やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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「DADA」の最終回が間近らしい⇔盛り上がりゼロ✕絶頂感ゼロ⇔るるんぶ、るるん⇔クスリによる「エクスタシー」なんて、ゼッタイ、ダメ

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「ゲゲゲのゲ」
 倉橋は、声を上げた。
 こんなに、他人の肛門を真近で見たのは、初めてだった。

 ここは、文豪・三島太郎の邸宅だ。倉橋は、実際よく分からないまま、同性愛者の三島とベッドルームで、二人っきりになっていた。
 全裸の三島は、さっきから四つん這いになって、こっちに自分の肛門を差し出している。
 三島は肛門性交による快楽を、倉橋のサポート(性器の挿入)によって得ようとしているのだ。
「早く入れてくれ」
 三島がまた哀願してくる。
 もはや、うわ言のようだ。ボクシングで鍛えた三島の筋肉が、全裸になっていることで、さらに強調されている。 

「倉橋君」
「え」
「実は、君に伝えなければならないことがあるんだ」
 三島が突然、切り出してきた。
「何です?」
 全く見当がつかない。
 実際、打ち明け話をされるほど、この男と別段、親しいわけでもなかった。
 いずれにしても、四つん這いになった三島の肛門を見ながら話していると、どれほど切迫した話でもリアリティの無いものに変わってしまう。
「あのね、倉橋くん」
 三島の声が響く。
「ええ」
 倉橋は、三島の言葉を待った。
「この小説」
「この小説?」
「うん。今、俺たちが出ている、このツマラナイDADA小説が年内で、終了になるらしいよ」
「本当ですか?」
 倉橋が声を上げた。
 
 倉橋は、頭を整理した。
 自分が、「DADA小説」に出始めてから、長い年月過ぎている。
 この小説がなければ、人生の楽しみは半分にも満たなかっただろう。
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