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222 なぜここに
しおりを挟む「依頼達成ご苦労さまです。」
「おつかれ。」
ギルドで、いくつかの依頼の報告をした。
今回は、経験の少ない若い冒険者が多くいることを聞いたので、薬草採取や工事の手伝いではなく、久しぶりに討伐に出た。
貴族の別荘地の近くで魔物が最近出没してると、依頼が来ていた。
ギルドは、若い冒険者を向かわせようとしていたが、依頼内容を精査したのちベテランを向かわせることにしたとのことだった。
「お願いできませんか?」と、依頼ボードの前にいた俺に紙をそっと渡してきた。
「なに?」俺は、受け取り読むと…ちょっと若者には手に余るしこのギルド所属のパーティーに頼むなら他の大掛かりのをお願いした。
「なるほど、いいよ。」
「ありがとうございます。」と、お礼を言い終わると振り返りサムズアップをした。
俺をもそちらを見る、カウンターの中で職員達が喜んでいるのが見えた。
「早速、言ってくるよ。」と、声を掛けそのまま現場へと向かった。
今回は、馬車に乗らず歩いて向かった。
幾度か、行ったことのある場所なので市場を抜けて少し行くと道が変わる。
舗装がとても良い、別荘地へ入ったなと思わせまた別荘地の周りには俺の腰辺りままである塀が別荘地を囲っていた。
結構長いことこのギルドのある街を拠点にしていたが、全貌をしならなすぎた。
街の外壁は、山の中腹までぐるりとあり魔物が入ってくるようには見えなかった。
別荘地は、思ったよりも広く前回逃走したときは気づかなかった。別荘地には人の腰ほどの塀があり、山が近くなると段々と高くなり山に入る頃には外壁と同じ高さになっていた。外壁と塀が交わってから外壁は、山を急に下り山裾に沿ってできていた。
別荘地には、見回りの傭兵がおり治安に努めている。たまに冒、険者も依頼で見回るらしい。
塀に沿って山に向かうが、俺の探査に引っかかるものはない。
塀と外壁が交わるところまできて、外壁に登った。
外壁の上を歩きながら、辺りを見渡すが気配はないし、外壁が壊れているところも今のところなさそうだ。
魔物は、どこにおるのかなぁ。
山側の外壁が壊れているところがないか確認をおえてから、山へ入った。
これといって、害になりそうなモノはとは出会っていない。
が
出会ってしまった。
冒険者の装いなのに、隠しきれないキラキラと。
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