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カエル化女子と好きな人
リアコ売りの暴走3
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その日の夜に私の家に来た瑠璃也は怒り心頭で、
「あいつ、先制攻撃に出てきた。本当に最悪だ」と言う。
瑠璃也は早速静馬に連絡をして、配信liveのアーカイブの削除と、内容の訂正をアナウンスするように言う。
けれど、静馬はしれッと「真相なんて視聴者が判断すればいいじゃん」言って通話を切ったらしい。それ以降は通話に出ないようで、瑠璃也はいつになく焦っていた。
なんでそんなに焦るのは分からなかった私は、「そんなに問題なの?」と聞いてみる。
「内容も正直ムカつくけど。それ以上に、奴は意外に人気あるっぽいから、ファンが動いたら面倒なことになると思う」
と言うのだ。ファン、つまり推している人たちのことだ。
「リアコ狩り系なの?」とつい聞いてしまうと、瑠璃也がリアコ?と復唱してくる。推し活と無縁の瑠璃也にはピンと来ないらしい。
「日埜くんには、リアルで恋してる系のファンが多いのかな?」
「アイツにリアルで恋。は俺からすれば理解不能だけど。どういう売り方してるのかによるかな」
リビングで瑠璃也のPCでアーカイブの一覧をチェックしてみると、デートしているイメージが出来るようなシチュエーション配信や、寂しい者同士一緒に過ごそう系の配信が多い。モテない自慢をしている部分もあるので、急に彼女が云々など単語が出てくる今回の配信は、異例だ。
「日埜くん、キャラブレヤバいね。心境の変化かキャラ変?」
と私が呟くと、瑠璃也が私の様子を伺ってくる。
「まさか、静馬を落した?」
「全然。施術してもハグは拒否してるし。触られるとダメって言ってるだけ。毎回言っていることだよ」
「ダメなら試してみよう、っていう闘争心に火をつけるんだろうな。他はダメでも俺なら大丈夫みたいな根拠のない自信がムクムクと」
とまるで責めるように言われたので、少しムカッとした。嫌だと言っているのに、煽られるのは相手側の勝手なリアクションだ、と思う。
「勝手にライバルを想像して、勝手に煽られてるのって迷惑だけどな。とっても迷惑」
瑠璃也にもかかっている言葉だ。二人の勝手な意地の張り合いのために、間に挟まれるのはたまらない。そんなことよりも、今はママがいる場所のヒントが欲しかった。
でも肝心の瑠璃也は、別のことが気になるらしくて、対抗するにはこっちもメディアでアピールするしかないのかな、と呟いている。
「あいつ、先制攻撃に出てきた。本当に最悪だ」と言う。
瑠璃也は早速静馬に連絡をして、配信liveのアーカイブの削除と、内容の訂正をアナウンスするように言う。
けれど、静馬はしれッと「真相なんて視聴者が判断すればいいじゃん」言って通話を切ったらしい。それ以降は通話に出ないようで、瑠璃也はいつになく焦っていた。
なんでそんなに焦るのは分からなかった私は、「そんなに問題なの?」と聞いてみる。
「内容も正直ムカつくけど。それ以上に、奴は意外に人気あるっぽいから、ファンが動いたら面倒なことになると思う」
と言うのだ。ファン、つまり推している人たちのことだ。
「リアコ狩り系なの?」とつい聞いてしまうと、瑠璃也がリアコ?と復唱してくる。推し活と無縁の瑠璃也にはピンと来ないらしい。
「日埜くんには、リアルで恋してる系のファンが多いのかな?」
「アイツにリアルで恋。は俺からすれば理解不能だけど。どういう売り方してるのかによるかな」
リビングで瑠璃也のPCでアーカイブの一覧をチェックしてみると、デートしているイメージが出来るようなシチュエーション配信や、寂しい者同士一緒に過ごそう系の配信が多い。モテない自慢をしている部分もあるので、急に彼女が云々など単語が出てくる今回の配信は、異例だ。
「日埜くん、キャラブレヤバいね。心境の変化かキャラ変?」
と私が呟くと、瑠璃也が私の様子を伺ってくる。
「まさか、静馬を落した?」
「全然。施術してもハグは拒否してるし。触られるとダメって言ってるだけ。毎回言っていることだよ」
「ダメなら試してみよう、っていう闘争心に火をつけるんだろうな。他はダメでも俺なら大丈夫みたいな根拠のない自信がムクムクと」
とまるで責めるように言われたので、少しムカッとした。嫌だと言っているのに、煽られるのは相手側の勝手なリアクションだ、と思う。
「勝手にライバルを想像して、勝手に煽られてるのって迷惑だけどな。とっても迷惑」
瑠璃也にもかかっている言葉だ。二人の勝手な意地の張り合いのために、間に挟まれるのはたまらない。そんなことよりも、今はママがいる場所のヒントが欲しかった。
でも肝心の瑠璃也は、別のことが気になるらしくて、対抗するにはこっちもメディアでアピールするしかないのかな、と呟いている。
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