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第1章 麗しき姫君 (小さな物語)
あとがき 《ダ・ヴィンチの絵画論》
しおりを挟む別に投稿させて頂いている小説「真理の扉を開く時」でも触れた内容ではありますが、レスター手稿に、『画家の心得』なるものを、ダ・ヴィンチは記しています。
1)勤勉であること。
己を鞭打ち日夜苦闘しない限り、後世にのこる作品を制作することは出来ない。
2)孤独に耐えること。
孤独に耐えて精進しなければならない。 談笑しながら製作が進むはずは無く、夜中の孤独な空間の中で、試行錯誤を繰り返しながら苦闘を続けなければならない。
3)清貧に甘んずること。
芸術製作に携わるものは、すべからく清貧に甘んじなければならない。 金銭を目当てに描く作品が人を感動させるはずは無く、芸術製作とは元々金銭とは無縁の行為、純粋に創造的な活動で無ければならない。
上記、画家の心得を読まれ、あなたはどのように感じますか?
私は、
「ダ・ヴィンチは、絵画に対し真摯に向き合っていた、これだけは絶対的な真実だ」
と感じます。
ダ・ヴィンチ関連では、様々な内容の本が出版され、また映画の影響もあり、
「ダヴィンチ=フリーメイソン」という考えを持つ人も少なくないでしょう。
謎解きの観点からみると、興味深いし面白いのですが、時として、絵画を観る本質からズレたような場所に、謎のスポットライトが当てられるのは、非常に残念です。
また、
「ダ・ヴィンチの神格化したイメージは、人類が勝手に作りだしたものだから、それを覆してやろう」
と企む人も出てきます。
先ほど紹介したAさんは、ダ・ヴィンチの謎を追求した動画を数多く発信しているようですが、
オカルト界では、
「ダ・ヴィンチはレプタリアンであった」
というのが通説となっているようですね。
ネットでは、各個人が言いたい事を自由に発信出来ます。
現在、それを規制する法律などないので、真実を捻じ曲げて伝えられた場合、影響を受けた人にとっては、偽りの物語を、本当の歴史だと信じ込む人もいるのでしょう。
※ まだ、続きます。
あとがき長くて、すみません。
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