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女性恐怖症男子の保護者活動
控えめになれない保護者属性2
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日々の中では白那と過ごす時間を増やすために、効率的に課題を片付ける。卒論の内容は決まっているので、担当教授と話をつけて、既に完成間近だし、事業関係はスタッフに割り振りして最低限の作業で済ませるように取り計らっていた。とりあえず、卒業までの今は、この流れで進める。
正直なところ、卒業後の進路は白那との関係値で決まって来ると思っていた。白那の今後人生に、俺がどこまで入り込んでいいのか、それを白那が望むのか次第だ。
父方のじいさんのパーティに行ったあと、直接じいさんから連絡が来た。
「あの子が水樹家の子だと知っていたのか」と始まり、
「水樹家は格が違う。ただのセクシーでカワイイ子じゃないんだぞ」
と言われる。あんたが白那のあれこれを語るなよ、と切に問いたかったが、面倒なので端的に返した。
「知ってるし、格はどうでもいいし。マジ女神様なんで絶対に離すつもりない」と返す。
「格が違うと、削られる。収める力では日埜家には叶わない」
「ハイハイおじい様、俺の嫌いな格の話ご苦労様。愛の力で補えるからOK」
俺がそう言ったら、
「それにしても、女の子、ありなんだな」
と散々繰り返されたいじりをされたので、通話をブチ切りした。
どいつこもいつも、好きじゃないから自分からいかないのに、淡泊と言うな、勝手に人の恋愛対象を変えるな、と言いたい。
じいさんを始め親族の有象無象たちは散々探りを入れてきて、相手を紹介してきたり、婚約者候補を探してきたりして来た。紹介されてしまうと、女性にはかなり弱気になってくる俺は、強く出れずにズルズルしてしまうのだ。好きじゃないのに、断れない。女性から距離を詰められることには、一種恐怖を感じていた。
今回白那を親族に紹介したのは、危険度が高い気もした。けれど、両面から牽制するためにも、必要だったと思う。これ以上俺に相手を紹介してくるな、という面と、そして日埜家の人たちへの宣戦布告という面でも。
正直なところ、卒業後の進路は白那との関係値で決まって来ると思っていた。白那の今後人生に、俺がどこまで入り込んでいいのか、それを白那が望むのか次第だ。
父方のじいさんのパーティに行ったあと、直接じいさんから連絡が来た。
「あの子が水樹家の子だと知っていたのか」と始まり、
「水樹家は格が違う。ただのセクシーでカワイイ子じゃないんだぞ」
と言われる。あんたが白那のあれこれを語るなよ、と切に問いたかったが、面倒なので端的に返した。
「知ってるし、格はどうでもいいし。マジ女神様なんで絶対に離すつもりない」と返す。
「格が違うと、削られる。収める力では日埜家には叶わない」
「ハイハイおじい様、俺の嫌いな格の話ご苦労様。愛の力で補えるからOK」
俺がそう言ったら、
「それにしても、女の子、ありなんだな」
と散々繰り返されたいじりをされたので、通話をブチ切りした。
どいつこもいつも、好きじゃないから自分からいかないのに、淡泊と言うな、勝手に人の恋愛対象を変えるな、と言いたい。
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今回白那を親族に紹介したのは、危険度が高い気もした。けれど、両面から牽制するためにも、必要だったと思う。これ以上俺に相手を紹介してくるな、という面と、そして日埜家の人たちへの宣戦布告という面でも。
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