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第五章 金の神子様はジョブチェンジ
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さて、何をしようにも可哀想な子を探すのが最善だ。それが子供だったら尚よし。前世の経験を頼りにすれば楽勝だ。
俺はそんなことを考えながらひとまずこの国全土でそういう人物を探す。そして気がついた。
この国平和でそういう子いないんだが……っ!?
災害、飢饉もなく、幸せに暮らしている世界。人身売買、なんかの実験施設とかは全く無い。神子時代が相当酷かったと考えるべきか……。
これでは信者が集まらない!!
国ではなく、世界に目を向けようと範囲を広げようとしたとき、「離して下さい!!」と悲鳴が聞こえた。
誰かの助けを呼ぶ声がする!!
「ちょっといってくる!!」
「どちらに……っ!!」
行き先を告げないまま俺は二人の前から消えた。外套で身を隠し、その声の場所に現れると学院の制服を着た男と、そうでない男の二人が何か揉めている。こんな薄暗い路地で学生らしき男が嫌がっている男を壁に押しつけた。
「そんなこと言わないで下さい。私達は前世から結ばれているのに……っ!」
「何を言ってるんですか! 知りません! 離して、離して下さい!!」
「せいや!!」
無理矢理顔を近づけてキスをしようとしていた。嫌がる相手にだめ絶対!!後頭部を思いっきりぶん殴って昏倒させる。地面に適当に転がしてついでに転がしておいた。
ふんっと鼻を鳴らして最後に蹴って、俺は嫌がっていた男の方を見る。
「大丈夫?」
「は、はい……」
「そう、じゃあ俺に感謝してる?」
「! 勿論です!」
ふむふむ、やはりこの手段が一番だな!俺はにいっと笑みを浮かべてそれからきゅっと彼の手を握る。
「リィン教をよろしくお願いします!!」
「リィン教……ですか?」
「そうです! リィン教を信じれば救われます! リィン教を信仰し……っ!」
そこで俺は改めてその生徒を見た。柔らかい緑色の髪の男の子。俺は彼の姿をよく目にした事がある。
れ、れ、れお!?なんでこんなところにいるんだ!?いや待て、てことはもしかしてこの足蹴にしてる子って……っ!?
ばっと足下を見て伸びている男を見てあちゃあっと頭を抱える。先ほどまで何となく思い出していた男、ジューノだ。なんでやねん!!なんでこんなところで迫ってるんだよお前!!まだ学生時代は何もしないはずだよなお前!?
というか、接点がないはず!!俺が変えちゃったから!?それは申し訳ない!
「と、とりあえず逃げよう!!」
「あ、は、はい! 天使様!!」
天使様!なんだか久しぶりにその言葉を聞いた気がする。何だっけ?まあ今はこの主人公君を遠くの安全なところに避難させなければ!!
主人公君の手を握り、俺達は別の所に移動した。今の主人公君は家門立ち直しのために色々頑張っているのだ。そんなときに邪魔するジューノは本当にどうしようもない。
「ここまでくれば良いか……」
「あ、あの、天使様……」
「俺は天使ではありません。リィン教を布教し、迷える子羊を導く神官なのです!!」
はじめのインパクトが大事だろう。俺はポーズを決めて、とりあえず記憶に残るように努力した。少しでも興味を示してくれるのが大事だ。これから徐々に徐々に落としていけば……。
「はい、天使様。私はリィン教の信者になります」
「……なるの?」
「はい」
う、そ、だ、ろ!?ちょっとこの主人公もチョロすぎない!?俺は何もかも心配!!だってどっからどう見ても怪しいのに何でそんなすぐうなずけるんだ!?俺だったら何言ってんだこいつと思うけど!?
