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特訓
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ポルテの住んでるとこは
中立国家レッドウィンプス
約3万人が住んでる小規模都市
他にも帝国ラインハルト
王国トレーサーなど多数の国家がある。
レッドウィンプスで育ったポルテは、今日も薪割りなどの手伝いをした後、強くなる為に今日も剣を振っていた。
「ふっ!はぁ!!」
疲れた。今日あとは魔力操作やるか。
魔力操作は自分の中にある魔力を自分で操作することだ。
ポルテは魔法の才能があったのか、独自でやってたからかわからないが細かいぐらいの操作を可能としていた。
「今日は腕に3割増しして素振りするか」
シュッ。シュッ。
?「おーい、ポルテー!おーーーい!」
ポルテは集中してた為全然耳に入ってない。
?「聞こえてない。。。えいっ!」
「痛っ!え?なんだアトミか」
全然気づかなかった。近所に住む同い年の女の子アトミが頬を膨らまして立っていた。
「なんだじゃないよ。あれから全然会えなかったから心配してたんだよ?また修行?」
「そだよ。父ちゃん楽にさせたいから冒険者になる為に特訓してるんだ。」
うーん。会いたくなかったなあ。アトミがなんのスキルを手に入れたかは知りたいけど、絶対俺のもきかれるしなあ。
「そっかあ。そういえばポルテはなんのスキル手に入れたの?」
これだよお。聞かれたくないことも普通に聞いてくる。でも、聞かれたくない事だと思ってないだろうしなー。
「対したスキルじゃなかったよ。だからより一層頑張んなきゃいけないから、鍛えてるだ」
「私は心配だよ。冒険者はすぐに死んだりするって聞くし。危ないじゃん。父さんの鍛治とか商売とかはどうなの?」
たしかにその選択肢もあった。でも小さい頃から冒険者になる事は父さんの影響からか夢だったんだ。
「俺は、父ちゃんのようにはならないからアトミは安心して」
「うん。心配だけど、ポルテを信じる!そうそう、私のスキルね、【裁縫の女神の加護】ってすきるだったの」
「へぇ、裁縫か。アトミはそういうのすきだったもんね!ちなみにどんなスキルなの?」
「んとね、裁縫に関する知識、閃き、付与魔法が手に入るの!」
「へえ!!すごいじゃん!将来安泰だね、じゃあ旦那になる人はアトミの服を沢山着れるのか。」
ポルテの言葉に少し顔が赤くなりながら
「あのね。私はポルテに沢山服作るからね、楽しみにしててね!」
「まじか!ありがとう。うち貧乏だから、嬉しいよ。」
ポルテは呑気に感謝して言っていたが、アトミは違う意味だったので
「もう、この鈍感。まあでもそういうところも・・・ごにょごにょ」
「え?そういうところも?」
「なんもないよ。感謝してよね!」
慌てたアトミも素直になれずに強がってしまっていた。
「うん。本当に感謝してる。アトミ本当にありがとう!」
そんなキラキラした笑顔向けられたら、好きになっちゃうよ。ポルテはズルい。うううぅ
「ちなみにポルテはさっき話聞こえてないくらい集中してたけど、なにやってたの?」
「うーんと、自分の中にある魔力を一か所に集中して素振りしてた。」
「ふーん。魔法が使えないのに、そんな事しても意味あるのー?」
そうなのだ。魔法は誰かに師事を受けるか、学校に行くか、高い本を読むかしないと魔法が使えない。
なんでそんなことしてるのか、わからないと思うのも当然だった。
「スキルのおかげで一応風魔法は使えると思うんだ。」
「そうなんだ!!じゃあ洗濯物とかすぐ乾くかもね。」
いやー。そういう使い方では無いと思うんだが。。。そんなとこがアトミらしいか。
「ふふっ。そうだね!アトミが裁縫してくれた服をすぐ着れるようになるな」
2人は笑い合って解散した。
よしっ!また明日も頑張って特訓するぞ。
ただこの時ポルテは気付いていなかった。
