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続きがあった……だと!?
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「あんた……よくも私を見捨てて行ってくれちゃったわね」
「あっ、メアラ先生」
「御免なさい! 淑女らしい言葉遣いを心がけ……って居ないじゃないの!」
「メアラ先生効果が無いと大人しくできないの?」
「あんただって似たようなものでしょうが!」
「いやいや、私は時と場合を使い分けれるもの」
そうなのである。小賢しい喪女さんは使い分けが割とできちゃう方なのである。授業の後、メアラ先生に喪女さんも連行されていったので、オランジェ女史の様な対応をwktkで待ち望んでいたのだが……。すぐに帰されてしまったため、俺の○バスは虚空に消えた。
(賭ける相手も居なけりゃ、実もあったもんじゃないでしょうに……。てか元々持ってないでしょうよ?)
「いつか痛い目見せちゃる……」
「あ、ちなみに授業の後で先生の呼ばれたんだけど、貴方の行動を日誌にして提出するよう言われたわ」
「どゆこと!?」
「私への怨嗟の声や覚えてろ発言は、そのまま提出させて頂きますので」
「フローラ様ぁ! そればかりはどうかお慈悲をぉ!?」
「今日一日様子を見て、態度が改まってるようなら考える」
「ありがたき幸せ!」
それ多分考えないやつだけどな。
(いやいや、別にベルがどうなろうが知ったこっちゃないけど、だからといって意地悪してやろうとかは思ってない)
かーらーのー?
(思ってねえっつってんだろ)
「ああ、そうだ。今日はお茶会に呼ばれてるから」
「はぁ、行ってらっしゃいませ?」
「あんたもの来るのよ」
「何故?」
「ジュリエッタ様の所に寄るからよ」
「え゛―――――……」
「モモンガは連れて行くからね」
「ついていきます」
「あんたって本当に面倒臭いわ……」
………
……
…
「お待たせしました乙女さ……あいえ、ジュリエッタ様」
「(ニッコリ)いらっしゃいませ、フローラ様」
「……え? 本体の方ですか?」
「そうではないのよ。大分融合も進んできたの」
「おおー、まじかー」
へー、まじなのかー。
<まじなのよー>
「ちっ……どいつもこいつも……」
「で、この子は相変わらずなの?」
「ええ、ちっともっつーか、悪化してますね」
「そぉ……。実はね? メアラ先生に相談されたの」
「ひっ!?」
「あー……私もこの子の行動を記録するように言われましたけど……なんて?」
「ベルをメアラ先生の所に住み込ませて、貴族のいろはを叩き込みたい。ついてはフローラの所から自分の所に移せないか? っていう相談でしたわ」
「どうか拒否を!」
「フローラ、断る理由はあります?」
「皆無ですね」
「そんなことしたら一生恨むわよ!」
「ね?」
「本当ねぇ。じゃあ前向きに検討するとお答えしておくわね」
「なんでよ!? やめてー!?」
「……その態度をどうにかすれば良いとは思わないの?」
「運不運であんたらに傅かされるのは納得いかないだけよ……」
「主人公になって、令嬢達に殺されたかったりしたの?」
「あ、それはパス。いい男は目の保養程度で十分だし、高望みしなくても、結構皆美形揃いだもの。どっちかと言うと高位貴族になってお姫様気分を味わいたかっただけ」
「……メアラ先生案件でしょう?」
「そうねぇ」
「な・ん・で・よ!」
「貴族の義務も果たせない子が、お姫様扱いしてもらえるはずないでしょうが?」
「貧乏貴族はともかく、公爵家令嬢ともなれば違うでしょう!? ジュリエッタだって病に伏せてから部屋に閉じこもりがちだったって聞いたわ!」
「りっくんが聞いたら酷い目にあわされるわよ……? そもそも勉強もお稽古も教養だって一流じゃないと駄目なのだけど、できる?」
「転生先のスペックに因るんでしょう!?」
「こいつ、私の苦労を何だと……。ジュリエッタ様、ディレク皇子の出動を要請します」
「え? 本気?」
え? 本気?
