上げて落とすおつもりですね？

４

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「今日のこれからのご予定ですが…」


朝食も済ませ、服も着替えた後でミンクちゃんが口を開いた


「ユンコ様にはこれから神木に会っていただくよ」


また神出鬼没なルイさんが現れてミンクちゃんの会話を横からさらって
堂々と私の予定とやらを宣言する。


「神木？」

「そう。ユンコ様、君をこの世界に招いた理由です。やっと許可が下りましてね。
早速で悪いのだけれど来てもらえないでしょうか？」


ルイさんはにっこり上機嫌に笑ってゆん子に手を差し出してくる。

私が呼ばれた理由。


「傷つかれてしまったご神木様を癒せるのは異世界人の君しかいない。
どうかその傷を貴方の手で癒してほしいのです」


それが私の役目。