本来のバリアは風魔法だが、ユニークスキルのバリアは風魔法などでは無かったことを。
中立国家レッドウィンプス
約3万人が住んでる小規模都市
他にも帝国ラインハルト
王国トレーサーなど多数の国家がある。
レッドウィンプスで育ったポルテは、今日も薪割りなどの手伝いをした後、強くなる為に今日も剣を振っていた。
「ふっ!はぁ!!」
疲れた。今日あとは魔力操作やるか。
魔力操作は自分の中にある魔力を自分で操作することだ。
ポルテは魔法の才能があったのか、独自でやってたからかわからないが細かいぐらいの操作を可能としていた。
「今日は腕に3割増しして素振りするか」
シュッ。シュッ。
?「おーい、ポルテー!おーーーい!」
ポルテは集中してた為全然耳に入ってない。
?「聞こえてない。。。えいっ!」
「痛っ!え?なんだアトミか」
全然気づかなかった。近所に住む同い年の女の子アトミが頬を膨らまして立っていた。
「なんだじゃないよ。あれから全然会えなかったから心配してたんだよ?また修行?」
「そだよ。父ちゃん楽にさせたいから冒険者になる為に特訓してるんだ。」
うーん。会いたくなかったなあ。アトミがなんのスキルを手に入れたかは知りたいけど、絶対俺のもきかれるしなあ。
「そっかあ。そういえばポルテはなんのスキル手に入れたの?」
これだよお。聞かれたくないことも普通に聞いてくる。でも、聞かれたくない事だと思ってないだろうしなー。
「対したスキルじゃなかったよ。だからより一層頑張んなきゃいけないから、鍛えてるだ」
「私は心配だよ。冒険者はすぐに死んだりするって聞くし。危ないじゃん。父さんの鍛治とか商売とかはどうなの?」
たしかにその選択肢もあった。でも小さい頃から冒険者になる事は父さんの影響からか夢だったんだ。
「俺は、父ちゃんのようにはならないからアトミは安心して」
「うん。心配だけど、ポルテを信じる!そうそう、私のスキルね、【裁縫の女神の加護】ってすきるだったの」
「へぇ、裁縫か。アトミはそういうのすきだったもんね!ちなみにどんなスキルなの?」
「んとね、裁縫に関する知識、閃き、付与魔法が手に入るの!」
「へえ!!すごいじゃん!将来安泰だね、じゃあ旦那になる人はアトミの服を沢山着れるのか。」
ポルテの言葉に少し顔が赤くなりながら
「あのね。私はポルテに沢山服作るからね、楽しみにしててね!」
「まじか!ありがとう。うち貧乏だから、嬉しいよ。」
ポルテは呑気に感謝して言っていたが、アトミは違う意味だったので
「もう、この鈍感。まあでもそういうところも・・・ごにょごにょ」
「え?そういうところも?」
「なんもないよ。感謝してよね!」
慌てたアトミも素直になれずに強がってしまっていた。
「うん。本当に感謝してる。アトミ本当にありがとう!」
そんなキラキラした笑顔向けられたら、好きになっちゃうよ。ポルテはズルい。うううぅ
「ちなみにポルテはさっき話聞こえてないくらい集中してたけど、なにやってたの?」
「うーんと、自分の中にある魔力を一か所に集中して素振りしてた。」
「ふーん。魔法が使えないのに、そんな事しても意味あるのー?」
そうなのだ。魔法は誰かに師事を受けるか、学校に行くか、高い本を読むかしないと魔法が使えない。
なんでそんなことしてるのか、わからないと思うのも当然だった。
「スキルのおかげで一応風魔法は使えると思うんだ。」
「そうなんだ!!じゃあ洗濯物とかすぐ乾くかもね。」
いやー。そういう使い方では無いと思うんだが。。。そんなとこがアトミらしいか。
「ふふっ。そうだね!アトミが裁縫してくれた服をすぐ着れるようになるな」
2人は笑い合って解散した。
よしっ!また明日も頑張って特訓するぞ。
ただこの時ポルテは気付いていなかった。
本来のバリアは風魔法だが、ユニークスキルのバリアは風魔法などでは無かったことを。
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