102 / 105
終章 未来への道筋
第102話 私が真犯人!?
しおりを挟む
少し状況を整理しよう。
レイヴン元公子が公王様を殺害しようとした事件は、既にトワイライト国民の中でも周知の事実。その上で公妃様がレイヴン公子に毒のナイフを渡した真犯人を特定すべく、公王様は未だ毒に侵され生死の狭間を彷徨っていると公表された。
私は勝手に未だ帰れないのは、公王様は実は既に助かっており、それを外部へ漏らさない為の処置だと思っていたが、実はレイヴン公子に毒のナイフを渡したのは私で、突き詰めれば裏で操っているのはアレク公子ではないのかと、そんな噂が広まっているのだという。
いやいや、なによその犯人に都合がいいだけのニセ情報は。
「それじゃ私が帰れない本当の理由は……」
「表向きは取り調べ中のうえ、身柄を抑えている。って事になっているわ」
「……」
今更ながら自分の呑気さを反省しなくてはならないだろう。
私のせいでアレクの足を引っ張るどころか、反乱の意思ありとして窮地に立たせてしまっている。
どうやらアレクが私が治めるアクア領にいた事は、既に家臣たちにも知れ渡っているらしく、レイヴン元公子の低迷さを狙い、私と共謀してこの国を乗っ取ろうと策略しているのでは? と、ありもしないニセの噂が広まっているらしい。
「勿論私も陛下もそんな噂を信じてはいないわ。だけどタイミングよく貴女がここに居て、この公城で事件が起こってしまったの。その事実から何を連想させるのか、貴女ならわかるでしょ?」
この城の中で私だけは完全な部外者だ。しかも私は知らなかったとはいえ、公国の第二公子であるアレクと密接な関係を築いていた。
実際は雇い主と契約社員の間柄だったとはいえ、ただ話を聞いていた者たちにとっては、多少の事実を曲げられていてもすぐには気づけるわけもないと利用された。
「お姉様も御存じですよね? お兄様があまり家臣たちからよく思われていない事を」
「えぇ、だから幼い頃からよく城を空けていたのよね」
この前セレスから聞いた話では母親が平民だった事から、アレクの物心がつく頃には命の危険を感じるようになり、旅の商人に紛れて各地を回っていたのだという話だった。
近年は公王様から知識を得るためにも他領を回れ、などと言われていたらしいが、結果的にそれで私と幼い頃に出会う事になってしまったという事だ。
「最近はレイヴン義兄様の素行の悪さから、アレクお兄様を次期公王に、って声も上がっているんですが、正直その中の何人が本気でおっしゃっているのかすら、わからない状況で……」
「まぁ、いきなりは難しいわよね」
今は周りの波に乗り遅れてはいけないという雰囲気だけで、アレクを推している家臣も中にはいるだろう。
現状アレクを次期公王に、という話も単純にレイヴンでは国の顔は務まらないとの消去法に過ぎず、本音を語らせれば王族の血を引いた別の家系から、なんて考えの人間もいるかもしれない。
もし今回の事件を利用して、アレクも一緒に排除しようと考えた者がいたとすれば? セレスはアレクの実の妹という点から、策謀に加担していたとか理由をつければ簡単に排除も出来るだろうし、年頃の男児がいれば無理やり結婚させて国を乗っ取る、なんて事もできるだろう。
公王様も生死の狭間を彷徨っている事になっている訳だし、仮に助かったとしても、今からじゃ全身に広がってしまった毒の後遺症で、そう簡単には復帰ができないと推測できる。
…………あぁ、そういう事ね。
先ほど公妃様はこうおっしゃられた。『恐らく今日明日辺りに動きがある筈だからもう暫く我慢して頂戴』と。そして今日は陛下がヨルムンガンドの毒に倒れてから6日目。本来なら明日明後日には毒が全身に周り、命を落とされているという状況に差し迫っている。
つまり陛下に残されたタイムリミットは僅かしか残されてはおらず、救うには今日明日で解毒薬を用意しなければという意味だ。
もしかすると犯人は、陛下の命まで奪おうとは思っていないのではないだろうか?