<え? 前に何かあったの?>
フローラがトラウマ級の調教を受けた。
(調教言うなし)
(『それまで喧嘩ばっかりしてた私でさえ、優しくせざるを得ないレベルだったわね……』)
「わかったわ。手配しておく」
「有難う御座います」
「勝手に分かり合わないで!」
「では本題ね」
「はい」
「無視すんな!?」
「書くわよ?」
「済みませんでした!」
なんて綺麗な手のひら返し。
「……昏睡病のことだけど、まだ続いてるのよ」
「え? まだ……ってどういう意味です?」
「そのままの意味よ。最近目覚めた子に会いに、っていうか連れてきてもらってるの。ほら? ジュリエッタってある意味一番目立つじゃない?」
「あー……確かに」
「どのキャラが推しかにもよるけど、殆どの人はジュリエッタに好意的っていうかシンパが居た位だったわね。立ち位置的に悪役令嬢になりそうなもんだけど、絵が神々しかったから。むしろ無体を働けば絶許な対応取られる位に人気があったわ」
フローラ達が話を進めていると、ベルも話に便乗してきた。
「「へぇ、そうなんだ」」
「なんであんた達が知らないのよ!」
「私は貴方達とは違う世界から来たからしょうがないのよ?」
「私は波風立てないように逆ハーコンプ続けてたから、全員敵だったし?」
「……あんた達ってば偏りすぎてない?」
「「それは否定しない」」
「……仲良いわね。……ってちょっと待て。逆ハーコンプつったか? フローラ」
「え? 言ったけど……」
「お前かぁ! 私が最後に確認した中で逆ハーコンプ維持してやがったの、たったの一人だったわ!」
「ええ!? まじで!?」
「そもそも最後の隠しキャラが魔王とか意味不明だろ! 大体普通そこに行くまでに色々へし折ってるはずなんだよ!」
「あいやー? 照れる……?」
「なんで疑問形なんだ! 挫折した攻略サイトとかの情報だと、アクションゲームのような選択肢タップとか、甘すぎるストーリーやスチルを餌に挫折させようとする運営の意図があからさまだったとか、そのくせトラップと思った選択肢が実は正答だったりとか! そもそも最悪なのは、確実に間違ったと思える選択肢が1ヶ月後には正答に変わってたってやつ!」
「あー、たしかにあれは間違ったと思ったなぁ。魔王さんに喧嘩売っちゃって……。オワタ思たわねー」
「そもそもフローラは現実でも魔王に喧嘩売ったものねぇ」
「は? リアルになった後でもって馬鹿なのあんた? ……まぁその最後の誤答が正答に変わるやつでたった一人になったのよね。そこで一旦ゲームが終了したのよ」
「え? そうなの?」
「何であんたが知らないの!」
「『まさかのトラップ回避キタコレ! 逆ハー達成! やったー!』が最後の言葉と言えば察せる?」
「「うわぁ……」」<うわぁ……>うわぁ……
「皆酷くね?」
「酷いのはお前だ」
「死んだの私のせいじゃないもん……」
まぁ確かにな。それが原因であんなにもこっちに引っ張って来やすかったんかな?
