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3 3回目
2 確認
しおりを挟む学園生活は、楽しかった。
勉強も思ったよりついていけてるし、何せ次先が決まったのが大きい。
入学してすぐに、元旦那にあったのは大きかった。
実家へは、入学してから一ヶ月後に手紙でしたせた。
婚約したいと。
両親は、とても喜んだが、そんな早急に決めて大丈夫かと…伯爵家の次男からの申し出といえ、嫌なら断れるよ。と、心配をしていた。
まさか「元旦那だから、大丈夫。」とは言えないので、趣味嗜好があい、二人で頑張っていけそうと、親に手紙を書いた。
元旦那の領は、海沿いの港街だ。
この国は、海に面したところがあり、3港ある。
その中で一番小さく漁業7割とのことだった。
「お魚が美味しいし、領民も皆いい人ばかりだよ。あと、俺の家族だけど前回みたいに面白くはないけど、優しいから。」
「えっ!面白くないの?」
「一応官僚なんかしちゃってるしね。」
「そっかぁ。うちは、子爵といっても農家と商家だかね。公爵領の中のはじっこにあるから。両親は、貴族より商人だよ。」
「いいね。話し合いそう。」
「そうね、もともと商人だしね。ふふふ。」
「本当に嫁いできてくれるよね?」
「もらってくれないの?」
「確認。」
肩をぎゅっと抱かれ引き寄せられる。
胸が、ドキドキする。
「今回は、家族と離れてしまうから。」
「一応、貴族だからね…そのへんは、覚悟をしてたよ。大丈夫。」
私の実家へ向かう馬車の中、刻々と迫るイベント開催へ向けて、二人で微笑みあった。
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