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勇者と冥王のママは暁を魔王様と
第十二章・次代を告げる暁を14
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玉座の間では粛々と祝賀式典が開かれていました。
壇上の玉座にはハウスト、その隣の椅子には私が座っています。
私は膝にクロードを乗せて抱っこしていました。クロードが壇上に上がれるのも宣言日である今日だけ。次にこの玉座の壇上に上がる時は、当代魔王ハウストから王位を継承する時。ずっと先の未来の話しです。
そして玉座の間には数えきれないほどの魔族が整列していました。そこにはもちろんランディとメルディナの姿もあります。四大公爵は特別な貴族ということもあって玉座の壇上に近い位置に整列していました。でも、それでも壇上のクロードの臣下。これからずっと次代の魔王とその臣下という関係です。
厳粛な雰囲気の中、式典は滞りなく進んでいきました。
最初に当代魔王ハウストの宣言が行なわれて、魔王と王妃の第三子であるクロードが次代の魔王であることが正式に決定したのです。
そして祝賀式典も後半に差し掛かり、今は参列者から順に祝辞を受けていました。
お祝いの言葉をいただけて嬉しいです。嬉しいけれど、些か長い祝辞の方もいたりして……。ああっ、いけません、ゼロスが立ったままこくりっこくりっと頭を揺らして、居眠りしてしまいそうっ。
声を掛けたいけれど、この場所から「ゼロス、起きてください」などと言えません。焦っているとゼロスの隣に立っているイスラと目が合う。イスラは呆れたようなため息をつくと、ゼロスをさり気なく突っついて起こしてくれました。良かったです。
私はほっと安堵しましたが、「ぢゅっ、ぢゅっ」と膝から不穏な音がしました。
まさかとクロードを見下ろして、……ああ、なぜそんなことに。
気が付いたら、おしゃぶり用に渡していたハンカチがしっとりして、吸ってます。涎でベトベトのハンカチを、ぢゅっぢゅっ、音をたてるほど吸ってます……。
玉座のある壇上で涎べっとり状態なんていけません。次代の魔王の威厳が台無しじゃないですか。
「新しいのに取り替えましょうね」
「うー」
ハンカチを取り上げようとすると低くうなられました。
黒い目を据わらせて……。赤ん坊なのに、可愛いのに、なんだか怖いお顔ですね……。
「怒らないでください。新しいのがありますから、どうぞ」
小声で話しかけてクロードのハンカチを取り替えてあげました。
すると満足したのか、むにゃむにゃむにゃ……。小さなお口でハンカチを咥えてむにゃむにゃもごもごしています。
こうしている間にも、厳かな祝賀式典は閉幕へと向かいました。
宰相フェリクトールによって閉幕が告げられ、手順通りでは次に魔王と王妃が退場します。でも。
「――――待ってください!」
私は声を上げました。
声は玉座の間に響いて、皆が騒めいて私を見ます。これは予定になかったことなのです。
突然のことにフェリクトールは私に鋭い視線を投げて、次に玉座のハウストを睨みました。それは鬼のような眼光でしたがハウストが「察しのとおりだ、フェリクトール」と口元だけで笑う。それだけでフェリクトールは全てを察してくれる。とてもとても恐ろしい形相になってしまいましたが黙って下がってくれました。ありがとうございます、フェリクトール。
私はクロードを抱っこしたまま王妃の椅子から立ち上がり、ゆっくりと壇上の階段を降ります。
壇上の下に立ち、ここにいる全ての魔族と目線を合わせました。大切な話しがしたいのです。上からではなく同じ目線で。
ざわつく魔族たちをゆっくり見回す。ここにいるのは魔界の中枢に連なる魔族たち、私はこの方々に語り、理解していただかなければならないことがある。
「皆、静かに。魔界の王妃としてお話しがあります」