<別にゲームは関係ないんじゃない? って言いたいけど、実際世界を越えてこれた人はあのゲームのことをよく知ってる人が多いのよね>
「逆ハー達成した人が最後の一人になるまでのゲームって、今考えるとイミフよね」
「ハマってた人間が言うのも何だけど、確かにねぇ。
それでジュリエッタ様、今尚見つかる昏睡病患者に会ってきた結果どうだったんです?」
「……フローラ。花ラプのその後って知ってる?」
「「その後?」」
「ああ、その様子だと二人共揃って知らないのね。もしかして昏睡病にかかった子、いえ死んだ時期のズレも関係するのかしら? ベルやフローラでもずれてるくらいだから有り得るわね。で、花ラプだけど……続編と言うよりはスピンオフのようなものがあるらしいわ」
「「マジで!?」」
「内容は聞けば聞く程正気を疑うような内容だったけど、ディレク皇子に報告を上げたら瞠目されてたので馬鹿にできないのよ」
「あの致死率高めの乙女ゲーのスピンオフ……」
「馬鹿じゃないの? スタッフは……。あ、じゃなかった。その内容は?」
「二つ隣の国レアムが、アシュカノン帝国に宣戦布告してくるところから始まるのよ」
「「……は!?」」
「かつての敵国だった隣国、ベルタエル王国から救援要請が来て、それに応える形でレアムとの関係が悪化。巻き込まれた形で開戦の流れになるそうよ」
「そのどこに乙女ゲー要素が……?」
「男の子向けのゲームには、敵地を侵略して姫を奪取するゲームがあるじゃない? あの逆らしいわ。つまり、今度の花ラプは戦略シミュレーションゲームらしいの」
「「スタッフはアホかぁ!?」」
「タイトルも『花咲く乙女達のシンフォニー ~戦乙女・戦花繚乱~』ですって」
「百花繚乱をいじったのかー。こだわる所がおかしいわー……」
「そうじゃない……そうじゃないだろぉスタッフぇ……」
「面白いことに今回は男子陣も主人公として選べるらしいわ。詳しいことは近い内に別格貴族達の会合があるからフローラ達も参加してね」
「はい」
「何で私!?」
「フローラとは違う視点で話できそうだからよ」
その後もギャーギャーいうベルではあったが、モモンガの配達を頼まれていたオカ・シィ・ウマーイ先輩がやってくると、モモンガに突撃する一幕を挟んで有耶無耶の内に参加決定するのだった。
(その通りだけど、パルフェ先輩だから。どこかのジェ○イっぽい名前にしないで? ていうか、シウマイに聞こえなくもないわ……)
余談であるが、ディレクwithメアラ先生の作法教室特別版に強制参加させられたベルは、同一人物か? という程の別人へと変貌し、流石に喪女さんも哀れに思ったらしい。
(ううん? 全然?)
……え? マジで? ……ちなみに喪女さんも一緒にやってみせたよ。そのそつなくこなす様子を見せつけられたのが原因で、ああもベルが壊れたのは仕方ないことだったろう。
(……どういう意味かしら)
とにかく、続編に関する全ては会合の日! 明らかとなる!
(……誰に向かって言ってるのかしらぁ)
「あっ、メアラ先生」
「御免なさい! 淑女らしい言葉遣いを心がけ……って居ないじゃないの!」
「メアラ先生効果が無いと大人しくできないの?」
「あんただって似たようなものでしょうが!」
「いやいや、私は時と場合を使い分けれるもの」
そうなのである。小賢しい喪女さんは使い分けが割とできちゃう方なのである。授業の後、メアラ先生に喪女さんも連行されていったので、オランジェ女史の様な対応をwktkで待ち望んでいたのだが……。すぐに帰されてしまったため、俺の○バスは虚空に消えた。
(賭ける相手も居なけりゃ、実もあったもんじゃないでしょうに……。てか元々持ってないでしょうよ?)
「いつか痛い目見せちゃる……」
「あ、ちなみに授業の後で先生の呼ばれたんだけど、貴方の行動を日誌にして提出するよう言われたわ」
「どゆこと!?」
「私への怨嗟の声や覚えてろ発言は、そのまま提出させて頂きますので」
「フローラ様ぁ! そればかりはどうかお慈悲をぉ!?」
「今日一日様子を見て、態度が改まってるようなら考える」
「ありがたき幸せ!」
それ多分考えないやつだけどな。
(いやいや、別にベルがどうなろうが知ったこっちゃないけど、だからといって意地悪してやろうとかは思ってない)
かーらーのー?
