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175 ぞくぞく
しおりを挟むホテルの支配人となると、お給金がいのだろうなと思った。
なんせ、魔方陣のあるアパートメントだ。
階段じゃない。
そう、階段じゃない。非常階段は、奥の方にあるようだ。
5階建ての4階に住んでいると言われ、案内された。
門扉があり、その中に扉があった。
おしゃれ造りだ。廊下に扉じゃなかった。
扉の下から光が漏れてこない。
鍵を開けて中にはいると、これまたオシャレな部屋だった。
「マットへ靴を脱いでください。こちらを履いてください。」と、ルームシューズを渡された。
出来る男は、ルームシューズやスリッパがあるんだな。と、履き替えた。
汚い鞄を持ち込むのに躊躇していると、支配人が籠を持ってきた。
「鞄、こちらにどうぞ。」
「すみません。」恐縮です。
「夕飯は、どうしますか?もう少し飲まれますか?」
そう声を俺にかけながら、風呂や台所へ行ったり来たり。
「風呂入ってさっぱりしてから、もう少し飲みませか?」
「そうですね。では、湯が入ったのでこちらへ。」
支配人の後に続いて脱衣徐へ。
「わぉ!」
ホテルですか?
大理石の床に木でできた備え付けの棚、洗面台は広く水道の横には籠に入った、タオルが幾つか畳んで入っており、屑籠ではなく使ったタオルをそこへって…ハウスキーパー頼んでるんですか?そうですよね、この綺麗さ、すごいです。ランドリー籠はこちらって…城に続いて、ビックリです。
ビックリしているうちに、支配人にいつのまにかパンイチにされていましたよ。
「俺にもさせてくさい。」
「お願いします。」と、両手を広げて佇む支配人。
かっけぇです。
シャツは、絹だ。手触りが全然違う。
ボタンは、貝ボタンを使っているこれまた、手間と時間のかかったボタンだ。だって、模様が揃っている。天然物で揃えるには、丁寧に一つ一つ選り分けなくては、いけないって出入りの洋裁の人が言っていたが。
ズボンを手に持ち、「こちらは、クリーニングですか?」と、聞くと微笑まれた。
「ええ、ですのでその籠へ入れて下さい。」
靴下とパンツの支配人が、籠を差し出した。
「はい。」
籠へ入れてから、支配人の前に屈み、靴下を脱がした。
支配人は、私の頭の髪をさわさわと撫でていた。
パンツに手をかけ一気に下げると、ぶるんっと出た。
「わぉ!」
2度目のWo!
久しぶりにヤバイかも!
そのまま、口に含もうとしたら「ダメですよ。お風呂に入りましょう。」
「……はい。」
髪を撫でていた手を、顎に回し俺の顔をクイッともちあげて、見つめてくる。
ちんちん越しのその笑顔、ぞくぞくします。
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