玉座の間がシンッと静まり返りました。
緊張感で張り詰める中、ゆっくりと口を開きます。
「私は皆に誓います。この魔界の世継ぎとなるクロードを、我が子として愛し、慈しみ、皆が誇れる王となるように育てると。ただし」
そこで言葉を切ると四大公爵の面々に顔を向けます。そしてまっすぐに見つめました。そう、その中にいるランディとメルディナを。
「ただし、クロードには事実を事実のまま伝えます! メルディナも他の方々も、クロードに出自を伏せるようですが、私はすべて包み隠さず伝えます!」
私はきっぱりと言い放ちました。
そう、これが昨夜ハウストにお願いしたことでした。
その内容に魔族たちは動揺でざわめき、メルディナが焦った顔で前に出てきます。
「ど、どういうつもりですのっ! 勝手なこと言わないで!」
今にも掴みかかってきそうなメルディナに私の女官たちが素早く間に入ってくれます。
でも今は手で制しました。
「ありがとうございます。私は大丈夫ですから」
「畏まりました……」
女官たちが躊躇いながらも控えてくれる。私の女官は護衛も兼ねているのです。
メルディナから痛いほどの視線を感じて、ため息とともに振り返りました。
やっぱり怖い顔です。そんなに睨まれては穴が開いてしまいそう。
「そんな顔しないでください。あなたの唯一の自慢のお顔が台無しですよ」
「ふざけないでっ。わたくしはクロードに教えないと言ったはずよ! これはわたくしだけが決めたわけじゃない、すべての魔族がそうあるように望むこと! それを王妃みずから破るなんて、いったいどういうつもりよ!」
「分かっています。あなたや皆がクロードに出自を伏せようとする理由も、気持ちも、すべては魔界を思うもの。私も理解できます」
「それならっ」
「――――それでも!!」
メルディナの言葉を遮りました。
そして私は強い口調で押し通す。クロードを真に迎える為に、この選択が魔界の未来を明るく照らすように。
「私は事実を伏せたままでは、親として心からクロードに接することはできません! そして事実を伏せられたまま育つ子どもに芽生えるのは疑心! それは魔界を乱す火種になるでしょう。それこそ魔族にとって不幸であり、王に対して不敬というもの。次代の魔王の御心を疑心で穢すつもりですか!」
厳しい口調で言い放ちました。
今この玉座の間にいるのは魔界の重鎮ばかり。だから、ここにいる全ての者が最善を考えなければなりません。
「っ、……そんな勝手なこと、許されるはずないわっ……! 王妃は分からないのよっ、世継ぎの子どもがいかに謀略の渦中に立たされるか!」
メルディナが声を荒げました。
でもその声は動揺に震えている。もしかしてという期待の心と、王家の姫として育った心がせめぎ合っている。
どうか恐れないでください。いつもの勝ち気なあなたなら、きっと。
「大丈夫です。クロードは大丈夫なのですよ」
私は確信を持って言いました。
迷いのない断言にメルディナが驚いた顔になる。
ならば確信に至った理由を教えてあげます。
「私はね、古い時代の知恵を否定するつもりはないんです。場合によっては、それが必要なこともあると分かりますから。でも、私たちの世代にそれは必要ないと信じられます」
私はそこで言葉を切って、メルディナをまっすぐ見つめます。そして、確信にいたる理由を。
「それは、メルディナ。私があなたを可愛いと思う時があるからです」
「えっ……?」
メルディナが盛大に首を傾げました。
なんだか間抜けですよ。あなた、そんな顔もできるのですね。
「今まで教えてあげるつもりは更々ありませんでしたし、あなたのことは基本的に生意気だと思っています。でも時々、ほんとうに時々、あなたが可愛く思えることがありますよ」
「な、なな、なに言ってますのっ?!」
メルディナの顔が一瞬で真っ赤になりました。
大きな瞳を見開いて、明らかにワタワタと取り乱して。
