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79暴走の理由
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本当に感情のオンとオフのスイッチしか無いとはこの男のためにある言葉なのか?と思うほどだ。入っている時には威勢が良くワーワーと騒ぐが、スイッチが切れたら今の様にダンマリションボリとしてしまうので、正直やりづらい相手と言える。
「やる事は畑仕事と魔獣狩りと売り歩きになります。どうです一緒にやりませんか?」
「・・・俺は戦士だ」
「もちろん戦士としての仕事もやってもらう事になりますよ」
「・・・」
もしかして畑仕事がイヤで逃げた農民の息子とか?戦士になれば一旗上げられるとか思っちゃった口か?そうなら暴走した原因も分からなくは無いぞ。
聞かれた事にボソッと返す程度の男のバックストーリーが読めた気がするが、もしそうだとするなら「ベタ過ぎる」と叩かれかれかねないほど薄っぺらい、もっと「偉大な父のようになりたかったから」とかだと良いななどと思ってしまう。
「何か戦士としてこだわっている事でも?」
「戦士が農民や商人の真似事なんてできるか」
この街には少なくとも士農工商のような身分制度は無いし、職業選択は自由に出来るのでこの拘りはイマイチ理解が出来ない。もちろん身分ではなくリスクヘッジ的な考えで農民を選ぶ人は圧倒的に多い、商人であれば売れなければ食べていけない、戦士であればモンスターとの戦闘で命を落とす事もある。
もちろん街まで入ってきたモンスターとの戦闘もあるので、農民も戦える事は戦えるがメインが戦闘でないだけだ。
「畑を耕すのはイヤですか?物を売るのもイヤだと?」
「そうだ。この街は農民も満足に食べていけている様だが、俺の産まれた川辺の村オラッフェンじゃ毎日のように魔獣に襲われていつもひもじい思いをしていたんだ。森からも川からも魔獣が上がってくるんだからな、畑なんか耕すそばから荒らされたもんだ」
「オラッフェンと言えばここから5日くらいだったかしら?それにしてもそれほど魔物が出るなら領主の討伐や戦士団の派遣は無かったのか?」
「領兵も毎日のように出て居たさ。でも小さな村の兵の数でどれほど太刀打ちできる!。戦士団を入れるには金にならない魔物が多すぎる。あれじゃ戦士団を呼ぶ事なんかできるものか!俺が有名になれば集まってくるヤツラもいるだろ。そのためには俺はもっと有名になら無きゃいけないんだ」
「それでも人に迷惑を掛けて良い理由にはならないですよ」
「ガキが知った口を・・・お前は友達を魔物に殺された事があるか?無いだろ!そんなお前に俺の気持ちが分かってたまるか!」
「その時に自分がもっと強かったら。その時村に戦士団が居て守ってくれたら。そう言いたいんですね」
「・・・・・」
タラレバ論。そんな事を言っても死んだ人は生き返る訳ではないし、俺の後ろにいるファリアさんクラスの人にでも成らない限りは、慕ってくる人など早々集まるものでもないだろう。どの道モーガンではどうしようも無かった事でしかない。
それに組織を作ると言うのは地球でもこちらでも相当なカリスマ以外では人脈と金が物を言うのだから、三点とも足りていないモーガンでは土台無理な話だ。
最低でもウチの親父を軽く捻れる位で無ければスタートラインにすら立つ事はできない。小学校のクラスで一番の足の速いヤツが全員オリンピックに出れるかというのと同じ理屈だ。
モーガンの暴走した事情は分かった。「あなたの夢は、もう無理です」 俺の言葉にキッと睨まれたが、こいつにはこの先自分で夢を叶える術は無い。
「でも、僕に協力するなら、僕が叶えてあげる事は出来るかもしれませんけどね」
「・・・どう言う事だ」
交渉事の極意は持ち上げてから落とすか、落としてから持ち上げるのどちらかが有効だ。
「この街でも僕の軟膏が出るまではそうだったので、たぶん村でも怪我をした人は戦いにもう2度3度と出る事はできないのでしょう。でも怪我をした人がまた戦いに出れるなら?柵をもっと強固に出来るなら?離れていても魔物を倒せるなら?ファリアさんそれならどうです?」
「あの軟膏は重傷で無ければ、いくらでも戦いに復帰できるわね。初めて使ったが笑ってしまったわ。柵の話と武器の話は聞いた事が無いから何とも言えんないけど、強固な柵はそれだけでも魔物より里を守る事ができる様にから、軍ならその案を聞かせて欲しいくらいだろうけど。武器は離れた所から魔物に攻撃できるならそれに越した事は無いと思うわ。誰でもが魔物と対峙出来る訳でもないから。しかしエド君にはその案があるの?」
「はい。武器は試していませんけど、柵はやれると思いますよ」
「エドワード君それは本当かね?もしそんな事ができるなら我々にも教えて貰いたい!」
「どれも手が足りなくて今のままでは難しいんですけどね・・・」
そうだった。兵士さんがあんまりにも黙っていたから居る事を忘れて話しすぎた。俺の持っている案とは軟化と乾燥による木材加工をした柵の提案だ。どうしても切り倒した後の処置に時間がかかる木材を、乾燥と軟化でインスタント加工できるメリットは大きいのではないだろうか?それに加えて車止めの様に曲げた木材で補強して外側は厚い板で覆ってしまうのだ。これならば加工に掛かる手間は数分の一で、効果は倍には出来ると思う。
武器は軟化で作った板を立て横合わせた盾に、同じく真っ直ぐにした長い棒にショートソードを付け、なんちゃって菊池槍におけるファランクスでの集団戦法及び弓矢による、遠距離攻撃法。
現在の両手剣や1,5メートルほどの槍に比べて、3間半は無理でも長槍隊を組織すれば、散兵戦よりは死傷率は下げられるだろう。モンスターは戦略など無しに真っ直ぐ襲ってくるのだから。
なにやら付き添いが盛り上がってしまったが、それに反してモーガンの心情は大いに揺れている事だろう。故郷のためにちっぽけなプライドを捨てるか。そのプライドのために死ぬか。それが問題だ。と言わんばかりに。
「やる事は畑仕事と魔獣狩りと売り歩きになります。どうです一緒にやりませんか?」
「・・・俺は戦士だ」
「もちろん戦士としての仕事もやってもらう事になりますよ」
「・・・」
もしかして畑仕事がイヤで逃げた農民の息子とか?戦士になれば一旗上げられるとか思っちゃった口か?そうなら暴走した原因も分からなくは無いぞ。
聞かれた事にボソッと返す程度の男のバックストーリーが読めた気がするが、もしそうだとするなら「ベタ過ぎる」と叩かれかれかねないほど薄っぺらい、もっと「偉大な父のようになりたかったから」とかだと良いななどと思ってしまう。
「何か戦士としてこだわっている事でも?」
「戦士が農民や商人の真似事なんてできるか」
この街には少なくとも士農工商のような身分制度は無いし、職業選択は自由に出来るのでこの拘りはイマイチ理解が出来ない。もちろん身分ではなくリスクヘッジ的な考えで農民を選ぶ人は圧倒的に多い、商人であれば売れなければ食べていけない、戦士であればモンスターとの戦闘で命を落とす事もある。
もちろん街まで入ってきたモンスターとの戦闘もあるので、農民も戦える事は戦えるがメインが戦闘でないだけだ。
「畑を耕すのはイヤですか?物を売るのもイヤだと?」
「そうだ。この街は農民も満足に食べていけている様だが、俺の産まれた川辺の村オラッフェンじゃ毎日のように魔獣に襲われていつもひもじい思いをしていたんだ。森からも川からも魔獣が上がってくるんだからな、畑なんか耕すそばから荒らされたもんだ」
「オラッフェンと言えばここから5日くらいだったかしら?それにしてもそれほど魔物が出るなら領主の討伐や戦士団の派遣は無かったのか?」
「領兵も毎日のように出て居たさ。でも小さな村の兵の数でどれほど太刀打ちできる!。戦士団を入れるには金にならない魔物が多すぎる。あれじゃ戦士団を呼ぶ事なんかできるものか!俺が有名になれば集まってくるヤツラもいるだろ。そのためには俺はもっと有名になら無きゃいけないんだ」
「それでも人に迷惑を掛けて良い理由にはならないですよ」
「ガキが知った口を・・・お前は友達を魔物に殺された事があるか?無いだろ!そんなお前に俺の気持ちが分かってたまるか!」
「その時に自分がもっと強かったら。その時村に戦士団が居て守ってくれたら。そう言いたいんですね」
「・・・・・」
タラレバ論。そんな事を言っても死んだ人は生き返る訳ではないし、俺の後ろにいるファリアさんクラスの人にでも成らない限りは、慕ってくる人など早々集まるものでもないだろう。どの道モーガンではどうしようも無かった事でしかない。
それに組織を作ると言うのは地球でもこちらでも相当なカリスマ以外では人脈と金が物を言うのだから、三点とも足りていないモーガンでは土台無理な話だ。
最低でもウチの親父を軽く捻れる位で無ければスタートラインにすら立つ事はできない。小学校のクラスで一番の足の速いヤツが全員オリンピックに出れるかというのと同じ理屈だ。
モーガンの暴走した事情は分かった。「あなたの夢は、もう無理です」 俺の言葉にキッと睨まれたが、こいつにはこの先自分で夢を叶える術は無い。
「でも、僕に協力するなら、僕が叶えてあげる事は出来るかもしれませんけどね」
「・・・どう言う事だ」
交渉事の極意は持ち上げてから落とすか、落としてから持ち上げるのどちらかが有効だ。
「この街でも僕の軟膏が出るまではそうだったので、たぶん村でも怪我をした人は戦いにもう2度3度と出る事はできないのでしょう。でも怪我をした人がまた戦いに出れるなら?柵をもっと強固に出来るなら?離れていても魔物を倒せるなら?ファリアさんそれならどうです?」
「あの軟膏は重傷で無ければ、いくらでも戦いに復帰できるわね。初めて使ったが笑ってしまったわ。柵の話と武器の話は聞いた事が無いから何とも言えんないけど、強固な柵はそれだけでも魔物より里を守る事ができる様にから、軍ならその案を聞かせて欲しいくらいだろうけど。武器は離れた所から魔物に攻撃できるならそれに越した事は無いと思うわ。誰でもが魔物と対峙出来る訳でもないから。しかしエド君にはその案があるの?」
「はい。武器は試していませんけど、柵はやれると思いますよ」
「エドワード君それは本当かね?もしそんな事ができるなら我々にも教えて貰いたい!」
「どれも手が足りなくて今のままでは難しいんですけどね・・・」
そうだった。兵士さんがあんまりにも黙っていたから居る事を忘れて話しすぎた。俺の持っている案とは軟化と乾燥による木材加工をした柵の提案だ。どうしても切り倒した後の処置に時間がかかる木材を、乾燥と軟化でインスタント加工できるメリットは大きいのではないだろうか?それに加えて車止めの様に曲げた木材で補強して外側は厚い板で覆ってしまうのだ。これならば加工に掛かる手間は数分の一で、効果は倍には出来ると思う。
武器は軟化で作った板を立て横合わせた盾に、同じく真っ直ぐにした長い棒にショートソードを付け、なんちゃって菊池槍におけるファランクスでの集団戦法及び弓矢による、遠距離攻撃法。
現在の両手剣や1,5メートルほどの槍に比べて、3間半は無理でも長槍隊を組織すれば、散兵戦よりは死傷率は下げられるだろう。モンスターは戦略など無しに真っ直ぐ襲ってくるのだから。
なにやら付き添いが盛り上がってしまったが、それに反してモーガンの心情は大いに揺れている事だろう。故郷のためにちっぽけなプライドを捨てるか。そのプライドのために死ぬか。それが問題だ。と言わんばかりに。
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