39 / 46
3 3回目
13 それぞれ
しおりを挟むまぁ、領にいくわけだけど…できたら行きたくないと思い始め、父母の所へ戻りたいとも思い、なんだか嫌だと思っているわけですよ。
前回はよかったなぁ…なんて、二人で思っているわけですよ。
旦那様と一緒に仕事先に行ったり、日々の生活が楽しかったし、自分の両親や兄姉妹弟が近くに住んでいたから、すごく助かった。
旦那様の家族と一緒に住んでいるのも、別に苦にならなかった。
「「行きたくないなぁ。」」
二人で顔を見合わせる。そして、ため息。
荷物を馬車のせているのを、二人で眺めているわけですよ。
「これで、お別れになるのね。」
「そうね、領に行ってしまったら無理よね。手紙を書くわ。」
「私も書くわ。」
私たちは、微笑んだ。
「「さぁ、馬車にのって。」」
彼らは、私たちが出たあと外交の仕事で隣国へ行く。
「「元気でね。」」
私たちは、それぞれ馬車に乗り寮を後にした。
「さて、行くか。」
「そうだな、早く終わらせて帰ろう。」
俺たちは、馬車を見送ったあと鞄を持ち一度執務室に行き、一緒に行く者と合流し、馬車に乗り込んだ。
今回は、4人。
4人だが、別行動だ。
それぞれの任務を全うするため、城下町へと散った。
結局、成果がえられるのに1ヶ月半かかってしまった。
土産にと、菓子を買いブローチを購入した。
お揃いのブローチを彼女らは喜んでくるだろうかと、二人で馬車で話した。
同行した二人も、奥さまにブローチを購入していた。
隣国の細工はとてもよく、産業として素晴らしいものだ。
「「「「早く、帰りたい。はぁー。」」」」」
馬車の中で、4人で呟いた。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる