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ジャロに相談だ!!
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甘い話には罠がある。
まったくもってその通りだ。
「私が部長の婚約者だって情報が、既にいろんなところに出回ってるってどういうことですか」
聞いてない。
そんな話は一言だって聞いてない。
恐らくは先日の社長の一件が原因だろうが、それにしても噂が流れるのが早すぎるだろう。
「う~ん。なんていうかさぁ。社長もちょっと浮かれてるみたいなんだよねぇ。
ほらさ、今までいくら見合いを進めようとウンともスンとも言わなかった谷崎が自分から認めた恋人だろ?いやぁめでたいって各方面にばら撒いてるみたいで」
「なんですかその迷惑行為」
個人情報だだだ漏れじゃないですか。
そんなことで現代社会における危機管理が出来ると思っているのか!!
腹をたてる高瀬を「まぁまぁ」と宥めながら主任。
「実のところ確信犯な部分は否めない。……社長も結構面倒臭がってたみたいなんだよね。
各方面から谷崎の所に持ってこられる見合い話」
なにしろ見合いをする本人に結婚をする気などさらさらないのだから、断っても受けても、結局相手のメンツを潰すことになる。
「あちらを立てればこちらが立たずって言葉知ってる?
あそこの家の娘が見合いをしてダメだった、ならうちの娘ならきっとっていう親ばかの多いこと多いことね…。
結局谷崎本人は見合いを片っ端から断り続けるもんだから、婚約者争いがいっそう加熱しすぎちゃって…」
いろいろ、社長的にも面倒なこと発展しそうになっていたらしい。
どうしようかと頭を抱えていたところで、本人も認める恋人の登場。
しかも社内の人間とくれば、断りを入れるためのいい口実になる。
これぞまさに都合のいい女。
そこで「はい!」と勢いよく手を上げた高瀬。
「私知ってますよ、主任」
「ん?」
なんのこと?と空々しい表情を浮かべる主任に対し、このやろうと内心で毒づきつつ、真顔で一言。
「人はそれを生贄と呼ぶ」
「正解」
それな、と両手を叩き正面から高瀬を指差す主任。
それなじゃねぇよ、と反射的にその指をがしっと掴み、折れろと言わんばかりに捻じ曲げる高瀬。
「いたたたたたた、暴力反対だよ高瀬君!!」
「こっちこそ言葉の暴力反対!!!ジャロに訴えますよ!!あとパワハラもいいところじゃないですかっ!!」
「しょうがないじゃない、社長ははようやく甥っ子が春を見つけたって喜んでるんだからさぁ…」
「だったらせめて温かく見守ってくださいよ」
「何処の馬の骨ともわからないとか言われても修羅場を迎える方が良かった?」
「そのほうがむしろ逃げ道はあったと思います」
「今更逃げようと考えてるとか高瀬君それ激甘でしょ」
「!?」
「敢えて言う。将棋で言うならね、これは大手だよ」
「本人の知らぬ間に積んでた!?」
黒ひげ危機一発なら、既に一つを残して全ての剣が刺さった状態だ。
次、必ず飛びます。
そもそも、なんでこんな話になったのか。
それは、先ほどの主任からの問いかけにも関係すること。
そもそも一体何が言いたかったのかと問いかけた高瀬に、主任が言ったのである。
「実はね、谷崎についた新しい秘書が花嫁修業中の婚約者だって話が既に各取引先に出回ってて…。
もう回収不能なところまで来ちゃってるんだよね」と。
「……は?」
一言声を上げ、そこで続いたのが冒頭の会話だ。
そんな高瀬に更なる追い打ちがかかる。
「だからさ。これから得意先に行けば君は必然”そういう目”で見られることも多くなるし、いづれは社内にもこの話は広まると思うんだ。
これが真実ならともかくとして、高瀬君にはそんな覚悟は全くないだろう?
いろいろ精神的なストレスに繋がることも多くなると思うんで、現状の確認を含めてその前に一度話をしておこうと…」
「もはやそれ確認じゃなく事後承諾じゃないですか」
さっき聞かれたこととだいぶ意味が違うんだがと問い詰めれば、「うんうんわかるよ」とわかったような口で全く反省していない適当さ。
「俺も考えたんだよ。
もし、本気で高瀬君が嫌がるようなら一時的に配置替えをして君を逃がすよう手配しようかとか…」
でも、と。
「高瀬君、君言ったよね?配置替えは嫌だ、今の人間関係は快適だって」
「――――確かに言いましたね」
――――言った。化けて出るとまで言った
それは認めるけれども、ちょっと待ってくれ。
「今が快適ならこれからあと少しくらい迷惑をかけられても大丈夫だよね?よそへ行って新しい人間関係を始めるくらいなら、このまま何かと気のおけない俺たちと一緒にいるほうがいいだろ?
勿論俺も中塚くんも、フォローに回るようにはするからさ」
ね?
