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第十四章:王女の知らない皇太子
80:墓穴を掘りあう皇太子と王女
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「――え?」
聞き間違いをしたのかと、ルカは一呼吸反応が遅れてしまう。スーが慌てたように続ける。
「いえ、あの、ルカ様から見るとわたしなどは幼稚に見えるのだろうと理解はしているのですが……」
幼稚に見えているのなら、こんなに苦労はしない。とルカの心の声が突っ込む。
わざと意識しないようにしていたが、どうやらスーには晩酌から男女の艶事に発展する期待があったらしい。他の婚約者と寵を競うと語っていた延長にある、無心の前向きさなのだろうか。
「スーは初心なのに積極的ですね」
思わず本音が漏れると、スーの顔がすぐに茹で上がった。
「それは! 帝国貴族の方々は積極的であるとお聞きしたので!」
照れながら、スーが手元の果実酒をぐびっとあおる。ルカは穏やかに笑った。
「否定はしませんが、スーが無理をする必要はありません」
「無理などしておりません!」
いじらしい必死さに可愛げを感じてしまうが、ルカはグラスを燻らせながら、違う方向からも牽制することにした。
「先日話していた新しい婚約者の話はひとまず破談となりました」
「え!? 破談に? 本当ですか?」
「はい。ですから、スーが寵を競うために焦る必要もありません」
「わたしは焦っているわけではなく、ルカ様と素敵な夜を過ごしたいだけです」
無邪気な言葉が、小悪魔の囁きみをおびてくる。ルカが理性の在処をたしかめていると、スーが慌てたように言い直す。
「いえ、その、素敵な夜だけではなく、わたしはルカ様と素敵な時間を過ごせるようになりたいのです。ルキア様やガウス様のように政治的にお支えするようなことはできませんが、わたしにもルカ様のために何かできることがないかと……。でも、わたしが一人で空回りして、ご迷惑をおかけしていたのであれば、本当に申し訳ありません」
どうやら晩酌の場として広間を提案したことが、必要以上の敬遠になってしまったようだ。
ルカの我慢大会に気づかないのであれば、当然の解釈だった。
「誤解しているようですが、私はスーと過ごす時間は好きですよ」
「ルカ様はいつも優しいですが、わたしはすぐ鵜呑みにしてしまいます。だから、煩わしいことはきちんと仰ってください。わたしがルカ様に気遣いをさせてしまうのでは本末転倒です」
何の気兼ねもなく寛いでほしいのだと、スーは訴えているようだった。彼女との時間はある一点をのぞいては、ルカにとっても楽しく好ましいのだが、彼女にうまく伝えるのは難しい気がした。
「あなたと過ごす時間は楽しいですがーー」
ルカは少しの逡巡のあと暴露することにした。この際、自覚してもらった方が良いのかもしれない。
「私はスーの想像より、ずっとあなたのことを女性だと意識しています。寝室ではなく広間に場を設ける提案をしたのもそのせいです。スーとの時間が煩わしいのではなく、あなたに手を出しそうになる自分が煩わしいだけです」
正直に語ってみたが、スーはぽかんとしている。意味を咀嚼しているのか、全く伝わっていないのか判断ができない。
ルカは畳み掛けてみる。
「スーは自分がどれほど魅力的な女性であるか、もっと自覚をもった方がいいと思います」
彼女から反応が返ってくるまで、たっぷりと数十秒は要した。
全身に血をめぐらせて、白い肌を染めながらスーが身を乗りだす。
「ルカ様の仰っていることは矛盾しておられます!」
「矛盾?」
「はい! だって、もしルカ様がそう思って下さっているのならおかしいです! いずれ妃になるわたしに貞潔に振る舞う理由がありません!」
妃になるまで手を出さない。以前は効いた言い訳が、すでに無効になっているらしい。ヘレナや貴族令嬢たちと交流しているのであれば無理もない。スーにも帝国貴族の奔放さが刷り込まれてしまったようだ。
ルカはスーの初心さを盾に逃げ切ることにした。
「では、今から試してみますか?」
「え?」
「スーが私に貞潔に振る舞う必要がないというのであれば、我慢しているのもばかばかしいので」
ルカはヘレナの置き土産に手を伸ばす。
「このワインも、飲めばどうなるか知っていますか?」
スーは振り切れそうな勢いで首を横にふった。全身の紅潮で、完全に動揺しているのが見てとれる。
「これは普通のワインではありません。飲めば簡単にあなたを抱き潰すことができる。帝国貴族の好奇心はスーの想像ではあまりある世界です。だから、私はあなたにはきちんと順を踏まえた方が良いと思っていましたが……」
ルカはわざと吐息が触れそうな距離まで、スーに顔を寄せる。
「あなたを大切にすることが無駄であるなら、そのように振る舞います」
「る、ルカ様はまた酔っ払っておられますね!?」
「私はまだ飲んでいませんが」
「では! 受けて立ちます!」
「………………」
スーがルカの予想どおりの反応をするわけもなく、そのあとは泥沼の攻防になった。
とりあえずヘレナの置き土産は、永遠に闇に葬り去られたらしい。
聞き間違いをしたのかと、ルカは一呼吸反応が遅れてしまう。スーが慌てたように続ける。
「いえ、あの、ルカ様から見るとわたしなどは幼稚に見えるのだろうと理解はしているのですが……」
幼稚に見えているのなら、こんなに苦労はしない。とルカの心の声が突っ込む。
わざと意識しないようにしていたが、どうやらスーには晩酌から男女の艶事に発展する期待があったらしい。他の婚約者と寵を競うと語っていた延長にある、無心の前向きさなのだろうか。
「スーは初心なのに積極的ですね」
思わず本音が漏れると、スーの顔がすぐに茹で上がった。
「それは! 帝国貴族の方々は積極的であるとお聞きしたので!」
照れながら、スーが手元の果実酒をぐびっとあおる。ルカは穏やかに笑った。
「否定はしませんが、スーが無理をする必要はありません」
「無理などしておりません!」
いじらしい必死さに可愛げを感じてしまうが、ルカはグラスを燻らせながら、違う方向からも牽制することにした。
「先日話していた新しい婚約者の話はひとまず破談となりました」
「え!? 破談に? 本当ですか?」
「はい。ですから、スーが寵を競うために焦る必要もありません」
「わたしは焦っているわけではなく、ルカ様と素敵な夜を過ごしたいだけです」
無邪気な言葉が、小悪魔の囁きみをおびてくる。ルカが理性の在処をたしかめていると、スーが慌てたように言い直す。
「いえ、その、素敵な夜だけではなく、わたしはルカ様と素敵な時間を過ごせるようになりたいのです。ルキア様やガウス様のように政治的にお支えするようなことはできませんが、わたしにもルカ様のために何かできることがないかと……。でも、わたしが一人で空回りして、ご迷惑をおかけしていたのであれば、本当に申し訳ありません」
どうやら晩酌の場として広間を提案したことが、必要以上の敬遠になってしまったようだ。
ルカの我慢大会に気づかないのであれば、当然の解釈だった。
「誤解しているようですが、私はスーと過ごす時間は好きですよ」
「ルカ様はいつも優しいですが、わたしはすぐ鵜呑みにしてしまいます。だから、煩わしいことはきちんと仰ってください。わたしがルカ様に気遣いをさせてしまうのでは本末転倒です」
何の気兼ねもなく寛いでほしいのだと、スーは訴えているようだった。彼女との時間はある一点をのぞいては、ルカにとっても楽しく好ましいのだが、彼女にうまく伝えるのは難しい気がした。
「あなたと過ごす時間は楽しいですがーー」
ルカは少しの逡巡のあと暴露することにした。この際、自覚してもらった方が良いのかもしれない。
「私はスーの想像より、ずっとあなたのことを女性だと意識しています。寝室ではなく広間に場を設ける提案をしたのもそのせいです。スーとの時間が煩わしいのではなく、あなたに手を出しそうになる自分が煩わしいだけです」
正直に語ってみたが、スーはぽかんとしている。意味を咀嚼しているのか、全く伝わっていないのか判断ができない。
ルカは畳み掛けてみる。
「スーは自分がどれほど魅力的な女性であるか、もっと自覚をもった方がいいと思います」
彼女から反応が返ってくるまで、たっぷりと数十秒は要した。
全身に血をめぐらせて、白い肌を染めながらスーが身を乗りだす。
「ルカ様の仰っていることは矛盾しておられます!」
「矛盾?」
「はい! だって、もしルカ様がそう思って下さっているのならおかしいです! いずれ妃になるわたしに貞潔に振る舞う理由がありません!」
妃になるまで手を出さない。以前は効いた言い訳が、すでに無効になっているらしい。ヘレナや貴族令嬢たちと交流しているのであれば無理もない。スーにも帝国貴族の奔放さが刷り込まれてしまったようだ。
ルカはスーの初心さを盾に逃げ切ることにした。
「では、今から試してみますか?」
「え?」
「スーが私に貞潔に振る舞う必要がないというのであれば、我慢しているのもばかばかしいので」
ルカはヘレナの置き土産に手を伸ばす。
「このワインも、飲めばどうなるか知っていますか?」
スーは振り切れそうな勢いで首を横にふった。全身の紅潮で、完全に動揺しているのが見てとれる。
「これは普通のワインではありません。飲めば簡単にあなたを抱き潰すことができる。帝国貴族の好奇心はスーの想像ではあまりある世界です。だから、私はあなたにはきちんと順を踏まえた方が良いと思っていましたが……」
ルカはわざと吐息が触れそうな距離まで、スーに顔を寄せる。
「あなたを大切にすることが無駄であるなら、そのように振る舞います」
「る、ルカ様はまた酔っ払っておられますね!?」
「私はまだ飲んでいませんが」
「では! 受けて立ちます!」
「………………」
スーがルカの予想どおりの反応をするわけもなく、そのあとは泥沼の攻防になった。
とりあえずヘレナの置き土産は、永遠に闇に葬り去られたらしい。
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