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第一王子への襲撃
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私はランドルフ様を護ったとして褒章を授かる。
さらに、正式にランドルフ様の護衛兵になればいい、とご本人から誘いを受けた。けれど私はウィリエール様の護衛を理由に断る。
見回りに当たっていた同僚の兵は、喜んでランドルフ様の兵になると名乗り出ていた。
「お前は貧乏くじを選ぶ趣味でもあるのか?」
とランドルフ様はおっしゃるけれど、ウィリエール様は私の君主だ。
二年前、軍事訓練を終えた私は進路が決まっていなかった。当時の私は近衛兵となるか警備兵になるのかの瀬戸際だ。
私に護衛を任せてくれる王子はいなかった。私のような女に任せられない、使い物にならないと言われていたからだ。
第十王子が話し相手を探している、と言う話から、護衛の話が降りてきた。
「初めましてミリア。僕は自分の身は護れるから、武力は要らないんだ。楽しい話をしてくれる人が欲しい。君を僕の護衛についてもらえる?」
と申し出てくださったウィリエール様の護衛となる。近衛兵として不要となれば、都の警備に配属されるはずだった。
私が近衛兵になれたのは、ウィリエール様のお陰だ。当初は「軍神の巫女の腰かけ遊び」と言われ続けていたけれど、情報のリサーチ力だけは同僚に評価してもらえた。
ウィリエール様が正式に私を解雇するまでは、私はウィリエール様の元を離れるつもりはない。
さらに、正式にランドルフ様の護衛兵になればいい、とご本人から誘いを受けた。けれど私はウィリエール様の護衛を理由に断る。
見回りに当たっていた同僚の兵は、喜んでランドルフ様の兵になると名乗り出ていた。
「お前は貧乏くじを選ぶ趣味でもあるのか?」
とランドルフ様はおっしゃるけれど、ウィリエール様は私の君主だ。
二年前、軍事訓練を終えた私は進路が決まっていなかった。当時の私は近衛兵となるか警備兵になるのかの瀬戸際だ。
私に護衛を任せてくれる王子はいなかった。私のような女に任せられない、使い物にならないと言われていたからだ。
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「初めましてミリア。僕は自分の身は護れるから、武力は要らないんだ。楽しい話をしてくれる人が欲しい。君を僕の護衛についてもらえる?」
と申し出てくださったウィリエール様の護衛となる。近衛兵として不要となれば、都の警備に配属されるはずだった。
私が近衛兵になれたのは、ウィリエール様のお陰だ。当初は「軍神の巫女の腰かけ遊び」と言われ続けていたけれど、情報のリサーチ力だけは同僚に評価してもらえた。
ウィリエール様が正式に私を解雇するまでは、私はウィリエール様の元を離れるつもりはない。
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