2017年頃〜 モナ・リザ新たなる出発［2024.02.12完結］

第3章 真実の歴史が知りたい。

モナ・リザの真実

あなたがたは、まだ
モナ・リザをモナ・リザだと言っているのか？

モナ・リザは肖像画ではないのだから、
一個人名をつけるのは、間違っていると、証明されるような未来は、待っている。 

何百年も経った未来の人々にとって、モナ・リザという名称は、まるで、化石のような名である。 

私自身も、今この時代でモナ・リザを語っていることは、実にもどかしい気分になることがある。 

モナ・リザでもない絵に対して、
モナ・リザは、モナ・リザが…と、そう語っているのだから違和感この上ない。

しかしながら、私が生きている今の時代において、モナ・リザをモナ・リザだと言わないと、何の絵を指し示しているか訳が分からなくなるので致し方あるまい。

モナ・リザは、宗教を越えた宗教画で、
この世の真理を物語っている。

キリスト教に背く内容を言っただけで、牢屋へ入れられていた時代、ダ・ヴィンチは、絵のなかに、自分が伝えたいメッセージを、そっと忍ばせたのだ。 


一見、肖像画に見えるような構成をとったのもダ・ヴィンチにとって、作略の一つであった。 

キリストを抱いているわけでもなければ、聖女が掲げるアイテムの類いを持っているわけでもない。

上品に手を前に組んでいるポーズからして、誰しも上流階級の夫人をイメージするのは最もであろう。 

モナ・リザの身体は黄金比率である。

リッタの聖母の身体に、透かし絵をするように、
その絵を源とし、発展的に服装やポーズを変化させた。


そして 、その絵に、
自分の女性化した顔を描いた。