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「マスクマニアで、アイムソーリー」K・ジャック(83)
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「一般人が、何気なく使っている言葉に、プロレスにルーツがある場合がある」
ハ●ブサがバク宙した。
ハヤブサは、今日は、登場したばかりなのに、ノリノリといった感じである。
「プロレスにもあるのか? 前にも言ったけど、『スーパースター』という言葉は造語で、A・ウォーホルが作ったんだ。『パフォーマンス』というのも、60年代にフルクサスのメンバーが『ハプニング』を行ってから、一般にも浸透していったんだ(フルクサスのメンバーには、巨匠・オ●ヨーコもいた!)。ただ『パフォーマンス』に関しては、言葉を生み出したわけではないけれど」
「そうか。ウォーホルは『スーパースター』という言葉を生み出して、無名な人を、自ら有名にしていったのか。さすがに、カルトの帝王らしいな。まあ、他人を利用し過ぎて、恨まれて、銃撃されたこともあったようだが……」
「ウォーホルのカリスマ性は、他人を嫉妬させることがあったらしい。天才は、妬まれるからな、いつの時代も」
ジャックも、ウォーホルは素敵だと思う。
「で。本題だが、よく『心が折れる』っていうだろ。これって、普通にみんな使っている」
「あるね、これプロレス発祥なの?」
ジャックが問う。
「そう。実はルーツは女子プロレスだ。実は『神●忍vsジャッ●ー佐藤戦』で生まれたものなんだ。誰も知らないけどね」
「ほう。試合の前に、レジェンド・神●忍が、呟いたのか?『私は強すぎて、相手をボコボコにしそうなので、ジャッ●ーがかわいそうで、心が折れそう』とか?」
「ちょっと違うが。大体あっている」
ハ●ブサがバク宙する。
「真相は、レジェンド・神●忍は、試合後に『対戦相手の心を折ってやりたかった』と語ったわけだ。これが、一般にも広まったってわけさ。1987年7月18日、神奈川・大和車体工業体育館でのジャパン女子プロレス(今はない)の興行でのことだ」
「そうなのか!」
「おう。後日のインタビューで『あの試合の時、考えていたことは勝つことじゃない。相手の心を折ることだった。骨でも、肉でもなく、心を折ることを考えてた』と語ったわけさ」
「ほう。それは知らなかった。特に、知りたくもなかったけど……」
ジャックは、ため息をついた。
ウンチク合戦は、もう疲労度マックスといった感じである。
おいおい。この小説の作者は、禁断の『女子プロレスネタ』に移行するつもりじゃないだろうな。
もう、ネタ切れでアップアップなんだろうけど。自ら、底なし沼のような深みに嵌っているのは否めないだろうな。
ハ●ブサがバク宙した。
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「そうか。ウォーホルは『スーパースター』という言葉を生み出して、無名な人を、自ら有名にしていったのか。さすがに、カルトの帝王らしいな。まあ、他人を利用し過ぎて、恨まれて、銃撃されたこともあったようだが……」
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「そう。実はルーツは女子プロレスだ。実は『神●忍vsジャッ●ー佐藤戦』で生まれたものなんだ。誰も知らないけどね」
「ほう。試合の前に、レジェンド・神●忍が、呟いたのか?『私は強すぎて、相手をボコボコにしそうなので、ジャッ●ーがかわいそうで、心が折れそう』とか?」
「ちょっと違うが。大体あっている」
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「そうなのか!」
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