44 / 48
17歳の俺
第4王子17歳 5
しおりを挟む
一先ず、魔物化したものの戻し方を俺は知っている。この部屋の中に材料が残っているようで作り出し、口を開かせて薬を流しいれる。げほげほっとせき込みながらしゅうっと煙を立てて倒れた。鑑定をすると元に戻ったようで安心する。
そのままティナに持たせて出ていくと、剣を持った兵士に囲まれた。手をあげて一応降伏のポーズをする。ティナが何かをしようとしたのでそれを止めておいた。
「何者だ!武器を捨てて膝をつけ!」
「あー……」
俺の知名度が低いのは仕方ないよねー?大人しく従おうとすると、さっと彼らの前に立ち、兵士たちを叱責した。
「お前たち!誰に向かって武器を向けている!」
「その方は第四王子殿下だぞ!」
ノルン君とノイン君だ。
彼らは膝をついて敬服のポーズをとる。同じように慌てて兵士も武器を収めて膝をついた。
いや、ごめんね。俺がこんなところに非公式で来るから悪いんだけども。
「顔をあげろ。私は非公式で此方に来ているんだ」
舐められると困るから威厳ある口調でそういう。声もいつもより低めだ。それから周りを見渡してふむっと頷く。
「ところで、これは何の騒ぎだ?」
知っているけど、知らん顔しよ。
俺の問いかけに、ノルン君が話し出す。
「此方に竜が出たという話を聞きまして、その討伐に参りました」
「竜?そんなものは居なかったぞ、いたのは魔導兵器だ」
「はっ?」
ティナに視線を向けるとティナは鞄からあの筒を出し、俺に渡す。俺はそれを受け取って良く見せた。この装置はどの魔導兵器にも入っているものであるので見ればすぐにわかるだろう。
「……っ」
「……ん?」
何か反応が薄い……?もしや魔導兵器ってここらへんじゃ一般化してない?いやいやそんな馬鹿な。え、いや、えっ!?
しかし、ここで動揺してはいけない。俺は今王子だ。王子なんだ!こんよく分からない人に舐められるわけにはいかない!!
ここは目をつぶってスルーで!
「安心していい。私が倒した。原因はこの者たちがこの中に入ったことで作動したのだろう」
ノルン君に近寄って筒を渡す。彼は恐る恐るそれを受け取る。
危ないもんじゃないから。大丈夫だから。
「ああ、それから、町で面白いうわさを聞いたんだが知っているか?」
俺がそう聞くとびくっとノルン君の体が震えた。
え、ごめん、そんなに威圧的だった?
俺がそう思っているとノイン君が声をあげた。
「それはどのような噂でしょうか」
「双子が災厄をもたらすと」
「噂は噂でございます」
「ああ、そうだな。実際大したことなかったし……」
「はい、左様でございます。殿下の実力であれば些細なことでしょう」
「う、うん」
持ち上げられて俺はそう答えるしかなった。とはいえ、彼らがあまり気にしていないようで良かった。このまま健やかに育って俺のことを綺麗さっぱり忘れてくれればいいよ。まだティファだと思ってるんだよね。多分。
「それは証拠品としてやろう。息災でな」
それをノイン君に渡して横を去ろうとした。そこで思い出したことがある。
「そうだ、ハンカチは持っているか?」
「は?」
「え?」
「何かあれば、いや、何かなくても不安なら燃やすと良い。俺がお前たちの力に……」
あ、やべ。
俺はどうしてこんなに迂闊なんだろうと毎回思うよ。うん、わかってる。でも心配なんだ。心配から来る言葉なんだ。分かるでしょ!ねえ!分かるよね!?
「ハンカチ……は、ティファから……」
「ティファ……が……あれ……?」
「大丈夫!思い出さなくていいから!君らぼーっとしてないで回収して!帰って!!」
俺があげたやつを言うと簡単に記憶が戻るのどうにかして!助けて!倒れちゃったし!