その反応に目を細めて言葉を続けます。
「昨日、あなたとお茶をする時間が楽しかったです。二年前の冥界であなたとフェリシアと私の三人で食事をした時も楽しくて、今も良い思い出として残っています。あの時から今も変わらず、あなたとの時間を楽しいと思えるんです。こうして私が楽しい時、あなたも同じように楽しいと思ってくれたなら、私たちは大丈夫だと思えるのですよ」
私は確信しています。共有する時間を楽しいと思える限り、私たちは事実を事実のままに受け止められると。
私たちが受け止められるのに、どうしてクロードがそれを出来ないと思うのか。
疑心は心を疲弊させます。心が欠けた王に魔界が統治できるなど到底思えません。
「クロードは受け止められると信じます。なにより、それが出来る強い子になるように育てます」
「…………。……もし出来なかったら?」
メルディナが生意気な質問をしてきました。
不貞腐れた子どものような口調に、私は少しだけ意地悪な笑みを浮かべます。
「そうですね、その時はクロードが私を信じてくれるまで、たくさんお話しをして、たくさん側にいます。クロードが悩むのを飽きるまで、クロードが嫌になってもう許してと乞うまで、ずっとそうすることにしましょう」
こういうものは根気比べなのですよ。
先に折れた方が負けなのです。私は負けません。
玉座で見守っているハウストが『お前、頑固だからな』といわんばかりの顔でニヤニヤしていて……。彼とは後で話し合いが必要ですね。
でもその前に、忘れてはいけない大事なことがあります。
私は意地悪な笑みを浮かべたままメルディナと向き合いました。
「もちろん、あなたも手伝うんですよ?」
「えええっ、わたくしも?!」
「当然じゃないですか」
当然ですよね。あなたも手伝った方がきっと手っ取り早いです。
メルディナは真っ赤な顔で困惑していましたが、少ししてツンッとそっぽ向く。でも。
「…………。…………仕方ないわね」
観念したようにぽつりと言いました。
いい子ですね、充分なお返事です。
私は頷いて、次にランディを見ました。
壇上の玉座にはハウスト、その隣の椅子には私が座っています。
私は膝にクロードを乗せて抱っこしていました。クロードが壇上に上がれるのも宣言日である今日だけ。次にこの玉座の壇上に上がる時は、当代魔王ハウストから王位を継承する時。ずっと先の未来の話しです。
そして玉座の間には数えきれないほどの魔族が整列していました。そこにはもちろんランディとメルディナの姿もあります。四大公爵は特別な貴族ということもあって玉座の壇上に近い位置に整列していました。でも、それでも壇上のクロードの臣下。これからずっと次代の魔王とその臣下という関係です。
厳粛な雰囲気の中、式典は滞りなく進んでいきました。
最初に当代魔王ハウストの宣言が行なわれて、魔王と王妃の第三子であるクロードが次代の魔王であることが正式に決定したのです。
そして祝賀式典も後半に差し掛かり、今は参列者から順に祝辞を受けていました。
お祝いの言葉をいただけて嬉しいです。嬉しいけれど、些か長い祝辞の方もいたりして……。ああっ、いけません、ゼロスが立ったままこくりっこくりっと頭を揺らして、居眠りしてしまいそうっ。
声を掛けたいけれど、この場所から「ゼロス、起きてください」などと言えません。焦っているとゼロスの隣に立っているイスラと目が合う。イスラは呆れたようなため息をつくと、ゼロスをさり気なく突っついて起こしてくれました。良かったです。
私はほっと安堵しましたが、「ぢゅっ、ぢゅっ」と膝から不穏な音がしました。
まさかとクロードを見下ろして、……ああ、なぜそんなことに。
気が付いたら、おしゃぶり用に渡していたハンカチがしっとりして、吸ってます。涎でベトベトのハンカチを、ぢゅっぢゅっ、音をたてるほど吸ってます……。
玉座のある壇上で涎べっとり状態なんていけません。次代の魔王の威厳が台無しじゃないですか。
