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第21章 再び、芸術の尊厳について (第6章にも、芸術の尊厳について書きました)
根本からズレる。
しおりを挟むパソコンばかり観ていたら、画面を通しての作品しか、観れなくなる。
パソコンは、テクノロジーの進化の象徴なる道具だ。
“道具”には、真実は、発見出来ぬ。
根本から、ズレる。
贋作なのだから、追求する必要性すらない絵画なのに…。
何の謎もない絵画を見つめる。
彼は、パソコンの画面に釘付けになる。
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