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43、君彦君育成計画!
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名付けて、蘆屋君彦育成計画!
ということで一先ず法力を増やすために極限まで術を練って貰っています。
君彦君は、一般的に使える術を扱うには少し段階を踏まないといけない。
別に使えないわけではないのだ。しかしそれが分からないのが、人である。
そして、そういう子って大体が他の人には出来ない術を使えるのだ。他の人には使えない術を使えてその上皆と同じ術を使えるなんて最強過ぎない?悪役ってコンプレックスなければかなりの高スペック集団だよ。噛ませ犬なのに。
さてそんな彼は、紙を折ることで術を編み攻撃をするというものなのだがこれが中途半端。他の人がなんでみんなが使える術を使えないの?という言葉を投げかけ続けたため、焦ってみんなと同じものを習得しようとした。独学はまず無理。根気強く教える人もおらず折角の才能も埋もれてしまった。
とはいえ、俺に使役の術をかけられる位には法力があったのだから無駄ではなかった。うん。もうちょっと力が弱かったら死んでるからね!
だけどね、このままだと安倍雪那どころかそこら辺の奴らに負ける!
だから、分かりやすくまずは法力を増やすのだ!!
「ま、まだやるの……?」
「うん。だってまだ喋れるでしょ?」
具合悪くなって吐くまでやるんだよ!!
机に向かってひたすら折り紙で鶴や蛇を作っている君彦君にそういうと、彼はうう、と声を漏らしながらもひたすらに折っていく。
普通に素直でいい子だ。努力を怠らない姿は尊敬する。だって中にはこういう地味なことなんてやりたくないって奴だっているでしょう?
それをもう一週間もやってるんだこの子!偉い!偉いよ!!
その間にまじで部屋から出てない引きこもりだけど。トイレと風呂以外は本当に出ないんだよね。
しかも、中の様子が分からないように結界も張っている。外からの音は聞こえるけど、襖を開けない限りは中の音は聞こえない仕様だ。防音だ。
因みに、ご飯は君春君が持って来てくれてるんだけど、最近はすぐにどこかに行ってしまうって君彦君が地味にショックを受けている。
でもそのおかげで、じゃあ弟君と自信もって話せるようにもっと頑張ろうって言ったら調子を取り戻してた。うんうん偉い偉い。
でもあの悪役にしないように!って今まで努力してきた彼が放置とは……。何かあったんだろうか?
黒は大丈夫だ。さりげなーく、君彦君に聞いたら無事安倍屋敷で保護されているらしい。それはよかった。
色んなことがあったが、お互い生きてて何より!!
あ。
ばたんっと君彦君が気を失って机に顔を打ち付ける前に体を滑り込ませてクッションになった。
暫く寝かせて、ころあいになったら起こす。
それを一週間続けているのだ。このよく分からない得体のしれない妖の指示を律儀に聞いている。この子、多分簡単に騙されちゃうよ。
ばくばくっと法力が含まれている紙を食べて妖力に変換し、人型になる。
君彦君は人に怯えるようなのでこの姿は彼が気を失っている間のみだ。
なんかね。君春君以外の使用人が来ると震えだして布団に籠っちゃうんだよね。かなりトラウマ抱えてるわ。こっちが泣きたくなるくらい。俺もああなっていたのかもしれないと思うと他人事には思えない。
悪役って辛い……。
なでなでと頭を撫でつつ、そろそろ次の段階の準備をするために勝手に紙と筆と墨を拝借。
さあてと、陰陽師の真似事でもしようかね?
今でもポピュラーな紙に呪術を書いてそれを扱う手法。要はお札です。
武器よりも軽いし、速攻使える優れもの。今でもその用法を使っている者はいるが、最近では武器を用いても斬れるので武器+お札を持っている人が多い。
まあ、中には?名門系とか自分優秀ですからという人は武器のみでその場で術を編みながらというスタイルも多く見える。まあ、複雑な術はこの紙きれだけでは扱えないので、そういう高度な術を使う場合はしゃーないが、これがあるかないかで戦況は格段に違う。
とはいえ今回はただ術式をかくだけで力は籠めない。それをするのは君彦君だ。
彼は紙を折ることで無意識に術を練っている。それが筆になった瞬間わからなくなるだけなのだ。だから、法力を増やしてそれからこの文字が書かれている紙にまずは術を練らせる。
法力を練れば完成の状態から始めて徐々に慣らしていけば簡単に彼はこれを使えるようになる。
よくいるんだけどさ、結果をすぐに求める人とか、努力を努力と認めないで当たり前だからっていう人とかのせいで潰れてただけなのだ。
でも誰だってずっと蔑まれてたらそうなるよ!
結論は周りの大人が悪い!それに影響される子供も!