頭を押さえて彼らは気絶し倒れ込んでしまったので仕方なく、仕方なーく俺が両脇に抱えて馬車に放り込んだ。
俺の責任だから仕方ないよね。
「……俺の責任なので邸宅まで送ろう」
「い、いえ、殿下!そのような事は……っ!」
「俺がいいと言っているんだ。早く出せ」
同じように俺も馬車に乗るとティナも入ってきた。最後に何か言ったら兵士さん顔真っ青になってた。何言ったの君。
ノイン君とノルン君を座らせた。向かいに俺とティナが座ると、馬車がゆっくりと動き出す。俺ははあっとため息をついて頭を抱える。
今のうちに記憶にカギ閉めてた方がいいかな。
「殿下、彼らと知り合いなのですか」
「え、まあ……」
「……そうですか」
ティナがじとっと二人を睨みつけていた。暫く無言の空間が続きガタンっと大きく馬車が動いた。ティナの体が前方に傾いたので思わず受け止めるとばっとティナが勢いよく端っこに飛びのいた。
それから顔を真っ赤にして器用に椅子で土下座をする。
「も、申し訳ありません!申し訳ありません!!」
「え、いやいやそんなに謝らなくていいから!」
「い、いえ!いえ!」
そう言ってティナが首を振るが顔は椅子に着つけたままだ。そんなにしなくたっていいのに。気にしてないから。
因みに向かいの二人は大丈夫だ。面白いバランス感覚だが、倒れていないようで何よりだ。
ティナが落ち着いたころに、きちんと座らせた。それでも彼らは起きず、というより森の中が暗くなってきた。まだ時間的には昼間過ぎなのに。俺は事が済んだら速攻で帰ってるから新鮮だ。そんな事を思っていると馬車が停まる。まだ森の中なのにだ。
きょとんとしていると扉をノックする音が聞こえた。ティナがすぐに扉を開けて外に行く。
俺は彼が戻ってくるまで
黙って待っていると再びノック音がしたので扉を開けるとティナが入ってきた。
「何だって?」
「ここらへんで野宿を、と」
「ええ?ご子息倒れたのに暢気すぎない?ただ気絶してるだけだけどさ」
「そうですね。どうでもいいんじゃないですか?」
君はさらっとそういうこと言うね。
「俺らのテントがあるとは思えないから出したほうがいい?」
「自分が持っていますのでご心配なく。出来ましたらお呼びしますのでどうぞゆっくり待っていてください」
「え、手伝……あ」
俺がそう言う前にバタンと扉が閉められた。ティナはせっかちだ。俺はそう思いながら、まあ一応王子だしと思いその場にいる事にする。
あ、そうだ。今のうちに記憶に鍵しちゃおう。ルチアーノの二の舞にならないように……っと。
俺はそう思い席を立って二人の頭を触ろうとして、がっと手首を掴まれた。
びくっと体を震わせると、目の前の人物が同時にぱちっと瞳を開けた。げっと声をあげて、慌ててそれを振りほどいて出ていこうとするが、腕を掴まれて引っ張られる。
体が傾き、椅子に座らせられると肩を強く掴まれた。それから間髪入れずに上に乗っかるので身動きが取れない。
「うわっ!」
「どこ行くの?」
ぐいっと顎を掴まれて眼前にノイン君の顔が広がる。まずい、逃げ損ねた上にこれでは身動きが取れない。じっと見つめられて視線が泳ぐ。
「逃げようとしたように見えたけど、そんなことないよね?」
「う、うん。勿論だよ」
「そう……」
「そうそう!だから、その、降りてくれると……」
そう言うと彼は隣に座る。その事にほっとしながら次に黙っているノルン君を見る。というか、あれ、ノルン君心なしか顔が赤いような……?考えるまでもなく怒ってらっしゃる。そうだよねノルン君は既に会ってるもんね。うう、こうなる予定ではなかったのに……。
「ノ、ノルン君、あの……」
俺が声をかけるとびくっとノルン君が体を震わせて慌てたように声をだす。
「あ、えっと、えっと、ご、ごめんなさい!!いや!別にあの時言おうとした言葉は何も嘘じゃないんだけど、その、あの、でも……っ!!」
「う、うん。落ち着いて?」
何のことかさっぱり分かんないから。
俺がそういうと、あうあうっとノルン君は真っ赤な顔でそう言葉を発しながら頬を抑える。
