をこすってお返しにとばかりにルーの毛をわしゃわしゃとなでます。

｢スノウ、おきてるー？｣

木のバケツを片手に小人がやって来ました。バケツの中には人参やトマト、じゃがいもなど野菜でいっぱいです。

｢ルーもおはよう。ご飯だよー｣

新鮮な野菜を前に白雪姫もお腹が空いているのを思い出しました。
昨日の夜は、白雪姫が狩った動物の肉にたくさんの木の実や果物といった豪勢な食事でしたが、一晩経てばお腹は空きます。

「ふふふ、スノウの朝ごはんもあるよー」
「わぁ！本当にいろいろありがとう！」
 
小人に連れられ白雪姫は小さなお家に入っていきました。小さなといっても小柄な白雪姫は余裕で入れる大きさです。

中では小人たちが朝ごはんの準備をしていました。メニューは野菜のスープと柔らかなパンです。
久しぶりのまともな食事に白雪姫のお腹から可愛らしい音が聞こえてきました。

顔を真っ赤にしてお腹をおさえる白雪姫に小人たちはくすくすと笑っていました。

｢もうすぐ用意できるから待っててね！｣

その言葉に顔を赤くした白雪姫は頷き返しました。