「そ、そう、じゃ、俺はこれで……」
「! 天使様お待ちください!」
「え?」
俺は主人公君に腕を捕まれて足を止めた。どうしたんだろうと俺は彼を見つめると彼は真剣な表情で俺を見つめていた。
「また、会えますか?」
「あー、うん。会えるよ」
主人公君を虐めるのが俺だからね。嫌がっても俺たちは出会う運命なのさ。えーっと、確か今度のパーティーで正式にフレイが皇太子に任命されるからそこで会える。
今までは情報規制やらでその情報が広がっておらず、ライをもう一度皇太子にしようと躍起になっていた第一王子派がいた。王様も第一王子の方を可愛がっていたようで(原作でもそう書かれていた)出来ればライに引き継いで欲しいと思い延ばし延ばしで今日まで遅らせていた。
しかし、ライの頑なな態度に折れて任命式兼舞踏会が開かれるのである。
そうかー、そろそろ原作が始まる時期か。俺も色々準備をしなければいけないな!!色々計画は狂っているけど、俺がレオを虐めて最終的にフレイとくっつけば良いんだ!
よーし、悪役神子改め、ラスボス!頑張ってさくっと二人に殺されるぞ~!
主人公君とはそこで別れて俺はさっさと屋敷に戻ろうとした。見つからないように路地裏の奥で発動しようとして「待て」っと声がした。
何となく俺に声をかけたような気がしたのでくるりと振り返ると、そこにはジューノがいた。
おお、一応俺の護衛騎士を務めていたからか復活が早い。レオと鉢合わせすることはなさそうだが、俺に一体何の用だろうか?
「何?」
「何、だと? 人を殴っておいてその態度は何だ!」
「嫌がる相手に無理矢理迫っていたくせに?」
「嫌がってない! あれは恥ずかしがってただけだ!!」
妄想は健全だな。俺はふむっと頬に指を添える。どうすれば効果的に怖がらせることが出来るだろうかと考えていると、ジューノの手が伸びる。それを軽く躱そうとしてその前に俺の後ろから手が伸びた。
「い……っ!」
「この御方に気安く触れるな」
「だ、誰だ……っ!?」
ジューノの手首を強く握ってひねあげる。俺は慌てて後ろにいる人物を確認した。
ジエンだ。行き先も言わずに来たのによく見つけたな。
「ぐ、ぐあ……っ!」
「ちょ、ジエン手離してあげて!?」
「分かりました」
ジューノが悲鳴を上げるので俺は慌ててそう言った。ジエンは不満そうにしながらも乱暴に手を離す。ジューノは捕まれて腫れた手首を押さえながらきっと俺を睨みつけた。
「自分で何も出来ない卑怯な奴め……っ!!」
おお、久しぶりに聞いたなそれ。よくジューノが神子の俺に大して隠れて言っていた言葉だ。
何も出来ないお飾り。卑しい孤児のくせにみたいなことだ。
だからこそ、新たにやってきた心優しいレオに強く惹かれたのだろう。勘違いストーカーだ。
「……」
「ジエン待って」
忠誠心が高いのか、俺が侮辱されてジエンが剣を抜こうとした。流石にそれはやり過ぎだ。そもそもジューノは俺が侯爵の養子である事も知らないし、今の俺はただの怪しい人だ。彼の妄想だけど、逢瀬を邪魔した悪者だからね。
「行こ」
「はい」
「ま、待て! 僕にこんなことしてただで済むと思ってるのか!? 必ず見つけ出してこの屈辱を晴らして……っ!」
その時、ぶわりと強い風が吹いた。慌ててフードをかぶり直したが、少しだけ髪が見えたかもしれない。肩ぐらいまであった髪が今ではかなり伸びて胸あたりまである。慌ててかぶり直したけど見えたかも。
ちらりと軽くジューノを見るとジューノは驚愕の表情から忌々しげに俺を睨みつけていた。
「金の悪魔……っ!!」
あ、バッチリ髪色見られてた。
面倒なことにならなければ良いけどと俺はひっそりとそんなことを思いつつ、レオではなく自分に対してヘイトが向けばそれはそれで良いかもしれないと思うことにした。
あんまりレオにベタベタしないで欲しいよね。原作見ててもこの屑!近寄るな屑!!と罵倒していた。
前世の時のように護衛騎士だったらまだ使い道はあったが、もう使えない屑なので俺は全力で君を潰すぜ!
