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6歳の俺
孤児 6歳 7
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男の子はカイル、男性はエトというらしい。カイルはどこかの貴族らしくエトは従者であることはわかっているが、具体的にどこの誰なのかはわからない。知りたくもないから良いんだけど。
アンジェリカさんの計らいと、孤児たちの新しい人大好き!遊んでくれる人大好き!な思いもあり、二人はまだこの孤児院に居る。ぶっちゃけ俺はさっさと出ていってほしいが。
あと、最近テレシアが院長であるという暗示にかかっていたため、アンジェリカさんとの記憶が蘇りつつありどんな人だったか思い出してきた。
俺はアンジェリカさんに魔法を使うなといわれつつも、影で魔法を使って掃除などを行っていた。それをアンジェリカさんは別に咎めることはしなかった。だがしかし、彼女はうまく俺を使っていろんな事件を解決していた。
思い出す古い記憶は3才の頃。前世の記憶もある俺は一人で孤児院近くの森に行き薬草や木の実を収穫していた。すると、そんな可愛いくて小さな俺に魔物の群れが襲ってくる。驚いた俺は思わず大技を使って俺を中心に半径5メートルのクレーターを作ってしまった。もちろん襲いかかってきた魔物は残すことなく全滅。後に聞いた話によると、この魔物たち近くの畑を荒らしたり死んだ人間を食っていたらしい。それを俺が根絶やしもしくは恐ろしいものが居ると牽制したことにより、その魔物退治を引き受けていたアンジェリカさんが村近くの人たちにお礼のしなをもらったそうだ。美味しい食べ物が食えたから良いが、アンジェリカさんに良いように使われているのだ。
最近はテレシアが院長だったからそんなことはなかったが(頼まれたことは自分でやっていたらしい)アンジェリカさんに戻ったことによりたぶん、俺に「頼み事」が来るのではないかと思う。ちなみに俺が院長と呼ばないのはアンジェリカさんを院長だと知らなかったからで、今ではアンジェリカさんもその呼び方で慣れてしまっているので今さら変えることはしない。
「アズール」
「え、なんですかアンジェリカさん」
「うふふ、そんなに警戒しなくて良いのよ。ちょっと来てくれる?」
嫌な予感しかしないんだけど。早速例の頼み事だと思いつつもアンジェリカさんの手を掴んだときふっと視界がぶれて浮遊感に襲われた。気がつくと周りは孤児院ではなくどこかの執務室のような場所だった。後ろには扉、前には机と椅子その周りには紙束が置かれていて、来賓用のソファと机もあり言わずともここが誰かの部屋であることがわかる。
「ア、アンジェリカさん……?」
「ん?大丈夫よ、そろそろ帰ってくるから」
いやいやそういうことじゃなくて!
俺がきゅっと眉を寄せるとちょうどよく扉が開いた。入ってきたのは甲冑を来た男で彼は俺とアンジェリカさんを見るとおわっと声をあげて慌てて扉の外を見たあとになかに入ってきた。
「おい、いきなりやってくんなよお前!」
「あら、別に良いじゃないいつも暇でしょ?」
「暇って、この資料の量が見てわかんないわけっ!?」
そう言って彼はぐしゃぐしゃと青色の髪をかき混ぜた。アンジェリカさんはちらっとその束を見て鼻で笑う。
「良いように使われてるわね、隊長殿」
「う、うるさいよ!これでも最近入った新人の子には慕われてるんだからなっ!?」
「あ、そう。アズール、もし何かあったらこの人に通報するのよ」
「え、あ、はい……」
「え、なに、どういうこと?」
ようやく、俺の存在に気づいた彼はえ?っと首をかしげつつ腰を折って俺と同じ目線になる。おお、優しいお兄さんって感じだけどアンジェリカさんの言動から見るに気苦労が絶えなさそう。てか、目の下の隈やべえ。
「えーっと、はじめまして。俺はケイリー。君は?」
「アズールと言います。よろしくお願いします」
そう言って頭を下げるとおおっとケイリーさんは感動したように声をあげる。俺はそのまま来賓のソファに座らせられてお菓子を出された。俺は出されたそれを食べている間に二人は俺が聞こえない距離で話をしている。興味がないので盗み聞きはしない。変なことには巻き込まれてくないんだ。
暫く二人で話をしていたら、こんこんっと扉の叩く音が聞こえた。それから「ティナです。先程の研究報告をしに来ました。お時間ありますか……?」と声がした。可愛らしい名前だが男の声だった。
「あ、ちょっと待ってね。アン、アズール君をつれて帰ってくれる?」
「いいの?ここには魔法のスペシャリストが二人もいるのよ?」
「え、二人……?」