ざっと100枚ほど書くと足音が聞こえた。
もう夕食の時間らしい。がぶっと君彦君の頬に噛みつくと彼は驚いて飛び起きた。
「あれ!?俺寝てた!?」
「うん。そういう練習だから。それより誰か来たよ」
俺がそう言うと「兄さん」と襖越しに君春君の声がした。その声を耳にした瞬間、君彦君は慌てて襖を開いた。
「春!」
「夕ご飯だよ」
「今日も来てくれてありがとう。あの……」
「うん、兄さんごめんね。まだ仕事が残ってて……」
「あ、ああ、そうか……」
君彦君はそう言われてしゅんっとなった。君春君は申し訳なさそうな顔をして、視線をそらすために俯いた。
狐の俺と目が合う。
あ、ども。
前足を片方だけ器用にあげて、よっというポーズを決めると「琥珀さんっ!?」と君春君が叫び声をあげて俺を抱き上げる。
おおう。今小さいから丁重に扱っておくれ?
「よ、よかったああああああっ!!生きてたああああっ!!」
「勝手に殺すなよ」
「声も出てる!!なんで!?」
「今君彦君に使役されてるから」
ぎゅうぎゅうに抱きしめられて、てしてしと苦しいから離せっと頬を殴る。肉球の型が彼の頬につくだけで、彼は号泣している。
ええ?
困って君彦君を見ると彼は真っ青な顔になりつつ、そっと部屋から一歩足を出してそれから俺に手を伸ばす。
「お、俺の……俺の……」
ご、ごめんね!?君の弟独占しているようで!!
泣いている君春君には悪いが離してくれ!!まじで!
「う、うう……て、えっ!?兄さん部屋から出てる!!??嘘!?すご、え!?情報量が過多すぎて泣いていいのか驚いていいのか分かんないよぉ!!」
「うん、とりあえず中に入ろう」
一歩だけなのに君彦君の顔色悪くなってるし。風呂とかトイレの時には部屋から出てるのに、今はダメみたい。なんか覚悟を決めないとダメなのかも。ごめんよ。
俺の言葉に君春君ははっとして言われたとおりに中に入る。君彦君は若干固まっていて君春君にされるがままに座り込む。俺は君春君の手から離れ、君彦君の膝の上で座り込む。
「あ……」
ほっとしたように俺の頭を撫でて深呼吸を繰り返す。君春君も落ち着いてきたようだ。
うんうん。それで、えー。どういう状況なの?
ということで一先ず法力を増やすために極限まで術を練って貰っています。
君彦君は、一般的に使える術を扱うには少し段階を踏まないといけない。
別に使えないわけではないのだ。しかしそれが分からないのが、人である。
そして、そういう子って大体が他の人には出来ない術を使えるのだ。他の人には使えない術を使えてその上皆と同じ術を使えるなんて最強過ぎない?悪役ってコンプレックスなければかなりの高スペック集団だよ。噛ませ犬なのに。
さてそんな彼は、紙を折ることで術を編み攻撃をするというものなのだがこれが中途半端。他の人がなんでみんなが使える術を使えないの?という言葉を投げかけ続けたため、焦ってみんなと同じものを習得しようとした。独学はまず無理。根気強く教える人もおらず折角の才能も埋もれてしまった。
とはいえ、俺に使役の術をかけられる位には法力があったのだから無駄ではなかった。うん。もうちょっと力が弱かったら死んでるからね!
だけどね、このままだと安倍雪那どころかそこら辺の奴らに負ける!
だから、分かりやすくまずは法力を増やすのだ!!
「ま、まだやるの……?」
「うん。だってまだ喋れるでしょ?」
具合悪くなって吐くまでやるんだよ!!
机に向かってひたすら折り紙で鶴や蛇を作っている君彦君にそういうと、彼はうう、と声を漏らしながらもひたすらに折っていく。
普通に素直でいい子だ。努力を怠らない姿は尊敬する。だって中にはこういう地味なことなんてやりたくないって奴だっているでしょう?
それをもう一週間もやってるんだこの子!偉い!偉いよ!!
その間にまじで部屋から出てない引きこもりだけど。トイレと風呂以外は本当に出ないんだよね。
しかも、中の様子が分からないように結界も張っている。外からの音は聞こえるけど、襖を開けない限りは中の音は聞こえない仕様だ。防音だ。
因みに、ご飯は君春君が持って来てくれてるんだけど、最近はすぐにどこかに行ってしまうって君彦君が地味にショックを受けている。
でもそのおかげで、じゃあ弟君と自信もって話せるようにもっと頑張ろうって言ったら調子を取り戻してた。うんうん偉い偉い。
でもあの悪役にしないように!って今まで努力してきた彼が放置とは……。何かあったんだろうか?