「新しいのに取り替えましょうね」
「うー」
ハンカチを取り上げようとすると低くうなられました。
黒い目を据わらせて……。赤ん坊なのに、可愛いのに、なんだか怖いお顔ですね……。
「怒らないでください。新しいのがありますから、どうぞ」
小声で話しかけてクロードのハンカチを取り替えてあげました。
すると満足したのか、むにゃむにゃむにゃ……。小さなお口でハンカチを咥えてむにゃむにゃもごもごしています。
こうしている間にも、厳かな祝賀式典は閉幕へと向かいました。
宰相フェリクトールによって閉幕が告げられ、手順通りでは次に魔王と王妃が退場します。でも。
「――――待ってください!」
私は声を上げました。
声は玉座の間に響いて、皆が騒めいて私を見ます。これは予定になかったことなのです。
突然のことにフェリクトールは私に鋭い視線を投げて、次に玉座のハウストを睨みました。それは鬼のような眼光でしたがハウストが「察しのとおりだ、フェリクトール」と口元だけで笑う。それだけでフェリクトールは全てを察してくれる。とてもとても恐ろしい形相になってしまいましたが黙って下がってくれました。ありがとうございます、フェリクトール。
私はクロードを抱っこしたまま王妃の椅子から立ち上がり、ゆっくりと壇上の階段を降ります。
壇上の下に立ち、ここにいる全ての魔族と目線を合わせました。大切な話しがしたいのです。上からではなく同じ目線で。
ざわつく魔族たちをゆっくり見回す。ここにいるのは魔界の中枢に連なる魔族たち、私はこの方々に語り、理解していただかなければならないことがある。
「皆、静かに。魔界の王妃としてお話しがあります」
玉座の間がシンッと静まり返りました。
緊張感で張り詰める中、ゆっくりと口を開きます。
「私は皆に誓います。この魔界の世継ぎとなるクロードを、我が子として愛し、慈しみ、皆が誇れる王となるように育てると。ただし」
そこで言葉を切ると四大公爵の面々に顔を向けます。そしてまっすぐに見つめました。そう、その中にいるランディとメルディナを。
「ただし、クロードには事実を事実のまま伝えます! メルディナも他の方々も、クロードに出自を伏せるようですが、私はすべて包み隠さず伝えます!」
私はきっぱりと言い放ちました。
そう、これが昨夜ハウストにお願いしたことでした。
その内容に魔族たちは動揺でざわめき、メルディナが焦った顔で前に出てきます。
「ど、どういうつもりですのっ! 勝手なこと言わないで!」
今にも掴みかかってきそうなメルディナに私の女官たちが素早く間に入ってくれます。
でも今は手で制しました。
「ありがとうございます。私は大丈夫ですから」
「畏まりました……」
女官たちが躊躇いながらも控えてくれる。私の女官は護衛も兼ねているのです。
メルディナから痛いほどの視線を感じて、ため息とともに振り返りました。
やっぱり怖い顔です。そんなに睨まれては穴が開いてしまいそう。
「そんな顔しないでください。あなたの唯一の自慢のお顔が台無しですよ」
「ふざけないでっ。わたくしはクロードに教えないと言ったはずよ! これはわたくしだけが決めたわけじゃない、すべての魔族がそうあるように望むこと! それを王妃みずから破るなんて、いったいどういうつもりよ!」
「分かっています。あなたや皆がクロードに出自を伏せようとする理由も、気持ちも、すべては魔界を思うもの。私も理解できます」
「それならっ」
「――――それでも!!」
メルディナの言葉を遮りました。
そして私は強い口調で押し通す。クロードを真に迎える為に、この選択が魔界の未来を明るく照らすように。
「私は事実を伏せたままでは、親として心からクロードに接することはできません! そして事実を伏せられたまま育つ子どもに芽生えるのは疑心! それは魔界を乱す火種になるでしょう。それこそ魔族にとって不幸であり、王に対して不敬というもの。次代の魔王の御心を疑心で穢すつもりですか!」
