【R18】冒険者ですが、一人で自由にしています。

52 じゃぁ

　弟子は、ヘロヘロと床へ座り込んだ。

　俺は、先程のタオルで顔を拭いながら「弟子からのお礼が多かったから、そのお礼。」と、微笑んだ。

　弟子は、ポロリと涙を流し「怖くて、ビックリして…。感じたことのない、事がおこって…。」と、俺の目を見ながら言ってきた。

　「初めてじゃないだろ…嫌だった？」ぐったりとした弟子のちんちんをタオルで拭いた。

　「初めてじゃないけど…男の子は、初めてです。ぐすん。」


男の子！


　「震えがとまらないんです。」

　俺は、床に胡座をかきそこへ、弟子を座らせた。

　「ポロポロ泣かないで、ごめんね 。」

　俺は、弟子を抱き締め指先で、涙を拭いながらもっと、泣かせたいし、鳴かせたいと思ったが、この工房からの出禁は避けたいと、思ったら口を尖らせていた。

　
我慢！
普段、しっかり者のこのギャップ。
我慢だ、俺！


　弟子の頭を撫でながら、理性という戦士を総動員して…我慢という砦を守った。


すごく頑張った。


　いつまでも、下半身丸出しじゃダメなので、抱き抱えてパンツとズボンを履かせた。

　俺の胸に頬を埋める弟子を、ぎゅっと抱き締めた。