「何だか分からないけど、気にしてないから」
「え!?あ、あ、うん、そう、だよね。なんでなのか分からないけど忘れてたんだし……」
「い、いや!それは君達のせいじゃないから気に病むことは無いよ!」
実際俺は君達の記憶がないことを良いことに改竄しようとしたんだから。申し訳なさで死にそう。胸が痛いよ。
「ところで、どうして竜退治に来てるのかとか改めて聞いてもいい?」
こうなってしまった以上、友達としてずかずかと話を聞くことにしよう。後、パーティーで知らない子がいたことも聞きたいし。
俺がそう聞くと二人は顔を見合わせて話し出した。
そのままティナに持たせて出ていくと、剣を持った兵士に囲まれた。手をあげて一応降伏のポーズをする。ティナが何かをしようとしたのでそれを止めておいた。
「何者だ!武器を捨てて膝をつけ!」
「あー……」
俺の知名度が低いのは仕方ないよねー?大人しく従おうとすると、さっと彼らの前に立ち、兵士たちを叱責した。
「お前たち!誰に向かって武器を向けている!」
「その方は第四王子殿下だぞ!」
ノルン君とノイン君だ。
彼らは膝をついて敬服のポーズをとる。同じように慌てて兵士も武器を収めて膝をついた。
いや、ごめんね。俺がこんなところに非公式で来るから悪いんだけども。
「顔をあげろ。私は非公式で此方に来ているんだ」
舐められると困るから威厳ある口調でそういう。声もいつもより低めだ。それから周りを見渡してふむっと頷く。
「ところで、これは何の騒ぎだ?」
知っているけど、知らん顔しよ。
俺の問いかけに、ノルン君が話し出す。
「此方に竜が出たという話を聞きまして、その討伐に参りました」
「竜?そんなものは居なかったぞ、いたのは魔導兵器だ」
「はっ?」
ティナに視線を向けるとティナは鞄からあの筒を出し、俺に渡す。俺はそれを受け取って良く見せた。この装置はどの魔導兵器にも入っているものであるので見ればすぐにわかるだろう。
「……っ」
「……ん?」
何か反応が薄い……?もしや魔導兵器ってここらへんじゃ一般化してない?いやいやそんな馬鹿な。え、いや、えっ!?
しかし、ここで動揺してはいけない。俺は今王子だ。王子なんだ!こんよく分からない人に舐められるわけにはいかない!!
ここは目をつぶってスルーで!
「安心していい。私が倒した。原因はこの者たちがこの中に入ったことで作動したのだろう」
ノルン君に近寄って筒を渡す。彼は恐る恐るそれを受け取る。
危ないもんじゃないから。大丈夫だから。
「ああ、それから、町で面白いうわさを聞いたんだが知っているか?」
俺がそう聞くとびくっとノルン君の体が震えた。
え、ごめん、そんなに威圧的だった?
俺がそう思っているとノイン君が声をあげた。
「それはどのような噂でしょうか」
「双子が災厄をもたらすと」
「噂は噂でございます」
「ああ、そうだな。実際大したことなかったし……」
「はい、左様でございます。殿下の実力であれば些細なことでしょう」
「う、うん」
持ち上げられて俺はそう答えるしかなった。とはいえ、彼らがあまり気にしていないようで良かった。このまま健やかに育って俺のことを綺麗さっぱり忘れてくれればいいよ。まだティファだと思ってるんだよね。多分。
「それは証拠品としてやろう。息災でな」
それをノイン君に渡して横を去ろうとした。そこで思い出したことがある。
「そうだ、ハンカチは持っているか?」
「は?」
「え?」
「何かあれば、いや、何かなくても不安なら燃やすと良い。俺がお前たちの力に……」
あ、やべ。
俺はどうしてこんなに迂闊なんだろうと毎回思うよ。うん、わかってる。でも心配なんだ。心配から来る言葉なんだ。分かるでしょ!ねえ!分かるよね!?
「ハンカチ……は、ティファから……」
「ティファ……が……あれ……?」
「大丈夫!思い出さなくていいから!君らぼーっとしてないで回収して!帰って!!」
俺があげたやつを言うと簡単に記憶が戻るのどうにかして!助けて!倒れちゃったし!
