悪辣王の二人の娘 ~真実を知った聖女は悪を討つ~

「優しいお父様は、もしかしたら悪人かもしれない」
フィロシュネーは、絶対権力を握る父王に無知になるよう育てられたけど、実は賢いお姫様。

そんなフィロシュネーに、父王の寵愛する傭兵サイラスとの婚約が決まる。けれど、サイラスは「あなたを愛することはありません」と言い、フィロシュネーを城の外へとさらってしまう。

「わたくしの国が他国から暗黒郷と呼ばれているですって? 悪い呪術師に支配されているですって? そんなわけないじゃない」
その国の民は『不老不死の預言者が王を選び、選ばれた王は神となる』と信じている。けれど、真実は……。

これは、姫が聖女になって自国の真実を暴いたり、奴隷のように生きてきた男が成り上がっていく物語。

11/30・タイトルを変更しました。(旧題:お姫様にふさわしいのは)
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