モブ転生~最高の観客席~

とんこ

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3 3回目

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 まぁ、領にいくわけだけど…できたら行きたくないと思い始め、父母の所へ戻りたいとも思い、なんだか嫌だと思っているわけですよ。

 前回はよかったなぁ…なんて、二人で思っているわけですよ。

 旦那様と一緒に仕事先に行ったり、日々の生活が楽しかったし、自分の両親や兄姉妹弟が近くに住んでいたから、すごく助かった。

 旦那様の家族と一緒に住んでいるのも、別に苦にならなかった。

 「「行きたくないなぁ。」」

 二人で顔を見合わせる。そして、ため息。

 荷物を馬車のせているのを、二人で眺めているわけですよ。

 「これで、お別れになるのね。」

 「そうね、領に行ってしまったら無理よね。手紙を書くわ。」

 「私も書くわ。」

 私たちは、微笑んだ。

 「「さぁ、馬車にのって。」」

 彼らは、私たちが出たあと外交の仕事で隣国へ行く。

 「「元気でね。」」

 私たちは、それぞれ馬車に乗り寮を後にした。

 

  「さて、行くか。」

  「そうだな、早く終わらせて帰ろう。」

 俺たちは、馬車を見送ったあと鞄を持ち一度執務室に行き、一緒に行く者と合流し、馬車に乗り込んだ。

 今回は、4人。

 4人だが、別行動だ。

 それぞれの任務を全うするため、城下町へと散った。

   

 結局、成果がえられるのに1ヶ月半かかってしまった。

 土産にと、菓子を買いブローチを購入した。

 お揃いのブローチを彼女らは喜んでくるだろうかと、二人で馬車で話した。

 同行した二人も、奥さまにブローチを購入していた。

 隣国の細工はとてもよく、産業として素晴らしいものだ。

 「「「「早く、帰りたい。はぁー。」」」」」

 馬車の中で、4人で呟いた。
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