頭を押さえて彼らは気絶し倒れ込んでしまったので仕方なく、仕方なーく俺が両脇に抱えて馬車に放り込んだ。
俺の責任だから仕方ないよね。
「……俺の責任なので邸宅まで送ろう」
「い、いえ、殿下!そのような事は……っ!」
「俺がいいと言っているんだ。早く出せ」
同じように俺も馬車に乗るとティナも入ってきた。最後に何か言ったら兵士さん顔真っ青になってた。何言ったの君。
ノイン君とノルン君を座らせた。向かいに俺とティナが座ると、馬車がゆっくりと動き出す。俺ははあっとため息をついて頭を抱える。
今のうちに記憶にカギ閉めてた方がいいかな。
「殿下、彼らと知り合いなのですか」
「え、まあ……」
「……そうですか」
ティナがじとっと二人を睨みつけていた。暫く無言の空間が続きガタンっと大きく馬車が動いた。ティナの体が前方に傾いたので思わず受け止めるとばっとティナが勢いよく端っこに飛びのいた。
それから顔を真っ赤にして器用に椅子で土下座をする。
「も、申し訳ありません!申し訳ありません!!」
「え、いやいやそんなに謝らなくていいから!」
「い、いえ!いえ!」
そう言ってティナが首を振るが顔は椅子に着つけたままだ。そんなにしなくたっていいのに。気にしてないから。
因みに向かいの二人は大丈夫だ。面白いバランス感覚だが、倒れていないようで何よりだ。
ティナが落ち着いたころに、きちんと座らせた。それでも彼らは起きず、というより森の中が暗くなってきた。まだ時間的には昼間過ぎなのに。俺は事が済んだら速攻で帰ってるから新鮮だ。そんな事を思っていると馬車が停まる。まだ森の中なのにだ。
きょとんとしていると扉をノックする音が聞こえた。ティナがすぐに扉を開けて外に行く。
俺は彼が戻ってくるまで
黙って待っていると再びノック音がしたので扉を開けるとティナが入ってきた。
「何だって?」
「ここらへんで野宿を、と」
「ええ?ご子息倒れたのに暢気すぎない?ただ気絶してるだけだけどさ」
「そうですね。どうでもいいんじゃないですか?」
君はさらっとそういうこと言うね。
「俺らのテントがあるとは思えないから出したほうがいい?」
「自分が持っていますのでご心配なく。出来ましたらお呼びしますのでどうぞゆっくり待っていてください」
「え、手伝……あ」
俺がそう言う前にバタンと扉が閉められた。ティナはせっかちだ。俺はそう思いながら、まあ一応王子だしと思いその場にいる事にする。
あ、そうだ。今のうちに記憶に鍵しちゃおう。ルチアーノの二の舞にならないように……っと。
俺はそう思い席を立って二人の頭を触ろうとして、がっと手首を掴まれた。
びくっと体を震わせると、目の前の人物が同時にぱちっと瞳を開けた。げっと声をあげて、慌ててそれを振りほどいて出ていこうとするが、腕を掴まれて引っ張られる。
体が傾き、椅子に座らせられると肩を強く掴まれた。それから間髪入れずに上に乗っかるので身動きが取れない。
「うわっ!」
「どこ行くの?」
ぐいっと顎を掴まれて眼前にノイン君の顔が広がる。まずい、逃げ損ねた上にこれでは身動きが取れない。じっと見つめられて視線が泳ぐ。
「逃げようとしたように見えたけど、そんなことないよね?」
「う、うん。勿論だよ」
「そう……」
「そうそう!だから、その、降りてくれると……」
そう言うと彼は隣に座る。その事にほっとしながら次に黙っているノルン君を見る。というか、あれ、ノルン君心なしか顔が赤いような……?考えるまでもなく怒ってらっしゃる。そうだよねノルン君は既に会ってるもんね。うう、こうなる予定ではなかったのに……。
「ノ、ノルン君、あの……」
俺が声をかけるとびくっとノルン君が体を震わせて慌てたように声をだす。
「あ、えっと、えっと、ご、ごめんなさい!!いや!別にあの時言おうとした言葉は何も嘘じゃないんだけど、その、あの、でも……っ!!」
「う、うん。落ち着いて?」
何のことかさっぱり分かんないから。
俺がそういうと、あうあうっとノルン君は真っ赤な顔でそう言葉を発しながら頬を抑える。
「何だか分からないけど、気にしてないから」
「え!?あ、あ、うん、そう、だよね。なんでなのか分からないけど忘れてたんだし……」
「い、いや!それは君達のせいじゃないから気に病むことは無いよ!」
実際俺は君達の記憶がないことを良いことに改竄しようとしたんだから。申し訳なさで死にそう。胸が痛いよ。
「ところで、どうして竜退治に来てるのかとか改めて聞いてもいい?」
こうなってしまった以上、友達としてずかずかと話を聞くことにしよう。後、パーティーで知らない子がいたことも聞きたいし。
俺がそう聞くと二人は顔を見合わせて話し出した。
10
お気に入りに追加
1,216
あなたにおすすめの小説
死ぬ前に一度だけ、セックスしたい人はいますか?──自称ノンケな欲望担当天使のつがわせお仕事日記
スイセイ
BL
「死ぬ前に一度だけ、セックスしたい人はいますか?」
時は西暦20××年、日本。元来シャイな国民性を持ち、性愛に対する禁忌感情が色濃く残るこの国では、
死んだ人間がカケラとして残す「一度でいいからあの人とセックスしたかった」という欲望が大地を汚し、深刻な社会問題となっておりました。
事態を重く見た神様が創設したのは、「天使庁・欲望担当課」。
時間と空間を縦横無尽に駆け巡り、「あの日、あの時、あの人とセックスしたかった」という欲望を解消して回る、大事な大事なお仕事です。
病気の自分をずっとそばで励ましてくれた幼なじみ。
高嶺の花気取りのいけすかないあいつ。
もしかしたら、たぶん、いや絶対に、自分のことを好きになってくれたはずの彼。
未練の相手は様々でも、想いの強さは誰しも同じ。
これは、そんな欲望担当課にて、なんの因果か男性同士の性行為専門担当に任命されてしまった自称ノンケの青年天使ユージンと、
彼のパートナーであり、うっかりワンナイトの相手であり、そしてまた再び彼とのあわよくばを狙っているらしい軽薄天使ミゴーとの、
汗と涙とセイシをかけたお仕事日記です。
…という感じの、いわゆる「セックスしないと出られない部屋」の亜種詰め合わせみたいなお話です。章ごとの関連性は(主人公カップリング以外)ないので、お好きな章からどうぞ。
お話上性行為を見たり見られたりする表現もありますが、カップリング相手以外に触れられることはありません。
2022/10/01 完結済み
☆お品書き
【第一章】病に倒れたおれをいつも隣で励ましてくれた、幼なじみのあいつと。
・鈍感大らか×病に倒れた元気少年、幼なじみ、死ネタあり
【第二章】喪われし魂の救済を求めて、最期まで心を焦がしてやまなかった彼と。
・陽キャへたれ×厨二陰キャ、一部襲い受け、自殺未遂の描写あり
【第三章】せっくすの仕方がわからないぼくたちが、神の思し召しで遣わされた天使様方に教わって。
・純真敬語×無口素直、無知×無知、主人公カプあり
【第四章】生涯で唯一一度もお相手願えなかった、気位の高い猫みたいな男と。
・中性的ドS×両刀攻め専タラシ、調教、快楽堕ち、♡喘ぎ、濁点喘ぎ、攻めフェラあり
【第五章】きっとこの手の中に戻ってきてくれるはずの、今はまだ遠いお前と。
・いざと言うとき頼りになる地味系×メンタル弱めガラ悪系、デスゲーム風、ヤンデレ、執着攻め
【第六章】壊れてしまった物語を美しく終わらせるために、あの図書室で物語を分け合った先生と。
・自らの性癖に苦悩する堅物教師×浮世離れした美少年、死ネタあり
【第七章】死ぬ前に一度だけ、セックスをしたかったあの人と。
・最終章前編、死ネタあり
【第八章】そして死ぬ前にただ一度だけ、セックスをしたあの人と。
・最終章後編
【R-18】赤い糸はきっと繋がっていないから【BL完結済】
今野ひなた
BL
同居している義理の兄、東雲彼方に恋をしている東雲紡は、彼方の女癖の悪さと配慮の無さがと女性恐怖症が原因で外に出るのが怖くなってしまった半ひきこもり。
彼方が呼んでいるのか、家を勝手に出入りする彼の元彼女の存在もあり、部屋から出ないよう、彼方にも会わないように気を使いながら日々を過ごしていた。が、恋愛感情が無くなることも無く、せめて疑似的に彼女になれないかと紡は考える。
その結果、紡はネットアイドル「つむぐいと」として活動を開始。元々の特技もあり、超人気アイドルになり、彼方を重度のファンにさせることに成功する。
ネットの中で彼女になれるならそれで充分、と考えていた紡だが、ある日配信画面を彼方に見られてしまう。終わったと思った紡だが、なぜかその結果、同担と間違えられオタクトークに付き合わされる羽目になり…!?