厳しい口調で言い放ちました。
今この玉座の間にいるのは魔界の重鎮ばかり。だから、ここにいる全ての者が最善を考えなければなりません。
「っ、……そんな勝手なこと、許されるはずないわっ……! 王妃は分からないのよっ、世継ぎの子どもがいかに謀略の渦中に立たされるか!」
メルディナが声を荒げました。
でもその声は動揺に震えている。もしかしてという期待の心と、王家の姫として育った心がせめぎ合っている。
どうか恐れないでください。いつもの勝ち気なあなたなら、きっと。
「大丈夫です。クロードは大丈夫なのですよ」
私は確信を持って言いました。
迷いのない断言にメルディナが驚いた顔になる。
ならば確信に至った理由を教えてあげます。
「私はね、古い時代の知恵を否定するつもりはないんです。場合によっては、それが必要なこともあると分かりますから。でも、私たちの世代にそれは必要ないと信じられます」
私はそこで言葉を切って、メルディナをまっすぐ見つめます。そして、確信にいたる理由を。
「それは、メルディナ。私があなたを可愛いと思う時があるからです」
「えっ……?」
メルディナが盛大に首を傾げました。
なんだか間抜けですよ。あなた、そんな顔もできるのですね。
「今まで教えてあげるつもりは更々ありませんでしたし、あなたのことは基本的に生意気だと思っています。でも時々、ほんとうに時々、あなたが可愛く思えることがありますよ」
「な、なな、なに言ってますのっ?!」
メルディナの顔が一瞬で真っ赤になりました。
大きな瞳を見開いて、明らかにワタワタと取り乱して。
その反応に目を細めて言葉を続けます。
「昨日、あなたとお茶をする時間が楽しかったです。二年前の冥界であなたとフェリシアと私の三人で食事をした時も楽しくて、今も良い思い出として残っています。あの時から今も変わらず、あなたとの時間を楽しいと思えるんです。こうして私が楽しい時、あなたも同じように楽しいと思ってくれたなら、私たちは大丈夫だと思えるのですよ」
私は確信しています。共有する時間を楽しいと思える限り、私たちは事実を事実のままに受け止められると。
私たちが受け止められるのに、どうしてクロードがそれを出来ないと思うのか。
疑心は心を疲弊させます。心が欠けた王に魔界が統治できるなど到底思えません。
「クロードは受け止められると信じます。なにより、それが出来る強い子になるように育てます」
「…………。……もし出来なかったら?」
メルディナが生意気な質問をしてきました。
不貞腐れた子どものような口調に、私は少しだけ意地悪な笑みを浮かべます。
「そうですね、その時はクロードが私を信じてくれるまで、たくさんお話しをして、たくさん側にいます。クロードが悩むのを飽きるまで、クロードが嫌になってもう許してと乞うまで、ずっとそうすることにしましょう」
こういうものは根気比べなのですよ。
先に折れた方が負けなのです。私は負けません。
玉座で見守っているハウストが『お前、頑固だからな』といわんばかりの顔でニヤニヤしていて……。彼とは後で話し合いが必要ですね。
でもその前に、忘れてはいけない大事なことがあります。
私は意地悪な笑みを浮かべたままメルディナと向き合いました。
「もちろん、あなたも手伝うんですよ?」
「えええっ、わたくしも?!」
「当然じゃないですか」
当然ですよね。あなたも手伝った方がきっと手っ取り早いです。
メルディナは真っ赤な顔で困惑していましたが、少ししてツンッとそっぽ向く。でも。
「…………。…………仕方ないわね」
観念したようにぽつりと言いました。
いい子ですね、充分なお返事です。
私は頷いて、次にランディを見ました。
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