殺害未遂についても、レイヴン程度が致命傷を突けるとも思えないし、医師も薬師もいる城なら助かる可能性は十分にある。その上ですぐには死なない毒を用い、公王様が寝たきりの状態を作ろうとした。
あとは偶然を装い解毒薬を献上し、公王様が復帰するまで邪魔なアレクを排除しておけば、自分への信頼と実績は残せるという事だ。例えば息子をセレスの結婚相手にという事も。
「一つお伺いしてもいいですか?」
「何かしら?」
「公妃様は既に黒幕が誰かをわかっていらっしゃいますよね? ただ今は証拠がないから相手が動くのを待ち続けている」
これがもし全て黒幕が仕掛けた罠だとすれば、私がここに来たのだって計画の一部だろう。そうでなければアレクを糾弾する理由も作れず、単純にレイヴンの排除しか意味をなさない。
そして私をここへと呼んだのは公妃様ご本人。
さすがに地方の田舎領主を公妃様が知っていたとはおもえないので、恐らく私を推薦した人間が必ずいるはずだ。
「流石ね。貴女の推察どおり、黒幕の検討は既についてあるわ」
やっぱり………。
如何に私の事を信じてくださっているとはいえ、ここまで自由にさせてもらえる訳がないと思ったのだ。
私が過ごしていた場所は言わば公王様と公妃様が暮らすプライベートエリア。公子であるアレクは勿論、トワイライトの家臣ですらそう簡単には立ち入れない場所なのだ。そんなところで行動範囲は限られているとはいえ、かなり自由な生活が認めらていた。
セレスはまぁ、日頃から人知れず公妃様をお茶を楽しんでいたという事なので、知らされていない裏のルートでも存在しているのだろう。
「その真犯人、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「えぇいいわよ。ただあくまでもまだ検討している段階だと理解してね」
それだけ口にすると公妃様は一息をつき、一人の家臣の名を教えてくださる。
「私と陛下が黒幕だと考えているのはドルジェ卿という人物。貴女の事を私に推薦し、アレクが貴女の治める領地に出入りしていたと噂を流した本人。そして陛下にとっては従兄弟にあたる人物よ」
レイヴン元公子が公王様を殺害しようとした事件は、既にトワイライト国民の中でも周知の事実。その上で公妃様がレイヴン公子に毒のナイフを渡した真犯人を特定すべく、公王様は未だ毒に侵され生死の狭間を彷徨っていると公表された。
私は勝手に未だ帰れないのは、公王様は実は既に助かっており、それを外部へ漏らさない為の処置だと思っていたが、実はレイヴン公子に毒のナイフを渡したのは私で、突き詰めれば裏で操っているのはアレク公子ではないのかと、そんな噂が広まっているのだという。
いやいや、なによその犯人に都合がいいだけのニセ情報は。
「それじゃ私が帰れない本当の理由は……」
「表向きは取り調べ中のうえ、身柄を抑えている。って事になっているわ」
「……」
今更ながら自分の呑気さを反省しなくてはならないだろう。
私のせいでアレクの足を引っ張るどころか、反乱の意思ありとして窮地に立たせてしまっている。
どうやらアレクが私が治めるアクア領にいた事は、既に家臣たちにも知れ渡っているらしく、レイヴン元公子の低迷さを狙い、私と共謀してこの国を乗っ取ろうと策略しているのでは? と、ありもしないニセの噂が広まっているらしい。
「勿論私も陛下もそんな噂を信じてはいないわ。だけどタイミングよく貴女がここに居て、この公城で事件が起こってしまったの。その事実から何を連想させるのか、貴女ならわかるでしょ?」
この城の中で私だけは完全な部外者だ。しかも私は知らなかったとはいえ、公国の第二公子であるアレクと密接な関係を築いていた。
実際は雇い主と契約社員の間柄だったとはいえ、ただ話を聞いていた者たちにとっては、多少の事実を曲げられていてもすぐには気づけるわけもないと利用された。
「お姉様も御存じですよね? お兄様があまり家臣たちからよく思われていない事を」
「えぇ、だから幼い頃からよく城を空けていたのよね」
この前セレスから聞いた話では母親が平民だった事から、アレクの物心がつく頃には命の危険を感じるようになり、旅の商人に紛れて各地を回っていたのだという話だった。
近年は公王様から知識を得るためにも他領を回れ、などと言われていたらしいが、結果的にそれで私と幼い頃に出会う事になってしまったという事だ。
「最近はレイヴン義兄様の素行の悪さから、アレクお兄様を次期公王に、って声も上がっているんですが、正直その中の何人が本気でおっしゃっているのかすら、わからない状況で……」
「まぁ、いきなりは難しいわよね」
今は周りの波に乗り遅れてはいけないという雰囲気だけで、アレクを推している家臣も中にはいるだろう。
現状アレクを次期公王に、という話も単純にレイヴンでは国の顔は務まらないとの消去法に過ぎず、本音を語らせれば王族の血を引いた別の家系から、なんて考えの人間もいるかもしれない。
もし今回の事件を利用して、アレクも一緒に排除しようと考えた者がいたとすれば? セレスはアレクの実の妹という点から、策謀に加担していたとか理由をつければ簡単に排除も出来るだろうし、年頃の男児がいれば無理やり結婚させて国を乗っ取る、なんて事もできるだろう。
公王様も生死の狭間を彷徨っている事になっている訳だし、仮に助かったとしても、今からじゃ全身に広がってしまった毒の後遺症で、そう簡単には復帰ができないと推測できる。
…………あぁ、そういう事ね。
先ほど公妃様はこうおっしゃられた。『恐らく今日明日辺りに動きがある筈だからもう暫く我慢して頂戴』と。そして今日は陛下がヨルムンガンドの毒に倒れてから6日目。本来なら明日明後日には毒が全身に周り、命を落とされているという状況に差し迫っている。
つまり陛下に残されたタイムリミットは僅かしか残されてはおらず、救うには今日明日で解毒薬を用意しなければという意味だ。
もしかすると犯人は、陛下の命まで奪おうとは思っていないのではないだろうか?
