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しおりを挟む石原が、俺の部屋に来る。
あまりにも来たがるので、今日来る事になった。
ピンポーン
インターホンを見ると、石原が写っていた。
「スゴいな、迷わないで来るなんて。」
「そうか、地図見ながらきたから、迷わなかったよ。」
今まで、ここに来る者は地図を見ていても、大抵2~3回迷子になっていて、近くのコンビニに向かえに行くことが多かったから、向かえに行くついでにコンビニで、何か買おうかと思っていた。
「なんもないから、コンビニ行ってくるよ。何飲む?」
「そうかと思って、ビール買ってきたよ。」
石原が、手提げのバックから出してきた。
「ビールとチーズとポテチ。」
「スゴいな。」
早々にビールを飲みながら、話をした。
「俺のところより、広いよなここ。」
「1LDK。」ポテチをパリパリしながら、答えた。
「寝るの別なんだ、いいなぁ。」
石原は、キョロキョロしながら、ビールをのんでいた。
「なぁ、石原ってすごく気がきくよなぁ。」
「そう?」
「だって、俺が気づいたときには、もうやってくれたりしてるじゃん。」
「まぁ、お前にいろいろと、してあげたいって、思ってるからかな。」
チーズをつまみながら、顔を少し赤らめながら微笑んだ。
「そうだ、痴漢とかよくあうのか?」
この間の事か…。
「中学生の終わりくらいからかな…電車とかバスで…。入社してからは、週2多いと4…。」
石原が、チーズを落とした。
「チーズが、落ちた。」
「落ちたね。」
「そんなに…今度からは、俺が守るからな!」鼻息荒く、言ってきた。
「ありがとう。」この間、助けてもらってから、あっていない。
ぴったりと、やんだ。このまま、なくなって欲しいと思った。
水を取りに俺が、冷蔵庫に立つと、
「トイレ借りるな。」
石原が、普通に出ていった。
「場所わかるか?」
「あぁ。」
トイレの場所何て教えたっけ?まぁ、廊下の扉を開けていけば、当たるか。
「んぁ。」石原が、トイレから戻ってくると俺を後ろから、抱き締めてきた。
「どうした?」
「膝枕して欲しい。ダメ?」
俺の肩に顎をのせながら、言ってきた。
俺は、石原の腕をぽんぽんっとしてから、自分の膝をとんとんっと、した。
俺は、正座をして、石原の頭をのせた。手櫛で、頭をすいた。石原の髪は、思ったよりも柔らかく、さらさらしていた。
「なぁ、今度泊まりでどっかいかなか?」携帯を見ながら、石原が言ってきた。
俺は、石原のデコを撫でながら答えた。
「そうだね。いいよ。もう少しで、仕事も落ち着くし。」
「来月の終わりぐらいなんてどう?」
「そうだね。温泉がいいなぁ。美味しいもの食べたいね。」
俺は、どこがいいかなぁなんて、考えた。
石原が、携帯を見ながら、ニヤリとしたので「なに、笑ってるの?」「旅行、想像しただけでニヤニヤしちゃったよ。」
「俺も、にやにやしちゃう。」と、石原にほほえんだ。
早速、検索してくれてるのかなと、石原が携帯をいじってるのを眺めた。
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