手始めに、プレゼント攻撃を阻止しよ。
俺はそんなことを考えながらひとまずこの国全土でそういう人物を探す。そして気がついた。
この国平和でそういう子いないんだが……っ!?
災害、飢饉もなく、幸せに暮らしている世界。人身売買、なんかの実験施設とかは全く無い。神子時代が相当酷かったと考えるべきか……。
これでは信者が集まらない!!
国ではなく、世界に目を向けようと範囲を広げようとしたとき、「離して下さい!!」と悲鳴が聞こえた。
誰かの助けを呼ぶ声がする!!
「ちょっといってくる!!」
「どちらに……っ!!」
行き先を告げないまま俺は二人の前から消えた。外套で身を隠し、その声の場所に現れると学院の制服を着た男と、そうでない男の二人が何か揉めている。こんな薄暗い路地で学生らしき男が嫌がっている男を壁に押しつけた。
「そんなこと言わないで下さい。私達は前世から結ばれているのに……っ!」
「何を言ってるんですか! 知りません! 離して、離して下さい!!」
「せいや!!」
無理矢理顔を近づけてキスをしようとしていた。嫌がる相手にだめ絶対!!後頭部を思いっきりぶん殴って昏倒させる。地面に適当に転がしてついでに転がしておいた。
ふんっと鼻を鳴らして最後に蹴って、俺は嫌がっていた男の方を見る。
「大丈夫?」
「は、はい……」
「そう、じゃあ俺に感謝してる?」
「! 勿論です!」
ふむふむ、やはりこの手段が一番だな!俺はにいっと笑みを浮かべてそれからきゅっと彼の手を握る。
「リィン教をよろしくお願いします!!」
「リィン教……ですか?」
「そうです! リィン教を信じれば救われます! リィン教を信仰し……っ!」
そこで俺は改めてその生徒を見た。柔らかい緑色の髪の男の子。俺は彼の姿をよく目にした事がある。
れ、れ、れお!?なんでこんなところにいるんだ!?いや待て、てことはもしかしてこの足蹴にしてる子って……っ!?
ばっと足下を見て伸びている男を見てあちゃあっと頭を抱える。先ほどまで何となく思い出していた男、ジューノだ。なんでやねん!!なんでこんなところで迫ってるんだよお前!!まだ学生時代は何もしないはずだよなお前!?
というか、接点がないはず!!俺が変えちゃったから!?それは申し訳ない!
「と、とりあえず逃げよう!!」
「あ、は、はい! 天使様!!」
天使様!なんだか久しぶりにその言葉を聞いた気がする。何だっけ?まあ今はこの主人公君を遠くの安全なところに避難させなければ!!
主人公君の手を握り、俺達は別の所に移動した。今の主人公君は家門立ち直しのために色々頑張っているのだ。そんなときに邪魔するジューノは本当にどうしようもない。
「ここまでくれば良いか……」
「あ、あの、天使様……」
「俺は天使ではありません。リィン教を布教し、迷える子羊を導く神官なのです!!」
はじめのインパクトが大事だろう。俺はポーズを決めて、とりあえず記憶に残るように努力した。少しでも興味を示してくれるのが大事だ。これから徐々に徐々に落としていけば……。
「はい、天使様。私はリィン教の信者になります」
「……なるの?」
「はい」
う、そ、だ、ろ!?ちょっとこの主人公もチョロすぎない!?俺は何もかも心配!!だってどっからどう見ても怪しいのに何でそんなすぐうなずけるんだ!?俺だったら何言ってんだこいつと思うけど!?
