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「待てずら」
少女が
階段の途中で
声をかける。
「まずいべさ」
少女も、
階段の天井に
ぶつかる度に
ウサギの白い毛が舞う
状況に
慌てている。
「……」
ウサギは無言である。
巨大な
もふもふした背中を
上下に揺らしながら、
階段を
登り続けている。
「待ってってばさ」
少女は
弓矢を取り落とさないように
気を付けながら
少女の背中を
ポンポンと
叩いている。
やはり
ウサギは無言のままである。
少女が
階段の途中で
声をかける。
「まずいべさ」
少女も、
階段の天井に
ぶつかる度に
ウサギの白い毛が舞う
状況に
慌てている。
「……」
ウサギは無言である。
巨大な
もふもふした背中を
上下に揺らしながら、
階段を
登り続けている。
「待ってってばさ」
少女は
弓矢を取り落とさないように
気を付けながら
少女の背中を
ポンポンと
叩いている。
やはり
ウサギは無言のままである。
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