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142 提案
しおりを挟む大きな窓があり、窓の下の方は磨りガラスになっており、自然光を取り入れ明るい風呂場だ。
猫足の湯船に浸かりながら、アンソニー様を抱っこし俺の首に凭れる頭を撫でてる。
「ジュリアン様、ずーっと一緒には…やはり、ダメでしょうか?」
「私は、アンソニー様が思うほど、面白い男ではないですよ。」
アンソニー様は、勢いよく頭を上げ俺を見詰める。
「そんなことないです!」
「…ふー。」
湯船の湯が揺れ、飛沫が顔にかかり、それを拭う。
「だから、たまに会うのがいいのです。」
「そんなことない…。」
アンソニー様が、俺の肩に額を付ける。頭を撫で撫でしてやる。
「また、鍛冶屋の親方のところに来るときに、私と会うというのはどうですか?」
俺の頑張った提案を、のんでくれ。
「町に住みます。ジュリアン様の家へ一緒に。」
「アンソニー様、仕事を蔑ろにしてはなりません。」
「はい。そうですよね…わかりました。」
アンソニー様が、額をグリグリと俺の首に擦り付けてくる。
「それと…。」
「それと?」
「いや、いいです。」
体、売ってるなんて、言ったら…。
アンソニー様から、メリッサにいって…家族に監禁される。
「じゃぁ、次は町で会いましょう。」
「はい。」と、返事をしたアンソニー様が俺の首に吸い付き、痕を残した。
襟で、微妙に隠れる位置につけるので、家に帰るのがちょっと、嫌だなと思っていたら、アンソニー様のちんちんが、俺の腹をぐいぐいと押してくる。
「アンソニー様、今日は時間があります。」
「はい。」と、返事をすると俺の乳首を弄り始めた。
窓の外は、深い青色になってきていた。
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