「お、俺まだ6歳だから難しいことわかんない!!!!」
俺は反射的にそう強く言った。アンジェリカさんはにっこりと笑って俺を見ている。
「ねえケイリー。あなた高位悪魔か天使よべる?」
「は?そんなのこの国では老師エンペレード様ぐらいだろ?俺がよべるわけ……」
だらだらっと濁流のように汗が流れる。いや、い、いまの俺がよんだ訳じゃない。よんだわけじゃない!!!彼女がすでに彼らの存在に気づいているなんて予想外だ。考えられることはすでに彼女は彼らの術をレジストしているということだ。つまり、同じ精神支配系の術は効かないということになる。
ただ始めかけたときは効いていたのだろう。徐々にその違和感に気づき今ではテレシアとクラウスがそれらであることに気づいた。とはいえ、彼らは同族のなかでも変わった容姿であるため気づかれることはあまりないのだが……。アンジェリカさんは勘が良い。そして、嘘が苦手な俺を一人にしてこう問い詰める辺りさすがとしか言いようがない。
無言でお菓子を口のなかに入れているとケイリーさんの視線が俺に刺さる。
「……まじで?」
「まじ。私も最近までかかってたもの。下手なことするとこっちの命が危ないわ。なんで私には呪術体制がついてるのかしら。なかったらよかったのに」
「俺、始めてこの職場でよかったって思った」
「言っておくけど他言無用よ」
「わかってる」
そう言ってはあっと息を吐いた後ケイリーさんは俺に頭を下げた。俺は驚いてビクッと体を震わせる。
「嫌かもしれないけど力を貸してください、お願いします」
「あ、いや……俺にできることがあれば……」
俺がそう言うと、ソファが不自然に沈んだ。ぎょっとした顔でケイリーさんとアンジェリカさんが両脇を見ていて俺は恐る恐る隣を見る。そこには足を組んでにこにこと笑顔のテレシアとクラウスがいた。
「ばれてたんだ~。まあ、これからよろしくねー」
「挨拶がわりに私たちも協力いたしますね。私からもよろしくお願いします」
「は、はは……俺死なない?大丈夫だよね……?」
「死ぬときは一緒よ、ケイリー」
そんな物騒なことにはならないよ。大丈夫だから!!
ーーーーーー
ましろさん感想ありがとうございます!とても嬉しいです。
また、たくさんのお気に入り登録ありがとうございます。これからも楽しんでいただけたら嬉しいです(笑)
アンジェリカさんの計らいと、孤児たちの新しい人大好き!遊んでくれる人大好き!な思いもあり、二人はまだこの孤児院に居る。ぶっちゃけ俺はさっさと出ていってほしいが。
あと、最近テレシアが院長であるという暗示にかかっていたため、アンジェリカさんとの記憶が蘇りつつありどんな人だったか思い出してきた。
俺はアンジェリカさんに魔法を使うなといわれつつも、影で魔法を使って掃除などを行っていた。それをアンジェリカさんは別に咎めることはしなかった。だがしかし、彼女はうまく俺を使っていろんな事件を解決していた。
思い出す古い記憶は3才の頃。前世の記憶もある俺は一人で孤児院近くの森に行き薬草や木の実を収穫していた。すると、そんな可愛いくて小さな俺に魔物の群れが襲ってくる。驚いた俺は思わず大技を使って俺を中心に半径5メートルのクレーターを作ってしまった。もちろん襲いかかってきた魔物は残すことなく全滅。後に聞いた話によると、この魔物たち近くの畑を荒らしたり死んだ人間を食っていたらしい。それを俺が根絶やしもしくは恐ろしいものが居ると牽制したことにより、その魔物退治を引き受けていたアンジェリカさんが村近くの人たちにお礼のしなをもらったそうだ。美味しい食べ物が食えたから良いが、アンジェリカさんに良いように使われているのだ。
最近はテレシアが院長だったからそんなことはなかったが(頼まれたことは自分でやっていたらしい)アンジェリカさんに戻ったことによりたぶん、俺に「頼み事」が来るのではないかと思う。ちなみに俺が院長と呼ばないのはアンジェリカさんを院長だと知らなかったからで、今ではアンジェリカさんもその呼び方で慣れてしまっているので今さら変えることはしない。
「アズール」
「え、なんですかアンジェリカさん」
「うふふ、そんなに警戒しなくて良いのよ。ちょっと来てくれる?」
嫌な予感しかしないんだけど。早速例の頼み事だと思いつつもアンジェリカさんの手を掴んだときふっと視界がぶれて浮遊感に襲われた。気がつくと周りは孤児院ではなくどこかの執務室のような場所だった。後ろには扉、前には机と椅子その周りには紙束が置かれていて、来賓用のソファと机もあり言わずともここが誰かの部屋であることがわかる。
「ア、アンジェリカさん……?」
「ん?大丈夫よ、そろそろ帰ってくるから」
いやいやそういうことじゃなくて!
俺がきゅっと眉を寄せるとちょうどよく扉が開いた。入ってきたのは甲冑を来た男で彼は俺とアンジェリカさんを見るとおわっと声をあげて慌てて扉の外を見たあとになかに入ってきた。
「おい、いきなりやってくんなよお前!」
「あら、別に良いじゃないいつも暇でしょ?」
「暇って、この資料の量が見てわかんないわけっ!?」
そう言って彼はぐしゃぐしゃと青色の髪をかき混ぜた。アンジェリカさんはちらっとその束を見て鼻で笑う。
「良いように使われてるわね、隊長殿」
「う、うるさいよ!これでも最近入った新人の子には慕われてるんだからなっ!?」
「あ、そう。アズール、もし何かあったらこの人に通報するのよ」
「え、あ、はい……」
「え、なに、どういうこと?」
ようやく、俺の存在に気づいた彼はえ?っと首をかしげつつ腰を折って俺と同じ目線になる。おお、優しいお兄さんって感じだけどアンジェリカさんの言動から見るに気苦労が絶えなさそう。てか、目の下の隈やべえ。
「えーっと、はじめまして。俺はケイリー。君は?」
「アズールと言います。よろしくお願いします」
そう言って頭を下げるとおおっとケイリーさんは感動したように声をあげる。俺はそのまま来賓のソファに座らせられてお菓子を出された。俺は出されたそれを食べている間に二人は俺が聞こえない距離で話をしている。興味がないので盗み聞きはしない。変なことには巻き込まれてくないんだ。
暫く二人で話をしていたら、こんこんっと扉の叩く音が聞こえた。それから「ティナです。先程の研究報告をしに来ました。お時間ありますか……?」と声がした。可愛らしい名前だが男の声だった。
「あ、ちょっと待ってね。アン、アズール君をつれて帰ってくれる?」
「いいの?ここには魔法のスペシャリストが二人もいるのよ?」
「え、二人……?」
「お、俺まだ6歳だから難しいことわかんない!!!!」
俺は反射的にそう強く言った。アンジェリカさんはにっこりと笑って俺を見ている。
「ねえケイリー。あなた高位悪魔か天使よべる?」
「は?そんなのこの国では老師エンペレード様ぐらいだろ?俺がよべるわけ……」
だらだらっと濁流のように汗が流れる。いや、い、いまの俺がよんだ訳じゃない。よんだわけじゃない!!!彼女がすでに彼らの存在に気づいているなんて予想外だ。考えられることはすでに彼女は彼らの術をレジストしているということだ。つまり、同じ精神支配系の術は効かないということになる。
ただ始めかけたときは効いていたのだろう。徐々にその違和感に気づき今ではテレシアとクラウスがそれらであることに気づいた。とはいえ、彼らは同族のなかでも変わった容姿であるため気づかれることはあまりないのだが……。アンジェリカさんは勘が良い。そして、嘘が苦手な俺を一人にしてこう問い詰める辺りさすがとしか言いようがない。
無言でお菓子を口のなかに入れているとケイリーさんの視線が俺に刺さる。
「……まじで?」
「まじ。私も最近までかかってたもの。下手なことするとこっちの命が危ないわ。なんで私には呪術体制がついてるのかしら。なかったらよかったのに」
「俺、始めてこの職場でよかったって思った」
「言っておくけど他言無用よ」
「わかってる」
そう言ってはあっと息を吐いた後ケイリーさんは俺に頭を下げた。俺は驚いてビクッと体を震わせる。
「嫌かもしれないけど力を貸してください、お願いします」
「あ、いや……俺にできることがあれば……」
俺がそう言うと、ソファが不自然に沈んだ。ぎょっとした顔でケイリーさんとアンジェリカさんが両脇を見ていて俺は恐る恐る隣を見る。そこには足を組んでにこにこと笑顔のテレシアとクラウスがいた。
「ばれてたんだ~。まあ、これからよろしくねー」
「挨拶がわりに私たちも協力いたしますね。私からもよろしくお願いします」
「は、はは……俺死なない?大丈夫だよね……?」
「死ぬときは一緒よ、ケイリー」
そんな物騒なことにはならないよ。大丈夫だから!!
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