――――いかん。
「………言質を取られた!!!」
頭を抱えて叫ぶ高瀬に対し、余裕の主任。
「人聞きの悪い。言っただろ?俺はちょっと確認しただけだって。
高瀬君が楽しい社会人生活を送ってるみたいで、直属の上司としても嬉しいよ」
「…!!うわ~ん、騙された!!!」
ひどい、弁護士を呼んでくれ。でも更なる二次被害が怖いので竜児以外でお願いしますっ!!
「高瀬君、意外と秘書も向いてるんじゃないの?
公私ともにあいつを支えてやれるのは高瀬君しかいないって俺は確信したよ。
俺たちの間の信頼関係も確認できたことだし、絆があればこれから何があっても乗り越えていけるよね?」
「空々しいことこの上ないセリフでサラっと流さないでくださいよっ。
……っていうかそうだ、ここで弱みを発動するべきでは!!!」
せっかく握った弱みを今ここで発動するのだ。
みんな、おらに権力を分けてくれ!!!
「ははははは、ダメダメ。
高瀬君が人の弱味を握ってどうこうなんて考えられる人間じゃないっていうのはさっきのでよくわかったから。
初めから予想は付いてたけど、まぁ本当予想以上の高瀬君らしさで。
…弱みを使って人を脅すとか、やったことないでしょ、君」
「!?」
あ、ちなみにだけど、と。
「さっきも言ったけど、食事をおごってくれと強請るとか、そのあたりは脅しにも入らない。
そもそもの話、俺も谷崎も、高瀬君の餌付けは趣味みたいなもんだからさ」
なんの脅しにもなってないよ、それ。
「そんな!?」
衝撃の事実に今までの人生が根底から覆りそうだ。
「いいじゃんいいじゃん、玉の輿だよ?もう外堀も埋まってることだし、このまま嫁にいっちゃえば?」
「まだ埋まってません!!だいいち、嫁にいったところですぐ離婚されるに決まってるじゃないですか!」
「え?なんで?離婚とかまずないでしょ」
「絶対されます」
几帳面そうな部長のことだ。
普段の高瀬の生活態度を見て、結婚生活などすぐ破綻するに違いない。
ぐうたら万歳!!
「…そうかなぁ?むしろ結婚したら大事にしまいこんで家から出さないくらいになると…そもそも最近のあいつは既成事実を狙ってるふしが…」
「?」
小声でブツブツとつぶやき、不思議そうな顔をしている高瀬をにらりとみやる。
「……まぁいっか、どのみちもう手遅れだし」
なんか不吉な言葉が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだろう。
「とりあえず、覚悟だけは決めておいてね、高瀬君」
「高飛びしたい、今したい」
アイキャンフライ!!!!
まったくもってその通りだ。
「私が部長の婚約者だって情報が、既にいろんなところに出回ってるってどういうことですか」
聞いてない。
そんな話は一言だって聞いてない。
恐らくは先日の社長の一件が原因だろうが、それにしても噂が流れるのが早すぎるだろう。
「う~ん。なんていうかさぁ。社長もちょっと浮かれてるみたいなんだよねぇ。
ほらさ、今までいくら見合いを進めようとウンともスンとも言わなかった谷崎が自分から認めた恋人だろ?いやぁめでたいって各方面にばら撒いてるみたいで」
「なんですかその迷惑行為」
個人情報だだだ漏れじゃないですか。
そんなことで現代社会における危機管理が出来ると思っているのか!!
腹をたてる高瀬を「まぁまぁ」と宥めながら主任。
「実のところ確信犯な部分は否めない。……社長も結構面倒臭がってたみたいなんだよね。
各方面から谷崎の所に持ってこられる見合い話」
なにしろ見合いをする本人に結婚をする気などさらさらないのだから、断っても受けても、結局相手のメンツを潰すことになる。
「あちらを立てればこちらが立たずって言葉知ってる?
あそこの家の娘が見合いをしてダメだった、ならうちの娘ならきっとっていう親ばかの多いこと多いことね…。
結局谷崎本人は見合いを片っ端から断り続けるもんだから、婚約者争いがいっそう加熱しすぎちゃって…」
いろいろ、社長的にも面倒なこと発展しそうになっていたらしい。
どうしようかと頭を抱えていたところで、本人も認める恋人の登場。
しかも社内の人間とくれば、断りを入れるためのいい口実になる。
これぞまさに都合のいい女。
そこで「はい!」と勢いよく手を上げた高瀬。
「私知ってますよ、主任」
「ん?」
なんのこと?と空々しい表情を浮かべる主任に対し、このやろうと内心で毒づきつつ、真顔で一言。
「人はそれを生贄と呼ぶ」
「正解」
それな、と両手を叩き正面から高瀬を指差す主任。
それなじゃねぇよ、と反射的にその指をがしっと掴み、折れろと言わんばかりに捻じ曲げる高瀬。
「いたたたたたた、暴力反対だよ高瀬君!!」
「こっちこそ言葉の暴力反対!!!ジャロに訴えますよ!!あとパワハラもいいところじゃないですかっ!!」
「しょうがないじゃない、社長ははようやく甥っ子が春を見つけたって喜んでるんだからさぁ…」
「だったらせめて温かく見守ってくださいよ」
「何処の馬の骨ともわからないとか言われても修羅場を迎える方が良かった?」
「そのほうがむしろ逃げ道はあったと思います」
「今更逃げようと考えてるとか高瀬君それ激甘でしょ」
「!?」
「敢えて言う。将棋で言うならね、これは大手だよ」
「本人の知らぬ間に積んでた!?」
黒ひげ危機一発なら、既に一つを残して全ての剣が刺さった状態だ。
次、必ず飛びます。
そもそも、なんでこんな話になったのか。
それは、先ほどの主任からの問いかけにも関係すること。
そもそも一体何が言いたかったのかと問いかけた高瀬に、主任が言ったのである。
「実はね、谷崎についた新しい秘書が花嫁修業中の婚約者だって話が既に各取引先に出回ってて…。
もう回収不能なところまで来ちゃってるんだよね」と。
「……は?」
一言声を上げ、そこで続いたのが冒頭の会話だ。
そんな高瀬に更なる追い打ちがかかる。
「だからさ。これから得意先に行けば君は必然”そういう目”で見られることも多くなるし、いづれは社内にもこの話は広まると思うんだ。
これが真実ならともかくとして、高瀬君にはそんな覚悟は全くないだろう?
いろいろ精神的なストレスに繋がることも多くなると思うんで、現状の確認を含めてその前に一度話をしておこうと…」
「もはやそれ確認じゃなく事後承諾じゃないですか」
さっき聞かれたこととだいぶ意味が違うんだがと問い詰めれば、「うんうんわかるよ」とわかったような口で全く反省していない適当さ。
「俺も考えたんだよ。
もし、本気で高瀬君が嫌がるようなら一時的に配置替えをして君を逃がすよう手配しようかとか…」
でも、と。
「高瀬君、君言ったよね?配置替えは嫌だ、今の人間関係は快適だって」
「――――確かに言いましたね」
――――言った。化けて出るとまで言った
それは認めるけれども、ちょっと待ってくれ。
「今が快適ならこれからあと少しくらい迷惑をかけられても大丈夫だよね?よそへ行って新しい人間関係を始めるくらいなら、このまま何かと気のおけない俺たちと一緒にいるほうがいいだろ?
勿論俺も中塚くんも、フォローに回るようにはするからさ」
ね?
――――いかん。
「………言質を取られた!!!」
頭を抱えて叫ぶ高瀬に対し、余裕の主任。
「人聞きの悪い。言っただろ?俺はちょっと確認しただけだって。
高瀬君が楽しい社会人生活を送ってるみたいで、直属の上司としても嬉しいよ」
「…!!うわ~ん、騙された!!!」
ひどい、弁護士を呼んでくれ。でも更なる二次被害が怖いので竜児以外でお願いしますっ!!
「高瀬君、意外と秘書も向いてるんじゃないの?
公私ともにあいつを支えてやれるのは高瀬君しかいないって俺は確信したよ。
俺たちの間の信頼関係も確認できたことだし、絆があればこれから何があっても乗り越えていけるよね?」
「空々しいことこの上ないセリフでサラっと流さないでくださいよっ。
……っていうかそうだ、ここで弱みを発動するべきでは!!!」
せっかく握った弱みを今ここで発動するのだ。
みんな、おらに権力を分けてくれ!!!
「ははははは、ダメダメ。
高瀬君が人の弱味を握ってどうこうなんて考えられる人間じゃないっていうのはさっきのでよくわかったから。
初めから予想は付いてたけど、まぁ本当予想以上の高瀬君らしさで。
…弱みを使って人を脅すとか、やったことないでしょ、君」
「!?」
あ、ちなみにだけど、と。
「さっきも言ったけど、食事をおごってくれと強請るとか、そのあたりは脅しにも入らない。
そもそもの話、俺も谷崎も、高瀬君の餌付けは趣味みたいなもんだからさ」
なんの脅しにもなってないよ、それ。
「そんな!?」
衝撃の事実に今までの人生が根底から覆りそうだ。
「いいじゃんいいじゃん、玉の輿だよ?もう外堀も埋まってることだし、このまま嫁にいっちゃえば?」
「まだ埋まってません!!だいいち、嫁にいったところですぐ離婚されるに決まってるじゃないですか!」
「え?なんで?離婚とかまずないでしょ」
「絶対されます」
几帳面そうな部長のことだ。
普段の高瀬の生活態度を見て、結婚生活などすぐ破綻するに違いない。
ぐうたら万歳!!
「…そうかなぁ?むしろ結婚したら大事にしまいこんで家から出さないくらいになると…そもそも最近のあいつは既成事実を狙ってるふしが…」
「?」
小声でブツブツとつぶやき、不思議そうな顔をしている高瀬をにらりとみやる。
「……まぁいっか、どのみちもう手遅れだし」
なんか不吉な言葉が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだろう。
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