モブ転生~最高の観客席~

とんこ

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 学園生活は、楽しかった。

 勉強も思ったよりついていけてるし、何せ次先が決まったのが大きい。

 入学してすぐに、元旦那にあったのは大きかった。

 実家へは、入学してから一ヶ月後に手紙でしたせた。

 
 婚約したいと。


 両親は、とても喜んだが、そんな早急に決めて大丈夫かと…伯爵家の次男からの申し出といえ、嫌なら断れるよ。と、心配をしていた。

 まさか「元旦那だから、大丈夫。」とは言えないので、趣味嗜好があい、二人で頑張っていけそうと、親に手紙を書いた。


 元旦那の領は、海沿いの港街だ。

 この国は、海に面したところがあり、3港ある。

 その中で一番小さく漁業7割とのことだった。

 「お魚が美味しいし、領民も皆いい人ばかりだよ。あと、俺の家族だけど前回みたいに面白くはないけど、優しいから。」

 「えっ!面白くないの?」

 「一応官僚なんかしちゃってるしね。」

 「そっかぁ。うちは、子爵といっても農家と商家だかね。公爵領の中のはじっこにあるから。両親は、貴族より商人だよ。」

 「いいね。話し合いそう。」

 「そうね、もともと商人だしね。ふふふ。」

 「本当に嫁いできてくれるよね?」

 「もらってくれないの?」

 「確認。」

 肩をぎゅっと抱かれ引き寄せられる。

 胸が、ドキドキする。

 「今回は、家族と離れてしまうから。」

 「一応、貴族だからね…そのへんは、覚悟をしてたよ。大丈夫。」

 私の実家へ向かう馬車の中、刻々と迫るイベント開催へ向けて、二人で微笑みあった。










 
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