(思ってねえっつってんだろ)
「ああ、そうだ。今日はお茶会に呼ばれてるから」
「はぁ、行ってらっしゃいませ?」
「あんたもの来るのよ」
「何故?」
「ジュリエッタ様の所に寄るからよ」
「え゛―――――……」
「モモンガは連れて行くからね」
「ついていきます」
「あんたって本当に面倒臭いわ……」
………
……
…
「お待たせしました乙女さ……あいえ、ジュリエッタ様」
「(ニッコリ)いらっしゃいませ、フローラ様」
「……え? 本体の方ですか?」
「そうではないのよ。大分融合も進んできたの」
「おおー、まじかー」
へー、まじなのかー。
<まじなのよー>
「ちっ……どいつもこいつも……」
「で、この子は相変わらずなの?」
「ええ、ちっともっつーか、悪化してますね」
「そぉ……。実はね? メアラ先生に相談されたの」
「ひっ!?」
「あー……私もこの子の行動を記録するように言われましたけど……なんて?」
「ベルをメアラ先生の所に住み込ませて、貴族のいろはを叩き込みたい。ついてはフローラの所から自分の所に移せないか? っていう相談でしたわ」
「どうか拒否を!」
「フローラ、断る理由はあります?」
「皆無ですね」
「そんなことしたら一生恨むわよ!」
「ね?」
「本当ねぇ。じゃあ前向きに検討するとお答えしておくわね」
「なんでよ!? やめてー!?」
「……その態度をどうにかすれば良いとは思わないの?」
「運不運であんたらに傅かされるのは納得いかないだけよ……」
「主人公になって、令嬢達に殺されたかったりしたの?」
「あ、それはパス。いい男は目の保養程度で十分だし、高望みしなくても、結構皆美形揃いだもの。どっちかと言うと高位貴族になってお姫様気分を味わいたかっただけ」
「……メアラ先生案件でしょう?」
「そうねぇ」
「な・ん・で・よ!」
「貴族の義務も果たせない子が、お姫様扱いしてもらえるはずないでしょうが?」
「貧乏貴族はともかく、公爵家令嬢ともなれば違うでしょう!? ジュリエッタだって病に伏せてから部屋に閉じこもりがちだったって聞いたわ!」
「りっくんが聞いたら酷い目にあわされるわよ……? そもそも勉強もお稽古も教養だって一流じゃないと駄目なのだけど、できる?」
「転生先のスペックに因るんでしょう!?」
「こいつ、私の苦労を何だと……。ジュリエッタ様、ディレク皇子の出動を要請します」
「え? 本気?」
え? 本気?
<え? 前に何かあったの?>
フローラがトラウマ級の調教を受けた。
(調教言うなし)
(『それまで喧嘩ばっかりしてた私でさえ、優しくせざるを得ないレベルだったわね……』)
「わかったわ。手配しておく」
「有難う御座います」
「勝手に分かり合わないで!」
「では本題ね」
「はい」
「無視すんな!?」
「書くわよ?」
「済みませんでした!」
なんて綺麗な手のひら返し。
「……昏睡病のことだけど、まだ続いてるのよ」
「え? まだ……ってどういう意味です?」
「そのままの意味よ。最近目覚めた子に会いに、っていうか連れてきてもらってるの。ほら? ジュリエッタってある意味一番目立つじゃない?」
「あー……確かに」
「どのキャラが推しかにもよるけど、殆どの人はジュリエッタに好意的っていうかシンパが居た位だったわね。立ち位置的に悪役令嬢になりそうなもんだけど、絵が神々しかったから。むしろ無体を働けば絶許な対応取られる位に人気があったわ」
フローラ達が話を進めていると、ベルも話に便乗してきた。
「「へぇ、そうなんだ」」
「なんであんた達が知らないのよ!」
「私は貴方達とは違う世界から来たからしょうがないのよ?」
「私は波風立てないように逆ハーコンプ続けてたから、全員敵だったし?」
「……あんた達ってば偏りすぎてない?」
「「それは否定しない」」
「……仲良いわね。……ってちょっと待て。逆ハーコンプつったか? フローラ」
「え? 言ったけど……」
「お前かぁ! 私が最後に確認した中で逆ハーコンプ維持してやがったの、たったの一人だったわ!」
「ええ!? まじで!?」
「そもそも最後の隠しキャラが魔王とか意味不明だろ! 大体普通そこに行くまでに色々へし折ってるはずなんだよ!」
「あいやー? 照れる……?」
「なんで疑問形なんだ! 挫折した攻略サイトとかの情報だと、アクションゲームのような選択肢タップとか、甘すぎるストーリーやスチルを餌に挫折させようとする運営の意図があからさまだったとか、そのくせトラップと思った選択肢が実は正答だったりとか! そもそも最悪なのは、確実に間違ったと思える選択肢が1ヶ月後には正答に変わってたってやつ!」
「あー、たしかにあれは間違ったと思ったなぁ。魔王さんに喧嘩売っちゃって……。オワタ思たわねー」
「そもそもフローラは現実でも魔王に喧嘩売ったものねぇ」
「は? リアルになった後でもって馬鹿なのあんた? ……まぁその最後の誤答が正答に変わるやつでたった一人になったのよね。そこで一旦ゲームが終了したのよ」
「え? そうなの?」
「何であんたが知らないの!」
「『まさかのトラップ回避キタコレ! 逆ハー達成! やったー!』が最後の言葉と言えば察せる?」
「「うわぁ……」」<うわぁ……>うわぁ……
「皆酷くね?」
「酷いのはお前だ」
「死んだの私のせいじゃないもん……」
まぁ確かにな。それが原因であんなにもこっちに引っ張って来やすかったんかな?