黒は大丈夫だ。さりげなーく、君彦君に聞いたら無事安倍屋敷で保護されているらしい。それはよかった。
色んなことがあったが、お互い生きてて何より!!
あ。
ばたんっと君彦君が気を失って机に顔を打ち付ける前に体を滑り込ませてクッションになった。
暫く寝かせて、ころあいになったら起こす。
それを一週間続けているのだ。このよく分からない得体のしれない妖の指示を律儀に聞いている。この子、多分簡単に騙されちゃうよ。
ばくばくっと法力が含まれている紙を食べて妖力に変換し、人型になる。
君彦君は人に怯えるようなのでこの姿は彼が気を失っている間のみだ。
なんかね。君春君以外の使用人が来ると震えだして布団に籠っちゃうんだよね。かなりトラウマ抱えてるわ。こっちが泣きたくなるくらい。俺もああなっていたのかもしれないと思うと他人事には思えない。
悪役って辛い……。
なでなでと頭を撫でつつ、そろそろ次の段階の準備をするために勝手に紙と筆と墨を拝借。
さあてと、陰陽師の真似事でもしようかね?
今でもポピュラーな紙に呪術を書いてそれを扱う手法。要はお札です。
武器よりも軽いし、速攻使える優れもの。今でもその用法を使っている者はいるが、最近では武器を用いても斬れるので武器+お札を持っている人が多い。
まあ、中には?名門系とか自分優秀ですからという人は武器のみでその場で術を編みながらというスタイルも多く見える。まあ、複雑な術はこの紙きれだけでは扱えないので、そういう高度な術を使う場合はしゃーないが、これがあるかないかで戦況は格段に違う。
とはいえ今回はただ術式をかくだけで力は籠めない。それをするのは君彦君だ。
彼は紙を折ることで無意識に術を練っている。それが筆になった瞬間わからなくなるだけなのだ。だから、法力を増やしてそれからこの文字が書かれている紙にまずは術を練らせる。
法力を練れば完成の状態から始めて徐々に慣らしていけば簡単に彼はこれを使えるようになる。
よくいるんだけどさ、結果をすぐに求める人とか、努力を努力と認めないで当たり前だからっていう人とかのせいで潰れてただけなのだ。
でも誰だってずっと蔑まれてたらそうなるよ!
結論は周りの大人が悪い!それに影響される子供も!
ざっと100枚ほど書くと足音が聞こえた。
もう夕食の時間らしい。がぶっと君彦君の頬に噛みつくと彼は驚いて飛び起きた。
「あれ!?俺寝てた!?」
「うん。そういう練習だから。それより誰か来たよ」
俺がそう言うと「兄さん」と襖越しに君春君の声がした。その声を耳にした瞬間、君彦君は慌てて襖を開いた。
「春!」
「夕ご飯だよ」
「今日も来てくれてありがとう。あの……」
「うん、兄さんごめんね。まだ仕事が残ってて……」
「あ、ああ、そうか……」
君彦君はそう言われてしゅんっとなった。君春君は申し訳なさそうな顔をして、視線をそらすために俯いた。
狐の俺と目が合う。
あ、ども。
前足を片方だけ器用にあげて、よっというポーズを決めると「琥珀さんっ!?」と君春君が叫び声をあげて俺を抱き上げる。
おおう。今小さいから丁重に扱っておくれ?
「よ、よかったああああああっ!!生きてたああああっ!!」
「勝手に殺すなよ」
「声も出てる!!なんで!?」
「今君彦君に使役されてるから」
ぎゅうぎゅうに抱きしめられて、てしてしと苦しいから離せっと頬を殴る。肉球の型が彼の頬につくだけで、彼は号泣している。
ええ?
困って君彦君を見ると彼は真っ青な顔になりつつ、そっと部屋から一歩足を出してそれから俺に手を伸ばす。
「お、俺の……俺の……」
ご、ごめんね!?君の弟独占しているようで!!
泣いている君春君には悪いが離してくれ!!まじで!
「う、うう……て、えっ!?兄さん部屋から出てる!!??嘘!?すご、え!?情報量が過多すぎて泣いていいのか驚いていいのか分かんないよぉ!!」
「うん、とりあえず中に入ろう」
一歩だけなのに君彦君の顔色悪くなってるし。風呂とかトイレの時には部屋から出てるのに、今はダメみたい。なんか覚悟を決めないとダメなのかも。ごめんよ。
俺の言葉に君春君ははっとして言われたとおりに中に入る。君彦君は若干固まっていて君春君にされるがままに座り込む。俺は君春君の手から離れ、君彦君の膝の上で座り込む。
「あ……」
ほっとしたように俺の頭を撫でて深呼吸を繰り返す。君春君も落ち着いてきたようだ。
うんうん。それで、えー。どういう状況なの?
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