【R18】冒険者ですが、一人で自由にしています。

68 錬金

　「起きてください。」

　ヒーラーの子に起こされたが、起き上がれない。姉さんががっちり俺を、抱き締めていた。

　ヒーラーは、姉さんを揺さぶり起こした。

　「もう、そろそろ起きないと、お昼になります。」

　「あぁ。」姉さんがむくりと起き上がり、胡座をかくと俺の手を取り、起き上がらせた。

　「またな。」と、俺の頭を掴んで引き寄せられ、口を食われた。

　「はい。」相変わらず、男前です。

 　「ご飯を、錬金術師の部屋に用意してあります。」

 俺に柔らかい羽織を肩から掛けてくれた。

　俺は、ヒーラーに癒してもらい…(癒されてる気がしない…。)隣の部屋に移動した。

　気持ちの疲労が蓄積されている。

　間違いない。
　

　お迎えがこなけりゃ逃げれたんじゃ…。