「そ、そう、じゃ、俺はこれで……」
「! 天使様お待ちください!」
「え?」
俺は主人公君に腕を捕まれて足を止めた。どうしたんだろうと俺は彼を見つめると彼は真剣な表情で俺を見つめていた。
「また、会えますか?」
「あー、うん。会えるよ」
主人公君を虐めるのが俺だからね。嫌がっても俺たちは出会う運命なのさ。えーっと、確か今度のパーティーで正式にフレイが皇太子に任命されるからそこで会える。
今までは情報規制やらでその情報が広がっておらず、ライをもう一度皇太子にしようと躍起になっていた第一王子派がいた。王様も第一王子の方を可愛がっていたようで(原作でもそう書かれていた)出来ればライに引き継いで欲しいと思い延ばし延ばしで今日まで遅らせていた。
しかし、ライの頑なな態度に折れて任命式兼舞踏会が開かれるのである。
そうかー、そろそろ原作が始まる時期か。俺も色々準備をしなければいけないな!!色々計画は狂っているけど、俺がレオを虐めて最終的にフレイとくっつけば良いんだ!
よーし、悪役神子改め、ラスボス!頑張ってさくっと二人に殺されるぞ~!
主人公君とはそこで別れて俺はさっさと屋敷に戻ろうとした。見つからないように路地裏の奥で発動しようとして「待て」っと声がした。
何となく俺に声をかけたような気がしたのでくるりと振り返ると、そこにはジューノがいた。
おお、一応俺の護衛騎士を務めていたからか復活が早い。レオと鉢合わせすることはなさそうだが、俺に一体何の用だろうか?
「何?」
「何、だと? 人を殴っておいてその態度は何だ!」
「嫌がる相手に無理矢理迫っていたくせに?」
「嫌がってない! あれは恥ずかしがってただけだ!!」
妄想は健全だな。俺はふむっと頬に指を添える。どうすれば効果的に怖がらせることが出来るだろうかと考えていると、ジューノの手が伸びる。それを軽く躱そうとしてその前に俺の後ろから手が伸びた。
「い……っ!」
「この御方に気安く触れるな」
「だ、誰だ……っ!?」
ジューノの手首を強く握ってひねあげる。俺は慌てて後ろにいる人物を確認した。
ジエンだ。行き先も言わずに来たのによく見つけたな。
「ぐ、ぐあ……っ!」
「ちょ、ジエン手離してあげて!?」
「分かりました」
ジューノが悲鳴を上げるので俺は慌ててそう言った。ジエンは不満そうにしながらも乱暴に手を離す。ジューノは捕まれて腫れた手首を押さえながらきっと俺を睨みつけた。
「自分で何も出来ない卑怯な奴め……っ!!」
おお、久しぶりに聞いたなそれ。よくジューノが神子の俺に大して隠れて言っていた言葉だ。
何も出来ないお飾り。卑しい孤児のくせにみたいなことだ。
だからこそ、新たにやってきた心優しいレオに強く惹かれたのだろう。勘違いストーカーだ。
「……」
「ジエン待って」
忠誠心が高いのか、俺が侮辱されてジエンが剣を抜こうとした。流石にそれはやり過ぎだ。そもそもジューノは俺が侯爵の養子である事も知らないし、今の俺はただの怪しい人だ。彼の妄想だけど、逢瀬を邪魔した悪者だからね。
「行こ」
「はい」
「ま、待て! 僕にこんなことしてただで済むと思ってるのか!? 必ず見つけ出してこの屈辱を晴らして……っ!」
その時、ぶわりと強い風が吹いた。慌ててフードをかぶり直したが、少しだけ髪が見えたかもしれない。肩ぐらいまであった髪が今ではかなり伸びて胸あたりまである。慌ててかぶり直したけど見えたかも。
ちらりと軽くジューノを見るとジューノは驚愕の表情から忌々しげに俺を睨みつけていた。
「金の悪魔……っ!!」
あ、バッチリ髪色見られてた。
面倒なことにならなければ良いけどと俺はひっそりとそんなことを思いつつ、レオではなく自分に対してヘイトが向けばそれはそれで良いかもしれないと思うことにした。
あんまりレオにベタベタしないで欲しいよね。原作見ててもこの屑!近寄るな屑!!と罵倒していた。
前世の時のように護衛騎士だったらまだ使い道はあったが、もう使えない屑なので俺は全力で君を潰すぜ!
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