性格に難ありな限界オタクの義兄×一途純情ネットアイドルの義弟の義兄弟ものです。
毎日7時、19時更新。エロがある話は☆が付いてます。全17話。12/26日に完結です。
毎日2回更新することになりますが、1、2話だけ同時更新、16話はエロシーンが長すぎたので1日だけの更新です。
公募に落ちたのでお焚き上げです。よろしくお願いします。
お助けキャラに転生したのに主人公に嫌われているのはなんで!?
菟圃(うさぎはたけ)
BL
事故で死んで気がつけば俺はよく遊んでいた18禁BLゲームのお助けキャラに転生していた!
主人公の幼馴染で主人公に必要なものがあればお助けアイテムをくれたり、テストの範囲を教えてくれたりする何でも屋みたいなお助けキャラだ。
お助けキャラだから最後までストーリーを楽しめると思っていたのに…。
優しい主人公が悪役みたいになっていたり!?
なんでみんなストーリー通りに動いてくれないの!?
残酷な描写や、無理矢理の表現があります。
苦手な方はご注意ください。
偶に寝ぼけて2話同じ時間帯に投稿してる時があります。
その時は寝惚けてるんだと思って生暖かく見守ってください…
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
悪役令息の花図鑑
蓮条緋月
BL
公爵令息シュヴァリエ・アクナイトはある日、毒にあたり生死を彷徨い、唐突に前世を思い出す。自分がゲームの悪役令息に生まれ変わったことに気づいたシュヴァリエは思った。
「公爵家の力を使えば世界中の花を集めて押し花が作れる!」
押し花作りが中毒レベルで趣味だったシュヴァリエはゲームのストーリーなどお構いなしに好き勝手動くことに決め行動が一変。その変化に周囲がドン引きする中、学園で奇妙な事件が発生!現場に一輪の花が置かれていたことを知ったシュヴァリエはこれがゲームのストーリーであることを思い出す。花が関わっているという理由で事件を追うことにしたシュヴァリエは、ゲームの登場人物であり主人公の右腕となる隣国の留学生アウル・オルニスと行動を共にするのだが……?
※☆はR描写になります
※他サイトにて重複掲載あり
人妻に憑依したのはいいけれど、男とエッチするのはちょっと…
氷室ゆうり
恋愛
今回は憑依ものです。…わたしが作る憑依って基本的に憑依した側がなぜかかわいそうな目に合うんですよね。だからダーク系憑依とは相性が悪いというか。今回の憑依も人妻に憑依した男が旦那に無理やり…みたいな感じです。ああ、r18ですよ?
ショートショートですので、会社終わりや勉強の合間に、ちょっとエッチなひとときを。
それでは!どうぞ!
Loska
七咲陸
BL
精霊のような儚く美しい容姿をもつスノウと、地味だが高身長、水魔法の権威である教師アイゼンのちょっとえっちなお話
□前後編、前編はスノウ視点で後編はアイゼン視点。
■R-18
□ほとんどしてます。ファンタジーです。
■可愛い男の子が大人にえっちな事されてるのを書きたかっただけです…すみません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる