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Eランク任務3
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し、死ぬかと思ったあああ。
それにしてもあの時のバリアはなんだったんだろう。
俺が聞いたのは盾の形した風魔法で、跳ね返したり、ダメージを無効化するような物だったはず・・・
とりあえず、身体はぼろぼろだけど、ここに居てもまた魔物が来るかもしれない。
鎧は・・・所々切れてて、凹みも沢山。
短剣は棍棒とやりあったせいで、刃こぼれしてる。
早く戻らないと。
ゴブリンが出てきた逆の方に進みなんとか洞窟を抜け出した。
「はぁーもう無理だ。」
洞窟を出て魔物の気配がなかった事で緊張の糸が切れて大の字で寝転がった。
今回は本当に死ぬかと思ったな。
しかもなんか色の違うゴブリンも強かったし、バリアのお陰で命拾いした。
「あっ!!!!」
しまった。ゴブリンの討伐の証の耳を忘れた。もう身体がぼろぼろで戻る元気もないよー。今回は諦めるしかないなー。
バリアかぁ。
てかもしかして【バリア】使ってれば結構楽だったのでは?と今更気づき、大きなため息をついた。
ポーチに小さく畳んだ鑑定書をもう一度見てみた。
ユニークスキル【バリア】あらゆる物を拒絶する。
ん?
んん?
んんん!?
あれ?ユニークスキルだったの!?
この世界にはスキルにもランクがあり、
スキル
エクストラスキル
ユニークスキル
の順番で希少価値、能力が変わる。
【バリア】あらゆる物を拒絶する
あらゆる物を拒絶するってことは、僕はあの時咄嗟にバリアを張ったけど、振りかぶる直前で、腕と腕の間に張っていた為に拒絶されて腕が分かれてしまった・・・
なにそれ。バリアって一般的に守る物じゃなかったの?
てことは、僕のユニークスキルの【バリア】は攻撃にも使える!?
とりあえず帰りながら検証してみるか。
その帰り道
「バリア!」
シュパッ!
木にバリアを入れた事で切れてしまった。
「あ、兎だ!バリア!!」
シュパッ
首と身体が分かれた。
遠く空に飛んでる鳥がいたので
「バリア!!」
5m程の位置で発動したが、届かなかった。
なるほど、これは5mが限界なのか。
次は目の前にでかい盾を思い浮かべて
「バリア!!!」
・
・・
・・・
あれ?知ってる天井だ。
ん?いつのまにか帰ってきたんだっけ。
うーんうーんと唸っていると
バタンッ
勢いよく扉を開けた父さんがいた。
「ポルテ!!!!」
「ん?おはよう父さん。」
バシッ
自分は何故叩かれてたのかわからなかった。
「痛っ!なにすんだ父さん!」
「お前な。なんで叩いたか分かってないのか?」
凄い形相のお父さんに自分がなにをしたのか考えてみた。
スライムを倒しに洞窟行って、そのあとゴブリンが出て倒して、さらに2匹のゴブリンが出て【バリア】を使ってなんとか倒して森に戻って。【バリア】の使い方がいろいろあるのではと検証しながら、帰ってる途中から記憶がない。
「あのな。お前、もう街の近くだったから他の人が気づいて良かったものの、魔力切れを起こしてて倒れてたんだぞ!」
・・・やってしまった。それは怒られるわ。
「ごめんなさい。つい浮かれて。」
素直に謝るポルテにガイアの顔も落ち着いてきた。
「分かったならいい。でもリーゼとかサンライズとかには謝っとくんだぞ。分かったな?」
「え?なんで、リーゼさんとサンライズさんが出てくるの?」
「お前が倒れてた時拾ってくれたのがサンライズだ。そしてリーゼが裏でサンライズにポルテがスライム討伐から戻ってきてないって話したんだ。」
そんな事が・・・
しっかり謝ろう。無理はするなって言われたのに、逃げようと思えば逃げれたかもしれないのに。
「ごめんなさい。謝ってくる。」
「いや、今日はゆっくり休んどけ。とりあえず俺からサンライズとリーゼに報告だけしとく。」
「ありがと、父さん」
僕はその言葉を言った後泥のように眠った。
それにしてもあの時のバリアはなんだったんだろう。
俺が聞いたのは盾の形した風魔法で、跳ね返したり、ダメージを無効化するような物だったはず・・・
とりあえず、身体はぼろぼろだけど、ここに居てもまた魔物が来るかもしれない。
鎧は・・・所々切れてて、凹みも沢山。
短剣は棍棒とやりあったせいで、刃こぼれしてる。
早く戻らないと。
ゴブリンが出てきた逆の方に進みなんとか洞窟を抜け出した。
「はぁーもう無理だ。」
洞窟を出て魔物の気配がなかった事で緊張の糸が切れて大の字で寝転がった。
今回は本当に死ぬかと思ったな。
しかもなんか色の違うゴブリンも強かったし、バリアのお陰で命拾いした。
「あっ!!!!」
しまった。ゴブリンの討伐の証の耳を忘れた。もう身体がぼろぼろで戻る元気もないよー。今回は諦めるしかないなー。
バリアかぁ。
てかもしかして【バリア】使ってれば結構楽だったのでは?と今更気づき、大きなため息をついた。
ポーチに小さく畳んだ鑑定書をもう一度見てみた。
ユニークスキル【バリア】あらゆる物を拒絶する。
ん?
んん?
んんん!?
あれ?ユニークスキルだったの!?
この世界にはスキルにもランクがあり、
スキル
エクストラスキル
ユニークスキル
の順番で希少価値、能力が変わる。
【バリア】あらゆる物を拒絶する
あらゆる物を拒絶するってことは、僕はあの時咄嗟にバリアを張ったけど、振りかぶる直前で、腕と腕の間に張っていた為に拒絶されて腕が分かれてしまった・・・
なにそれ。バリアって一般的に守る物じゃなかったの?
てことは、僕のユニークスキルの【バリア】は攻撃にも使える!?
とりあえず帰りながら検証してみるか。
その帰り道
「バリア!」
シュパッ!
木にバリアを入れた事で切れてしまった。
「あ、兎だ!バリア!!」
シュパッ
首と身体が分かれた。
遠く空に飛んでる鳥がいたので
「バリア!!」
5m程の位置で発動したが、届かなかった。
なるほど、これは5mが限界なのか。
次は目の前にでかい盾を思い浮かべて
「バリア!!!」
・
・・
・・・
あれ?知ってる天井だ。
ん?いつのまにか帰ってきたんだっけ。
うーんうーんと唸っていると
バタンッ
勢いよく扉を開けた父さんがいた。
「ポルテ!!!!」
「ん?おはよう父さん。」
バシッ
自分は何故叩かれてたのかわからなかった。
「痛っ!なにすんだ父さん!」
「お前な。なんで叩いたか分かってないのか?」
凄い形相のお父さんに自分がなにをしたのか考えてみた。
スライムを倒しに洞窟行って、そのあとゴブリンが出て倒して、さらに2匹のゴブリンが出て【バリア】を使ってなんとか倒して森に戻って。【バリア】の使い方がいろいろあるのではと検証しながら、帰ってる途中から記憶がない。
「あのな。お前、もう街の近くだったから他の人が気づいて良かったものの、魔力切れを起こしてて倒れてたんだぞ!」
・・・やってしまった。それは怒られるわ。
「ごめんなさい。つい浮かれて。」
素直に謝るポルテにガイアの顔も落ち着いてきた。
「分かったならいい。でもリーゼとかサンライズとかには謝っとくんだぞ。分かったな?」
「え?なんで、リーゼさんとサンライズさんが出てくるの?」
「お前が倒れてた時拾ってくれたのがサンライズだ。そしてリーゼが裏でサンライズにポルテがスライム討伐から戻ってきてないって話したんだ。」
そんな事が・・・
しっかり謝ろう。無理はするなって言われたのに、逃げようと思えば逃げれたかもしれないのに。
「ごめんなさい。謝ってくる。」
「いや、今日はゆっくり休んどけ。とりあえず俺からサンライズとリーゼに報告だけしとく。」
「ありがと、父さん」
僕はその言葉を言った後泥のように眠った。
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