<別にゲームは関係ないんじゃない? って言いたいけど、実際世界を越えてこれた人はあのゲームのことをよく知ってる人が多いのよね>
「逆ハー達成した人が最後の一人になるまでのゲームって、今考えるとイミフよね」
「ハマってた人間が言うのも何だけど、確かにねぇ。
それでジュリエッタ様、今尚見つかる昏睡病患者に会ってきた結果どうだったんです?」
「……フローラ。花ラプのその後って知ってる?」
「「その後?」」
「ああ、その様子だと二人共揃って知らないのね。もしかして昏睡病にかかった子、いえ死んだ時期のズレも関係するのかしら? ベルやフローラでもずれてるくらいだから有り得るわね。で、花ラプだけど……続編と言うよりはスピンオフのようなものがあるらしいわ」
「「マジで!?」」
「内容は聞けば聞く程正気を疑うような内容だったけど、ディレク皇子に報告を上げたら瞠目されてたので馬鹿にできないのよ」
「あの致死率高めの乙女ゲーのスピンオフ……」
「馬鹿じゃないの? スタッフは……。あ、じゃなかった。その内容は?」
「二つ隣の国レアムが、アシュカノン帝国に宣戦布告してくるところから始まるのよ」
「「……は!?」」
「かつての敵国だった隣国、ベルタエル王国から救援要請が来て、それに応える形でレアムとの関係が悪化。巻き込まれた形で開戦の流れになるそうよ」
「そのどこに乙女ゲー要素が……?」
「男の子向けのゲームには、敵地を侵略して姫を奪取するゲームがあるじゃない? あの逆らしいわ。つまり、今度の花ラプは戦略シミュレーションゲームらしいの」
「「スタッフはアホかぁ!?」」
「タイトルも『花咲く乙女達のシンフォニー ~戦乙女・戦花繚乱~』ですって」
「百花繚乱をいじったのかー。こだわる所がおかしいわー……」
「そうじゃない……そうじゃないだろぉスタッフぇ……」
「面白いことに今回は男子陣も主人公として選べるらしいわ。詳しいことは近い内に別格貴族達の会合があるからフローラ達も参加してね」
「はい」
「何で私!?」
「フローラとは違う視点で話できそうだからよ」
その後もギャーギャーいうベルではあったが、モモンガの配達を頼まれていたオカ・シィ・ウマーイ先輩がやってくると、モモンガに突撃する一幕を挟んで有耶無耶の内に参加決定するのだった。
(その通りだけど、パルフェ先輩だから。どこかのジェ○イっぽい名前にしないで? ていうか、シウマイに聞こえなくもないわ……)
余談であるが、ディレクwithメアラ先生の作法教室特別版に強制参加させられたベルは、同一人物か? という程の別人へと変貌し、流石に喪女さんも哀れに思ったらしい。
(ううん? 全然?)
……え? マジで? ……ちなみに喪女さんも一緒にやってみせたよ。そのそつなくこなす様子を見せつけられたのが原因で、ああもベルが壊れたのは仕方ないことだったろう。
(……どういう意味かしら)
とにかく、続編に関する全ては会合の日! 明らかとなる!
(……誰に向かって言ってるのかしらぁ)
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