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カエル化女子と溺愛彼氏
純情もてあそんだらファンサがきた3
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「し、したの?私は結局」
私がそう言ったことで、瑠璃也は私の唇に指を強引に、差し込んできてから引き抜いた。
「口ではしてない」
と言う。この会話を続けたくなかった。瑠璃也は、何でこの話を続けるんだろう、と思う。
「ごめん、私最低だね」
「どこが?最低なのは強引に口でやらす奴だし、まんまと誘われて、最後までやっちゃう奴だよ」
「でも、瑠璃也はそんなつもりなかったと思うのに、私が多分」
「誘った?口でフィニッシュしてくれるつもりだった?」
瑠璃也が執拗に唇をなぞって来るので、あの日の行動を思い出したわけではないけれど、自然と、かつて経験した「そのこと」が意識される。顔が赤くなっていくのが分かった。瑠璃也はただ、そんな私の様子を静かにうかがうのだ。
「何で、急に意地悪言うの?」
「腹が立つと、ついいじめたくなる。白那へのセクハラとか、白那の自虐とか。格差発言とか、火種はいろいろあるけど。なにより、他の男からのコメントを採用するのが、ムカつく」
「コメント?」
「全然期待外れ、じゃない。俺にとっては最高の女神様」
「え、何それ」
「俺の純情もてあそばないで。初恋なんだし、煽らないで欲しい」
「絶対に初恋は嘘だってば、そんなの誰も信じないよ。景品表示法違反」
私が何気なく放り込んだ言葉は、なぜか瑠璃也の着火点を刺激したらしく、
「うるさい、白那」
と言ってキスで唇を塞がれた。
ソファの上に座らされて、足の間に瑠璃也の身体が滑りこんでくる。内腿に親指が触れたので、ゾクゾクッとして、久しぶりに、
「触らな」
と言いかけるのだけれど、
「それは、触ってに脳内で差し換えるから」
と意地悪に言うのだ。
「嫌い」
苦し紛れに言えば、
「それは好きに差し替える」
と言って、ワンピースのホックを外したかと思えば、スルスルと裾から手の平を滑らせる。下着の上から胸を触られて、え、と声が出た。
あれ、前と違わない?と言うのが率直な感想だ。すぐに触ってくる印象はなかったのに。
「淡泊とか嘘。詐欺だよ」
「俺が言ったわけじゃないし。肯定も否定もしてない」
「誰か来るかも」
「アピールできるし、問題ないけど」
「そのままするのは、絶対に嫌」
「当たり前じゃん、それってマナーだよ」
「優しくない」
「優しくすると、セフレ疑われるから。やめた」
「じゃあ、ヤリ……」
「それは違う、だとしたら3年も時間かけないから。本当に嫌なら、本気で蹴り飛ばしていいよ」
ああ言えばこう言う状態で、揉み合っているうちに、まんまと脱がされている。瑠璃也は手際よくシャツを脱いでいった。その上半身が見えたときには、いけないものを見ているようで思わず目を逸らしたくなる。
私がそう言ったことで、瑠璃也は私の唇に指を強引に、差し込んできてから引き抜いた。
「口ではしてない」
と言う。この会話を続けたくなかった。瑠璃也は、何でこの話を続けるんだろう、と思う。
「ごめん、私最低だね」
「どこが?最低なのは強引に口でやらす奴だし、まんまと誘われて、最後までやっちゃう奴だよ」
「でも、瑠璃也はそんなつもりなかったと思うのに、私が多分」
「誘った?口でフィニッシュしてくれるつもりだった?」
瑠璃也が執拗に唇をなぞって来るので、あの日の行動を思い出したわけではないけれど、自然と、かつて経験した「そのこと」が意識される。顔が赤くなっていくのが分かった。瑠璃也はただ、そんな私の様子を静かにうかがうのだ。
「何で、急に意地悪言うの?」
「腹が立つと、ついいじめたくなる。白那へのセクハラとか、白那の自虐とか。格差発言とか、火種はいろいろあるけど。なにより、他の男からのコメントを採用するのが、ムカつく」
「コメント?」
「全然期待外れ、じゃない。俺にとっては最高の女神様」
「え、何それ」
「俺の純情もてあそばないで。初恋なんだし、煽らないで欲しい」
「絶対に初恋は嘘だってば、そんなの誰も信じないよ。景品表示法違反」
私が何気なく放り込んだ言葉は、なぜか瑠璃也の着火点を刺激したらしく、
「うるさい、白那」
と言ってキスで唇を塞がれた。
ソファの上に座らされて、足の間に瑠璃也の身体が滑りこんでくる。内腿に親指が触れたので、ゾクゾクッとして、久しぶりに、
「触らな」
と言いかけるのだけれど、
「それは、触ってに脳内で差し換えるから」
と意地悪に言うのだ。
「嫌い」
苦し紛れに言えば、
「それは好きに差し替える」
と言って、ワンピースのホックを外したかと思えば、スルスルと裾から手の平を滑らせる。下着の上から胸を触られて、え、と声が出た。
あれ、前と違わない?と言うのが率直な感想だ。すぐに触ってくる印象はなかったのに。
「淡泊とか嘘。詐欺だよ」
「俺が言ったわけじゃないし。肯定も否定もしてない」
「誰か来るかも」
「アピールできるし、問題ないけど」
「そのままするのは、絶対に嫌」
「当たり前じゃん、それってマナーだよ」
「優しくない」
「優しくすると、セフレ疑われるから。やめた」
「じゃあ、ヤリ……」
「それは違う、だとしたら3年も時間かけないから。本当に嫌なら、本気で蹴り飛ばしていいよ」
ああ言えばこう言う状態で、揉み合っているうちに、まんまと脱がされている。瑠璃也は手際よくシャツを脱いでいった。その上半身が見えたときには、いけないものを見ているようで思わず目を逸らしたくなる。
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