殺害未遂についても、レイヴン程度が致命傷を突けるとも思えないし、医師も薬師もいる城なら助かる可能性は十分にある。その上ですぐには死なない毒を用い、公王様が寝たきりの状態を作ろうとした。
あとは偶然を装い解毒薬を献上し、公王様が復帰するまで邪魔なアレクを排除しておけば、自分への信頼と実績は残せるという事だ。例えば息子をセレスの結婚相手にという事も。
「一つお伺いしてもいいですか?」
「何かしら?」
「公妃様は既に黒幕が誰かをわかっていらっしゃいますよね? ただ今は証拠がないから相手が動くのを待ち続けている」
これがもし全て黒幕が仕掛けた罠だとすれば、私がここに来たのだって計画の一部だろう。そうでなければアレクを糾弾する理由も作れず、単純にレイヴンの排除しか意味をなさない。
そして私をここへと呼んだのは公妃様ご本人。
さすがに地方の田舎領主を公妃様が知っていたとはおもえないので、恐らく私を推薦した人間が必ずいるはずだ。
「流石ね。貴女の推察どおり、黒幕の検討は既についてあるわ」
やっぱり………。
如何に私の事を信じてくださっているとはいえ、ここまで自由にさせてもらえる訳がないと思ったのだ。
私が過ごしていた場所は言わば公王様と公妃様が暮らすプライベートエリア。公子であるアレクは勿論、トワイライトの家臣ですらそう簡単には立ち入れない場所なのだ。そんなところで行動範囲は限られているとはいえ、かなり自由な生活が認めらていた。
セレスはまぁ、日頃から人知れず公妃様をお茶を楽しんでいたという事なので、知らされていない裏のルートでも存在しているのだろう。
「その真犯人、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「えぇいいわよ。ただあくまでもまだ検討している段階だと理解してね」
それだけ口にすると公妃様は一息をつき、一人の家臣の名を教えてくださる。
「私と陛下が黒幕だと考えているのはドルジェ卿という人物。貴女の事を私に推薦し、アレクが貴女の治める領地に出入りしていたと噂を流した本人。そして陛下にとっては従兄弟にあたる人物よ」
0
お気に入りに追加
1,126
あなたにおすすめの小説
森に捨てられた令嬢、本当の幸せを見つけました。
玖保ひかる
恋愛
[完結]
北の大国ナバランドの貴族、ヴァンダーウォール伯爵家の令嬢アリステルは、継母に冷遇され一人別棟で生活していた。
ある日、継母から仲直りをしたいとお茶会に誘われ、勧められたお茶を口にしたところ意識を失ってしまう。
アリステルが目を覚ましたのは、魔の森と人々が恐れる深い森の中。
森に捨てられてしまったのだ。
南の隣国を目指して歩き出したアリステル。腕利きの冒険者レオンと出会い、新天地での新しい人生を始めるのだが…。
苦難を乗り越えて、愛する人と本当の幸せを見つける物語。
※小説家になろうで公開した作品を改編した物です。
※完結しました。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
母と妹が出来て婚約者が義理の家族になった伯爵令嬢は・・
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
全てを失った伯爵令嬢の再生と逆転劇の物語
母を早くに亡くした19歳の美しく、心優しい伯爵令嬢スカーレットには2歳年上の婚約者がいた。2人は間もなく結婚するはずだったが、ある日突然単身赴任中だった父から再婚の知らせが届いた。やがて屋敷にやって来たのは義理の母と2歳年下の義理の妹。肝心の父は旅の途中で不慮の死を遂げていた。そして始まるスカーレットの受難の日々。持っているものを全て奪われ、ついには婚約者と屋敷まで奪われ、住む場所を失ったスカーレットの行く末は・・・?
※ カクヨム、小説家になろうにも投稿しています
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる