214 / 214
結婚までの7日間 Lucian & Rosalie
7日目 最終話
しおりを挟む
ルシアン殿下の顔を見られなくて、下を向いた私は爪痕が残るほど、両手を握りしめた。
一瞬、流れた静寂。
それは私とルシアン殿下の間に漂い、このまま時が止まってしまうのではないだろうかと思った時、
「暗示とは…」とルシアン殿下が言葉を発せられ、また時は動き始めた。
「”思い込ませる技術”を使って、相手の身体や脳に変化を与える事。あるいは相手を一点に集中させることで無意識の部分に情報を入れる事とも言われる…ブラチフォード王家の秘技だ。魔法ではない。だから暗示は本来、その人が望まないことはかからない。ましてやロザリーのような精神力が強い者には無理だ。だから俺を殺させるには、複雑な暗示を掛けているだろうとミランダは予想していた。」
ルシアン殿下は背中を扉に預け、高い天井を見上げ
「暗示とはパズルのようなものだ、一つのピースだけを見れば奇妙な形だが、その一個一個を組み合わせていけば一枚の絵になる。だが一つ間違えば絵は完成できない。
それは…
解き方を間違えたら…暗示を掛けられた者は精神が壊れるということだ。
だからミランダやマクドナルド医師とて、なんの情報もないままロザリーの暗示を解くことはできなかった。
でもこの暗示が解けない限り、ロザリーは俺を狙い続ける刃のまま、そしてそれを知ればロザリーは俺の妻になるどころか、騎士としても俺から身を引く。
なら、答えはひとつだった。解けないのなら、実行させて暗示の呪縛から切り離すことだった、だから…」
だから、スイッチを入れたと言われるのだろうか。それはあまりにも安易。
ルシアン殿下の傷を見ればわかる…本当に私はルシアン殿下を殺そうとしていた。ただ…とどめを刺す前に、運よく暗示を解く事ができたという奇跡があったから、私も、ルシアン殿下もここにいるんだ。
でも、どうしてこんな無茶なことを…。
中止にするのには時間がなかったかも知れない。なら最後のスイッチが入る前に…私を斬ればよかったんだ。
「だから…。」
また、そう言われると、黙って私を見られた。
「……違う。本当はそれだけが理由じゃない。俺は…」
ルシアン殿下の言葉に、私も黙ってルシアン殿下を見た。
「あの時の事を思い出したんだ。」
「あの時?」
「アデリーナにおまえの記憶を奪われて、俺はおまえを思い出せず、アデリーナと戦うおまえを見ていたあの時を…。」
「えっ?」
「あの時、おまえがアデリーナを浄化させるために、自分の命を掛けたその姿に俺は記憶を取り戻した。だから、俺も命を掛けなければならないと思った。命を掛けなければ、神は俺にロザリーを返してはくれないように思えたんだ。」
白い包帯で包まれた手が、怯えるように震えながら、私へと伸ばされる。
「一緒に乗り越えてきた出来事すべてを忘れて欲しくなった。」
伸ばした手を握り締めたルシアン殿下は
「でも一番は…俺を…忘れて欲しくなかった。忘れて欲しくなかったんだ。俺が初めて愛した人だから、俺の事を忘れて欲しくはなかったんだ。だから命を掛けてでもと思ったんだ。」
見た事がないルシアン殿下の姿に、茫然とした。
握りしめた手を見つめ
「でも、そう思いながらも、すべてが元通りにという、そんな奇跡はないだろうとも思った。
もし暗示を実行させ、運よく俺が怪我だけで済んだとしても、俺の傷を見ればおまえは、自分が俺を殺すつもりで剣を握っていたとわかるはず、そうなれば…暗示が解けてもおまえの心の中に付いた傷は、取返しが出来ないほど深くなる事も頭を過った。正直、迷った。ぎりぎりまで迷った。
でも、おまえのウェディングドレスを見た時…。なぜだか、奇跡が起こると思えたんだ。」
ルシアン殿下のその気持ちは、王として最悪の決断だと思う。
でも結婚の誓いの言葉より、私の心を揺さぶった。
「バカ…」
「ロザリー?」
伸ばされた手にそっと触れ
「バカです…あなたは王なのに、そんなに簡単に命を掛けてはいけないのに…。あなたの命には多くの民の命もかかっているのに…バカ、ルシアンのバカ!」
バカ…といいながら、本当は体が震えるくらい嬉しいと思ってしまう。
でも、嬉しいとは…言えない。
こんな無茶はルシアン殿下の命を、そして国を危うくする。
だから言うべきではない。
でも…これぐらいは許して欲しい。、
腕を伸ばし、ルシアン殿下の首に回してその耳に囁いた。
「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います。」
私の腰に腕が回り、大きな体はまるで小さな子供の様に震えていた。
「私を幸せにしてください。私はあなたをもっともっと幸せにしますから。」
その言葉に、ルシアン殿下は小さな笑い声をあげ
「ロザリーは…やっぱりカッコイイな。敵わない。」
「ルシアン…」
ほんの少し、不満げな声で【ルシアン殿下】と呼ぼうとしたら、途中で言葉はルシアン殿下の口でふさがれてしまった。
長いキスは私に何も考えることを許してはくれなくて、ようやく離れて行く唇をキョトンとした顔で見ていた私に、また軽くキスをされ
「ルシアン…でいい。殿下はつけるな。」
「…」
「返事は?」
「…ぎょ、御意!」
「…えっ?…まったくおまえは…」と言って、今度は大きな声で笑われ、また唇が私に触れた。
******
「まったく、段取りがあるというのに…」
そう言って、ロザリーとルシアンから目を逸らすと踵を返し、階段の前でミランダはため息をついた。
「どうしますか?リドリー伯爵に遅くなると連絡をした方が…」
「う~ん。でも日が沈む前に、あのバラ園で結婚式をしてほしい。だって綺麗なのよ!ロイ!本当に綺麗なのよ。ずっとあそこに目を付けていたんだから…。だいたいイチャイチャなんていつだってできるのに!」
そう言って、また踵を返すと、ふたりに向かって叫んだ。
「リドリー伯爵邸のバラ園で、結婚式の準備をしているの!叔父様!それから、お、お…叔母様!だからイチャイチャは後にして~!」
一瞬、周りの音が消えた、だがその静寂を破るルシアンの笑い声とロザリーの驚く声が響いた。
「な、なによ!なんで笑うのよ!」
地団駄を踏むミランダに、ルシアンが手招きをしながら
「ミランダ!結婚式の前におまえの前で、俺達は誓いたいんだ。一番身近で俺達を見守ってくれたおまえに、必ず幸せになると誓いたいんだ。」
最初は唖然と見ていたミランダだったが、後ろに控えるロイに
「…リドリー伯爵に伝えて…ほんの少し遅れると…」
そう言って、ルシアンとロザリーの下へ、大好きなふたりのところへと走っていった。
一瞬、流れた静寂。
それは私とルシアン殿下の間に漂い、このまま時が止まってしまうのではないだろうかと思った時、
「暗示とは…」とルシアン殿下が言葉を発せられ、また時は動き始めた。
「”思い込ませる技術”を使って、相手の身体や脳に変化を与える事。あるいは相手を一点に集中させることで無意識の部分に情報を入れる事とも言われる…ブラチフォード王家の秘技だ。魔法ではない。だから暗示は本来、その人が望まないことはかからない。ましてやロザリーのような精神力が強い者には無理だ。だから俺を殺させるには、複雑な暗示を掛けているだろうとミランダは予想していた。」
ルシアン殿下は背中を扉に預け、高い天井を見上げ
「暗示とはパズルのようなものだ、一つのピースだけを見れば奇妙な形だが、その一個一個を組み合わせていけば一枚の絵になる。だが一つ間違えば絵は完成できない。
それは…
解き方を間違えたら…暗示を掛けられた者は精神が壊れるということだ。
だからミランダやマクドナルド医師とて、なんの情報もないままロザリーの暗示を解くことはできなかった。
でもこの暗示が解けない限り、ロザリーは俺を狙い続ける刃のまま、そしてそれを知ればロザリーは俺の妻になるどころか、騎士としても俺から身を引く。
なら、答えはひとつだった。解けないのなら、実行させて暗示の呪縛から切り離すことだった、だから…」
だから、スイッチを入れたと言われるのだろうか。それはあまりにも安易。
ルシアン殿下の傷を見ればわかる…本当に私はルシアン殿下を殺そうとしていた。ただ…とどめを刺す前に、運よく暗示を解く事ができたという奇跡があったから、私も、ルシアン殿下もここにいるんだ。
でも、どうしてこんな無茶なことを…。
中止にするのには時間がなかったかも知れない。なら最後のスイッチが入る前に…私を斬ればよかったんだ。
「だから…。」
また、そう言われると、黙って私を見られた。
「……違う。本当はそれだけが理由じゃない。俺は…」
ルシアン殿下の言葉に、私も黙ってルシアン殿下を見た。
「あの時の事を思い出したんだ。」
「あの時?」
「アデリーナにおまえの記憶を奪われて、俺はおまえを思い出せず、アデリーナと戦うおまえを見ていたあの時を…。」
「えっ?」
「あの時、おまえがアデリーナを浄化させるために、自分の命を掛けたその姿に俺は記憶を取り戻した。だから、俺も命を掛けなければならないと思った。命を掛けなければ、神は俺にロザリーを返してはくれないように思えたんだ。」
白い包帯で包まれた手が、怯えるように震えながら、私へと伸ばされる。
「一緒に乗り越えてきた出来事すべてを忘れて欲しくなった。」
伸ばした手を握り締めたルシアン殿下は
「でも一番は…俺を…忘れて欲しくなかった。忘れて欲しくなかったんだ。俺が初めて愛した人だから、俺の事を忘れて欲しくはなかったんだ。だから命を掛けてでもと思ったんだ。」
見た事がないルシアン殿下の姿に、茫然とした。
握りしめた手を見つめ
「でも、そう思いながらも、すべてが元通りにという、そんな奇跡はないだろうとも思った。
もし暗示を実行させ、運よく俺が怪我だけで済んだとしても、俺の傷を見ればおまえは、自分が俺を殺すつもりで剣を握っていたとわかるはず、そうなれば…暗示が解けてもおまえの心の中に付いた傷は、取返しが出来ないほど深くなる事も頭を過った。正直、迷った。ぎりぎりまで迷った。
でも、おまえのウェディングドレスを見た時…。なぜだか、奇跡が起こると思えたんだ。」
ルシアン殿下のその気持ちは、王として最悪の決断だと思う。
でも結婚の誓いの言葉より、私の心を揺さぶった。
「バカ…」
「ロザリー?」
伸ばされた手にそっと触れ
「バカです…あなたは王なのに、そんなに簡単に命を掛けてはいけないのに…。あなたの命には多くの民の命もかかっているのに…バカ、ルシアンのバカ!」
バカ…といいながら、本当は体が震えるくらい嬉しいと思ってしまう。
でも、嬉しいとは…言えない。
こんな無茶はルシアン殿下の命を、そして国を危うくする。
だから言うべきではない。
でも…これぐらいは許して欲しい。、
腕を伸ばし、ルシアン殿下の首に回してその耳に囁いた。
「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います。」
私の腰に腕が回り、大きな体はまるで小さな子供の様に震えていた。
「私を幸せにしてください。私はあなたをもっともっと幸せにしますから。」
その言葉に、ルシアン殿下は小さな笑い声をあげ
「ロザリーは…やっぱりカッコイイな。敵わない。」
「ルシアン…」
ほんの少し、不満げな声で【ルシアン殿下】と呼ぼうとしたら、途中で言葉はルシアン殿下の口でふさがれてしまった。
長いキスは私に何も考えることを許してはくれなくて、ようやく離れて行く唇をキョトンとした顔で見ていた私に、また軽くキスをされ
「ルシアン…でいい。殿下はつけるな。」
「…」
「返事は?」
「…ぎょ、御意!」
「…えっ?…まったくおまえは…」と言って、今度は大きな声で笑われ、また唇が私に触れた。
******
「まったく、段取りがあるというのに…」
そう言って、ロザリーとルシアンから目を逸らすと踵を返し、階段の前でミランダはため息をついた。
「どうしますか?リドリー伯爵に遅くなると連絡をした方が…」
「う~ん。でも日が沈む前に、あのバラ園で結婚式をしてほしい。だって綺麗なのよ!ロイ!本当に綺麗なのよ。ずっとあそこに目を付けていたんだから…。だいたいイチャイチャなんていつだってできるのに!」
そう言って、また踵を返すと、ふたりに向かって叫んだ。
「リドリー伯爵邸のバラ園で、結婚式の準備をしているの!叔父様!それから、お、お…叔母様!だからイチャイチャは後にして~!」
一瞬、周りの音が消えた、だがその静寂を破るルシアンの笑い声とロザリーの驚く声が響いた。
「な、なによ!なんで笑うのよ!」
地団駄を踏むミランダに、ルシアンが手招きをしながら
「ミランダ!結婚式の前におまえの前で、俺達は誓いたいんだ。一番身近で俺達を見守ってくれたおまえに、必ず幸せになると誓いたいんだ。」
最初は唖然と見ていたミランダだったが、後ろに控えるロイに
「…リドリー伯爵に伝えて…ほんの少し遅れると…」
そう言って、ルシアンとロザリーの下へ、大好きなふたりのところへと走っていった。
1
お気に入りに追加
1,378
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(38件)
あなたにおすすめの小説
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
更新ありがとうございます。
なかなか長い7日目ですが>.<ロザリーがちゃんと幸せになると思って見守りたいです!
…がそれまでの道のりが過酷です。:゚(;´∩`;)゚:。
ままっち様
感想ありがとうございます。ほんとに‥長い7日目で💦(更新がなかなかできないのが、一番の原因です、ごめんなさい。)
あと少しなので、頑張りますので、最後までよろしくお願いします。
更新ありがとうございます。いよいよ佳境ですか?どうなるのか楽しみなような、怖いような。
キリカ様
感想ありがとうございます。
ようやく、佳境です(汗)7日目がすっごーく長い一日になり、おまけに更新も遅く…申し訳ありません。
最後までお付き合いしていただけるように、頑張りますのでよろしくお願いします。
久しぶりの更新ありがとうございます。これから先はラブラブまっしぐらですか?
ふと思ったのですが、初夜の時筋肉がついた体を見られたくないと拒否したという展開になった時一体誰のせいでしょうね。娘に『男性』を押し付けた脳筋親父本気で反省してほしい。もう戦うことなく女性の幸せ一色になってほしくありますが
キリカ様、感想ありがとうございます。
確かに侯爵は反省して欲しいですね(笑)
後半は、女性の幸せ一色は…難しいところで、もうひと頑張りしてもらわないといけない状況です。
のんびりとした更新になるかもしれませんが、(ついつい、他の話を思いつき書き始めたので…すみません。)ふたりのラブラブはこのお話が終了後、【恋する唇】で書こうかなと思っております。
最後まで書き上げますので、よろしくお願いします。