ふわふわとした日常を

青井 海

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11. 勝手に楽しむ

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春、私が楽しみにしていること。
それは花を見て楽しむ。

ずぼらな私が世話をすると、枯らしてしまいかねない為、公園、道端、道から見える他のお宅の花壇など、自分の育てた花ではない花を楽しんでいる。

ちなみに私は観葉植物やサボテンをことごとく枯らしたことがあり、世話が必要な植物は持たないことにしている。


先日、白い星形の花をみつけた。
葉っぱは細長く柔らかいようで、水仙の葉のようにピンと立たず、へにゃへにょとやる気なさそうにだれている。

花は可憐で愛らしいのに。

何という花であるか、知りたくなり、調べてみた。
『白い 星形の花』で探してみる。
何種類か似たような花が出てきた。

断定はできないが、おそらく『ハナニラ』というものらしい。
白い花をよーく見てみると青い筋が入っている。
それがまたいい。

私、この花が好きだな。
そう感じた花を調べてみるのもなかなかいい。
花言葉は暗めな言葉が並んでいて、残念だったけれど。


菜の花もよくみかける。
花そのものは小さくて素朴な感じがするのだが、菜の花がまとまって咲く場所は、黄色い絨毯のようで、なかなか見ごたえがある。


青くて花の形がまるっこくかわいらしいオオイヌノフグリや、白くてとっても小さな花をつけるナズナもたまにみかける。


ピンクのカラスノエンドウ、ホトケノザなんかも小さくてかわいい花を見せてくれる。
カラスノエンドウなのかな…
小さな豆みたいなのがつくのは。

素朴な花を見ていると、幼い頃に友達と四葉のクローバーを探しに出かけたことを思い出した。
四葉をさがしていたら、五葉がみつかったり、探すのが上手な子はすぐにみつけるのに、なかなかみつけられない子もいたりして。

公園や川原でみんなで這いつくばって探すのが、ただそれだけなのに、楽しかった。
みつけた時に、友達と一緒になってはしゃいだり、騒ぐのが楽しかったのかもしれませんね。

そういえば、クローバーをしばらくみかけないな。
公園に行かなくなったからかな。
クローバー自体が少なくなったのか…

クローバーに似たような黄色い花をつける草もありますね。
確かカタバミだったかな。
クローバーよりも小さめの葉っぱだった気がします。
こちらは花が咲く時期になれば、黄色い花を見て、こんなところに咲いてたんだと、みつけています。
葉っぱだけだと目立たなくて…


もうすぐ桜の季節がやってきますね。

やはりキレイな花を見ていると、心が和みます。
美味しいものでも買って、桜を見に行けるといいなぁ。





    
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